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セボネ10月号キラリ世田谷人「大谷 尚子さん」 [2016年11月01日(Tue)]

キラリ世田谷人は、世田谷を中心に活躍するキラリと光る素敵な方がたをご紹介します。

「あなたが大事」を伝えつづける 
大谷 尚子さん

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 福島の子どもたちに世田谷で外遊びを楽しんでもらおうというプロジェクト「ふくしまっ子in世田谷」のボランティアの中にいつからか大谷さんの姿がありました。

 最近、『「あなたが大事」の伝えかた』という本を出版しました。東大医学部保健学科を卒業して3年間、国立の男子校で養護教員、その後茨城大学の教員に。「養護の実践の根拠=学問体系があるはず」と「養護学」を提唱し、多くの養護教員を育ててきました。

 一方で、小児科医の山田真さん・毛利子来さんを編集代表とする雑誌『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』(※)の編集にかかわって約20年。そうしたキャリア、そして家庭人として自ら関わった老人介護、3人の息子の子育てやPTAの経験を経て「すべては養護につながる」と実感。
 1990年頃から「保健室登校」が社会的に注目され、からだ・ことばのやりとりを通じて、一人ひとりの子どもとの関係を育み、「養護」(養い護る)する「保健室の先生」は学校で不可欠な存在となりました。

「子どもに対して先回りをして教え込むことではなく、安心してヘルプサインが出せるような雰囲気をつくることが大事。子どもは答えを持っているのですから。子どもが知りたい、相談したいと思った時に、一緒に考え学んでいきます。それが養護教員の仕事です」。

うかがっているうちに、これは子どもの電話「チャイルドライン」にも通じ、ひいては人生すべての場面に通じる言葉だとあらためて思います。

 大学を辞められた今、自宅を「養護実践研究センター」とし、「自分のもっている力が役立つなら、子育て中の方々や養護教員を応援したい」という大谷さんのスタンスは「養護」そのままです。

 東日本大震災で居ても立ってもいられない気持ちになっていた時に、宮城の養護教員たちが「保健室のあねさん」という支援チームを立ち上げ、声をかけてくれました。石巻で「ちょこっと遊ぼう」というイベントを毎月1回開催し、もう70回近くになります。
今では、なごみカフェ、物づくりコーナー、ハンドマッサージ等があり、被災者・ボランティア計100人ほどが、ともに手づくりの昼食をいただきます。参加者が対等な関係になっているこの場にも「養護」が生きています。
(取材/編集委員 星野弥生)

※『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』(ジャパンマシニスト社)…大きいこと・強いことが一番、という価値観に疑問を投げかけている雑誌。

Posted by setabora at 15:48
この記事のURL
http://blog.canpan.info/setabora-vc/archive/215