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大三島メンバー
智 武 徳
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海風と海肌。旅人とのふれあい。
プロジェクトに参加した理由
大三島で多くの人に楽しんでもらいたいから。地域を元気にしたい!

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「大三島を元気づける仲間を一人でも多く増やし、活気ある島にしたい!声をかけてください。」
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多々羅大橋の眺め。飽きることはないです。
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大三島のすばらしさ(自然、人情、景観等)を島内・島外の人たちに知ってもらうため

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海の歴史がいたるところに眠っていますよ。
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楽しい人たちとの出会いを期待して。

地域の人々を結ぶ夏の“風”物詩・盆踊り [2007年08月15日(Wed)]
盆踊りといえば、夏祭りの代表格。この夏、大三島町の野々江(ののえ)と口総(くちすぼ)の盆踊りに足を運んだ。唄や太鼓だけで踊る伝統踊りは、地のもの。それぞれの集落が持つ民族風習を色濃く映し出していた。

今年、野々江地区で新盆(あらぼん)を迎えたご家庭は10組。まず、各家庭の庭先で祖霊になったご家族との別れを惜しむ踊りをする。その後、親戚縁者やご近所の人達が一緒になって、提灯の灯りのもとに踊る。びっくりさせられたのは、ご家族の代表がお位牌を背負っている姿だ。正確なことは分からないが、盆踊りが体系化され、各地で踊られるようになった数百年前から、この地域の伝統儀式となっているらしい。お位牌を入れている大きな箱は、素麺の箱で作っていると聞き、二度びっくり。さかきの枝葉を持って踊るのも独特の風習。唄と太鼓に調和し、力強さを感じた。「背中に負うことで、亡くなった方と一体になって、霊を慰め、送り出している感じがする」と、新盆で帰省したご家族が話してくださった。娯楽的な要素が強くなっている盆踊りだが、その本来の意味を改めて感じさせられた。

【会場:野々江運動場】
今治市大三島町野々江666−1

口総地区では、8月15日、戦没者と新盆を迎えた人の地域合同供養が行われる。その後、同じ敷地内で行われる盆踊りは、とてもユニークな演出がほどこされている。新盆を迎えたご家族の数名が仮装をして踊るのだ。様々な面をかぶった姿は何とも滑稽。「少しでも賑やかにして送り出してあげたい」、そんな思いからはじまったと聞いた。やぐらを囲む楽しげな輪に惹かれ、私も見よう見真似で、左へ4歩、右へ2歩。とても単調な踊りに見えたが、やってみるとこれがなかなか難しい。隣のひょっとこ仮面の足元を見て、真剣に踊ってしまった。帰りの車中で「あのひょっとこ仮面は何歳くらいの人なんだろうね。男性と思い込んでいたけど、小柄だったし、女性かもね。」なんて、盛り上がった。近所の人は誰だか分かっているのだろうけど、紛れ込んだ私たちには謎だらけ。盆踊りって、気軽に紛れ込める楽しさがあるなあ〜。

【会場:蔓福寺】
今治市大三島町口総4168
注)写真は平成19年度の様子。
  平成19年度はお寺の改修工事のため、
  会場は口総集会所(今治市大三島町口総3853)。

どちらの盆踊りも、年々、参加者が少なくなっていると聞いた。生唄の歌い手も後継者はなかなか。「お経を読むような気持ちでうたっている」と語ってくれた野々江の世話人さん。思いを伝承していって欲しい。
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コメント
お墓参りっていうことも、どこか形式的になってしまっていた私には、何か諌めのような境地にならせていただけた野々江の盆踊りでした。帰省した都会に住む孫、ひ孫の子ども達に、見る・聴くという実体験を通して、大切なことを伝えられているように思いました。それくらい、地域外の人たちの踊る姿もあったんです。昔からの伝統が、ともすれば現代流にアレンジされていくことは多々あります。日本の風土・・・、奥深いですね。
Posted by: ゆうこ  at 2007年08月23日(Thu) 09:54

これを読んだとき、折口信夫を思い出した。彼は国文学者、民俗学者、歌人であり、古代研究で有名な学者です。
昔、精霊来訪の祭りはのちに仏教化されて、お盆の行事になったらしいのだけど、そこには「古代人」の思考の原型がしっかり残っていて、盆踊りにに関しては村人達が目に見えない霊を迎え入れ、渦を巻き込むように踊り円陣をつくってグルグルと夜を徹して踊る。精霊と共に過ごした幾夜が過ぎると円陣を解いて村のはずれまで列をなして行進していく。村からはずれたところで、精霊を切り離す儀式をするらしい。この間、立派な霊も危険な霊も丁重に扱い客人である霊達は人間の訪問客として迎え入れられる。兎も角、古代人の考え方では、夏至、冬至を規準に霊のとの交信があったらしいという説ですが、大三島の位牌を背負い円陣を組むと読んだときゾクっとしました。日本の風土を考えると基本がそこらからやはり来てるのかなと一人感心してました。面白い情報をありがとう。長くなりましたごめん。
Posted by: 黒田周子  at 2007年08月21日(Tue) 09:59