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2019年04月09日

障がい児者への性暴力調査が論文になりました


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しあわせなみだが実施した「障がい児者への性暴力調査」
本調査が論文になりました。


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1つ目は東洋大学社会学部紀要への掲載です。
調査を監修した、東洋大学社会学部社会福祉学科助教岩田千亜紀さんと、しあわせなみだ理事長中野の共同論文です。
海外調査を踏まえつつ、個別インタビューの分析から、発達障害者への性暴力被害の根源は、発達障害者「個人」の特性ではなく、発達障害者が周囲から理解されず孤立してしまう「社会」の在り方にあることを、指摘しています。
[「発達障害者への性暴力の実態に関する調査を実施して―障害者への性暴力被害を無くすために私たちにできることとは−」概要は4/7配信メールニュースをご覧ください]


2つ目は、調査に協力した明治大学(当時)菊池悦子さんによる卒業論文です。
「発達障害」という障がいに対し、男性と女性で対人関係での対応の仕方や、感じていることが大きく異なった点に注目し、性暴力へのリスクとの関連をまとめています。
[「発達障害者への性暴力調査から見えてくる『男らしさ』『女らしさ』」概要は3/24配信メールニュースをご覧ください]


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真ん中が東洋大学岩田さん、右が明治大学(当時)菊池さんです。


NPOの活動は現場での共有にとどまることが多く、専門家による研究など、学術的な展開に至ることはなかなかありません。
しかし、調査研究が進み、研究者たちに「研究対象」として認識されるようになると、実態が明らかになり、テキストに掲載される等、現状がより多くの人と共有されるようになります。
その積み重ねが、法制度や施策、その根底にある社会の価値観や風土、文化を形作ります。

「障がい」はこれまで当事者活研究を含め、「障害者福祉」としてある程度の体系が構築されてきました。
一方性暴力は、まだまだ研究者が少なく、文献も限られています。
今後も研究者、専門家との連携の機会を、積極的に増やしていかれるよう、努力してまいります。
関心のある方、お気軽に[お問い合わせ]ください。


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