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取材メンバー紹介

大三島メンバー
智 武 徳
おすすめはコレ
海風と海肌。旅人とのふれあい。
プロジェクトに参加した理由
大三島で多くの人に楽しんでもらいたいから。地域を元気にしたい!

大三島メンバー
大三島をもっと知ってほしい卓さん
「大三島を元気づける仲間を一人でも多く増やし、活気ある島にしたい!声をかけてください。」
おすすめはコレ
多々羅大橋の眺め。飽きることはないです。
プロジェクトに参加した理由
大三島のすばらしさ(自然、人情、景観等)を島内・島外の人たちに知ってもらうため

大三島メンバー
お お み
「あなたの笑顔と出会いたい。」
おすすめはコレ
鷲ヶ頭山から見る日の出
プロジェクトに参加した理由
山本優子さんの熱意に(賛同?)負けて。

大三島メンバー
ゆ き ん こ
「ゆったりと、やさしい気持ちになれますよ。あそびに来てね。」
おすすめはコレ
海、山、空・・・。自然に囲まれて空気がおいしい!
プロジェクトに参加した理由
大三島が好きだから。

大三島メンバー
みつこさん
「風は感じる心にそよぐ」
おすすめはコレ
星 ・ わくわくパーク
プロジェクトに参加した理由
大三島の素敵さを外から感じてもらい、島をルーツに育った人にそれが伝わり、 島の活性化につながればいいなと思って。

大三島メンバー
井上貞子
「瀬戸内海は地中海に負けませんよね。  私の目で確かめてみたいです。」
おすすめはコレ
上浦イチゴは全員が空中栽培(高床)です。
プロジェクトに参加した理由
大三島を楽しんでもらいたい。

大三島メンバー
KiKi.S
おすすめはコレ
海の歴史がいたるところに眠っていますよ。
プロジェクトに参加した理由
楽しい人たちとの出会いを期待して。

産業遺産を秘めた“四阪島” [2009年11月12日(Thu)]
みなさん、四阪島をご存知ですか?
しまなみ海道の大島から、南東へ約10kmの沖合いに浮かぶ島です。



新居浜市の山中に、日本四大銅山の一つといわれた別子銅山が開抗したのは、
1691年(元禄4年)。今から320年近く前、江戸時代が3分の1ほど過ぎた頃でした。

銅を精錬する際に、有害な亜硫酸ガスが発生します。  
それは人体や環境に深刻な被害をあたえるため、
精錬所は、山から海岸へ、そして無人島へと
時代とともに移転して行きました。

明治38年、住友が四阪島を買いとり、そこに精錬所が移されました。
無人島だった四阪島は、これを契機に大きく発展を始めます。
島を埋め立て、社宅を作り、学校が建ち、商店街ができ、
海底ケーブルが通り電気も点きました。

最盛期の大正時代には、人口は5500人を越え、日本一の銅精錬所となりました。

ですが、精錬所を四阪島に移設したことは、その煙害がかえって
広範囲にひろがるという皮肉な結果を招いてしまいました。

住友はその煙害の克服に向けて多額の費用をかけ、研究を重ねてゆきます。

数々の試みを繰り返し、大煙突から吐き出される硫酸ガスが止まったのは
昭和14年のことでした。近代技術を注ぎ込んだ硫酸処理装置が、
ようやく煙害問題を克服したのです。
四阪島を開島してから、40年の月日が流れていました。

かつて繁栄を誇った四阪島、現在の人口はゼロ。
工場の一部は今も稼働中で、50人ほどの工員が会社所有の船で
新居浜市から通っているのみです。



木立に囲まれた島の中には今でも、階段状の社宅跡、
商店街、病院、学校、神社・寺院、娯楽施設などが、
ある日を境に、時間を止めたままのかたちで残っているそうです。

実はこの四阪島、
一般航路が無く、観光で訪れることは出来ません。
社有地のため、上陸することも出来ません。

今回、自分は観光業に携わる方々に同行させてもらい、
チャーター船で行って来ました。

上陸は出来ないのですが、海上から島をぐるりと回って見るだけでも
その迫力と、歴史的な重みがヒシヒシと伝わって来ます。

開坑以来、270年間掘りつづけられ、住友財閥の基礎をつくった
別子銅山。その銅を精錬し続けた四阪島。
その工業化の恩恵を受けて、今私たちは暮らしています。



四阪島にそびえる「大煙突」を、公害問題の象徴と見るか、
日本近代産業化の名残りと見るか、それは訪れる人次第でしょう。

Reported by Kazunari Utsunomiya
大三島“潮流トレイル”体験ツアーレポート その2<自転車+αの体験をしよう!海から見たしまなみ> [2009年10月02日(Fri)]

井出さんがお昼ご飯を作ってくれるのでお昼ご飯までは、自由時間です。
古城島の周りをカヤックで探索しに行きます。
古城島は、とても小さな島カヤックで簡単に一周できます。
ここに水軍の城があったのだと思いながら漕ぎます。

古城島の隣にさらに小さな島があるのですが、
その島を周った時に潮の流れに逆らってしまいました。
島の近くは潮が島に当たってまた違う流れを作っています。
その流れに当たってしまったため、カヤックを漕いでも漕いでも
全く進みません、あきらめて流されました・・・。

改めて海上では潮の流れを知る事が重要であること実感しました。

さて、お昼の用意ができた所でランチタイムです。
井出さんのお兄さんはお寿司屋に勤めているそうで、
そんなお兄さんから聞いたレシピでできた鯛めしあら汁
美味しいに決まっていますね。
古城島のビーチで鯛の身たっぷりの鯛めしとあら汁の
美味しいアウトドアランチをお腹いっぱいいただきました。
ごちそう様でした。

午後になり潮の流れが変わったところで古城島を出発します。

多々羅大橋をくぐります。カヤックからしか見えない光景ですね。
橋の大きさを間近に感じる事ができます。
多々羅大橋を抜ければもうゴールです。お疲れ様でした。

自転車で、しまなみの海を見ながら走る事はよくありますが
海から、島々を見ることは今までありませんでした。
カヤックで海から見る島々の景色と潮の流れを水軍の視線で
感じられる体験も魅力的ですね。

自転車+αの体験としてカヤックに挑戦してみるのもお勧めです。
しまなみの新たな魅力を発見してみましょう。

Reported by 佐藤 広隆


大三島“潮流トレイル”体験ツアーレポート その1<自転車+αの体験をしよう!海から見たしまなみ> [2009年10月01日(Thu)]
しまなみ海道10周年を記念して、企画された“大三島潮流トレイル”、
カヤックに乗って日本最古の水軍上跡とされる “古城島”を目指します。

戦国時代は潮流が激しい、しまなみの海峡を水軍が支配していました。
水軍は海峡の変化が激しく急流の潮の様子を知り尽くし、
危険な水域の水先案内をする代わりに
海峡を通る船舶から通行料を納めさせていました。

そんな潮の流れをカヤックで体験できるこのツアーの
水先案内人は“来島ウォータートレイル”の井出さんです。

今回のツアーの参加者は、
愛媛県から元気いっぱいの女性グループ4名、
岡山から自艇を持ち込んで参加の男性1名、
そして私を含めて計6名。

潮の流れの説明を受けて、いよいよ古城島を目指して出発です!

写真を見て分かるように波はほとんどありません。
カヤックが氷の上を滑るかのようにスイスイっと進んで爽快です。
カヤックに乗ると潮流の速さを体感することができます。
漕がなくてもカヤックはどんどん進んで行くんです。


この日潮の流れは、午前中は古城島に向かって進み
古城島を境に逆向きの潮の流れになっているそうです。
午後からは古城島から先の潮の流れが逆になるので
カヤックで多々羅大橋を通過できるようなるそうです。
この潮の流れに逆らっては絶対に進むことはできません。

『潮の流れに逆らっては進めない』あとでそれを実感することになるのですが・・・

大三島橋をくぐって、潮の流れに任せて進めば、
古城島まではあっという間着いてしまいました。



Reported by 佐藤 広隆

キミは西屋の焼豚をたべたか!? [2009年09月19日(Sat)]
吉海町は、大島の名峰“亀老山”のふもとに広がる町。

戦前からの古い木造の醤油工場跡、レトロな雰囲気を醸し
出すホーロー看板たちに囲まれて、商店街の小路をたどる。

往年の賑わいを偲んでいると、その一角に小奇麗な
精肉店が目に入る。 『お肉とお惣菜 西屋』だ。

“お惣菜”の文字に誘われて店に吸い込まれてみると、
お肉の並んだショーケースの上に「焼豚」が鎮座している。
おぉ、これがウワサに聞く “特製手作り焼豚”か!


「このお店は、自分の祖父が50〜60年まえに開いたもので、
焼豚もその頃から作っとりますよ。」と教えてくれたのは、
西統三(にしおさみ)さん。

父親が現在の社長なので、統三さんは三代目の若大将である。
30代だろうか、穏やかな物腰で言葉を継いでくれる。

以前は大阪で別の仕事をしていたそうだが、平成7年に帰郷してからは
家業の精肉店を盛り上げるべく怒力を重ねているという。

「焼豚は愛媛県産の豚モモ肉を使い、醤油ベースの祖父秘伝のタレに半日漬けて、
さらに丸一日以上冷蔵庫で寝かせてからロースターで焼きよるんです。」
手作りとは、ひとつひとつ手間ひまをかけて丹念に作り上げることなのだ。


「大手ハム会社が出している焼豚。実はアレ、煮豚なんですよ。
煮ると水分を含んで目方が増えるでしょう。そんで中まで熱が通り長持ち
するから大手向きの製造方法。うちみたいにグリルで焼くと、水分が落ちて
目方が減るけんねぇ。でもコレが本物の香ばしい焼豚。」

なんと、ハム会社の焼豚は、煮豚だったのか!ありがたがって食べていたのに!

さらに、「ラーメンのチャーシューはバラ肉の煮豚なんで、脂がむつこいでしょう。
モモ肉は赤身もあるし、そのままいくらでも食べれるけんね。」とのこと。


早速、手作り焼豚をいただくと、その香ばしさに否応なく食欲が刺激され、
次にお肉の旨みが舌の上に広がった。この味に付けダレは不要。

ゴムのようなハムとは違う、お肉をかみしめている食感がたまらない。
これはヤ・バ・イ
300gも買い込んだ焼豚がたちまちお皿から消えてゆく。

価格は、この十数年間据え置きの294円(税込)/100g。 ガンバッテいるのだ。

ちなみにお店でスライスしてもらい、その場でつまみ食いすることもOK。
仲間とサイクリングの途中に「ちょっと、焼豚してく?」と立ち寄りたくなるお店ですゾ。

後から聞いたのだが、『せんざんき(鳥肉の唐揚げ)』も頼めばその場で揚げてくれるそうだ。

ホントにヤバイ。ビールがほしくなる!!


【西屋】
今治市吉海町八幡109
(0897)84−4129
年中無休
8〜19時半

Reported by Kazunari Utsunomiya
伯方島 土器からつくる塩づくり [2009年08月21日(Fri)]
「伯方島といえば?」と聞けば、返ってくるのは「塩!」。
…いやはや、スゴイ知名度です。

塩は食生活に大切な調味料であり、
また人体の生理作用に不可欠のものです。
かつて人類は食塩を手に入れるために交易ルートを作ったり、
貨幣として使った地域もあったそうです。

現代では、機械化された工場で大量生産されていますが、
はるか昔、私たちの祖先はもっとシンプルな手法を用いて製塩をしていました。

もっとも原始的なのは「海藻を焼いた灰塩」そのものを使っていました。

次に「灰塩や藻でかん水を作り、煮詰める」ようになり、
やがて「砂浜を利用して濃いかん水を採取し、煮つめる」事を始めます。

古代において、この“煮つめる”作業には、土器が使われていたようです。

伯方島では、なんと「土器からつくる塩づくり」に挑戦できる場所があります。

島の南東部、白い砂浜と青い海に面した沖浦ビーチにて、教えてくれるのは“伯方島土器で塩づくりの会”の方々。

当時の土器を手びねりで再現し、かん水を煮つめて塩が出来上がるまでを抜群のロケーションの中で楽しめるのです。

まずは、ビーチを臨む東屋で土器作り。

会の女性スタッフが、慣れた手つきで尻すぼみ型のおわんを作って見せてくれます。真似てみますが、上手に出来ずに型崩れ。

「たくさん作るうちに上手になるんよ〜」と慰めつつ、彼女は私の失敗作をグニャ!形を均して一からやり直し。

粘土をいじるなんて中学生以来かな?お手本のように作る
のは、意外に難しい…。

何とか器の形になりましたが、すぐには使えません。
乾燥後、素焼きしなければならないのです。

というわけで、既に作ってある器にチェンジ。それを炭火の中にポンと置き、
塩分濃度を高めたかん水を注ぎます。煮詰まり結晶化するまで小一時間。


「塩づくりだけやとちょっと物足らんかもしれんので、
そばの畑へ野菜の収穫に行き、それをバーベキューに
してもらうことも出来るようにしとるんよ。」と、
会の代表の山岡さん。

畑には、アスパラ、キャベツ、ナス、ピーマン、ジャガイモ等、季節の野菜たちが育っています。



器の中でグツグツしていたかん水は、いつの間にか白く固まっていました。

手に取ってなめてみると、粉のようにきめ細かく、舌触りの優しい味が口中に広がりました。

炭火で焼いた野菜たちに塩をつけて食べるだけで、幸せな味わいがします。

今日はスペシャルに、竹めしも登場。
手作り塩がふっくらとしたご飯の味を引き立て、
おこげも香ばしくいただけました。






塩処の「伯方島」で、あなただけのオリジナル塩つくり、ぜひ体験してみては!


【土器からつくる塩づくり】

住所:伯方町木浦甲2291(伯方島沖浦ビーチ)
時  間 :10:00〜15:00間
所要時間:塩づくり 約2時間 
       塩づくりと塩バーベキュー 約4時間
料  金 :塩づくり2000円/人
       塩づくりと塩バーベキュー3000円/人
定  員 :30名 ※最小催行人数3名
問い合せ:伯方島土器で塩づくりの会 <代表>山岡和孝(受付9:00〜18:00) 
       0897−72−1152
予  約 :7日前までに予約
雨天時  :中止
Reported by Kazunari Utsunomiya
これがラムネの生きる道 [2009年07月23日(Thu)]

ガラス瓶のなかでカラカラと踊るビー玉、シュワッと広がるさわやかな甘さ、夏の昼下がりに恋しくなる “ラムネ”。 

しまなみ海道でつながる向島(広島県尾道市)、細い路地の一角に、ラムネの清涼飲料水を製造販売している『後藤鉱泉所』がある。

木の扉、木枠の窓、板張りの天井…レトロな店構えに思わず引き寄せられる人は多いに違いない。


間口にはケースが積み上げられ、旧式の冷蔵庫に瓶入りの飲料水が冷やされていた。

「一本飲みんしゃぁ」
プシュッと栓を開けてくれたのは、ご主人の後藤忠昭さん。宇津井健似の男前だ。

「自分は三代目。表の看板は初代のまんまよ。」 開業は昭和5年。79年間営業を続ける老舗だ。

「うちは女房と二人で切り盛りしとるから、今の生産量が精一杯。
飲料水を作りよるのは、広島では二軒だけ。」

後藤さんの所では、ラムネのほか5種類の清涼飲料水を製造販売している。

学校の教室ほどの広さの工場内を見せてもらった。

「飲料水の仕事は、えらいんよね(しんどい)・・・」と言う。手間がかかり、運ぶ際はズシリと重い。ビンだとなおさらだ。

「じゃけど、世の中はゴミの山でしょう。便利さに流されてビンからペットボトルの時代になったけど、リターナブル(容器再使用)の時代へ戻らなイカンと思うんじゃがのぉ。」

「夏祭りや納涼祭でラムネを売ると、飲み終わってポイッとゴミ箱にビンを捨てよる。
リターナブル瓶のことを皆知らんのよ。」

奥様の勝子さんは、広島の山間部出身。42年前にお見合いでお嫁に来たそうだ。「辛抱ばかりです」と言いながらも明るく元気に笑う。

最近は、小学生が社会見学で地元の工場や会社を回って来るそうだ。「うちではラムネの話をして、工場を見学させて、最後にラムネを一本飲ましてあげるんよ。ほんなら大喜びでねえ。子どもらの一番人気よ。」

「初代が凝った人でね、この建物は上等な木材でしっかり作ってあるから、今だに狂いがない。私らが仕事をやめた
後も建物は残したいけど、どうしたらええんじゃろうね。」

「そしたら孫がね、学校でラムネブームになったらしゅうて、鼻が高かったんじゃろうね。
“ボク、ラムネ屋になる”って言うてからにねぇ・・・」そう嬉しそうに話してくれた。


ラムネの由来とされるレモネード(レモン風味のソーダ水)は、イギリス生まれ。
幕末の頃、日本に持ち込まれ、明治期に国内全域に広まった。
庶民の飲み物として親しまれるが、やがて新しい飲み物(コーラ等)に
押されてしだいに衰退していく。

昭和40年代にレトロブームで再び光を浴び、大人には懐かしく、
子どもには新しい飲み物として人気を復活させるが、その後、缶飲料や
自動販売機の登場、スーパーの出現で、ラムネを売る小売商店
の減少とともに再び衰退する。


日本の炭酸飲料水の歴史を作ってきたのは各地の『鉱泉所』なのだが、現在も製造を続けている所は数えるほどしかない。

しかし、最近はテレビや雑誌の取材のおかげで、遠くは北海道からわざわざ足を運んでラムネを飲みに来るお客さんもいるそうだ。

ラムネのリターナブル用ビンは製造が中止されて久しく、貴重な物のため、遠方への発送は出来ないからだ。

「どうしてもビンをくれ言うお客さんには、傷入りで使えなくなったビンをあげるんです。
それでも、ええもんもろた言うて喜ばれとるね。」

鉱泉所の存在は、観光にも一役買っているようだ。

「ビールも同じやけど、ラムネもビンが一番美味い。缶やペットボトルはガス(炭酸)量が
どうしても低いけんな」と、ビン入りの美味しさの秘密をこっそりと教えてもらった。

甘味を抑えたすっきり味が特徴の後藤ラムネ。遠路はるばる飲みに来る価値、
充分にありなのだ。


【後藤鉱泉所(後藤ラムネ製造販売所)】
広島県尾道市向島町兼吉3-755-2
電   話 0848-44-1768
営業時間 8:30〜17:30頃
定 休 日 日曜・祭日
Reported by Kazunari Utsunomiya
『しまでCafe』 弓削島のとっておき〜弓削島A〜 [2009年07月11日(Sat)]
蒼い空と海にはさまれた、清涼感いっぱいの海沿いの道をペダルを踏んでいく。

ここは瀬戸内海、愛媛県の北端に浮かぶ弓削島。目の前には広島県の因島がデンと向かい合う。

家々の並びに小さなカフェを見つける。木造りの地味な外観に素通りしかけたが、なにか気になって窓越しにのぞいて見た。

海に面した窓の奥は、しゃれた雰囲気。島にこんなカフェがあるなんて・・・。
『しまでカフェ』と書かれたでっかい看板が、“いらっしゃい”と呼びかける。


ドアを開けて入ってみると、壁の操舵輪が目に飛び込む。島のくらしは海と船につながりが深い。

こじんまりしているけれど、ゆっくりとくつろげそうな落ち着いた雰囲気の店だ。メニューを開くと、パスタや地魚、カレー、グラタンなどの料理が並んでいる。

迷っていると、「ポークソテーも評判いいですよ」と、スタッフの婦人が気さくに声をかけてくれた。島特産のレモンを餌に混ぜて育てられた豚なのだそうだ。



そのレモンポークソテーは、『Mama's Lunch (¥1000)』。

「レモンの味がするのかナ?」と思いながら口に運ぶと、ジューシーでとろけるような柔らかさにビックリ!さしが入ったとびきり上等な肉質のようだ。



          『摘み菜ランチ(\700〜)』も人気という。


つる菜、浜大根、ハマボウフウなど、弓削島に自生する野草をその日に収穫して振舞う、一日5食限定のスペシャルメニュー。

野山や海辺の野草たちが食べられるものだったとは・・・! 

「いっつも売り切れた後に来るけん、食べ損ねとる人がいるのよ、予約はせん主義とかいうてねぇ」という常連さんのエピソードも聞かせてもらう。

島の光をたっぷりと浴びた野菜や果物。もちろん魚介類は地元漁師さんの獲物。
限りなく島育ちの新鮮な食材たちが用意されている。

「これは、摘み菜クッキーなんよ。」と、花びらや葉っぱがちょこんと乗ったお菓子を頂く。スタッフの婦人が図鑑をめくりながら摘み菜のことをいろいろ教えてくれる。

さらに「私が子どもの頃はね・・・」と、ひと昔前の島の思い出話も聞かせてもらえる。

おしゃれなカフェだけど、まるで古い食堂にでも入ったかのように地元の話が聞けるとは、なんだかワクワクしてくるゾ。

隣の席には家族連れ。ご老人も介護されながら食事中だった。
「息子さんと娘さんがね、こうして時々連れて来るんよ。」とスタッフさん。
地元の人がくつろげる交流の場としてよく利用されているらしい。

この「しまでCafe」(2008/11オープン)の母体は、地元主婦たちを
中心にした「(株)しまの会社」。地域づくりネットワークと島外からの
お客様をもてなす拠点を目指しているという。

店内には、天然酵母パンやお菓子、工芸品も販売されていて、
ちょっとしたお土産も買える。弓削島サイクリングの際には、
ぜひ立ち寄りたいスポット発見である。


【しまでCafé】

〒794-2506 愛媛県上島町弓削下弓削830番地1
電話/FAX 0897-77-2232
営業時間   9時〜19時/18:30ラストオーダー
定 休 日  なし
メール info@kibounoshima.jp
H P  http://www.kibounoshima.jp/cafe/

Reported by Kazunari Utsunomiya
『白楽天』 今治中華の殿堂 [2009年06月15日(Mon)]
今治市の名物料理のひとつになっている「焼豚玉子飯」。

焼豚と半熟目玉焼きをのせて甘い醤油タレをかけた丼飯で、そのボリュームと卵が2個も乗るハイカロリーさゆえに、若者や男性を中心に人気のメニューです。

そのルーツは、かつて中華料理の名店だった「五番閣」で従業員が食べていた「まかない飯」なのだそうです。


このまかない飯を他店に先駆けて商品化したのが、今治北高の隣に創業した『白楽天』でした。

五番閣で修行していた先代が昭和45年に独立し、メニューに加えたのがきっかけで巷に広まりはじめました。

当時、中華料理店はまだメジャーではありませんでしたが、白楽天の「焼豚玉子飯」は、学生の人気を博してブレイクしていったようです。

その白楽天も現在は二代目、場所も町の中心部に移り、堂々とした店舗を構えています。

二代目の大将は、「学生の時は医療の勉強をしとったんよ。でも、父親に“店を継がんか”と頼まれて、自分にはやっぱり料理人の方が向いているかなあと思うてね。昔のことなんで、看護学校の男子は僕一人しかいなくて、ちょっと寂しかったこともあるんやけど…」と、まじめな口ぶりで話してくれました。

家族で築き上げてきた店の味や信頼を、大切に守りつづけている真摯な人柄が感じられました。

大将によると「ほかには『白楽天丼』と『特焼き』がたくさん注文が出る。昼間は『白楽天定食』やね。」とのこと。

●『白楽天丼』は、大きな玉子焼きにマーボー豆腐をドテッとかけた、スタミナ満点の丼飯。 (700円)
●『特やき』は、やきめしの上にテンコ盛りの野菜炒めをのせて、贅を極めた丼飯。(800円)
●『白楽天定食』は、八宝菜と日替わりのおかずがもう一品、サラダ、ライス、コーヒー付き。(700円)

個人的には、「中華なのになぜ?」と思わず触手の伸びる『カレー丼(700円)』や、「なんじゃコリャ?」と興味をあおる『トマトソース焼きそば(700円)』も注目です。

大将が腕を振るう中華の品々で、昼に夜に、胃袋を満したくなりました!

『白楽天』
場所:愛媛県今治市常盤町4-1-19
電話:0898-23-7292
営業時間 11:00〜15:00&17:00〜22:00
火曜定休日


Reported by Kazunari Utsunomiya
瀬戸貝…親子で命がけ [2009年05月15日(Fri)]
大島北部の宮窪町、「村上水軍博物館」の向いにある
「魚食レストラン 能島水軍」を、今回はご紹介します。

潮流のさかまく瀬戸の海を眺めて、人気メニューの
「海鮮バーベキュー」に舌鼓を打ってみてはどうで
しょうか。

なんとこの海鮮、すべてこの宮窪の海で獲れたもの。
100パーセント、地の物なのです。





タコ・イカ・えび・サザエ・小ぶりだけど一匹丸ごとの鯛、
そして特産品の瀬戸貝!!








瀬戸貝とは、ムール貝のような二枚貝で、大きいものでは長さが30センチ!にもなるそうです。

日本古来の在来種で、潮が速くきれいな海を好み、瀬戸内でのみ採取される貝です。(ちなみにムール貝は外来種で、よどんだ海でも育つそうです)

「昔は海の中にいっぱいおって、貝殻で埋立地が出来るほどやった。」と、地元の人。採り尽くして激減し、宮窪でも瀬戸貝を採っている漁師は今や二軒だけとのこと。



「この漁は家族でしか出来んのよ。重い潜水具を着て潜って採るんやけど、万が一ホースがたるんでスクリューに巻き込んだりしたら、海底で窒息死する。父親が船上におって息子を潜らせるんやけど、家族しか命を預かれん」…

そんな話を伺い、胸の詰まる思いがしました。水深30m以上潜ることもあり、体への負担も相当なものでしょう…。





かつては、スーパーでも剥き身がパックで売られるほど大衆的だった瀬戸貝。現在はレアな高級品として脚光を浴びています。

旬は、貝が肥える春から夏にかけて。

殻付きを七輪の上に乗せて赤々とした炎であぶるバーベキューで、親子命がけのエピソードに思いを馳せながら、瀬戸貝を召し上がってはみては如何でしょうか。



【魚食レストラン 能島水軍】
今治市宮窪町宮窪1293−2
0897−86−3323
11:00〜17:00(オーダーストップ16:30)
月曜定休日(祝日の場合は翌日)
海鮮バーベキュー1500円(他メニュー多数有り)


                                  Reported by Kazunari Utsunomiya

クラフト市場 in 大島 [2009年04月26日(Sun)]
しまなみ海道は、今年で開通して丸10年。
4〜10月までの半年間、多彩なイベントや記念事業が予定されています。

しまなみ海道沿線で活動している地元グループが主催する記念行事も盛りだくさん。
各グループ、魅力のある観光商品づくりや、地域資源を活かして未来へつながる
プロジェクトに取り組んでいくそうです。

4/26(日)、そんなイベントのひとつ、Shima2(シマシマ)Net主催の
『クラフト市場』が開かれました。

会場は、大島の青山石工房前。手工芸品や手料理の露店が30店以上!! 
風が強くて、ヒンヤリとした曇り空だけど、結構な賑わいでした。



特製ホットドックに行列!
人気のパン屋、「Paysan」さん











              自然卵と自家米で卵かけご飯を!
              有機栽培農家の宿「べじべじ」さん





キュートなうさぎ柄が
ワンポイントの陶芸「こりん」さん






    





 
                     子どもたちに大人気、
                    砂絵教室の「とんぼ」さん




宮窪小学校6年生と中学1年生の開いた
駄菓子屋さんもありました。

「お客さんと話すのが楽しい〜」
「お金のやりとりが面白い」
「アイスクリームを盛るのがおもしろい」
「コーラフロートがオススメです」
と子どもたちは、なかなかの商売上手。

お客さんは「え!ダブルで100円!?」
                           と驚きつつテンコ盛りのアイスクリームに舌鼓。


島の良さを再発見し、出会いや交流の輪が
広がることを願って発足した『Shima2(シマシマ)Net』。

今年の5月より、空室を手造りで改装したギャラリー兼
事務所をオープする予定。

「旅行者やサイクリストの方にも気楽に立ち寄って、
情報交換や交流をして欲しい」ということなので、
大島へお越しの際はぜひ皆さんお訪ねくださ〜い。


【Shima2Net事務局】
今治市宮窪町宮窪4337(大島北IC近く)
090−4336−1435
shimashima20070411@yahoo.co.jp
http://shima2net.jugem.jp
毎週火曜日(11:00〜16:00)オープン
                                 

                                  
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