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世田谷ボランティア協会さんの画像
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10日間の実習記録 [2016年08月31日(Wed)]
〈はじめに〉 
 今回、私はインターンシップの実習先として世田谷ボランティア協会を選びました。その理由は大きく分けて3つあります。一つ目は、人と接することが好きだからということです。二つ目は、今まで大学で学んできたパソコンのスキルをどれだけ生かせるか知りたかったからです。三つ目は、そもそもボランティアというものに興味があったからです。
 そこで、今回の実習を通して、センターの方々やボランティアの参加者と接することで多くの学びを得たいと考えました。特に、ボランティアセンターの活動にはどのようなものがあるのか、活動資金はどこから出ているのかなどを学ぶことを目的として実習に取り組みました。

〈主な活動内容〉 
 実際に行った主な活動は以下の通りです。
@ 区民まつり
A ナツボラ訪問
B 災害ボラセンナツボラプログラム
C ナツボラ報告会

@ 区民まつり
 インターン初日は馬事公苑で行われる区民まつりのオリエンテーションを行いました。オリエンテーションではボランティアとして参加する中高生、大学生にスライムの作り方を教えました。世田谷ボランティアセンターは、区民まつりの日にスライムとバザーを出店しています。今回、私はスライムの店を担当しました。接客する相手は小さな子どもですので、いかに楽しませながら作ってもらうかを考えながら接客しました。16時から21時までスライムをつくり続けて非常に大変でしたが、小さな子どもたちからたくさんの元気をもらうことができました。馬事公苑でやるのは今年で最後ということだったので、最後の年に参加できたことが嬉しかったです。

A ナツボラ訪問
 ナツボラ訪問では「老人給食協力会ふきのとう」に訪問しました。ここでは、買い物や食事作りが困難になった方へ、温かい家庭の味のお弁当をお届けするという活動を行っています。この活動では、お弁当をただ受け取るだけでなく、地域のコミュニティも広がるのでとても良い取り組みだと感じました。ここには中学1年生と大学生のボランティアの方がいました。ここで働いている方の平均年齢はとても高いのですが、2人のボランティアの方はとても打ち解けていて、非常に良い雰囲気で活動を行っていました。

B 災害ボラセンナツボラプログラム
 このプログラムには3日間参加させていただきました。主な活動内容は、世田谷区の災害対策について、マンホールトイレの組み立て、給水施設の見学、心肺蘇生講習、足湯の6つです。私は、センター側の人間として参加しましたが、私自身知らなかったことが多く、ほとんどボランティアの方と変わらない立場で参加していました。足湯では「ケアセンターwith」という施設へ行きました。そこには高次脳機能障害の方がいらっしゃいました。言葉がうまく出てこないという情報は事前に聞いていたのですが、いざ対面してみると、とてもお話上手な方がいたり、足湯が気持ちいいと喜んでくれたりと普通にコミュニケーションをとることができました。私たちが帰るときに別れが寂しくて泣いている方を見ることができたので、とても嬉しかったです。

C ナツボラ報告会
 ナツボラの報告会では、ナツボラの参加者がそれぞれの活動場所で学んできたことをグループで報告し合い発表するということを行いました。普段は大学でグループワークをやる立場なので、外側からグループワークを見るというのは非常に新鮮でした。私からいろいろアドバイスをすることもあったのですが、中学生にも分かりやすいように伝えるにはどのように言えばいいのかなどを考えながら話すことができました。報告会の最後に話す場をもらったのですが、大学でプレゼンを重ねているからかあまり緊張せず話すことができました。

〈まとめ〉
 今回のインターンシップでは様々な人から様々なことを学ぶことができました。10日間という短い実習期間の中で、様々な年齢の方と関わることができました。私よりも年下の人からは柔軟な発想や、学ぶことの楽しさを教えられました。また、高齢の方からはボランティアの重要性や、効率性など非常にためになる話を聴くことができました。このことから、様々な人と接することで、多くの学びを得ることができるということを改めて実感しました。
 パソコン作業では、入力作業を行った後に見直しをしたところいくつかの間違いを見つけました。間違えないように慎重に作業していたつもりだったのですが、間違いがあったので見直すということは非常に重要だと感じました。また、大学では学ばなかった技術を知ることができたり、忘れていたことを思いだしたりすることができました。
 ボランティアの事に関しては、活動資金をどのようにして集めているか、どのようなボランティアがあるのかも聞くことができたのでとても勉強になりました。ボランティアの種類としては「子ども」系のものが最も多いと聞きました。私は子どもが好きなのでもし機会があれば参加してみたいと思いました。イベント尽くしのとても充実した10日間を過ごすことができました。今回のインターンで関わった皆さんに感謝したいです。ありがとうございました。

産業能率大学 伊東貫太郎
Posted by setabora at 16:46
インターンシップの10日間を経て [2016年08月31日(Wed)]
インターンシップまとめ

1.インターンシップ先に選んだ理由
 今回が私にとって初めてのインターンシップでした。他にも色々な企業があった中で、私が世田谷ボランティア協会さんを選んだ理由は、自宅から近かったということもありますが、一番の理由は事務作業からイベントの運営まで幅広い分野を経験することができるからです。私は初め、事務の仕事に興味があったのでその分野を経験することができる実習先を探していました。しかし、サークルの先輩から「色々なことを経験させてもらえるところを選んだほうが良い」というアドバイスをいただいたので、次に興味のあったイベントの運営などにも携われる実習先を探したところ、世田谷ボランティア協会さんが見事に私の希望に合っていたので、ここを選ばせていただきました。

2.インターンシップで経験したこと
 世田谷ボランティア協会では、私の実習期間中に丁度「区民まつり」があったため、初日はその準備をさせていただきました。区民まつりでは、子どもを相手にスライム作りやバザーを開くため、その作り方を予習したり、ポップを作ったりしました。それ以外にも、テーブルなどの設置や実際に当日はスタッフとして参加もさせていただきました。区民まつり一日目は、バザーでの接客で主に大人の方たちと交流することができました。二日目では、スライム作りを担当したため主に子供やその親御さんと交流する機会が多かったです。
 区民まつり以降は、主に世田谷ボランティアセンター内での作業が多く、次のバザーに出す商品の整理やデータ入力などの事務作業、無人ショップのポップ作り、CL(チャイルドライン)のチラシの印刷作業など本当に様々なことを経験することができました。
【主な仕事内容】
 ・受付
 ・データ入力
 ・印刷作業
 ・イベント運営の補助
 ・オリエンテーションや報告会の準備・参加・片付け など

3.インターンシップを通しての感想
 今回、ボランティアというあまり日常生活を送る上では馴染みの無い業界でインターンシップを受けさせていただきましたが、この十日間でボランティアというものをとても身近に感じることができました。また、ナツボラでの訪問でボランティアを募集している施設の現状や、ボランティアを経験した学生たちで行われたナツボラ報告会で一般の人にとってボランティアとはどういうものなのかなどを知ることができました。
 十日間で本当に様々なことを経験させていただきました。もし、インターンシップで世田谷ボランティア協会を選んでいなかったら、ボランティアに対しても理解度が低いまま、様々な人とも関わりが無く交流を広げることができなかったと思います。また、事務やイベントの運営を経験できれば良いなと考えていましたが、それ以外にも想像もしていなかったような仕事もあり、とても楽しかったです。
 世田谷ボランティア協会の方々もとても親切な方が多く、初めの頃は積極的に話しかけていただいたり、世間話をしたりと本当に温かい職場で活動しやすかったです。また、私の希望した分野以外にも色々な仕事を経験させていただけて、とても貴重な経験だったなと感じています。
 この十日間は、本当に濃密であっという間に過ぎてしまいました。他の実習先ではスライム作りやボランティアなどは決して経験できないと思うので、実習先に世田谷ボランティア協会さんを選んで本当に良かったと感じています。
産業能率大学 山口美佳

Posted by setabora at 16:43
セボネ8月号キラリ世田谷人「田名 夢子さん」 [2016年08月10日(Wed)]

キラリ世田谷人は、世田谷を中心に活躍するキラリと光る素敵な方がたをご紹介します。

「夢」をカタチに 
田名 夢子さん

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  「笑いの絶えない恵みに満ちた家に」と名付けられた「笑恵館(しょうけいかん)」をひと言でいうと、「アパートがありパン屋もあるコミュニティハウス、かな」とオーナーの田名夢子さん。緑溢れる庭を母屋とアパートが囲む100坪余の土地で、パン屋の若者が工房を持ち、子育てサロンやミニデイが開かれ、年会費500円で登録した会員たちが、音楽療法やIT講習などさまざまなイベントを行っているのが笑恵館です。

 祖師谷大蔵駅に近いこの家で育った田名さんは、結婚後もここに住み、子育てを終え、数年前から老後を考えるようになりました。住み慣れた家で最期まで過ごしたいと考えていた田名さんですが、在宅介護のシステムは進んでも、全くのひとり暮らしにはやはり不安があります。母の介護や相続の大変さが骨身に染みていた田名さんは、すでに家を離れている子どもたちに同じ思いを強いる気持ちにはなれなかったといいます。

 「家を地域に開放しよう。場所を開けば新しい出会いが生まれる。孤立した独居老人ではなく、元気な間はイキイキと暮らしを楽しみ、豊かな人間関係に囲まれて終末を迎えたい。その後この場所は、同じ思いを持つ人たちに受け継いでもらおう」それが田名さんの結論でした。
 潔い決断に驚かされますが、これまで子育て支援や高齢者ケア、グリーンボランティアなどさまざまな地域活動に関わってきた田名さんにとっては、「いつの間にか準備ができていた」ことでした。

 区の起業支援や福祉の講座で法律や建築の知識を学び、そこで知り合ったサポーターらの協力を得てリフォームを終えて笑恵館がオープンしたのは、2014年3月のことでした。「古くなったアパートは、保証金・更新料なしで貸しています。困難を抱えているシングルマザーや高齢者に利用してほしい」と田名さん。

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 地域の中で孤立しがちな人たちが、緩やかなつながりの家族になれる家、世代を超えた人々が集まる場所にしたい。空き家対策や終末期在宅ケアの推進にもつながる「みんなの家」を目指して、田名さんの試行錯誤は続いています。
(取材/編集委員 家井雪子)

笑恵館 http://shokeikan.com/
電話1(プッシュホン)03-3416-2308 世田谷区砧6-27-19
Posted by setabora at 17:33
セボネ8月号まちの市民力「ぬくぬくハウス」 [2016年08月10日(Wed)]

「まちの市民力」は、街の中で地域やそこで暮らす人たちと一緒に活動している団体を紹介します。

多世代がつながる居場所
ぬくぬくハウス

 二子玉川駅から川沿いに歩くと、のどかな風景の中、一段と心和む一軒家『ぬくぬくハウス』があります。取材に訪れた金曜日は、誰でも立ち寄れる「ぬくぬくカフェ」の日。取材中もひっきりなしに、学生やご近所さん、いろいろな人が代わる代わる出入りして、お茶を飲みに来ていました。

 ぬくぬくハウスは、オーナーの温井克子さんの「自宅を地域に開きたい」という想いをベースに、宮川さん・伊中さん・青柳さん・林さんと5人で「地域の居場所をつくろう」と動き始め、プレイベントを重ねて、2015年9月「地域共生のいえ」としてオープンしました。

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写真左がオーナーの温井さん

 立ち上げのため自宅の改装や片づけと並行して、すでに居場所づくりをしている団体へ行ってお話をうかがったりイベントに参加しながら、勉強を重ねてじっくり準備してきました。「いまもまだ手探りで試行錯誤しながら、仲間とともに楽しくやっています」と、にこやかに話す温井さん。

 ぬくぬくハウスでは、「こども・ぬくぬく(子どものたまり場)」「おとな・ぬくぬく(大人の学び場)」のほかに、多世代が交流できるよう「まぜっこ・ぬくぬく」を展開し、流しそうめん&井戸の水を使った打ち水イベントなど季節の行事を楽しんでいます。7月29日からは子ども食堂をスタート(第2・4金曜日17時半〜19時半)。
 メンバーたちは、「ただ面白いイベントをやって『楽しかったね』で、終わるのではなく、子どもから高齢者まで誰もが安心して幸せな気持ちで暮らせるまちになるように、ていねいに活動をしていこう」と話し合っています。

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井戸の水をつかって流しそうめんを楽しみました

 また、この夏は大学生のインターンシップも受け入れています。取材をしているとインターンのアメリカ人留学生ジェイコブさんがやってきました。一生懸命、日本語で自己紹介するジェイコブさんに「あなた、すごく日本語上手になったわよ! 感心しちゃった。すごいわ」と温かくほめるメンバーたち。この優しい、ゆったりとした空間なら、世代を問わず「実家」に帰ってきたような気持ちで溶け込める気がします。

 一杯お茶を飲みに気軽に立ち寄れる、まちの縁側として訪れてみてください。駅周辺とはひと味違う二子玉川を感じられます。
(取材/編集委員 鈴木朋子)

ぬくぬくハウス http://www.nukunuku-house.com/ 
電話1(プッシュホン)03-3707-0037 世田谷区玉川1−2−3


Posted by setabora at 17:22
セボネ8月号特集「音楽で育むチカラ〜子どもたちの熱い夏〜」 [2016年08月10日(Wed)]

音楽で育むチカラ 〜子どもたちの熱い夏〜

 世田谷はクラシックから邦楽まで、さまざまなジャンルのプロの音楽家が住んでいるところです。区民に音楽を身近に楽しんでもらおうと、9年前に立ち上げられたのが「世田谷文化生活情報センター音楽事業部」(せたおん)。
 身近に音楽や文化・芸術にふれ、親しむ機会、そして参加の機会も提供しています。忘れてはならないのは、音楽を楽しむ子どもたちの存在。夏に演奏会などを控えて練習に励む世田谷の子どもたちの音楽のシーンを訪ねてみました。


◆未来を担う青少年への専門的な音楽教育

 トップバッターは「せたがやジュニアオーケストラ」。6月の最終日曜日、練習場の船橋公文書庫では、「夏のコンサート」を控えて各パートの音が響き渡っていました。2010年に発足したオーケストラの前身は、過去2回にわたり実施された「オーケストラ楽器体験ワークショップ」。区内在住・在学の子どもたちに、2008年度は約7ヶ月間、2009年度は約3ヶ月間、小学校低学年のワークショップを行ったことがジュニアオーケストラ設立につながりました。

 音楽監督でもあり作曲家の池辺晋一郎さんはメッセージの中で、南米のベネズエラでの青少年のための音楽活動「エル・システマ」に触れ、音楽によって貧しい子どもたちの麻薬汚染率がゼロになったことを伝え、「オーケストラという素晴らしい社会勉強の場を、ぜひ世田谷の子どもたちに体験してほしい」と述べています。

 現在活動中のメンバーは70名。書類選考とオーディションがあり、バイオリンは倍率3〜4倍と人気。学校の吹奏楽部などで楽器の経験のある子どももいますが、打楽器やオーボエ、ファゴットなど未経験でもOK。1年やればある程度できるようになります。練習は毎週日曜日。演奏会の直前は平日の夜も。「部活と両立できる」「欠席は本番まで3分の1以下であること」などが応募の条件です。

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 この日は8月6日の世田谷区民会館でのコンサートに向け、そろそろ本腰態勢。それぞれのパートにプロの音楽家がついて指導にあたっていました。「世田谷在住の著名な先生方がご協力下さっています」と事務局の野崎さん。小学校5年から高2の今までずっと打楽器のシホさん、コントラバスを弾くハナさん、クラリネットを吹く高3のシオリさんはとても仲良し。「ここに来るといっぱい友だちができる。いやになったことはありません」といいます。女子が圧倒的に多く、5人のコントラバス奏者のうち、4人が女子です。

 受付など、スタッフとしてお手伝いをしている杉山さんは、卒団後、音大に通っていますが、オーケストラとは離れがたくアルバイトを志願しました。「卒団して、『もうダメ! 行きたい!』と思って。すごく好きだったんです。部活と違って上下関係が厳しくないし、家族のような雰囲気で。小さい子とは姉妹のようですね」と目を輝かせます。

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楽器の技術向上だけでなく、豊かな人間性を育てている

 この日、指揮をしていたのは、専門のバイオリンの指導も行ってきた三浦章宏さん。東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターです。「管楽器は初心者も多いですが、どんどん上手になっていきます。最初から関わっていますが、代がかわっても先輩が後輩に伝えていく。オーケストラはみんなでつくっていく素晴らしいものです」
ベートーベンの交響曲第一番第一楽章や、ベルリオーズ、グリーグの曲、楽器体験コーナーもある夏の演奏会で、練習の成果をぜひお聴きください。

せたがやジュニアオーケストラ http://www.s-j-o.jp/
夏のコンサート 8月6日(土)14時開演 世田谷区民会館


◆日野皓正校長のもと、中学生がジャズに奮闘

 同じ日の午後、今度は池尻小学校体育館を訪ねると「ドリームジャズバンド」(DJB、通称ドリバン)の公開ワークショップが開かれていました。ドリバンのメンバーは、「ドリームジャズバンドワークショップ」(主催/世田谷区教育委員会、企画制作/世田谷パブリックシアター)に参加する世田谷区立中学校の生徒たち。
 4月に募集があり、開講式を経て、8月21日に世田谷パブリックシアターで行われるコンサートまで、4ヶ月間24回の練習に励みます。12年目となるドリバンは、日本を代表する世界的なトランペッターの日野皓正さんが校長、保坂区長が学園長です。

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世界的ジャズトランぺッター 日野皓正さん

 この日はトロンボーンの片岡さん、トランペットの西尾さんらがアンサンブルを指導。片岡さんは「音が出るか出ないかではなく、ソウルがあるかどうかが大事。熱意がなければ振り向かれないでしょ? あとがない、失敗したら彼女がいなくなっちゃう! くらいの気持ちで必死にならなければ!」と熱をこめます。

 最後に登場の日野校長。開口一番、「こんなひどいバンド、やめた方がいいよね。勝手にどっか探してやった方がいいんじゃない?エライのはサポートスタッフ。絶対に無理だと思ったのを、必死になって泣きながらやってきた。彼らは誇れる」「文化がなくなりつつあるこの世の中で、この子たちはいい方だ。でも意気込みが足りない」と超手厳しいお言葉。

 「日野さん、あのお言葉は本心ですか?」と恐る恐る質問すると「当たり前ですよ。いのちを張っている以上、その気にならないと。あと11回しかないんだから」その気迫に、聞いている方もゾクッとします。

聞き手「日野さんにとってドリバンは特別なものですか?」
日野氏「子どもの脳の能力は大人の何百倍もある。脳がフレキシブルで、血がたぎっているんです。やりがいがあって今までやってきました。中学を卒業してやめていった子どもたちがサポートスタッフになっていて、これが素晴らしい。子どもは変わります。目を見ないで挨拶するから「目を見ろ」と言ったら目を見て話すようになった。子どもたちはすごい、こういうバンドは日本一だと思ってきたけどね」
 学校の先生にも親にも言われない厳しい、でも愛情あふれた言葉を、「第三の大人」から投げかけられたら子どもは変わるのでしょうね。

 「いつもあんなに日野先生は厳しいの?」とリード・トランペットで頑張っていた黒田くんに問いかけてみると、「去年も1時間も怒られました」とあっさり。お姉さんもトランペットをやっていたという彼は「学校以外の友だちとひとつのものをつくり上げるのがドリバンの魅力」と語ってくれました。

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Dream Jazz Band

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Dream Jazz Band Live(撮影:牧野智晃)

せたがやこどもプロジェクト2016《ステージ編》
日野皓正 presents “Jazz for Kids” 
8月21日(日)14時開演 世田谷パブリックシアター


◆1才から音とあそび、からだから声を出す

 もうひとつは「世田谷ジュニア合唱団」。今年1月に開催された「新年の集い」で、日野原重明さん、湯川れい子さん、保坂区長が「音楽の持つちから」について対談をされた時、合間に素晴らしい歌声を聞かせてくれたのが、世田谷ジュニア合唱団。日野原さん、湯川さんも「素晴らしい!世田谷の宝ですね」と絶賛でした。
 
 ジュニア・オーケストラ、ドリバンが世田谷区の主催事業であるのに対し、合唱団は掛江みどりさんによって1992年に創立された民間の合唱団で、世田谷区社会教育登録団体となっています。2年に1度開かれる定期演奏会、例年は夏ですが、今年は12月11日に渋谷区のさくらホールで開かれます。今夏は新国立劇場のオペラ「夕鶴」の公演に選抜メンバーが児童合唱で出演することになっているからです。

 毎週水曜日の午後に行われるレッスンを見学しました。1〜2才のクラスから、小学校高学年〜高校生のクラスまで年齢別に4クラスで構成されています。小さい子どもたちは体を動かすリズム遊びを通じて音に親しみます。「学校が早く終わって、うちにいるよりいいから、ここで宿題していたの」と話す小2の美南ちゃん。レッスンが始まると、指導の宮原先生のアシスタントのように小さな子どもたちの相手をしていました。

 クラスを指導する掛江先生が来られないこの日は、音大1年のOGがヘルプに入っていました。「おなかの体操」でおなかから声を出すことを学びます。女の子が圧倒的に多いのですが、小2の真輝クンは、中学生のお兄ちゃん共々、歌が大好き。「ここは男女分け隔てなくのびのびできるので、自信につながりますね」とお母さん。

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身体を動かして音に親しむ

 事務局を担っている岡田さんの娘さんは幼稚園の年長から高2までずっと続け、今は音大生。「小さい時からずっと見てきている大人がいる、というのがいいですね。指導が時に厳しくても子どもは案外平気です。先生との信頼関係があるからでしょう」と岡田さん。
 子どもたちがメイクして晴れ舞台にあがる、12月の公演では「サウンド・オブ・ミュージック」やクリスマスソングを歌います。来年の区の「新年の集い」への出演もきまりました。

世田谷ジュニア合唱団 http://www.sjcsjc.com/
創立24周年記念演奏会 12月11日(日)14時開演
9月1日よりチケット発売開始


◆次の世代を育む音楽
 
 オーケストラ、ジャズバンド、合唱団と活動はさまざまですが、いずれもプロの大人たちが本気で関わり、子どもたちは卒団した後もサポーターやアシスタント、指導者となって後輩たちに自分が学んだことを伝えています。世田谷で今精力的に取り組まれている、文化・芸術振興計画にとっても、大きな宝物だと実感しました。
(取材/編集委員 星野弥生)

Posted by setabora at 16:00
ボランティア情報誌「セボネ8月号」を発行しました [2016年08月10日(Wed)]

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★8月号表紙イラスト 井上八重子さん

【今月の掲載記事】
★特集「音楽で育むチカラ〜子どもたちの熱い夏〜」
「せたがやジュニアオーケストラ」「ドリームジャズバンド」「世田谷ジュニア合唱団」各所で、音楽に夢中になっている子どもたちを訪ねてみました。

★まちの市民力「ぬくぬくハウス」
自宅を地域にひらき、“多世代がつながる居場所”としてオープンしてもうすぐ1年。毎週金曜日に開催している、だれでも立ち寄れる「ぬくぬくカフェ」にお邪魔してきました。

★キラリ世田谷人「田名 夢子さん」
『私の願いは、めったに会わない身内よりも、気心の知れた近所の他人とお付き合いしながら、住み慣れたまちで人生を全うすることです』そんな思いで、笑いの絶えない恵みに満ちた「みんなの家」をめざす、『笑恵館(しょうけいかん)』のオーナー、田名さんをご紹介します。


世田谷ボランティア協会の情報誌「セボネ」は、
区内の図書館や区民センター、出張所・まちづくりセンターなどでも配布しています。

なお、情報誌「セボネ」はボランティアの編集委員が企画・取材して制作しています。
ボランティア募集、イベント告知など、みなさまからの情報を集めていますので、
ホームページの投稿フォームから情報をお寄せください。
http://www.otagaisama.or.jp/usp_form/toukou
Posted by setabora at 16:00