耳を澄ます 7 [2012年01月11日(Wed)]
![]() ハックの家の蓑虫クン 12月10日(土) 牛崎 恵理子さんと会う 12月9日、ハックの家を出て、近くの道の駅で、地産の海・山の幸を買い求め、お土産とする。 おかあさん(竹下美恵子さん)の「この津波は、本当につらいです」という言葉が胸の底に重く留まる。ちょっとやって来ては泊まらせていただき、美味しいものをご馳走になり、去って行く私たちとは、何者なのか。田野畑から盛岡に西に向かう白樺の山道を走りながら、巡る思いの底が見えない。とりあえずまた会いに来ようと思う。 ![]() 澤畑明見さんは盛岡駅から新幹線で一足早く帰京。ポコと私は珍しく盛岡の安ホテルにチェックイン。クロスロードに顔を出し、ブルーズを体に詰め、着替えもせず爆睡。 翌朝はこの冬一番の冷え込み。盛岡はマイナス5度。きりっと空気が引き締まり心地よい。白く薄化粧をした里の道、朝靄の中を花巻に向かう。 道沿いのファミレスで牛崎恵理子さんと会う。 恵理子ママの部屋というブログがある。三陸沿岸のしょうがいがある人たちと出会っていきたいと動き出し、何回か通っている中で、山崎耀樹さんと牛崎さんというキーパーソンともいうべきお二人がどうしても気になり、、お二人に会い、話をお聞きすることを今回の旅の主なる目的としたのでした。 牛崎さんのお人なりや活動の様子は、そのブログを是非見てほしいと思います。細身の体に、銀のアクセサリー。ハードロックが好きだという牛崎さんの言葉は、ストレートに来ました。 「相手にとって都合のよいボランティアでなければ」「深入りせず、付かず離れずの関係が大切」 三人のうち二人がしょうがい(アンジェルマン症候群)がある息子さんたちと住みながら、確かなネットワークを作っておられる彼女の、腰の据わった活動から教わるものはとても大きいと感じました。そして言葉に関して深いこだわりがある方だとも思いました。 私は今まで、障害者と言わず、障がいを持って生きる人と意識的に使って来ました。それはずっとかかわって来ているHIV/AIDSの活動の中で、PWAとかPWHという言葉に出会った所から来ています。PWAとはPerson With AIDS, PWHとはPerson With HIVの略。あの人はエイズだ。という言い方は、その人の生き方から存在までひっくるめて、病名がその人の全てのような作用を、社会的には与えていきます。HIVというウイルスをもって生きる人(PWA)と意識的に言うことにより、はっきりと見えてくるものがあると思っています。今では、PWA,PWHという言い方は世界の常識になっています。 牛崎さんは、自らのブログの冒頭で、このあたりのことを次のように書いておられます。 「たんぽぽクラブでは、漢字表記によるマイナスイメージを避けるため、「障害」をひらがなで表記しています。また、本人たちは自分の意志でしょうがいを持っているわけではないので、しょうがいを「持つ」という言い方はしません。しょうがいが「ある」という表記をしています」 私はこれから、障がいを持っている人ではなく、彼女が言うように、しょうがいがある人と表現していこうと決めました。言葉一つで見えてくるもの、変わってゆくものが確かにあります。 ![]() これからも牛崎さんや、山崎耀樹さんとは連絡を取り合い、アドバイスを頂きながら、出来るだけ的外れとならない、私たちなりの動きをしていきたいと思います。 ![]() てびらこつぎっこ 大船渡保育園 12月7日 東北道、常磐道、首都高、そして皆既月食の東名を走り12月11日早朝、ポコと二人京都に帰り着きました。 |








