ポートランドの風 4 [2012年07月12日(Thu)]
ポートランドの風を染める 6月11日 晴れ 日本に帰る日の朝、念願の野染が出来ました。 Art From The Heart という、しょうがいがある人たちが集まる素晴らしいアトリエがあります。(今回残念ながら訪ねることはできなかったのですが、ホームページを見るだけでもワクワクします。) その人たちを中心に50人を超える人たちと野染をしました。 ポートランドの青空の下、 ワイワイガヤガヤと染祭りのはじまりはじまり!! おっちゃんのベタなギャグもそこそこ受けて・・ 一気に笑顔と色がわき出る。 あっと言う間に20mの虹が完成。 以上写真提供・Portland Japanese Garden そこで特別な出来事が。 ある人が空を見上げて、「あれ見てごらんよ!!」 真上にある太陽に見事な〈日輪〉が・・・ 偶然とはいえ、私達を丸ごと包み、 祝福してくれているようで胸が一杯になりました。 ありがとう!! みんなの歓声と笑顔が一杯の布は、 あっと言う間に乾き、優しい色が風に揺れています。 「この布の一部を被災地に持って行ってほしいのですが」とダイアンさん。 「もちろん!」 以前にもこのブログでお伝えしましたが、その時の様子が地元のテレビ局で伝えてくれています。よろしかったら見てください。 いわゆる知的なしょうがいのある人たちとの野染をこの一年だけでもずいぶんとしてきました。それはなぜか分からないけど、そこの空気が浄化して綺麗になるような、そして固まった体が解(ほぐ)されるような、不思議な感覚を、いつも覚えます。魂といっても良いような物を感じるのです。今回もそうでした。(知的障害者という社会的なネーミングに、いつも強い不快感を私は持ちます。もっと違う言葉があるはずです) 昨9月に、山田町のケアホーム希望に行き、野染をした時、同行の神戸の詩人・季村敏夫さんの身に起こった出来事を思い出しました。 |