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ベンガラの町吹屋周遊 [2009年07月21日(Tue)]
 備中高梁駅9時発で16時40分着というびっちり内容の濃い周遊ツアーに参加してきました。民間の観光バスとは違ってたぶん行政が委託運行しているのでしょう。まじめな(ほとんど土産物屋などには寄らず、見所をみっちり回る。そして時間もたっぷり)ツアーのきわみでした。
 最初は元仲田邸、次は広兼邸、笹畝坑道跡、ベンガラ館、吹屋町並み保存地区(自由行動)、西江邸と周り、それぞれの見学・解説の時間がたっぷりとられていましたから、本当に勉強になり、いいツアーでした。
 吹屋の町並み保存地区では、昼食時間も含めて約2時間半もあり、ちょっともてあました感じもありましたが、文化財を今でもつかっている素晴らしい小学校、その隣の宿泊・会議・自然体験施設のラフォーレ吹屋、山神社、町並みの中心にある郷土館と片山邸(石見の大工が精魂込めて建てた商家)、案内所、国際ビラ、そばや、食堂その他をゆっくり見ることができました。大体大回りの外周道路なども含めて二周くらいした感じです。暑いのでちょっと参りましたが、楽しい時間でした。残念なことといえば下谷地区への旧道が雑草で通れず、車道ではあまりに遠回りで、行けなかったことです。
 また、おみやげもの屋も結構ありましたが、純粋に当地の物産はきわめて少ないことも、観光で身を立てるならちょっと検討が必要だと感じました。むしろ広兼邸下の駐車場にあったおばあちゃんのうちにあった地物の野菜などが安く、新鮮でうれしかったですね。
 銅山とその廃棄物などから開発されたベンガラ。そしてそれを生活に利用した町並みや建屋や家具。なかなか本物志向で素敵なのです。美しさだけではなく、防虫効果などもあり、実用品として使用された、いわば生活文化とでもいうものが観光、エコツアーの対象になるという好例でしょう。
 ここの銅山と石見銀山の交流も興味ある話でした。石見瓦、石見大工、おそらく鏝絵もありましたから石見左官もこの辺りで活躍していたはずです。経済力のあったところには技術者が仕事に来たのです。
 そういえば、西江邸にはアゲハチョウの鏝絵の紋が配されていました。これは池田家の家紋ですが、尋ねると平家の系統の武家だったためということでした。岡山の大名、池田家ですが、鳥取にも入り、淀江の豪農門脇家も池田の殿様から許されてこの紋を使っているといい、それを見たことがありました。
 いろんなところで歴史や土地柄はつながっているものです。だから面白い!
Posted by shechan at 22:58 | 活動紹介 | この記事のURL