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「せとしんプロボノプロジェクト」は、瀬戸信用金庫(愛知県瀬戸市)の職員が、仕事で培ったスキルや経験を生かす「プロボノ」(※1)として勤務時間外に参画し、NPOを半年間応援する取り組みです。

瀬戸信用金庫職員のみなさんが1つのNPOにつき5〜10名のチームをつくり、月1回のミーティング等を通して、NPOが過去の活動で地域や社会にもたらした定性的な価値を、貨幣価値に換算して定量的に示す「SROI」(※2)を測定する「せとしんSROI測定プログラム」(※3)を実施しています。

※1:「公共善のために」を意味するラテン語"Pro Bono Publico" を語源とする言葉で、職業上の専門的なスキルやノウハウなどを持ち寄るボランティア活動のこと。
※2:「Social Return on Investment」の略。社会的投資収益率。社会課題の解決がもたらす定性的な価値を、貨幣価値に換算して定量的に示す指標。
※3:2014年度は、平成26年度公益信託愛・地球博開催地域社会貢献活動基金と公益財団法人日本財団の助成を受けて実施されます。
【活動報告】2014年10月7日(水)第3回定例ミーティング [2014年10月07日(Tue)]
 10月7日(火)に「せとしんプロボノプロジェクト2014」定例ミーティング(第3回)が開催されました。その様子を加納寛将と大林亮平、百瀬幹也がお伝えします。

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 最初に、加納寛将がお伝えします。私は「仕事ノアル暮らし」チームの就職先について調べる班に属しており、前回のミーティング時の課題であった精神障がい者の就職先企業に答えていただくアンケートの質問事項について話し合いました。

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 まず、各自持ち寄った質問事項を発表し、雇用した前後の変化について立てた仮説の観点から質問事項が適切であるか意見交換を行いました。その結果、貨幣価値を換算するには漠然とした質問では算出が難しく、さらに質問事項を練り直す必要を感じ、実際に貨幣価値換算するにあたり、「雇う前に不安だったことは?」「雇ってみて不安は的中したか?」といった問い方にして、雇用前後の変化を把握しようという結論に至りました。

 私の班は、次回のミーティングまでに精神障がい者を雇用した企業12社にアンケートの配布を行い、その後、実際に担当者が訪問してアンケートの回収、就職先への質問を行うことを決めました。

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 次に、「仕事ノアル暮らし」チームの施設利用者を調べる班の大林亮平がお伝えします。今回のミーティングでは、前回に引き続き仕事ノアル暮らしを利用することによって施設利用者の方にどのようなプラス面やマイナス面の影響があるかなどを話し合いました。マイナス面の要素を追加し、具体的にアンケートの内容を考えることになりましたが、施設利用者の方が感じる安心感や孤独感の解消、家族との円満な関係といった気持ちの変化などを数値化できるようなアンケートの作成が難しく、なかなか議論を進めることができませんでした。そのため、次回までに各自でアンケートの内容を考え、一度全員で集まり、アンケートの内容を決めることになりました。

 次回のミーティングまでにアンケートの準備、実施をしていきたいと思います。SROIの測定の難しさを実感しているところですが、満足のいく結果が得られるように仕事ノアル暮らしさんとともに精一杯取り組んでいきたいと思います。

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 最後に、「愛知シュタイナー学園」の秋祭りチームの百瀬幹也がお伝えします。

 ミーティングでは、10月12日(日)に行われる秋祭りの来場者へのアンケートについて検討し、アンケートを作成しました。今回作成したアンケートは来場者に的を絞ったものでしたが、秋祭り前後の子どもの変化などを観るためにも、今後は保護者や先生に対するアンケートも実施していく方向でミーティングは終了しました。

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 ミーティングを経て10月12(日)に、愛知シュタイナー学園さんの秋祭りに、メンバーの小山・佐野・藤井と私で訪問し、来場者へアンケートを取りました。当初、アンケート人数は30名を目標にしていましたが、最終的に61名の方にご協力いただき、たくさんのアンケートを集めることができました。アンケートに答えていただいた方の中には、愛知県外から足を運んだ方もおり、シュタイナー教育に対する関心の高さを改めて実感することができました。

 今後は、このアンケートを集計してSROIの測定に活かしていけるように、チーム全員で取り組んでいきたいと思います。
【活動報告】2014年9月11日(木)第2回定例ミーティング [2014年09月11日(Thu)]
9月11日(木)に「せとしんプロボノプロジェクト2014」定例ミーティング(第2回)が開催されました。その様子を伊藤惇哉と伊藤真紀、河合翔太がお伝えいたします。

 最初に、「仕事ノアル暮らし」チームの伊藤惇哉がお伝えいたします。前回のミーティングに引き続き、仕事ノアル暮らしさんのSROI測定について、「施設利用者」と「就職先」を重要なステークホルダーとし、このふたつの班に分かれて、ステークホルダーにどのようなメリットやデメリットがあるかなどを話し合いました。

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 私は、就職先について調べる班に所属しており、就職先の経営者が仕事ノアル暮らしさんで支援を受けた方を雇用するメリット・デメリットについて意見を出し合いました。しかし、現場を見ずしては正確にSROIを測定出来ないのではないか、との意見があり、実際に現場へ赴き、意見を聞こうということになりました。次回のミーティングまでに3〜4人のグループで現場に訪問する予定です。また、SROI測定のために就職先の会社さんの意見を聞くためのアンケートの内容を考えておく事を決めました。

 このようなプロジェクトに初めて参加し、これからどのようにSROIを測定していくか、まだ手探りの状態ですが、仕事ノアル暮らしさんにとって満足のいく結果が出せるよう、私にとっても、さらなるスキルアップができるよう取り組んでいきます。

 次に、同じく「仕事ノアル暮らし」チームの伊藤真紀がお伝えします。

 私は、仕事ノアル暮らしさんの「利用者」班に所属することになりました。SROI測定について不安を持っていましたが、昨年取り組んだメンバーから過去の取り組み事例を教えてもらい、SROI測定に対するイメージがだいぶ具体化してきました。

 私たち利用者班もアンケートについて検討しました。アンケートの内容は、パソコン操作やコミュニケーション能力、手先の器用さなどのスキル面の変化と安心感や孤独感の解消、家族との円満な関係といった気持ちの変化のふたつに分け、仕事ノアル暮らしさんの支援事業の利用前と利用後の変化を数値化することにしました。

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 次回の課題としては、利用者に分かりやすいアンケートの作成や、支援によるプラス面だけでなくマイナス面の検討が上がりました。心のケアの結果といった目に見えないことを数値化する難しさを改めて感じていますが、精一杯取り組んでいきたいと思います。

 最後に、「愛知シュタイナー学園」チームの河合翔太がお伝えします。

 先日、愛知シュタイナー学園さんにグループのメンバーで訪問させていただきシュタイナー教育について楽しく学んだ事によって、メンバーの距離が縮まり、今回は緊張せずミーティングが進められました。

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 今回のミーティングでは、愛知シュタイナー学園さんが夏に開催した「子育てフェスタ」と10月12日(日)開催予定の「秋祭り」の2つのSROIを測定する事が決まりました。

 子育てフェスタは、モリコロパークで愛知シュタイナー学園さんをはじめとする東海地区とその近辺の他のシュタイナー教育の幼稚園32団体が参加し、教育展や体験コーナー等でシュタイナー教育を広報するイベントです。前回が初の開催で、来年も開催が決まっています。秋祭りは、学園でバザーやワークショップ、作品の展示等を楽しむイベントで、毎年行われています。

 この2つのSROIを測定するということで、チーム内での班分けを行い、私は「子育てフェスタ」班になりました。子育てフェスタのステークホルダーを参加された32団体、教諭、保護者の3つに定めました。資料として、夏に開催したフェスタの写真やパンフレット、保護者のアンケート等、多数用意していただける事になり、次回10月7日(火)の第3回定例ミーティングまでにステークホルダーへの質問事項のアンケートを作成することになりました。

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 2時間という時間が限られたミーティングでここまで活動を進める事ができて良かったです。今後も力を合わせて頑張ります。
【メディア掲載】日本経済新聞:「せとしんプロボノプロジェクト2014」2014年8月16日号 [2014年08月16日(Sat)]

 みなさん、こんにちは。コミュニティ・ユース・バンクmomoの斉藤です。

 本日発行の日本経済新聞(8/16号)に「せとしんプロボノプロジェクト2014」定例ミーティングの様子が掲載されました。

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(本文抜粋)
地域貢献「志金」で応援
コミュニティ・ユース・バンクmomo代表理事 木村真樹さん(37)


 「地域や社会の課題解決に取り組んだ成果を金銭換算する測定に関わってほしい」。今月7日午後7時すぎ、瀬戸信用金庫熱田支店(名古屋市)。仕事を終えて集まってきた同信金の職員約40人らを前に、熱く訴えかけた。
 話した場は自ら仕掛けた「せとしんプロボノプロジェクト」の今年の第1回ミーティング。NPOの活動が地域社会にもたらした価値を、信金職員がボランティアで測定する取り組みだ。「職員が価値を数値化する方法に取り組めば、地域の課題に取り組むNPOへの新たな融資につながる」とその意義を説明する。
 市民などからの出資を減資に、地域社会が必要とする事業を手掛けるNPOや事業者などに融資する「NPOバンク」。1990年代半ばから知られるようになし、代表理事を務める「コミュニティ・ユース・バンクmomo」は中部地方におけるその先駆けで、活動を始めてもうすぐ10年になる。

「社会を変える」共感の輪

 障害者の社会参加に取り組む一般社団法人、田舎で体験学習を提供するNPO法人…。これまで50件、1億2,000万円余りを融資し、貸し倒れは一度もない。融資で終わらず、ボランティアとして様々な人的支援もする。「行政も企業も気づいても取り組めない問題を解決しようとする人たちを手伝う」。これが持論だ。
 この理念と活動を現在、地域金融機関も巻き込んで広げようとしている。地元から資金を集め、地元企業に融資するのは信金の本業。NPOへの融資のノウハウを信金職員に伝えられれば、信金もNPOバンク同様、地域社会が必要とする団体に融資する可能性が広がると期待する。
 「(自分たちだけで)続けても世の中は変わらない」。信金を巻き込もうと思ったのはこう気づいたのがきっかけ。理念と同時に実現性も両立するリアリストでもある。
 もともとは地銀マン。当時、貸し渋りが社会問題化しており、より地域に密着した仕事をしたいと思い、退職。2005年にmomoを立ち上げた。
 活動で重視するキーワードは「共感」。NPOバンクに共感する人を集め、出資を募る。一方で、実績のない団体に融資を決める際は、その「志」を見極める。財務体質などを見て融資の可否を判断する一般企業のケースとは異なり、こうした団体が継続して成長していくには「志」がまず第一と考えるからだ。お金も「資金」ではなく、「志金」と表現する。「地域や社会の問題は多様化する」。そう見通すからこそ、この活動に共感する士を増やそうとしている。

元地銀マン、財団も設立

 1977年名古屋市南区生まれ。静岡大学人文学部卒業後、2001年に地元地方銀行に入行、02年退職。非政府組織(NGO)団体「A SEED JAPAN」の事務局長などを経て、05年にコミュニティ・ユース・バンクmomoを設立。13年にはNPOに資金を助成する「あいちコミュニティ財団」も立ち上げた。
 木村さんの理念に共感しプロボノプロジェクトを進める瀬戸信用金庫次長の酒向清治さん(41)は「理念を押しつけずに、一生懸命やっている姿に共感する」と語る。
【メディア掲載】金融経済新聞:「せとしんプロボノプロジェクト2014」2014年8月11日号 [2014年08月11日(Mon)]
 
みなさん、こんにちは。コミュニティ・ユース・バンクmomoの斉藤です。

 本日発行の金融経済新聞(8/11号)の特集記事において、金融機関とNPO、ソーシャルビジネスについて取り上げられました。瀬戸信用金庫さんとmomo代表木村のインタビューが掲載されていますので、抜粋してご紹介させていただきます。

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(本文抜粋)

急増するNPO、ソーシャルビジネス
10年で3倍、5万法人に
金融機関はどう向き合うべきか


 非営利組織「NPO」の活動が広がっている。里山の環境を守りたい、子どもたちが安全に暮らせる街を作りたい、高齢者にバランスのとれた弁当を届けたい、親の介護で学んだ経験を活かしたい、障がい者の就労を支援したい。その目的はさまざま。阪神・淡路大震災を機に特定非営利活動促進法(NPO法)の法制化が進み、地方の財政難とともに舞台が拡大、NPO法の認証を受けた法人は今年4月末で4万9,000を超えた。この10年で3倍にも膨らんだ勘定だ。法人格の付与や税制メリットだけでなく、ソーシャルビジネスは操業や雇用につながるとして政府はNPOの信用保証制度活用を近く解禁する。これに対して金融機関は「ボランティアに金融は馴染まない」、「創業以上にリスキー」などと及び腰。実際、東日本大震災をめぐって復興支援金をだまし取ったり、原発事故賠償金を不正請求するNPOも明るみになった。果たしてどう向き合うべきか。支援に積極的な地元の信用金庫を取材した。

瀬戸信金
コミュニティービジネス 融資市場を開拓


 先月21日、名古屋駅前の施設で瀬戸信金向けに「プロボノプロジェクト」のキックオフセミナーが開かれた。祝日にもかかわらず50人を超える職員が足を運んだ。プロボノとは専門的なスキルを活かしたボランティア活動を指す。momoが進めている事業で、特定のNPOなどのソーシャルビジネスを選び、利用者へのヒアリングなどを通じ、投じた金額に対して何倍の価値を生み出したのか、貨幣価値に換算して算出する。これを「SROI」と呼ぶ。
 利益追求を目的としていないソーシャルビジネスの決算書は決して芳しいものではないだろう。でも社会的価値は高い。活動の意義を客観的指標で導き出すことで事業への理解を深め、かつ広報することでビジネスの後押しになるというわけだ。選考する海外では寄付を行う際の指標になったり、投資の判断材料になっているという。
 瀬戸信金は昨年に続く参加だ。ボランティア参加者は最終的には昨年を上回る37人に決まった。職員らはチーム編成の上で定期的に集まり、評価方法から練っていく。もちろん経営課題の解決策も話し合う。NPO2団体に半年間張り付き、年明けには報告会を開く。参加する職員は若手が中心。金融機関が使う商品は格段に増え、コンプライアンス重視に時間を割かれ、事業者とのコミュニケーションもままならない。濃密な関係が作れるプロボノが人材育成の格好の場になっている面もあるようだ。
 このプロジェクトの窓口役でであり、今後NPOとどう関係を築いていくか判断を迫られているのが営業推進部の資産・経営相談グループ。酒向清治次長は「NPOの規模が大きくなる中、それに限定せず、広くコミュニティービジネスを支援していこうと考えています」と話す。
 同信金がコミュニティービジネスやソーシャルビジネスを意識するようになったのには訳がある。2008年、地域の創業支援を目的に瀬戸市、瀬戸商工会議所などとともに「せと・しごと塾」を立ち上げた。座学とグループワークを軸にした学びの場だ。すでに100人を超える塾生が卒業し、そのうち半数が開業を果たしている。
 当初はベンチャーが大きく羽ばたき、将来融資として戻ってくる。そんな皮算用を描いていた。ところが実際に蓋を開けたところ、主婦やリタイヤした定年退職者が、子どもへの読み聞かせだったり、高齢者の弧食問題の解決といった全く想定外のビジネスが相次いだ。地域の課題を人のつながりで解決しようというコミュニティービジネスこそ住民の関心が向かっていると気づかされたのがきっかけ。
 「起業と言えば、会社を作り数年後には上場を果たしてやろうという一攫千金を夢見るものです。かつてはそんなケースばかりでしたが、今は自分の経験や地域が抱えている問題の解決にもなりながら事業としても成り立つスタイルの創業が多いのです」と川口浩一・グループ長代理。
 酒向次長も「行政の委託事業が獲得しやすいからNPOを選択します。コミュニティービジネスを金額が小さいからと見逃さずに追いかけていくいけば一定量の(融資)市場になるのではと考えています」と話す。
 NPOの立ち上げなどには手を出さずにノウハウを持つmomoにつなぎ、一方でmomoの融資金額を超えた案件をトスアップしてもらう。自分たちは財務諸表の分析に専念する。コミュニティービジネスやソーシャルビジネスを新たな融資市場として期待を強めている。そのために専門融資商品の開発の検討も始めている。

コミュニティ・ユース・バンクmomo
木村真樹代表理事に聞く
地域への眼差しを深めよ


 地域のより身近な課題の解決に取り組むソーシャルビジネスの存在が見直されている。金融機関はどう向き合っていくべきか、姿勢が問われている。愛知・岐阜・三重の東海3県で資金供給を通じてソーシャルビジネスを応援するコミュニティ・ユース・バンクmomoは地域金融機関との連携を強調する。木村真樹・代表理事に話を聞いた。
 Q.NPOは約5万件と急増している。しかし団塊世代の受け皿として一時的にもてはやされているだけでは。
 A.伸びは鈍化していくだろう。日本の人口が減っていくのだから法人の設立自体も減るのは当たり前だ。でも超少子高齢人口減少社会の中で、課題解決は今後確かな地域のニーズになっていくはずだ。税金で公共サービスを維持できなくなる。NPOは法人格を表わす言葉というよりも営利を目的としていない組織であり、法人格の有無や形態で論じる時代ではなくなる。
 Q.信用保証協会によるNPO融資が話題を集めている。
 A.ひとつの後押しにはなる。しかし保証協会に融資の可否を判断できるかどうかは疑問だ。そうなると対象は介護や福祉などの高齢者ゾーンの制度事業に絞られるのではないか。果たしてNPOへの融資が広がるか疑問に感じている。
 Q.momoはNPOに融資を行っている。
 A.融資期間は3年以内。上限500万円まで。融資金利は2.5%(つなぎ融資は2%)の仕組みで、これまで50件・1億2,000万円を民間金融では困難なソーシャルビジネスやコミュニティービジネスに融資した。デフォルトはない。貸してからがスタートと考え、関係性を作りながらフォローをする。金融機関でいうリレバンだ。ただ2件のリスケ事案がある。ともにつなぎ融資で、事業を最後までやり遂げられなかったケースだ。
 Q.momoレンジャーという変わった部隊がいる。
 A.大学生を含めた20〜30代の若者たちで組織された30人ほどのボランティアスタッフで、momoの最大の経営資源と思っている。販売支援やマーケティングなどニーズに応じて手助けしてくれる。資金が満たされたらすべて解決ではない。本人がそれが問題と考えNPOを立ち上げても、地域はその問題を知らない。特に創業期の孤独感は相当だ。若者たちは経験値がないからアドバイスはできない。ただどんなコンテンツが望まれているのか知るためにいろんな手立てを考え、視野を広げることができる。応援団は励ましになり、お金以上にmomoレンジャーの力を借りたいという事業者は多い。
 Q.金融機関はソーシャルビジネスとどう向き合えば良いのか。
 A.NPOやソーシャルビジネス支援の旗を上げただけでは溝は埋まらないからだ。地域の課題を自分の問題ととたえ地域へ眼差しを深めていかなければ目利きだって発揮できない。地域金融機関はその地域で生き抜くしかない。だから地域金融機関には可能性を感じている。事業化に向けたビジネスアドバイスや財務分析は金融機関が優れている。わたしたちは地域課題に挑み始めた人たちの社会性を保証できる。それぞれのフィールドで役割分担し、互いに連携を進めていきたい。
【活動報告】2014年8月7日(木)第1回定例ミーティング [2014年08月07日(Thu)]
 「せとしんプロボノプロジェクト2014」定例ミーティング(第1回)の様子を中島健太と塩谷彰孝がお伝えします。

 初めに、中島からお伝えいたします。

 さて、7月21日(月・祝)に行われたキックオフセミナーを皮切りに、8月7日(水)に第1回目の定例ミーティングが開催されました。

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 本ミーティングでは、最初にコミュニティ・ユース・バンクmomo代表理事の木村さんから、本プロジェクトに臨むにあたっての注意点やポイントなどの再確認を行った後に、今回支援をさせていただく「NPO法人愛知シュタイナー学園」さん「一般社団法人仕事ノアル暮らし」さんと、せとしんプロジェクトメンバーの顔合わせを行いました。

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 私は「仕事ノアル暮らし」さんの班に加わることになり、まずは自己紹介や決意、本プロジェクトに参加する動機等を発表することから始まりました。
 
 「NPOの活動に興味がある」「地域貢献がしたい」「知識や経験を積んで仕事に活かしたい」など他のメンバーの考えに刺激を受け、このプロジェクトを頑張っていこうという気持ちが一層高くなりました。

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 続いて、「仕事ノアル暮らし」代表の加藤さんから、本プロジェクトに参加した動機や事業内容や規模、意気込みや経歴、創業のきっかけを伺うことができました。主に精神に障がいがある方に対しての作業訓練や心理教育、就労支援などの支援を提供し、社会復帰をサポートしているとのことでした。
 
 次に、本プロジェクトの目的であるSROIを測定するために、施設利用者・スタッフ・就職先・ハローワークなど、どのステークホルダーに対するSROIを測定するか意見を出し、最終的に「施設利用者」と「就職先」のSROIを測定することになりました。
 
 これからおよそ半年続くプロジェクトですが、「仕事ノアル暮らし」さんに満足していただける結果が出せるように、また、自分自身が成長していけるように頑張っていきたいと思います。

 続きまして、「愛知シュタイナー学園」さんのお手伝いさせていただく塩谷がお伝えいたします。

 今後は私を含めた当金庫職員17名とアドバイザーの久野さん(NPO法人起業支援ネット代表理事)の助言のもとSROIの測定に取り組みます。まずは、班のメンバーの自己紹介を行ない、班としての目標を確認し合いました。

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 これから行なうSROIの測定で重要となるステークホルダーの選定に先立ち、まずは「愛知シュタイナー学園」さんの中山さんと渡辺さんから沿革や概要、これまでの苦労等について伺いました。そして、次回ミーティングまでに実際に学園へお邪魔させていただくこととなりました。

 「愛知シュタイナー学園」さんでは、「芸術としての教育」といった子どもの感性の成長を大切にするシュタイナー教育のもと教育活動をされています。子どもの教育に係る問題の改善、解決を図り、地域と社会に対し、子どもたちの健全育成に寄与することを使命とし、子どもの教育に対し、並々ならぬ情熱をお持ちでした。私たち金庫職員も本プロジェクトを通して「愛知シュタイナー学園」さんへ出来る限りのお手伝いをさせていただきたいと思います。

 今後は、さらに内容が深くなっていくと思いますので、参加者全員で精一杯取り組んでいきたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。
中部経済新聞:「せとしんプロボノプロジェクト2014」キックオフセミナー 2014年7月23日号 [2014年07月23日(Wed)]
 みなさん、こんにちは。コミュニティ・ユース・バンクmomoの斉藤です。

 本日発行の中部経済新聞(7/23号)に「せとしんプロボノプロジェクト2014」キックオフセミナーを取り上げていただきました。

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(本文抜粋)
 職員のスキルでNPO支援
 瀬戸信金プロボノ キックオフセミナー


 【瀬戸】瀬戸信用金のはこのほど、名古屋市中村区のウインクあいちで、地域貢献活動・せとしんプロボノプロジェクトの「2014キックオフセミナー」を開催した。富士市産業支援センターf-bizの小出宗昭センター長を講師に招き、職員約50人が参加した。プロボノは、専門家が職業上の知識やスキル、経験を生かしてNPO(非営利組織)などを支援するボランティア活動。同信金はNPOバンク「コミュニティ・ユース・バンクmomo」(名古屋市)と連携し、2013年度に同プロジェクトを立ち上げた。
 14年度の同プロジェクトをスタートさせるにあたり、支援ノウハウなどを学ぼうと、中小企業支援で定評のある小出氏を招へいした。
 小出氏は「知恵を出させてチャレンジさせることが重要。トレンドなど豊富な情報量をもとに助言することも大事だ。やるからには本気で取り組むこと。自身の金融人生にとってプラスになる」とアドバイスした。
 同プロジェクトは、NPOなどの事業活動の価値を社会的投資収益(SROI)という指標に数値化する支援を主体に行う。活動の価値を外部に発信したり、活動の改善に役立てるためで、13年度は27人の若手職員が半年間かけて2事業者を支援した。
 本年度は8月から37人の若手職員でNPO・愛知シュタイナー学園(日進市)と一般社団法人・仕事ノアル暮らし(瀬戸市)の2事業者の支援にあたる。
【活動報告】2014年7月21日(月)せとしんプロボノプロジェクト2014キックオフセミナー開催 [2014年07月21日(Mon)]
 はじめまして。瀬戸信用金庫の中島です。

 平成26年7月21日(月)に、「せとしんプロボノプロジェクト2014キックオフセミナー」が開催されました。サブタイトルは、〜地域活性化のために期待される地域金融機関の新たな役割〜ということで、プロボノ参加職員以外も多数参加し、ほぼ満席となりました。

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 まず、本セミナーの主催団体であるコミュニティ・ユース・バンクmomoの木村さんに、人口動向、様々な課題に取り組むNPO等の存在、本プロジェクトの位置づけ等々について、プロボノ初心者にも分かりやすく説明していただきました。

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 続いて、昨年度のせとしんプロボノプロジェクトで支援させていただいた一般社団法人しんの本間さんと、プロジェクトに参加した当金庫職員によるトークセッションが行われ、昨年度の気づきや学び等について話していただきました。支援先と支援側とのコミュニケーションの大切さ等、実体験から語られる生の声は大変参考になりました。

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 その後、ゲストの小出宗昭先生に講演をしていただきました。小出先生は、その企業支援の手腕が高く評価され、最近では運営するf-bizが国による企業支援拠点整備のロールモデルになる等、全国から注目が集まっている企業支援家です。金融機関で働く人間の心構えから、結果にこだわる姿勢、企業支援で大切にしている点等をお話いただきました。

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 企業支援に携わる者として、考えさせられ、大いに刺激を受けるお話でした。利益の追求が目的ではないソーシャルビジネス。しかし、事業を継続していくには利益は必要であり、その支援のやり方は一般の企業と相違するものではないとのこと。確かに、理念優先で利益度外視では、事業存続が危ぶまれるのは明らかです。

 このような運びでキックオフした、せとしんプロボノプロジェクト2014。小出先生のお話を聞き、改めて信用金庫の使命に立ち戻り、このプロジェクトにおいても精一杯取り組むことを決意しました。

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【参加NPO募集】せとしんプロボノプロジェクト「せとしんSROI測定プログラム2014」 [2014年06月01日(Sun)]
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◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
     せとしんプロボノプロジェクト2014、始動!
     https://blog.canpan.info/setoshin-probono/

          〜瀬戸信用金庫の職員が
   NPO活動の地域や社会にもたらす価値を定量化する〜
       「せとしんSROI測定プログラム2014」
         参加NPO募集のお知らせ
       (申込〆切:2014年6月30日(月))

      主催:コミュニティ・ユース・バンクmomo
           協力:瀬戸信用金庫
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 市民や企業が寄付等の社会的投資を躊躇する大きな要因の一つは、
「NPO等に関する情報不足」との指摘があります。自らの資金がど
れだけの社会的価値を生み出したかを支援者が把握できるように、
社会的な影響を評価する手法が今、注目を集めています。

 「SROI」(※1)は、その手法のひとつです。momoでは2013年度
から地域金融機関と連携し、職員のみなさんにNPO活動を応援する
「プロボノ」(※2)として勤務時間外に参画してもらい、SROIを
測定する取り組みを進めました。

 2014年度も、環境保全活動等を通して「まちづくり」や「地域活
性化」といった地域の経済社会にも付加価値をもたらすNPO等を、
瀬戸信用金庫(愛知県瀬戸市)の職員が半年間応援します。

 「過去に行った活動の成果を定量化したい!」という意欲にあふ
れたNPOのご参加をお待ちしています!

※1:「Social Return on Investment」の略。社会的投資収益率。
 社会課題の解決がもたらす定性的な価値を、貨幣価値に換算して
 定量的に示す指標。
※2:「公共善のために」を意味するラテン語"Pro Bono Publico"
 を語源とする言葉で、職業上の専門的なスキルやノウハウなどを
 持ち寄るボランティア活動のこと。

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┃◆「プログラム」について
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 瀬戸信用金庫職員のみなさんが1つのNPOにつき5〜10名のチー
ムをつくり、月1回のミーティングを通して、参加NPOが過去の活
動で地域の経済社会にもたらした定性的な価値を、貨幣価値に換算
して定量的に示すSROIを、アドバイザーとともに測定します。

●ミーティング日程
※時間は19:30〜21:30、会場は瀬戸信用金庫熱田支店(愛知県名古
 屋市)を想定しています。
・14年8月7日(木):ミーティング(1)オリエンテーション
 ⇒ミーティング(2)までに「参加NPO事務所」を訪問
・14年9月11日(木):ミーティング(2)利害関係者との成果確認
・14年10月7日(火):ミーティング(3)定性的な価値の特定
・14年11月5日(水):ミーティング(4)貨幣価値化
・14年12月17日(水):ミーティング(5)貨幣価値化
・15年1月14日(水):ミーティング(6)利害関係者との測定確認
 ⇒15年3月28日(土) 午後に「成果報告会」を開催

●アドバイザー
・久野美奈子さん(NPO法人起業支援ネット 代表理事)
 民間企業にて人事(採用・社員教育他)、営業に従事したのち、
2002年よりNPO法人起業支援ネット勤務。09年より代表理事。コミュ
ニティビジネス・身の丈の起業を学ぶ「起業の学校」の運営や各種
講座・セミナーなどを通して、コミュニティビジネスの創業支援を
中心に「仕事をおこす・自分をおこす・地域をおこす」の3つの
「おこす」に関わりながら、豊かなつながりによる新しい価値創造
を目指している。
 http://www.npo-kigyo.net/
・村田元夫氏(株式会社ピー・エス・サポート 代表取締役)
 1959年東京生まれ、名古屋育ち。日本総合研究所研究員を経て、
94年に株式会社ピー・エス・サポートを設立。企業や病院の経営コ
ンサルティングに加えて、環境、福祉、まちづくり、森づくりなど
次世代型事業の経営支援と調査研究を行うほか、有限責任事業組合
サステナブル経営研究会において、多彩な中小企業による共助の地
域づくりを目指す「CSRコミュニティ」事業を展開。中小企業診断士。
 http://www.ps-support.jp/

※本プログラムは、平成26年度公益信託愛・地球博開催地域社会貢
 献活動基金と公益財団法人日本財団の助成を受けて実施されます。

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┃◆「募集」について
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●定員:2団体(選考あり。結果はすべての応募団体に連絡します)

●参加費:20,000円

●対象:
(1)団体の主たる活動エリアが瀬戸信用金庫の営業エリアにあり、
 活動実績を有していること
【参考】瀬戸信用金庫 店舗・ATMのご案内
 http://www.setoshin.co.jp/tenpo/index.html
(2)地域の活性化や課題解決に向けて、社会的な価値をもたらし
 た活動を実施していること

●条件:
(1)本プログラム終了後、測定したSROIを用いて情報発信に努め
 ること
(2)本プログラムのプロセスを広く一般に公表、普及することに
 関し、協力すること

●スケジュール:
(1)募集説明会:14年6月20日(金)19:00〜20:30@瀬戸信金熱田支店
【ゲスト(2013年度にSROIを測定した参加NPO)】
・伊勢戸由紀さん(にんじんCLUB 代表)
【申込】下記URLよりお申し込みください。 ※〆切:6月18日(水)
 http://kokucheese.com/event/index/180262/
(2)申込〆切:14年6月30日(月)【必着】
(3)一次(書類)選考:7月初旬
(4)最終(ヒアリング)選考:7月8日(火)

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┃◆ 申込方法
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 応募書類を下記URLからダウンロードし、
 http://www.momobank.net/news/setoshin-probono-sroi.html
 必要事項をご記入の上、E-mailの件名を「せとしんSROI測定プロ
グラム2014参加希望」として、E-mailかFAXでmomo運営事務局まで
お申し込みください。

●お問合せ&お申込先
 コミュニティ・ユース・バンクmomo 運営事務局
 担当:木村、斉藤
 E-mail: info@momobank.net
 Tel: 052-933-3625 Fax: 052-982-9089
 〒461-0002
 愛知県名古屋市東区代官町39-18
 日本陶磁器センタービル5F 5-D号室
 NPO法人中部リサイクル運動市民の会内

【個人情報の取り扱い】
 今回ご提供いただく個人情報は、momoが主催する各種イベント等
に関する情報提供と、それらに付随する諸対応に使用させていただ
く場合があります。取り扱いに関するご質問・ご要望がございまし
たら、momo運営事務局までお問い合わせください。
※momoのプライバシーポリシーは下記URLをご覧ください。
 http://www.momobank.net/about_site/privacy.html

┏┓
┃◆ 2013年度に取り組んだSROI測定事例
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●一般社団法人しん(愛知県名古屋市)
 当団体に関わる利用者を対象に、地域活動支援センターとびらの
利用を経て就業機会を得たことで7.38倍、通院拒否や引きこもりを
克服したことで3.06倍の社会的価値が生まれることがわかりました。
 http://syadanshin.jimdo.com/

●にんじんCLUB(愛知県小牧市)
 当団体が運営するレストランの利用客に対しては4.14倍、従業員
に対しては2.20倍という投資効果から、売上や生産性向上以外にも
「畑と台所をつなぐ」という理念を実現する社会的な価値も数多く
もたらしていることがわかりました。
 http://www.ninjinclub.co.jp/

 これらの事例の詳細は、下記URLのブログもご参照ください。
「せとしんプロボノプロジェクト」のあゆみ
 https://blog.canpan.info/setoshin-probono/

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


以上

2014bosyu_seto-2_0527_2.png
support-logo_2.png
【参加者募集】「せとしんプロボノプロジェクト2014」キックオフセミナー [2014年06月01日(Sun)]
2014kickoff_seto-1_0527_2.png

○――――――――――――――――――――――――――――○
  「せとしんプロボノプロジェクト2014」キックオフセミナー
     https://blog.canpan.info/setoshin-probono/

 〜地域活性化のために期待される地域金融機関の新たな役割〜

      2014年7月21日(月・祝)14:00〜16:00
     @ウインクあいち(愛知県産業労働センター)

      主催:コミュニティ・ユース・バンクmomo
           協力:瀬戸信用金庫
○――――――――――――――――――――――――――――○

 NPO向けの融資に関する議論でよくあるのが、「NPOはリスクが高
い」という指摘です。しかし、実績ではむしろ、一般企業より低い
ことをご存じですか?

 西武信用金庫(東京都)のNPO向け融資のデフォルト(債務不履
行)は、過去10年間で203件中1件のみ。コミュニティ・ユース・
バンクmomo(以下、momo)でも、14年5月末までに46件で累計1億
円超の融資をNPOに実施してきましたが、貸し倒れはありません。

 当然、NPOであればすべて優良な貸出先というわけではありませ
ん。でも、NPOと地域金融機関はともに地域の重要な担い手であり
ながら、お互いに融資対象とは考えにくい存在となっているのが現
状です。

 こうした地域金融機関とNPOとの間にあるギャップを埋める取り
組みを、momoではこれまで進めてきました。momoとしても、融資上
限額を500万円と小規模に限定しているため、一定以上の規模に達
したNPOにはより大きな融資を受けられるよう、地域金融機関へス
テップアップしてもらう必要があります。

 2013年度は、瀬戸信用金庫(愛知県瀬戸市)の職員(27名)の方
に、仕事で培ったスキルや経験を活かして、NPOの活動を支える
「プロボノ」(※1)として勤務時間外に参加してもらい、NPOの
活動による社会課題の解決がもたらす定性的な価値を金銭価値に換
算して定量的に示す「SROI」(※2)を測定する取り組みを進めま
した。

 そして2014年度も、環境保全活動等を通して「まちづくり」や
「地域活性化」といった地域の経済社会にも付加価値をもたらす
NPO等を、「せとしんSROI測定プログラム」で瀬戸信用金庫の職員
が半年間応援します。
 http://www.momobank.net/news/sroi2014npo_setoshin.html

 そのキックオフを飾る本セミナーでは、起業家の創出と地域産業
活性化に向けた支援活動に取り組んできたゲストの話を伺い、参加
者同士も話し合うトークセッションを通して、本プロジェクトの可
能性を探ります。ぜひご参加ください!

※1:「公共善のために」を意味するラテン語"Pro Bono Publico"
 を語源とする言葉で、職業上の専門的なスキルやノウハウなどを
 持ち寄るボランティア活動のこと。
※2:「Social Return on Investment」の略。社会的投資収益率。
 社会課題の解決がもたらす定性的な価値を、貨幣価値に換算して
 定量的に示す指標。

――――――――――――――――――――――――――――――
            ◎開催概要◎
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●日時:2014年7月21日(月・祝)14:00〜16:00(受付13:30〜)

●会場:ウインクあいち(愛知県産業労働センター)1201会議室
 (愛知県名古屋市中村区駅4-4-38)
・JR名古屋駅桜通口からミッドランスクエア方面徒歩5分
・ユニモール地下街5番出口徒歩2分
 http://www.winc-aichi.jp/access/

●定員:80名(先着順)

●参加費:momo会員-1,000円/momo非会員-2,000円

●ゲスト(話し手):小出宗昭(こいで・むねあき)さん
 富士市産業支援センターf-Bizセンター長/企業支援家
 http://www.f-biz.jp/index.html
 1959年生まれ。法政大学経営学部卒業後、(株)静岡銀行に入行。
M&A担当などを経て、01年創業支援施設SOHOしずおかへ出向、イン
キュベーションマネージャーに就任。起業家の創出と地域産業活性
化に向けた支援活動が高く評価され、Japan Venture Award 2005
(主催:中小企業庁)経済産業大臣表彰を受賞、企業支援の可能性
に目覚める。08年静岡銀行を退職し独立、(株) イドムを創業。富
士市産業支援センターf-Biz(エフビズ)の運営を受託、センター
長に就任し現在に至る。静岡市、浜松市、富士市、と静岡県内でも
産業構造の違う3都市で計4か所の産業支援施設の開設と運営に携
わり、1,000件以上の新規ビジネス立ち上げを手掛けた実績を基に
運営しているエフビズは、国による企業支援拠点整備のロールモデ
ルともなりそのノウハウに全国から注目が集まっている。

●主催:コミュニティ・ユース・バンクmomo

●協力:瀬戸信用金庫

●助成:平成26年度公益信託愛・地球博開催地域社会貢献活動基金、
    公益財団法人日本財団

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         ◎お申込方法&お問合せ先◎
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●お申込方法(申込〆切:2014年7月19日(土))
 下記URLよりお申し込みください。
 http://kokucheese.com/event/index/177482/

●お問合せ&お申込先
 コミュニティ・ユース・バンクmomo 運営事務局
 担当:木村、斉藤
 E-mail: info@momobank.net
 Tel: 052-933-3625 Fax: 052-982-9089
 〒461-0002
 愛知県名古屋市東区代官町39-18
 日本陶磁器センタービル5F 5-D号室
 NPO法人中部リサイクル運動市民の会内

【個人情報の取り扱い】
 今回ご提供いただく個人情報は、momoが主催する各種イベント等
に関する情報提供と、それらに付随する諸対応に使用させていただ
く場合があります。取り扱いに関するご質問・ご要望がございまし
たら、momo運営事務局までお問い合わせください。
※momoのプライバシーポリシーは下記URLをご覧ください。
 http://www.momobank.net/about_site/privacy.html

○――――――――――――――――――――――――――――○


以上

2014kickoff_seto-2_0527_2.png
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