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セボネ2月号キラリ世田谷人「新澤克憲さん」 [2015年02月03日(Tue)]
キラリ世田谷人は、世田谷を中心に活躍するキラリと光る素敵な方がたをご紹介します。

居場所づくりを大切にしている
新澤 克憲さん

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写真前列中央が新澤さん

 新澤克憲さんは、上町にある就労継続支援B型事業所「ハーモニー」の施設長で、とても気さくな方です。ハーモニーはアットホームな雰囲気で、精神・身体障がいのある方が通っています。
 新澤さんは、大学で障がい児教育を学んだ後、重度心身障がい者のデイケア施設職員を経て、こころの病のある人と出会いました。20年前にハーモニーの施設長を引き受けましたが、毎日の生活にたくさんの苦労を抱えている人たちと出会うなかで、就労訓練は大事だけれども、まずはその人その人に応じた、生活の基盤となり、生活に寄り添っていける、安心できる「居場所」が大事なのではないかと考えるようになったと言います。

 ハーモニーの名前を一躍有名にしたのは『幻聴妄想かるた』。こころの病を抱えた利用者が体験した幻聴や妄想をかるたにしたものです。「愛の予防センター」と名付けた当事者ミーティングを重ね、そこで語られた利用者の日々の困りごとから生まれました。『幻聴妄想かるた』が世に出てよかったこととして、「みなさんが外で幻聴や妄想の話をすることに抵抗がなくなったこと、それぞれが抱える幻聴や妄想を周囲と共有できたこと」と新澤さんは言います。メディアや学校、研修会などで利用者さんが話す機会が増え、講演料が工賃になっています。また、それぞれの幻聴や妄想が主治医や大家さんにも共有され、スムーズなコミュニケーションにもつながっています。
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『幻聴妄想かるた』第1弾は出版から3年で、なんと約5,000セットも販売


 「かるたづくりは居場所づくり」と新澤さん。かるたづくりを通じて自分の話をする機会が増えたことで、利用者が自分の体験を安心して話せる場づくりにつながったのです。かるたが商品になることは利用者の誇りにもつながり、自分の体験にもとづく読み札が自己紹介代わりにもなっています。
 就労だけが社会参加ではなく、こうした違う形での社会参加もあるのだなと感じました。ぜひ一度このかるたで遊んでみてはいかがでしょうか?(取材/市川 徹)

「ハーモニー」ブログ http://harmony.exblog.jp/
『新・幻聴妄想かるた』http://www.geocities.jp/harmony_setagaya/index4.html
Posted by setabora at 11:33
セボネ2月号まちの市民力「日大文理学部社会学科 後藤ゼミ」 [2015年02月03日(Tue)]
「まちの市民力」は、街の中で地域やそこで暮らす人たちと一緒に活動している団体を紹介します。

研究室から、地域へ
日大文理学部社会学科 後藤ゼミ

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写真左が後藤範章先生、右がゼミ長の鈴木秀隆さん、中央が次期ゼミ長のありなさん


 昨年10月の雑居まつりでビデオカメラを手に、区長や雑居まつり実行委員にインタビューしている若者の一団、それが日本大学文理学部社会学科後藤範章研究室(通称後藤ゼミ)のゼミ生でした。

 11月の「ふくしまっ子リフレッシュin世田谷」の報告会と講演会の会場となったのは日本大学文理学部キャンパス。夏のリフレッシュのボランティアに参加したゼミ生たちが、この日も「保養」ボランティアの報告をしました。出会いの縁の多い後藤ゼミですが、もともとこの研究室は「象牙の塔」に留まるのではなく、フィールドワークを重ね、写真やドキュメンタリー映画の製作を通じ、自分たちが生きている社会を「見て」「知る」という実践を続けてきました。

 2011年の東日本大震災は、社会のあり方、生き方を大きく変えるきっかけとなりました。そこでポスト・フクシマの新しい生き方と社会を探ろうと、原発からの避難者や支援者に密着取材し、石垣島、岡山に移住した関東圏の人たち、福島県富岡町から都内への避難者、「世田谷こども守る会」による新しい動きや考え方をドキュメンタリー映画にまとめました。

 また、自分たちの大学がある地域との接点をもち、地域とつながろうという試みも行っています。「まだ知られていない地域資源、ヒト・コト・モノを取材し『下高井戸・桜上水物語』というドキュメンタリー作品として発表しています。下高井戸商店街や、日大文理学部の大学院生で全盲の水泳金メダリスト、竹細工のお店など、地域の宝物を再発見し、新たな意味を付与するという試みです」と後藤先生。完成した映画の上映会を行い、地域の人たちに観てもらえばそこが地域とつながる交流の場にもなります。

 雑居まつりで撮影していたゼミ長の4年生、鈴木秀隆さんのチームは、12月に成城ホールで行われたせたがや自治政策研究所主催の「世田谷まちづくりプレゼン大会(※)」に参加。世田谷の多様な市民活動をデータベースにし、可視化して活用することで地域活性を図るという提案を、雑居まつりでのインタビュー映像を交えてプレゼンし、見事入賞。鈴木さんの卒論は住民がつくった冒険遊び場「羽根木プレーパーク」がテーマ。

 関心のあることを学び、深め、それを地域のつながりに活かしていく。まさに地域への貢献です。(取材/星野弥生)

※区内の大学に通う大学生が考える新鮮で具体的な提案が、地域資源を活かした地域活性化や新たな連携のきっかけになることを期待して開催された。8大学21チームが参加。

Posted by setabora at 11:24
セボネ2月号特集「みんなで食べよう夕ごはん」 [2015年02月03日(Tue)]

みんなで食べよう夕ごはん
〜「しもうま夕ごはん会」の1年〜

 ひとり暮らしだったり家族が忙しかったりで、夕ごはんはいつもひとり…という人も少なくありません。たまには誰かと一緒に夕ごはんを食べたい、でも夜に遠くまで出かけるのはちょっと、という人たちのために、世田谷ボランティアセンターで開かれているのが「しもうま夕ごはん会」です。
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◆ひとりぼっちの夕ごはんはつらい

 「ごはんなんて、コンビニ弁当だっていいのよ。つくってくれるより、いっしょに食べてほしいの」
 高齢者やひとり暮らしの人たちからたびたびそんな声を耳にしたことから、「しもうま夕ごはん会」は始まりました。
 介護保険サービスでは、利用者のための調理は対象になりますが、単なる話し相手を依頼することはできません。ヘルパーさんは夕ごはんをつくり終わると帰ってしまいます。お昼はミニデイや趣味の集まりなどで誰かと一緒に食べる機会があるけれど、夕食はいつもひとりで食べていると、ひとり暮らしの人の多くが言います。

 外食も毎日とはいかないし、ひとりでは飲食店に入りにくい人もいる。夜の外出は危ないと、家族やヘルパーさんに止められている場合もあります。いつもコンビニ弁当では栄養が偏るし飽きる。自分でつくっても、ひとり分では材料が限られたり、メニューが単調になりがちです。ことに、これまでずっと家族と一緒に食事をしてきた世代にとっては、いつもひとりで夕ごはんを食べるのはさみしくてつらいことです。

 どうせつくるならほかの人の分も。どうせ食べるなら誰かといっしょにと、世田谷ボランティアセンターで「しもうま夕ごはん会」をたち上げることになりました。おかずを持ち寄るのか、お弁当を頼むのか。何時から始めるか、会費はいくらにするか。そもそも参加する人はどのくらいいるのか。最初はすべて手探りでした。
 ひとり暮らしの男性を対象に月1回、いっしょに料理をつくる昼食会を開いている「キッチンサロン三茶」に意見を聞いたり、ボランティアセンターの利用者にアンケートをとったりして、「料理は自分たちでつくる。開催は月1回、会費は500円」と決まりました。夕ごはん会に参加したいという人だけでなく、つくり手としても参加できるという人も集まりました。こうして2013年10月、ボランティアセンターでお試し会が開かれ、翌月から正式にスタートしたのです。
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◆人気メニューは炊き込みごはん

 夕ごはん会は毎月第3火曜日の午後5時半から始まります。帰りが遅くならないようにこの時間になりました。参加者の多くはひとり暮らしの高齢者。友だち同士誘い合わせて来る人もいれば、手押し車を押してくる人、面倒だから3食カップラーメンだったという人もいます。高齢ではないけれど病気で自分では料理をつくれないので参加したという人、お姉さんの車イスを押してくる人、息子と同居しているけれどメニューの幅を広げたいという人などさまざまです。

 6人ずつ座れるようセットされたテーブルの席は自由。来た順に好きな場所に座ります。料理を待つ間は隣の人とおしゃべりを楽しんだり、誰かしらがみんなにお茶を入れたりと、ゆったりとした時間を過ごします。この和やかさも回を重ねてきたからこそ。はじめはテーブルをロの字型にしたり、自己紹介の時間をつくったり試行錯誤を繰り返しましたが、かえってぎごちなくなることも。自己紹介をしなければならないならもう来ないという人もあらわれ、次第にみんながくつろげる今の形になりました。
 夜7時には食事が終わります。参加者は口々に、「ごちそうさま」「毎回楽しみにしているのよ」「みんなで食べるとやっぱりおいしいわねえ」などと言いあいながら、三々五々帰っていきます。帰り際にスタッフに、日ごろ困っていることの相談を持ちかける人もいます。

 つくり手の参加者は午後4時に集まり、まずみんなで買い物に出かけます。田舎から届いたジャガイモを担いで来てくれる人、ひとり暮らしで使わなくなったからと重いフードプロセッサーを持ってきてくれる人もいて、みんな元気いっぱい。つくり手には男性もいて、「これしかできないから」といいながらも、慣れた手つきでごはんをよそったり、テーブルを整えたり。自然に役割分担ができているようです。

 つくり手は4〜5人から8人くらいになる時もあります。主婦歴ウン10年のベテランぞろいだけに手際の良さはさすがですが、味にも素材にも調理法にもそれぞれこだわりがあって、ひとつの料理をいっしょにつくるのが大変なことも。でもそれも、みんなにおいしい料理を食べてもらいたいと思えばこそ。そんな競いあいも、元気のもとになっているのかもしれません。
 メニューはみんなの希望を聞いてスタッフが決めますが、人気があるのは炊き込みごはんや酢豚など、ひとりではあまりつくらない料理です。昨年12月にはローストビーフにも挑戦しました。


◆生まれる地域の絆

 現在の参加者は下馬と野沢からがほとんど。ご近所だから、ふだん顔を合わせることもあります。「しもうま夕ごはん会」のお知らせは、あんしんすこやかセンターなどにチラシを置くほか、近くの団地2棟にポスティングしています。参加者が歩いて来られる範囲を考えてのことですが、それが思わぬ成果を生みました。今までは顔を知っていても会釈するだけだったけれど、夕ごはん会で顔なじみになってからは、挨拶したり、会話を交わすようになった、というのです。
 人と言葉を交わす機会が増えれば気持ちも明るくなるし、地域の情報も耳に入りやすくなります。知りあいが増えれば、ひとり暮らしには心強いセーフティネットになることでしょう。「同じ釜の飯を食う」という言葉があるように、いっしょにごはんを食べることには、人との垣根を外し、距離を縮める不思議な力があるようです。

 思いがけない参加者も現れました。「しもうま夕ごはん会」に、毎回のように小さなゲストがやってくるようになったのです。近くのインターナショナルスクール「ブリティッシュスクール・イン・トウキョウ昭和」の多国籍の小学生です。子どもたちは参加者といっしょに料理をつくったり、同じテーブルについて日本の食事作法を教わったり、後片付けを手伝ったりします。世代が離れていても、国が違っても、食べ物を仲立ちにして会話がはずみます。
 このプログラムは学校でも大好評で、毎回4名の募集に10倍以上の申し込みがあるとか。子どもたちにとっても参加者にとっても、異文化交流ができる双方向の社会貢献となっています。
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◆見えてきた問題点

 夕ごはん会の定員は10名ですが、最近は参加者が20名を越えることもたびたびになりました。常連さんもでき、できるだけお断りしたくないと考えているからです。参加者が増えるのは嬉しいことですが、設備やつくり手の負担を考えると限界が来ています。会場の炊飯器ではこれ以上の人数は難しくなり、仕事を持つ若いつくり手は、つくり始める時間が早いのでなかなか続かないのです。
 もっとあちこちで夕ごはん会が開かれればいいのに。いっしょに企画してくれる人はいないかな、というのが、スタッフの願いです。障がいがあって自分ひとりでは会場まで来られない人のことも気になっています。送迎の手段やスタッフのサポート体制をつくって、何とか実現したいと考えています。

 ひとり暮らしや高齢でなくても、誰かと夕ごはんを食べたいと思っている人はまだまだいそうです。家族と暮らしていても、たまには自分が外に出ることで家族を解放してあげたい、でもひとりでは外食しにくい、と思っている人もいますし、シングルマザーやシングルファーザーも、大勢でいっしょに食事をすれば日ごろの緊張が解きほぐせるかもしれません。ひとりで食べることに抵抗のない若い世代でも、夕ごはん会のような機会があれば参加したいと思っている人は少なくありません。食べることには単に栄養をとるだけでない力があると、どこかで気づいているのかもしれません。 

 夕ごはん会の参加者からもいろいろな声が届くようになり、新しいアイデアも生まれています。ひとりで飲食店に入りにくいなら、みんなでいっしょに外食に行こう。家族で過ごす人の多いクリスマスや年末年始にこそ夕ごはん会を開きたいなどなど。どれも今後の課題です。

 時代とともに生活の形が変わっていくのは仕方がないけれど、いつでもひとりで夕ごはんを食べるのが平気になるのはどこかさびしい。大切なことを忘れてしまうような気がします。
 みんなで食べるごはんは楽しいし、いっしょに食べれば仲良くなれる。自分たちでつくれば経済的で、ムダが減って棄てるものも少なくてすむ。いいことずくめの夕ごはん会ですが、実施している所は都内でもまだほとんどありません。世田谷発の新しい活動として広まっていってほしいものです。
(取材/家井 雪子)

★いっしょに夕ごはんをつくってくださる方募集中!
 新しく夕ごはん会を開いてみたいという人・場所も探しています。
 詳しくは 世田谷ボランティアセンター 電話1(プッシュホン)03-5712-5101 まで

Posted by setabora at 11:00
情報誌セボネ2015年2月号を発行しました [2015年02月03日(Tue)]
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☆2月号表紙イラスト 河井いづみさん

【今月の掲載記事】
☆特集「みんなで食べよう夕ごはん 〜『しもうま夕ごはん会』の1年〜」
 ひとり暮らしだから夕ごはんはいつもひとり…。たまには誰かと一緒に夕ごはんを食べたいという人たちのために、新しい取り組みが始まっています。

☆まちの市民力「日大文理学部社会学科 後藤ゼミ」  
 関心のあることを学び、深め、それを地域のつながりに活かしていく。まちをフィールドにした学びを実践する後藤ゼミを紹介します。

☆世田谷キラリ人「新澤 克憲さん」   
 『幻聴妄想かるた』で有名になった「ハーモニー」の施設長、新澤さんにお話をうかがいました。

↓PDFファイルでこちらから見れます。
SEVONE130-201502.pdf

世田谷ボランティア協会の情報誌「セボネ」は、
区内の図書館や区民センター、出張所・まちづくりセンターなどでも配布しています。

なお、情報誌「セボネ」はみなさまの声を集めて制作しています。
ボランティア情報、イベント情報などをお寄せください。
ホームページから情報を投稿できます。
次回2015年3月号掲載分は、2月10日(火)に締め切ります。
Posted by setabora at 10:49