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災害ボランティア・フィールドリーダー養成講座Vol.3 [2012年02月08日(Wed)]

【報告】第三回目「災害時に活躍する道具を使いこなす」が世田谷消防署で行われました。
立春のこの日は、幸いにも雲ひとつない晴天でしたが、まだまだ寒さ厳しい屋外での講習です
世田谷消防署の消防士の方々のご指導の下、「災害時ボランティア用資器材の扱い方」「消火栓の扱いと消火活動」「倒壊家屋からの人命救助」の訓練を行いました。

初めて目にする「災害時ボランティア用資器材」
これは、災害時、消防署内に消防士が不在の場合に災害ボランティアが持ち出し使用することの出来る、さまざまな道具です。
金槌やノコギリ、ロープなど見慣れたものから、チェーンソーや削岩機など間近で見るのは初めての物もあります。

チェーンソーなどの工具は扱い方をひとつ間違えたら事故につながってしまいます。…ひとつひとつ確認しながら丁寧に教えて頂きました。恐る恐る…慎重に扱います

「消火栓の扱いと放水体験」ではスタンドパイプを消火栓に取付ける方法、放水の仕方を学びました。

放水しながら交代するのも、手を離したら大変です。水の反動力でホースが暴れ出し、凶器にもなりかねません。呼吸をあわせ、素早く行わなければいけません。










そして「倒壊家屋からの人命救助」


小さな小屋の周りに、瓦礫に見立てた角材などが配置されています。必要な手順を教わりながら、ジャッキで持ち上げ、中にいる人を救出します。
まずは、人命の確認。救助される人が安心できるよう、ひたすら声を掛け続けます。
瓦礫を撤去する人、ジャッキアップする人、声を掛け続ける人…と、分担を決めて救助に取り掛かります。チームワークが肝心です。


その後は、隣の公園に場所を移して「マンホールトイレの組立て方」を学びました。
マンホールトイレというのは、災害時に断水等で水洗トイレが使用できなくなった場合に備え、井戸水等を活用して排泄物を下水道本管に直接流す仕組みの仮設トイレのことです。
世田谷区内では下水道管の耐震化に合わせて、区立小・中学校や、区立公園等に整備されています。
災害時はマンホールの蓋を外し、テント・便器を設置して使用します。
これが、そのマンホール。普段は気にも留めていませんでした。
この上に設置する簡易便座とテントの組立て方も学びました。初めての作業に悪戦苦闘しながら、皆で協力し合い完成させました。

短時間での講習でしたが、災害時のプロである消防士の方々にご指導いただき、貴重な体験をすることが出来ました。実際に災害が起こった時に、この経験を生かし役立てる事が出来れば良いと思います。

今回は寒空の下での講習でしたので、アンケートをその場で書いて頂くことができませんでした。参加者の皆様からの声は、次回のご報告で!

世田谷消防署の皆さま、マンホールトイレの組立て方をご指導下さった世田谷総合支所の方々、ありがとうございました!
Posted by setabora at 13:57 | what's new | この記事のURL
災害ボランティア・フィールドリーダー養成講座Vol,2 [2012年02月03日(Fri)]

【報告】
1月28日に行われた第2回目は、講師に日本ファーストエイドソサエティ代表の岡野谷純さんをお迎えし、『災害時に求められる医療対応』というテーマで開催しました。
当日の朝に、山梨で震度5、東京でも震度3の地震があったせいか、より白熱した講座内容となりました。



災害時に起こるうる出来事にどのように対応してゆくか、岡野谷さんからは様々な「判断の難しい状況設定」が提示されました。

『いつ、どこで、誰が、何故、何を、どんな』場面で判断が困難なのか自ら状況を設定し、それをマインドマップに書き込むことで、自分の考えを整理します。

実践編では、隣に座った人と「助ける人、助けられる人」役で、シミュレーション。「声を掛け続ける、呼吸の確認、首や背中をむやみに動かさない、大声で助けを呼ぶ」…など、実際そのような状況に遭遇した時には恥かしっがってはいられない、対応の仕方を学びました。



グループに分かれ、それぞれ自分以外の人はどんな判断をし、対応をした(する)のか、意見交換が行われました。

他にも、トリアージ(症度判定、識別救急)の基本概念や、備えるべき防災用品についての解説などがり、参加者から様々な質問が飛び交い、興奮冷めやらぬうちに講座の終了となりました。

《参加者アンケートより》
「数人ごとにグループ化させてコミュニケートすることだけで、考えの幅がいっきに増えた。この環境が少し嬉しかった。」
「災害に遭遇して、けがをしている人にやみくもに手を出すと、帰って悪化する場合もあり冷静な状況判断が必要であること」
「助ける前に冷静に状態を見ることが必要」
「「目の前に重傷のけが人を助けるか」の講座の中で、各パートでの判断事項は何かを学ぶことが出来た」
「応急手当についての具体的なお話が大変勉強になりました。
首、背中の保護を意識すること、救急蘇生法が改正になったことなども印象に残りました」
「シミュレーションで、助ける状況を経験できたこと(救急法を使う前の心構えも含め)」
「グループディスカッションで、いろいろな経験をされた方のお話を聞くことが出来て、大変充実しました」

《講師紹介》
岡野谷純
平成12年、NPO法人 日本ファーストエイドソサエティ設立
東京学芸大学教育学部電気工学卒業 救急救命士
米国MFA社救急救護インストラクター指導資格
阪神大震災にボランティアの健康管理とストレス対策のため現地入りし活動。対策の必要性を国に提言
AEDの使用提言を国に提出
応急、救命手当てにおける感染防止教育に関する研究
子供の事故予防、事後ケアに関する研究
ボランティアの安全衛生に関する研究など 論文多数

Posted by setabora at 18:17 | what's new | この記事のURL
災害ボランティア・フィールドリーダー講座Vol.1 [2012年01月25日(Wed)]

1月14日土曜日に「被災現場でボランティアを活かす/災害ボランティア・フィールドリーダー養成講座」の第1回目の講座を開催いたしました。

ファシリテーターに「NPO法人国際ボランティア学生協会」の宮崎猛志さんをお迎えし、参加者全員で「避難所運営ゲームHUG(ハグ)」を行いました。


「HUG」とは静岡県西部危機管理局が製作した、避難所運営の図上シュミレーションを行えるゲームです。

「ゲーム」というと遊びのように聞こえるかもしれませんが
約250枚のカードに被災地における避難者の様々な人々の状況(年齢、性別、ケガ、病気の状態…)が書き込まれたもの、また、避難所で起こりうる様々な出来事の事例(物資への対応、ペット、トイレ問題、取材の依頼…)が書かれたものを、決められた時間内に、避難所に見立てた図面上に次々に配置していかなければなりません。

  
6〜7名のグループに分かれ、話し合い、意見を交わしながら次々に訪れる人々を避難所内へ誘導して行きます。

 
グループによって配置も対応も様々です。

終了後には、他のグループはどんな配置をしたのか、どんな対応をしたのか、意見交換が行われました。

≪参加者のみなさんの声より≫
 HUGというゲームを知ったこと。それを通して避難所を立ち上げていくプロセスの一部が分かったこと。

 カード形式でしたが、組織、役割分担の必要性。より具体的でよかった

 避難誘導は、イメージするよりも多くの事柄にすばやく対応していかなければならないと勉強になりました。助け合いも重要

 判断が難しいこと、正解はないこと、でも話し合うことでより良い答えは探せるという感動

 今回のシュミレーションを体験した事で少しイメージがつきました。多くの人が体験できれば、と思いました。

・ 今日の疑似体験を通して貴重な体験が出来た。次々と到着する避難者の対応、もっと冷静に出来なくてはと思った

…などなど沢山の感想を頂きました。ありがとうございました。
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Posted by setabora at 13:01 | what's new | この記事のURL