〜働く女性の「ホンネ」とは? ワークライフバランスに必要なもの〜
この度、日本財団では、ワーキングマザーおよびその予備軍に対して、ワークライフバランスに関する現状や要望を確認するために、インターネットによるアンケート調査を実施した。
その結果、子どもがいないご家庭の実に3割が、子育てへの懸念を感じて出産を控えているころがわかり、ワークライフバランスの制度を整えていくことは少子化対策と深く関係することがわかった。
また、ワーキングマザーになるために必要なこととして「緊急時の休暇」と「困った時に助けてもらえる人が身近にいる」がかなり高く、子どもの病気等、突発的に生じることに対する対策が取れるかどうか、がポイントとなる。
これを実現させるための企業制度として、企業内保育園や時間短縮勤務等が望まれるが、制度だけでは十分ではなく、病児保育のインフラ構築等のサービス充実や夫・両親・会社の理解といった文化醸成も併せて必要となる。
○ 調査概要
調査対象/サンプル数
全国にお住まいの20歳から39歳の女性 1,000サンプル
末子が3歳未満、3〜6歳、小学校低学年、小学校高学年、子どもなしの5セグメント(それぞれ200サンプル)
調査手法
インターネットを用いたアンケート
ヤフー・バリュー・インサイトパネル/ヤフーリサーチパネルを利用したインターネット調査(パソコン)
調査期間
平成20年12月24日〜12月25日
○調査結果
出産・育児後の最大の懸念は「急な都合での休みや遅刻」
子どもがいる方の出産のための休暇や、育児休暇後に仕事に復帰・再就職されるときに不安に感じたこととして最も意見が多かったのは「急な都合での休みや遅刻」であった(加重平均1.6pt)。
Q1.あなたは出産のための休暇や、育児休暇後に仕事に復帰・再就職されるとき不安に感じたことは?
(子供がいる方:n=800)
※1位3点、2位2点、3位1点とした加重平均値
子どもがいないご家庭の3割が懸念を感じての出産控え
子どもがいない方に対して、子どもを持つことに対するお考えをお伺いしたところ、「子どもを産みたいが産後の生活に不安があり積極的になれない」(20%)「子どもを産みたいが産後の生活を考えると産めない」(10%)と実に3割の方が、産後の生活に対して懸念を感じているための出産控えになっていることがわかった。
【子どもを持つことに対するお考えとして最も近いものをお答えください】
(子どもがいない方:n=200)
ワーキングマザーを続ける/になるために必要なことは?
ワーキングマザーを続ける/になるために必要だと思うことは、「子どもが熱を出した等の緊急時に休暇を取ることができる」「困った時に助けてもらえる人が身近にいる」の2つが高かった。特筆すべきは、子どもなしの方は緊急時の休暇よりも会社制度があるかないか、の方が重要視されている点であり、制度の有無が出産を決断する方向と関係性があるものと想定される。
Q2.ワーキングマザーを続ける/になるために最も必要だと思うことをお答えください
年収と子育のバランスは?
年収と子育てのバランスについては、「かなり子育て」が最頻値であり、概ね「子育て」が中心だが、子どもがいない方は相対的に「年収」を中心とする意見も多くなっている。
Q3.あなたは年収と子育てについて、どちらにどの程度力点を置いていますか?
望まれる会社制度
望まれる会社制度としては、子どもなし・3歳未満:企業内保育園、3〜6歳:企業内保育園&時間短縮勤務、小学校低学年・高学年:時間短縮勤務と末子の状況に合わせて必要な制度が異なる。
Q4.あなたが最も望む会社の制度をお答えください
ワークライフバランス配慮の実例に対する評価
先日、日本財団で行われた
第2回CSR大賞にて、非常に評価が高かったワークライフバランス配慮の施策についての評価を聞いたところ、フレックス&緊急対応と企業内保育園に対して非常に評価が高かった。これは、不安に感じる点が「緊急対応」であることの裏返しの結果であり、第2回CSR大賞を受賞された
ワッツビジョンの施策は評価に値する。
第3回市民調査レポート〜働く女性の「ホンネ」とは?
ワークライフバランスに必要なもの〜」**結果発表** (2) に続く