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セボネ11月号キラリ世田谷人「相沢祐司さん」 [2016年11月05日(Sat)]

キラリ世田谷人は、世田谷を中心に活躍するキラリと光る素敵な方がたをご紹介します。

休日は山登り ときどきボランティア
相沢 祐司 さん

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 ふだんは会社員としてお勤めしている相沢さん、いまやボランティアセンターのイベントに欠かせない名物ボランティア。威勢よく、わなげ屋さんを盛り上げて、子どもたちを笑顔にし、見ている人をも虜にしてしまう名人です。

 そんな相沢さんが地域に目を向けるようになったのは、2011年の東日本大震災がきっかけでした。「自分も何かしなくちゃ」と思い、ネットで調べて見つけたのがボランティアセンターとの出会い。2011年11月のボランティアバスに参加し、岩手県山田町に行きました。その時の街の様子は衝撃的で、いまでも忘れられないといいます。それから2013年3月のボラバス終了まで、計10回以上被災地支援にかかわりました。

「それまで地域のことには見向きもしなかったけど、このことをきっかけに地域のことを考えるようになった」と話します。「今ここで何か災害が起こったら地域はどうなるのかとか、自分に何かできることはないかと思って、動いてみようと思ったんです」

 地域の防災訓練や避難所運営訓練にも参加するようになり、ご近所の顔見知りも増えました。行動的な相沢さんは、その後も福島県浪江町の町の人にガイドしてもらって実際に現地を見に行ったり、昨年の茨城県常総市の水害支援にも参加してきました。

 今年も熊本地震や豪雨災害など各地で被害が出ました。それらの報道を「遠くの他人事としてみるのではなく、自分にも降りかかるかもしれない心配事として、少しでも関心をもつことが大切」といいます。しかし関心をもつ人は多くても、そこから一歩行動を踏み出すのはなかなか難しいこと。

 休日はもっぱら近郊の山登りに行くのを楽しみにしている相沢さんですが、「山登りと同じですよ」と話します。
「高い岩場でも、まずは足を一歩前に踏み出し、手を岩にかけることから始まる。一歩一歩小さくやっていけばおのずと前に進んでいく。ただ眺めているだけでは先には進めないですからね。少しずつでも動いていくことが大切なんじゃないかな」と。

ボランティアで地域とかかわることは、仕事などの日常生活から一歩離れて、自分自身を解放でき、いろんな発見ができるのだとか。「自分が楽しくないと、まわりも楽しくないしね」自然体で楽しむ姿勢がまわりを元気にしています。
(取材/事務局)
Posted by setabora at 15:52
セボネ11月号まちの市民力「学習支援ボランティア 桜んぼ塾」 [2016年11月05日(Sat)]

「まちの市民力」は、街の中で地域やそこで暮らす人たちと一緒に活動している団体を紹介します。

日本大学文理学部 学習支援ボランティア
桜んぼ塾

 「桜んぼ塾」は、近所にある福音寮などの児童養護施設やひとり親家庭の子どもたちに対して学習支援をしている日大文理学部の学生ボランティアサークルで、2006年に発足しました。

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お話をうかがった斎藤さん、福田さん、宮崎さん

 活動は週1回、金曜日の18〜19時半に日大文理キャンパスの教室で行われています。ここに通っている子どもたちは小学5年生から高校生まで29名。子どもたちの居場所となることをめざして、学校の勉強以外のことも教えるなど、子どもたちのやりたいことをサポートしています。

 桜んぼ塾のメンバーは77名。当初は社会福祉学科の井上先生のゼミ生が中心でしたが、2011年にサークル化してから学科外の学生が増えました。ボランティアに興味がある学生や、教職課程を履修しているので子どもたちと関わりたいなどの理由からだとか。

 1人の子どもの学習を、学生2〜3人で担当するチーム制にしているほか、担当の学生が変わっても対応できるよう子どもたちの様子を毎回記録するなど、活動の工夫も重ねています。ただ、桜んぼ塾に参加するには、児童養護施設のことや子どもとの付き合い方などを学んだり、子どもの学習の進捗状況に合わせて担当の学生が自作で学習資料を毎週つくる必要があるなど、活動条件が厳しく、継続していくには負担もあります。

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手づくりのプリント

 それでも多くの学生が参加しているのは、子どもたちが毎週楽しみにしていたり、困難な環境にある子どもたちと接して違う考えが得られるなど、関係性ができて楽しくなってくるからだといいます。子どもたちも最初は人見知りだったものの、徐々に会話が増え、わからないことを聞いてくるようになるなど、コミュニケーション面での成長が多く見られました。

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 最近では部活が終わってから学習に来る子や、家庭でひとりでご飯を食べる「孤食」の子もいることから、おにぎりを用意して一緒に食べる「子ども食堂」的な活動や、卒業した子どもや学生OB・OGの居場所として「桜んぼカフェ」を2ヶ月に1回開催して、現役世代も含めた交流の機会をつくり始めるなど、さらに活動の幅が広がっています。長い目で応援していきたい活動です。
(取材/編集委員 市川徹)

桜んぼ塾  sakuranbojuku@gmail.com

 
Posted by setabora at 15:43
セボネ11月号特集「食べ物の「もったいない」を「ありがとう」にかえるしくみ」 [2016年11月05日(Sat)]

食べ物の「もったいない」を
「ありがとう」にかえるしくみ


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 賞味期限が近いけどまだ食べられるもの、家庭で余っている食品など、「もったいない」ものがあふれています。「もったいない」を「ありがとう」に変える仕組みが「フードドライブ」であり、「フードバンク」です。
 世田谷区が取り組んでいる「フードドライブ」、そして「セカンドハーベスト・ジャパン」がコーディネートする、食品を循環させるプログラムについてお伝えします。


◆捨てられている食べ物

 「フードドライブ」という言葉を聞いたことはありますか?
「フードドライブ」とは、家庭で余っている食品などを持ち寄り、広く地域の施設などに寄付する活動です。世田谷区でも大きなイベントや講習会などで年間十数回のフードドライブが実施されています。この取り組みについて、世田谷区清掃・リサイクル部にお話をうかがいました。

 世田谷区で「フードドライブ」を始めた背景には、区内で捨てられている可燃ごみのうち、未使用の食品を含む生ごみが3割を超えているという事実があります(「家庭ごみ組成分析調査」より)。そこで、区では、食品を無駄に廃棄せず、買い過ぎたり、つくりすぎないよう「適量購入・適量調理」を啓発してきました。それでもなお家庭で食べ切れず余ってしまう未使用食品の受け皿として、2014年から「フードドライブ」に取り組むようになりました。

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 世田谷区のフードドライブでは、一定の条件を満たす未使用・未開封の食品を対象として受け取っています。最近実施されたフードドライブの参加者からの聞き取りでは、余剰食品の発生要因としては「贈答品」が最も多く、次に「買い置き ・買い過ぎ」の順で多かったそうです。提供する人に世代的な偏りはないものの、比較的年配の方やファミリー層が多いとのこと。食品の種類としては缶詰・お菓子類が多く(中には米袋を持ってくる人もいたとか!)、最近では災害時の非常食の買い換えに伴って発生したものが提供されることもありました。

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◆関心の高まり

 世田谷区におけるフードドライブの取組みは、開始から2年余りの間で、毎回提供してくれるリピーターや気にかけてくれる人が増えるなど、徐々に広まってきているようです。2014年度〜2015年度に世田谷区で実施されたフードドライブでは、重量500kg、点数2,000点、受付件数260件を超える食品の提供がありました。
 
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 これらの食品は、イベント終了後に、連携先である「セカンドハーベスト・ジャパン」により、食品を必要としている社会福祉関係のさまざまな施設に配送されています。
 現在は主にイベントに併せて実施しているため、都合が合わなかったり、会場が遠いなどの理由で参加機会を逃した方からは、常時受付できる窓口の設置など、受け皿の拡充を望む声が区にも寄せられていて、今後の課題となっています。

 区としては、フードドライブはまだ食べられる食品を無駄にしないための最後の手段であるということ、それ以前に、そもそも余剰食品を発生させないことが大切であるということを今後もPRしていくとのことです。また、子どもから大人まで、多くの区民が「もったいない」と共感できる「食の問題」を出発点に、ものを大切にする意識の醸成を図っていきたいということでした。


◆「すべての人に食べ物を!」
 
 「セカンドハーベスト・ジャパン」(以下、2HJ)は、山谷などで炊き出しのための食材を集める活動から、長年日本に住んでいるアメリカ人のマクジルトン・チャールズさんを中心として、2002年にスタートしたNPOです。「セカンドハーベスト=第2の収穫」とは、集めた食料をもう一度分配する「2回目の活用」を意味し、フードバンク活動のネーミングとして定着しています。

 浅草橋にある事務所内には、企業からの寄贈品、また防災の備蓄品入れ替えのためのアルファ化米、缶詰、粉ミルクなどの入ったダンボールが山と積まれています。市販ルートとは異なる「志」のある無償のドネーション(寄付)は、児童養護施設などの福祉施設や生活困窮者の支援団体などに提供されています。

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 また、個人世帯を対象に食料支援を行う「ハーベスト・パントリー」も大切な活動です。自治体の福祉事務所、社会福祉協議会の相談窓口、ひとり親支援、難民支援に携わるNPOなどと連携し、様々な事情で食料を必要としている人たちに、バラエティに富んだ食品をダンボールに詰め合わせて提供します。

 世田谷区のフードドライブで集まった品の行き先は、主としてこの「パッケージ」です。箱詰めの作業にはボランティアの手を借ります。提携している企業からのボランティアも。また施設などに食料を配送する2〜4トントラックのドライバーもボランティアです。配達先で直接に感謝をされる仕事なので、「やりがい」にもつながります。

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取材が終わったら、外はもう真っ暗でした。

 2HJのもうひとつのプログラムが「ハーベスト・キッチン」。寄贈された食品、市場から届く規格外の生鮮食品、農家からの寄付などを材料に上野公園で炊き出しを行い、生活が困窮している方々へ温かい食事を提供するプロジェクトです。この10月の新キッチンオープンに伴い、今後は学習支援施設にお弁当を届けるなどの新たな活動を展開していきます。

 2HJのプログラムすべてに通じる考え方は「フードセーフティネット」。人が生きていくために欠かせない「食」に、誰もがアクセスできるようにする、ということです。行政やNPOと連携しながら「食」をつないでいくこの仕組みは、多くの人の手が編み出すヒューマンチェーンのようです。


◆みんなでつくって食べるごはん

 寄贈された大口の食品の提供先のひとつに、川崎のフリースペース「たまりば」があります。さまざまな背景を持つ子ども・若者たちが「自分」を大切に「生きる」場を、「多摩リバー(多摩川)」の近くにつくってから今年は25年目。

 「たまりば」では、みんなで一緒に昼食をつくり「同じ釜のメシ」を食べるということをなによりも大切にしています。2週間に1回、2HJから届けられる食材は毎日のご飯づくりになくてはならないもの。旧版のパッケージ、ちょっとつぶれた缶詰、時期外れの季節物、賞味期限が近い飲み物、お菓子、パン・・・。お昼にはお米、パスタ、パンケーキのもと、バナナなどが大活躍。

 2HJとのつながりは3〜4年前から。登録団体になるためには、活動内容についての審査があります。登録団体から他の団体や施設を紹介することもあり、「たまりば」では、野宿者支援の水曜パトロール、フィリピン女性の支援グループなどを紹介し、2トントラックの川崎便には、これらの施設に配達されるダンボールがまとめて積まれます。10月16日の世界食料デーには、ケロッグ社が提供する子ども支援のシリアルが「たまりば」にも届きました。


◆地域で「食」の循環を

 世田谷区が実施する「フードドライブ」、セカンドハーベスト・ジャパンによる「フードバンク」「ハーベストパントリー」などの活動、利用者である「たまりば」。「もったいない」が「ありがとう」になる「食」の循環を見てきました。

 行政が積極的に取り組むフードドライブは、食品ロスを身近な問題として考えるきっかけになり、また、地域住民が直接参加できるボランティア活動でもあります。今後は世田谷区で集めたものを区内で循環させるのが理想的ですが、食品の保管場所や配布先の確保、配送方法、フードバンク活動をしている団体が区内にない、などの課題があります。子ども食堂などの活動も盛んになってきているので、個人から個人へという「ハーベストパントリー」の仕組みを世田谷でもつくり出せたらいいですね。

 区内のフードドライブの実施情報は「区のお知らせ」やホームページなどで告知されています。今年はこれまで、せたがや環境フェスタ(5月)、せたがやふるさと区民まつり(8月)、世田谷清掃工場環境フェア(10月)などで実施してきました。
11月6日「世田谷くらしフェスタ」でも実施します。ご家庭の「もったいない」を提供してみませんか?
(取材/市川徹、星野弥生)

フードドライブに関する問合せ
世田谷区清掃・リサイクル部事業課
TEL:03-5432-2929 FAX:03-5432-3058

セカンドハーベスト・ジャパン
http://2hj.sakura.ne.jp/
TEL:03-5822-5371 台東区浅草橋4-5-1水田ビル1F

世田谷くらしフェスタ2016〜未来のためにくらしを見直そう〜
11月6日(日)10時半〜15時 会場:三軒茶屋分庁舎 
フードドライブ実施します!

Posted by setabora at 15:00
ボランティア情報誌「セボネ11月号」を発行しました [2016年11月05日(Sat)]

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★11月号表紙 こな ゆきさん

【今月の掲載記事】
★特集「食べ物の「もったいない」を「ありがとう」にかえるしくみ」
 前月号のモノの「もったいない」特集に続き、第2弾は食べ物の「もったいない」について考えてみました。

★まちの市民力「学習支援ボランティア 桜んぼ塾」
 日本大学文理学部の学生が、手作りのプリントで、小学生から高校生まで約30人の子どもたちの学習を支援しています。

★キラリ世田谷人「相沢 祐司さん」
 山登りが大好きな相沢さん、ボランティアを始めたきっかけは5年前にありました。


世田谷ボランティア協会の情報誌「セボネ」は、
区内の図書館や区民センター、出張所・まちづくりセンターなどでも配布しています。

なお、情報誌「セボネ」はボランティアの編集委員が企画・取材して制作しています。
ボランティア募集、イベント告知など、みなさまからの情報を集めていますので、
ホームページの投稿フォームから情報をお寄せください。
http://www.otagaisama.or.jp/usp_form/toukou
Posted by setabora at 14:31