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2014年02月17日

島根は鳥取の左側です!

こんにちは。松江市出身の大学生の小塚といいます。京都在住です。なぜかパスが来たので、書いてみました。今島根には住んでおらず、島根について考える機会があまりないです。なので、島根について考えさせられる時から書いてみようと思います。

・島根について考えること
京都にいて、島根を思い出させられるのは、たま〜にではあるが、島根が全国放送で映った時だ。ほとんどの場合で、島根は「The 田舎」という役回りである。島根県の人口が相模原市と一緒とか、初めてスタバができて行列がすごかった、という皮肉。または、田舎に住むっていいよね、みたいな田舎信仰。テレビの視点では、極端なイメージしかないのだ。

 高校まで島根で過ごした自分としては、そのようなイメージに、違和感がある。中の視点・外の視点で見た島根では、イメージに齟齬があるのだ。
 僕の島根のイメージを非常にうまく言い表してくれたのは、鷹の爪の吉田君だ。あの名言、「島根は鳥取の左側です」である。上で書いた、テレビのイメージと何が違うの?と言われるかもしれないが、全然違うのだ。僕の脳内では、「島根は鳥取の左側です」(っていうくらい認知度は低いけど、住むとなんかイイ!!っていうこの感じ、なんだろうね!?)と再生されている。言葉面は皮肉でしかないのだが、吉田君の言葉で喚起される、カッコ内の言葉が重要なのだ。

さて僕は今、島根で活動しているわけでもないし、まして住んでいるわけでもない。なので、シマブロ著者のみなさんのような「中から」の視点には立てない。かといって完全に外からの目線でもない。帰省の際に、島根の活性化事情について、すこ〜しかじっている。
そこで、僕の中途半端な視点だからこそ考えられそうなことを書こうと思う。以下で、活性化成功の例として海士町を分析し、その視点で島根の現状を、生意気ながら考えてみようと思う。



・海士町について
島根県の地域活性化成功事例として、間違いなく最初に挙がるのは隠岐の島・海士町であろう。友人が住んでいて、何回か行ったこともある。全国から海士の取り組みを真似ようと視察団がいくつも訪れる。「視察の受け入れが一つの産業」とまで、言われるくらいである。

既に全国の過疎地域の人が、こぞって海士の取り組みを分析しているが、成功への一番の近道は、成功事例を学ぶことである。自分なりに整理してみたい。


海士町の成功要因を分析するのに、クリエイティブ都市経済論〜地域活性化の条件〜が最適であると思う。著者のリチャード・フロリダによれば、地域が持続可能になるために、3つのTが重要であるとしている。3つのTとは、技術(Technology)・才能(Talent)・寛容(Tolerance)である。以下では、海士町の取り組みに当てはめて考えてみる。

・技術(Technology)
特に人口密度が低い地域の場合、持続可能に存続するのは難しい。そのために、人の働きにテコ入れし、生産性を向上する技術が必要である。
海士町の場合はCASシステムが有名である。魚介類を新鮮なまま凍結する技術で、海産物の付加価値を増大している。

・才能(Talent)=人的資産
 創造的な人は、他の創造的な人を引き寄せる。
言わずもがな、海士町にはたくさんの「おもろい」人たちが集まっている。創造的な人が、創造的な人を連れてきている状態である。

・寛容(Tolerance)
創造的な人は、縛りのない、寛容な組織・コミュニティーを好む。
海士町の寛容性を表す言葉に、「よそ者・若者・バカ者」という言葉がある。これは海士町長の言葉であり、「何かをしたい」「作りたい」という攻めの姿勢を持つ人を誘致するためのものである。
海士に行くと、「よそ者」に優しい空気に惹かれる。もう一泊したら、永住しちゃうんじゃないか…と思ってしまうぐらいである。

このような「3つのT」は地域活性化の成功事例でよくみかける。最近流行りの「里山資本主義」(藻谷浩介)にある事例でも、同様である。



・島根の「クリエイティブ地域」
以上、海士町の活性化の成功事例を見たが、ネクスト海士町(!!)を作るのは、なかなか難易度が高そうだ…こんな素敵なコミュニティー、作るのに何年かかるんだよ!と思ってしまう。実際、現在の海士のようになるまでに、非常に長い時間がかかっている。

しかしながら、最近「クリエイティブな地域」が他にも島根にある、ということに気づかされた。しかもたくさん。僕が気づいていなかっただけで、前からあったに違いない。
なぜかというと、「何かをしたい・作りたい人」がたくさんおり、かつ自由な考えをしているからである。何でこんなに面白い人が島根にいるの?(失礼)ということが、多々あるのだ。シマブロの著者の方々がその代表である。
つまり、才能(Talent)がそこら辺に、たくさん転がっており、その人たちが作る組織が非常に寛容(Tolerance)であるのだ。

ふと考えてみると、島根は構造的に、創造的な人が生まれやすい・来やすい地域ではないか?なぜなら、人口密度が低い、切羽詰まった地域では、創造的な人・やりがいを見出せる人が生まれるからである。比較的マシな東部ではあまり盛り上がりがなく、過疎が深刻な場所に、局所的に創造的な地域が生まれているのが、その証拠のように思う。


さて、2つのT(Talent,Tolerance)に関しては満たしているが、残りのT=Technologyについてはどうだろうか。僕の知識の範疇では、もう少し努力が必要かもしれない。せっかくRubyがあるのだから、もう少し面白い話があってもいいのになぁと帰省する毎に思う。面白い話、知っていたら教えてください。もしくは、島根でしかできない技術について、誰か一緒に考えましょう。




以上、活性化の話しを「3つのT」を使ってまとめ、現状の島根について考えてみた。島根のことを少しでもかじった方には、当たり前の話だったかもしれない。

ここまで抽象的な話しを書き、結局、何を思っているのかをまとめますと、
「島根ってけっこう課題はあるけど、今、かなり熱いんじゃないですか!?」
ということです。
posted by 島根 at 12:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 特別寄稿
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