2019年09月27日
法務省で「障がい児者に対する性犯罪の実態」に関するヒアリングが実施されました
【10/25:東京】Sexual Health Education 〜 障がい児の性が尊重される社会を実現するために〜
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現在法務省で開催されている「性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループ」で、「障がい児者に対する性犯罪の実態」をテーマにしたヒアリングが開催されました。
このワーキンググループは、2017年の刑法性犯罪見直し後の実態把握のために設置され、今後更なる見直しを検討する上で必要となる調査研究を、実施しています。
下記のメンバーが登壇しました。
【第一部】
上谷さくらさん(弁護士)
障がい児者への性犯罪被害者家族
【第二部】
岩田千亜紀さん(東洋大学社会学部社会福祉学科助教)
芹澤杏奈さん(弁護士)
菊池悦子(しあわせなみだ/首都大学東京)
中野宏美(しあわせなみだ/社会福祉士・精神保健福祉士)
第一部では、性犯罪被害を経験した被害者家族から、お話をいただきました。
被害に遭ったことによる、本人や家族への影響や、現在の司法制度等に対する率直なご意見を、伺うことができました。
第二部は、以下の構成で、障がい児者への性犯罪の現状をお伝えしました。
▼障がいの説明
「身体障がい」「知的障がい」「精神障がい」「発達障がい」とは
▼障がい児者に対する性暴力の実態
DPI女性障害者ネットワーク「複合差別実態調査報告書」
内閣府「若年層における性的な暴力に係る相談・支援の在り方に関する調査研究事業」報告書
しあわせなみだ「障がい児者への性暴力調査報告書」
▼海外の状況
▼障がい児者への性犯罪裁判の現状
被害者家族を取り上げた番組の紹介
▼どのような処罰規定が必要か
法務省からは、政策立案にかかわる方、法務に関する研究に携わる専門家、更生に関わる方等、計20名ほどの、様々な立場の皆様がご参加くださいました。
日本で障がい児者への施策が本格化したのは、第二次世界大戦後、傷痍軍人への対応を中心に、1949年に成立した、身体障害者福祉法がスタートでした。
一方刑法が公布されたのは1907年。
つまり、刑法性犯罪が定めれらた時、日本にはまだ、障がい児者への法制度は、ほぼ存在していなかったことになります。
それから110年が経ちました。
時代は明治、大正、昭和、平成、そして令和を迎えました。
今こそ、障がいの有無に関わらず、等しく「犯罪被害者としての権利」「裁判を受ける権利」を享受するためにも、「障がいに乗じた性犯罪」が創設されることが必要であると考えています。
ともに声を届けていきましょう!
引き続き応援よろしくお願いいたします。
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2019年09月20日
知的障がい者への性犯罪事件に関するコメント、『週刊女性』に掲載!
【<弁護士の皆様へ>障がい児者への性暴力事件集調査ご協力のお願い】
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理事長中野のコメントが、9月17日発売の『週刊女性』10/1号に掲載されました。
東京都で起きた、知的障がいのある女性への強制わいせつ事件について、障がいがあることによる性暴力へのリスクや、法制度の整備が必要であることを指摘しています。
ぜひご覧ください。
[「俺んち来ない?」障害者を狙った、非モテ中年男の“卑劣わいせつ行為”がヒドすぎる]記事はこちらです]
[『週刊女性』10/1号はこちらです]
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2019年09月17日
クラウドファンディング終了!ご支援ありがとうございました!
【<弁護士の皆様へ>障がい児者への性暴力事件集調査ご協力のお願い】
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1カ月間実施したクラウドファンディングが終了しました!
73名から42万9,500円のご支援をいただきました。
私たちの力不足で、目標の145万円には届きませんでしたが、全国10ヶ所でのイベント開催を後押しする、心強い資金となりました。
本当にありがとうございます。
障がい児者の性犯罪裁判が困難な状況を変えるために、努力してまいります。
これからも応援よろしくお願いします!
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2019年09月15日
本日最終日!【障がい児者の性犯罪裁判が困難な現状を変えたい】クラウドファンディング応援よろしくお願いします!
8/17から開始したクラウドファンディング(サイトを通じた資金調達)、本日9/15が最終日となりました。
本日午前8時の時点で、55名の方から、32万2千円のご支援をいただくことができました。
本当にありがとうございます。
そして、目標金額の145万円まで、あと112万8千円です。
最終日、理事長中野からのコメントをお届けします。
[【障がい児者の性犯罪裁判が困難な現状を変えたい】啓発イベントを10か所で開催!クラウドファンディングサイトはこちらです]
※本日サイトでエラーが発生しており、アクセスできない可能性がございます。時間をおいて再度お試しください※
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性暴力撲滅に向けた啓発活動を始めて10年、しあわせなみだを法人化して8年になります。
活動を通じて、性暴力を経験した方とお会いする機会をいただく中で、1つ気付いたことがあります。
それは「性暴力被害を経験した方の中で、障がいのある方の割合が、明らかに高い」ということです。
信じていた相手からレイプ被害に遭った、発達障がいのある方は、支援者や警察に相談しても、信じてもらえなかった経験を、涙を浮かべながら、話してくれました。
だまされて、水商売や風俗で働かされ、必死に逃げてきた、知的障がいのある方は、障がいにより家族から疎外されてきた中で、時折ホストや風像経営者からかけられた、甘く優しい言葉を、心の支えにしていました。
性暴力被害によって予期せぬ妊娠した、身体障がいのある方は、子どもを1人で産み育てる決意をし、子どもの名前を一生懸命考えていました。
(個人が特定できないよう、複数の方を組み合わせています)
しかし「障がいのある方が性暴力被害に遭っている」ことは、ほとんど知られていません。
公的機関による包括的な調査も行われておらず、国は実態を把握していないのが現状です。
いくつかの理由があると感じています。
まず障がい児者が「性加害の対象」とされていることへの想像が、困難だからです。
障がい児者に対しては、「無垢」「汚れがない」「素直で純粋」等のイメージが与えられがちです。
このため「性」や「性暴力」といった「欲」や「快楽」、もしくは「犯罪」等を想起させるカテゴリーには、つながりづらい実態があります。
次に、性暴力が持つスティグマ(差別や偏見に基づくネガティブなレッテル)が挙げられます。
芸能人による性犯罪事件等で、被害者に対し、「有名になりたかっただけでは」「ハニートラップだ」「相手を活動休止にさせるなんてひどい」といったバッシングが起こることからもわかるように、性暴力被害当事者であることの告白は、大きなリスクを伴います。
性暴力撲滅に関わることは、こうした誤解や偏執とも、向き合うことになります。
そして、「障がい児者」も「性暴力被害」も、「他人事」であり、「できれば関わりたくない」と思われる分野です。
障がいを持つことは、この日本社会では、まだまだ様々な不利益や困難を抱えることにつながります。
そして性暴力被害は、その後の性交や妊娠出産、PTSDをはじめとする精神疾患等、人生において、心身に深い影響を及ぼし続けます。
「障がい児者にはなりたくない」「性暴力被害には遭いたくない」という本音が、「障がい児者への性暴力」への理解を妨げます。
私は障がい当事者でもなく、その家族でもありません。
凄惨な性暴力被害を経験したわけでもありません。
それでも「障がい児者への性暴力」という、見えなくされ、隠されてきた社会課題を知り、「何とかしたい」と考え、活動してきました。
2018年に実施した、発達障害当事者団体を対象とした調査では、回答者32名中23名が、何らかの性暴力を経験していることが、明らかになりました。
国会議員等への働きかけの結果、与党性暴力議連内における障がい児者プロジェクトの発足、野党参院選マニュフェスト
への反映等の成果を上げることができました。
最終的には刑法に、「障がいに乗じた性犯罪」が新設されることを目指し、活動を続けています。
法制度見直しを求める署名は、11,437名からの賛同を得ています。
そして、この社会課題を1人でも多くの人に知ってもらうために、「障がい児者への性暴力撲滅啓発全国キャンペーン」を、2019年5月から開催しています
知的障がい者への性暴力を取り上げた映画「くちづけ」を上映し、有識者をお招きしたトークセッションを開催しています。
これまでに鹿児島、山口、大阪、福岡、徳島、東京の6か所で開催し、533名の皆様に、ご参加いただきました。
2020年1〜3月にかけて、残り4か所(神奈川、新潟、鳥取、宮崎を予定)、全国計10か所での開催を実現したいと考えています。
これまでに312万円を確保することができました。
あと124万円、手数料を含めると、145万円が必要となっています。
障がい児者への性暴力に対する法制度を要望した際、ある方から、「まずは健常者、障がい児者は後回し」と言われたことを、私は絶対に忘れません。
でも、この世の中、そんな人ばかりでないことも、知っています。
この社会をもっとよくするために、たとえ当事者でなくても、できることがたくさんあると、私は信じています。
「障がいのある方の中に、性暴力被害を経験している方が少なくない」事実を日本中に届け、法制度の整備を実現するために、あなたの力を貸してください。よろしくお願いいたします。
<シェア歓迎>本日最終日!【障がい児者の性犯罪裁判が困難な現状を変えたい】啓発イベントを10か所で開催!クラウドファンディング実施中!
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2019年09月13日
クラウドファンディング終了まであと3日!あと110万円!
【<弁護士の皆様へ>障がい児者への性暴力事件集調査ご協力のお願い】
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今、しあわせなみだでは、「障がい児者の性犯罪裁判が困難な現状を変える」ためのクラウドファンディングに挑戦しています!!
なんと終了まで残り3日になりました!
私たちは活動を通じて、「性暴力被害を経験した方の中で、障がいのある方の割合が、明らかに高い」ことに気付きました。
そこで、発達障がい当事者グループを対象に、調査を実施しました。
その結果、回答者32名中23名が、何らかの性暴力を経験していました。
背景には、障害ならではの「特性」と「育ち」があることがわかりました。
海外の調査では、障がいのある人は、ない人の約3倍、性暴力被害を経験していることも、明らかになっています。
そこで、1人でも多くの人と「障がいのある方の中に、性暴力被害を経験している方が少なくない」事実を共有し、「何とかしたい」と思ってくれる人を増やすために、全国10か所でイベントを開催しています。
これまでに312万円を確保し、6か所でイベントを開催することができました。
しかし、残り4か所でイベントを開催するためにはあと124万円、手数料を含めると、あと145万円が必要です。
ぜひプロジェクトページを読んでみてください!
「障がいのある方の中に、性暴力被害を経験している方が少なくない」事実を日本中に届け、法制度の整備を実現するために、あなたの力を貸してください。
そして、お願いです!
ご支援、シェア、どうぞよろしくお願いします!!
【「障がい児者の性犯罪裁判が困難な現状を変える」クラウドファンディングサイトはこちらです】
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支援者数:42名
支援総額:252,000円
145万円まで、あと:1,108,000円
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2019年09月10日
クラウドファンディング終了まであと6日!
【<弁護士の皆様へ>障がい児者への性暴力事件集調査ご協力のお願い】
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しあわせなみだでは、障がい児者への性暴力の現状を多くの人と共有し、障がい児者の性犯罪裁判が困難な現状を変えるために、クラウドファンディング(サイトを通じた資金調達)を実施しています。
みなさんからこれまでに、19万円のご支援をいただくことができました。
クラウドファンディング終了まであと6日。
目標達成まであと126万円です
145万円までは長い道のりですが、みなさんからの応援の声を励みに頑張ります!
応援よろしくお願いします!
<シェア歓迎!>
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2019年09月03日
防災の日「災害時の性暴力」を考える
【<弁護士の皆様へ>障がい児者への性暴力事件集調査ご協力のお願い】
【障がい児者の性犯罪裁判が困難な現状を変えたい】啓発イベントを10か所で開催!クラウドファンディングサイト実施中!
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9/1は防災の日でした。
1923年に関東大震災が起きたことから、災害についての認識を深め、備えるための啓発日とされています。
災害後には性暴力が発生し、潜在化するリスクが高まる可能性が指摘されています。
しあわせなみだでは、災害時の性暴力に関する情報をまとめています。ぜひご覧ください。
【「震災後の性暴力」詳細はこちらです】
<論文>
*性の健康医学財団発行『性の健康』Vol.17 no.3
「災害時の性暴力撲滅に向け医療従事者に期待すること」
*日本自治体危機管理学会第10回研究大会
「災害時の性暴力とは〜見えないリスクを可視化する」
<メディア掲載記事>
*2018年3月29日付『西日本新聞』「避難所 性被害の闇」
*2016年11月23日付『朝日新聞』「てんでんこ 女たち20 話せない」
*2016年5月16日付yahoo!ニュース『熊本でも…被災地での性暴力「デマではなかった」実態を支援者らが報告』
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