性暴力被害ゼロネットワーク「しあわせなみだ」では、2009年10月19日付朝日新聞の記事に抗議をします。
ご賛同いただける方は是非、抗議文章の投稿をお願いできれば幸いです。
記事は10月19日付「朝日新聞」第三面「第7部<犯罪底流>」特集『潜り込む 偽装結婚は「シロ」、子どもの認知も悪用』です。
記事では、娘の学費を稼ぐために売春をする在日華人を取り上げています。
犯罪組織が華人たちを取りまとめようとする動きに対して、『「サラリーマンのオアシス」が危ない』という文章で締めくくられています。
売春は、許されない性暴力です。
売春を「サラリーマンのオアシス」と表現することは、暴力を認め、助長することです。
マスコミという、人々に大きな影響を与える媒体が、誤った情報を発信することは、あってはならないことです。
抗議文章は下記URLから受け付けています。
https://se01.asahi.com/reference/form.html
1人でも多くの声が、朝日新聞に届けば・・・と思います。
以下、記事の該当箇所を転載いたします。
↓全文はこちらです↓
http://www.asahi.com/special/kajin/TKY200910190297.html
■売春「娘の学費稼ぎ」
日本人配偶者の資格を得た中国人女性の中には、夜の街で客を引く者もいる。記者が各地を歩くと、その数は想像を超えていた。
北京出身の由美さん(38)は、東京郊外のJR駅前の繁華街に立っていた。毎日午後8時から翌朝4時半まで、売春の相手を探している。客1人につき店から5千円をもらう。日に10人引っ張らないと暮らせないという。
「秋田のじいちゃんと結婚してる。もちろん偽装よ。日本に長くいて頑張らないと」と悪びれた様子はない。別れた中国人の男との間にもうけた高校生の娘を3年前、北京から呼び寄せた。娘は日本の学校教師になるため、関東の国立大学への入学を望んでいる。その費用を稼ぎたい。
東京の新宿・歌舞伎町では、上海出身という女性が「気持ちいいことしよう」と近寄ってきた。日本人の夫の帰宅が毎晩遅く、近所に中国人がいないのでさみしいという。「ここならいっぱい中国人いるから楽しい」
東京・新橋の飲食街にも出没し始めた。夜10時ごろから、辻々に数メートル間隔で立つ女性たちが「マッサージどう?」と酔客に声を掛ける。応じると近くのエステ店などに連れ込み、3千〜1万5千円の料金で自己流のマッサージを施し、売春もする。18日未明にも、四川省から来たという女性から「ゆっくりしていって」と誘われた。
広東省から来て神奈川県に住むアキさん(26)は「とにかくお金が欲しい。ここは危ない人いないし、歌舞伎町ほど取り締まりが厳しくない」と話す。誘われるまま路地裏のビルの一室に入ると、八代亜紀の演歌が流れていた。同郷の仲間数人と借りて家賃を均等に負担し、売り上げも分けるという。カーテンで仕切った個室で、おざなりなマッサージの後に「あと1万円で特別なことできる」。断ると「お金ないなら近くのコンビニでおろそう」としつこい。
「6万円ぼったくられた」「マッサージで首を痛めた」。新橋を管轄する警視庁愛宕署にはこんな苦情が相次ぐ。客引きを禁じた都条例違反で昨年から今年6月までに41人を検挙するなど取り締まりはしている。だが姿を消すのはその直後だけだ。
署にはこうした女性約100人の名簿がある。出身地は吉林省や遼寧省、福建省など様々で、年齢も20歳代から40歳代まで幅広い。署幹部は「大半がニッパイ(日本人配偶者)だ。偽装結婚と思われるが、数が多くてすべてを捜査できない」とこぼす。
今のところ新橋の女性たちの背後に犯罪組織の影は見えない。だが捜査幹部は「カネのにおいに敏感な組織が必ず乗り出してくる」と予測する。「サラリーマンのオアシス」が危ない。(編集委員・緒方健二)
2009年10月21日
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