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 世田谷ボランティアセンターのブログへようこそ!
このページではボランティアセンターで行われる講座・イベントの予定や、活動の様子などを紹介していきます。



セボネ6月号キラリ世田谷人「千葉 範子さん」 [2017年06月01日(Thu)]

キラリ世田谷人は、世田谷を中心に活躍するキラリと光る素敵な方がたをご紹介します。

烏山地域のキーパーソン 千葉 範子さん

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「烏山で地域活動を長くやっている人をぜひ取材して」と、今年4月に惜しくも逝かれた駒井澄子さんから託された「宿題」を果たしに、千葉範子さんを訪ねました。

 烏山区民センターでは運営協議会の運営委員長。烏山地域に23ある町会では親和会会長。烏山北小学校では学校運営委員として校長先生の相談役も。たくさんの役割の原点は1980年から小学校のPTA副会長、中学のPTA会長を務められたのちに推薦された北烏山小担当の青少年委員でした。この時に、船橋地区で青少年委員を長年務めた駒井さんと出会いました。

「右も左もわからない時、駒井さんは本当に素敵でした。当時、一緒に活動した青少年委員たちは「駒の会」というお食事会でお互いに相談しあいました。今も続いています」山歩きや旅行も一緒に楽しみ、「広島への研修、岩手の千厩には数回行きました」

 19年前に地域で立ち上げたのが「からすやま新年子どもまつり」。区役所で行われる「新年子どもまつり」は烏山からちょっと遠いので、地元で開くことに。毎年2月の新年子どもまつりには近隣の高校の生徒さんも参加し、お店のお手伝い。参加者が延べ5,000人以上でにぎわいます。

子ども中心のおまつりは町会でも行われ、「町会活動、すごいですよ。夕涼み会には子どもたちが大勢参加し、お花見、バス旅行、ラジオ体操…」烏山北小で夏休みに「から北寺子屋」を開くようになって11年。茶道、琴、書道、紙飛行機など、地域のボランティアが子どもの活動をサポートしています。仙台出身の千葉さんは、3・11以降、震災復興支援にも力を入れています。

 手先が器用で和服を使って洋服や小物をつくり、パッチワークを教えることも。この日お持ちのバッグは、なんと革のスカートをリメイクしたものでした。「捨てられないんです。ボーッとしている時は、何かつくってますね。私は遊び上手よ」と暇なしの千葉さんです。

 世田谷区の行政相談員を務めて20年。この春叙勲されました。「駒井さんからは長く続けることが大事、と教わりました」心残りがひとつ。「目の不自由な駒井さんに藤沢周平の本を読んであげるのを果たせず、お棺の中に文庫本を入れました」きっと天国で喜んでおられることでしょう。
(取材/編集委員 星野弥生)
Posted by setabora at 13:03
セボネ6月号まちの市民力「HALU 〜Unique&Universal〜」 [2017年06月01日(Thu)]

「まちの市民力」は、街の中で地域やそこで暮らす人たちと一緒に活動している団体を紹介します。

医療福祉系セレクトショップ
HALU 〜Unique&Universal〜


 三軒茶屋駅の近くの商店街に去年オープンしたのが「HALU」です。出迎えてくれたのは運営するNPO法人ウブドベの事務局長の舘野友仁さん。店内にはアーティストの絵が飾られ、福祉作業所でつくっている雑貨や、だれでも使いやすいデザインの玩具や食器、文具など、こだわりの製品が並ぶ、おしゃれな空間です。

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 「人が集まる場をずっとつくりたかったんです」と舘野さん。医療福祉と音楽やアートをテーマにしたNPOの活動は7年を迎え、難病の子どもたちとのワークショップ等をやってきました。こうした中で家族から聞こえてきたのは、「情報を得られる場がネットしかない」「もっと直接話したり、相談できる場があったらいいのに」という切実な声でした。

 全国から集めたイチオシのグッズの販売の他に、福祉に関する本やバリアフリー情報なども充実。ホームページをみて、わざわざ栃木から来てくれたお客さんもいました。

「缶やペットボトルを簡単に開けられるオープナーを買ってくださり、後日わざわざお礼のメールをいただいたんです。指に力が入りにくい方で、缶の飲み物を飲めなかったけど、これがあれば自分で開けられるようになった。今では毎日持ち歩いて、いつでも好きな時にジュースが飲めるようになったって」

それまでは店頭のみの販売でしたが、この話を聞いて、ここに来なくても誰もが買えるようにと、オンラインショップもオープンしました。

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目印はこの看板

 また、予約制で医療・福祉関連の相談にものっています。フラッとお店に立ち寄った方と話していると「実は家族が…」とポロッと語られる方もいます。ここで何でも解決できるわけではありませんが、まずは話を聞いて、いろいろな選択肢を提案したり、情報を伝えられたらと考えています。

 お店のネーミングにも特別な思いが。オープンの頃、スタッフの子どもで1才を迎えた『はるちゃん』が「これからの人生でケガや病気、何があっても自分の生き方を選択しつづけられる世の中にしていきたい」という願いをこめて、「HALU」と名付けました。

「この街を歩いている人たち、きっとそれぞれに何かしら不安や悩みを抱えていて、でもどこにも相談できる場所がなくて困っている人がいる。ここをきっかけに、解決につながればいいなと思っています」
(取材/事務局)

HALU 〜Unique&Universal〜
http://halu-shop.com/ 
世田谷区三軒茶屋1-36-6-203 電話1(プッシュホン)03-6805-2880 
OPEN:月曜〜金曜 11時〜19時



Posted by setabora at 12:54
セボネ6月号特集「生産者と消費者をつなぐ「農」の形」 [2017年06月01日(Thu)]

生産者と消費者をつなぐ「農」の形

 世田谷の農業は東京23区内で練馬区に次ぐ2番目の規模で、野菜や果実、季節の花などが栽培されていますが、農家や農地は年々減少傾向にあります。
 収穫体験ができる「ふれあい農園」や、花や野菜作りを楽しむ「区民農園」など、さまざまな体験の機会があります。
 都市農業に理解を深める新たな取り組みとして、喜多見農業公園の運営に協力する「せたがや喜多見農とみどり」の活動と、世田谷産の野菜を販売する「まちかどマルシェ」と「旬世」、2つの事例をご紹介します。

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「せたがや喜多見農とみどり」のfacebookページから


◆世田谷の農業の現状

 江戸時代から続いてきた世田谷区の農業は、都市化により大幅に縮小されたうえ、相続税等の負担が大きく、農業従事者の高齢化や後継者の確保が難しいなどの理由で、農地や農家は年々減っています。区内の農家の大半は小規模経営であるため、特定の農産物を大量生産して市場へ出荷するのではなく、多品目の農産物を少量生産し、農家の個人直売所やJAの共同直売所などで販売しています。(「せたがや農業通信」より)

 世田谷の農業が継続的に発展していくために、平成21年に「世田谷区農業振興計画」が策定され、この計画をもとに農業振興と農地保全に取り組んでいます。より多くの区民が「農」に関わり、農業に対する理解を深めるために、「ふれあい体験」や「区民農園」などさまざまな取り組みが行なわれています。


◆「農のある風景」を次世代へ

 5月のはじめ、喜多見農業公園の広々とした畑には、じゃがいも、かきな、玉ねぎが植えられ、大蔵大根の白い花が咲き、ちょうちょがひらひら飛んでいます。まだ若いびわの木には新芽が吹き、小粒の青い実がなっていました。

 ここ喜多見地区は、世田谷区の中でも農地が多く残っており、住宅のすぐ近くに畑が点在しています。特に喜多見4・5丁目は、東京都が創設した「農の風景育成地区」に指定されています。都市の貴重な農地を保全し、農のある風景を維持していくために、農地が残る特色ある風景を形成している地区を指定しています。

 地域交流の場として農地を活用しようと、2013年度からこの地域に農業公園を整備するための世田谷区による検討会が始まり、地域住民や近隣の農家などが集まりました。3年間にわたる検討の末、昨年5月、喜多見農業公園がオープンしました。その検討会に集まった有志メンバーでつくったのが「NPO法人せたがや喜多見農とみどり」です。2016年4月に設立し、1年が経ちました。副理事長の池田あすえさんにお話をうかがいました。


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池田さんの後ろに咲いているのは大蔵大根の白い花。


◆だれでも「農」に触れられる場

 「NPO法人せたがや喜多見農とみどり(以下、農とみどり)」は、だれもが「農に触れ、学び、楽しむ」ことを目的につくられました。喜多見農業公園は世田谷区が設置して、ランドブレイン鰍ェ管理運営し、野菜作りを学べる講習会(今年度の申込みは締め切りました)のほか、植え付けや収穫体験などだれでも気軽に参加できるイベントを行っています。「農とみどり」が日常的な畑の手入れやイベントなど、公園の運営に協力しています。

 体験イベントでは、200円〜500円の参加費を払えば苗植えや収穫に参加することができ、多くの親子連れやご近所の方でにぎわいます。こうした機会を通して活動に賛同する人が増え、この1年でNPOのメンバーが倍増しました。学生、子育て世代、サラリーマン、定年退職した方など、20代から70代まで幅広い世代がかかわっています。いろいろな人の知恵や能力を生かしながら活動していますが、NPO法人としてはまだまだ手探り中だといいます。「みなさんの意見を聞きながら、時間をかけて、少しずついいものにしていきたい」と話します。

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草むしりも大事な作業


◆生産者と消費者の垣根を越えて

 これまでも区や農家やJAは、区内農産物を区民に届けようと、「せたがやそだち」の暖簾を掲げ、「地産地消」を推進してきました。「農家=生産者」と「住民=消費者」が、隣人として居住している世田谷ならではの利点です。そんな中でも農家の高齢化は進み、一般の人が気軽に応援したいと思っても、農業に対する知識や理解がないために農家の気持ちがわからず、農家の側もプロ意識から、丹精こめた畑に土足で踏み込まれるのをためらう傾向にありました。

 池田さんは、世田谷の農家に嫁ぎ、農家の気持ちも、一般の人の感覚も両方知っています。「ここでは、地元農家の指導を受けて、本来の『農業』により近い形で、長い時間をかけて、作物も、土も育てることができ、継続することで土に対する愛着がわいてくるんです」と池田さんはいいます。農業公園は農業に携わったことのない人も出入りし、そこで地域の農を体感し、生産者の気持ちや収穫までの苦労を理解してもらい、農家と住民をつなぎ、子ども達に食農の大切さを伝えていけたらと考えています。

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子どもたちが苗の植え付けを体験



◆地産地消の「街かどマルシェ」

 4月22日、世田谷通りの若林交差点近くに、世田谷の採れたて野菜を売る八百屋さん「旬世」がオープンしました。オーナーは大学在学中に起業した平野拓巳さん。実家が喜多見にあり、小さい頃から群馬県川場村の「あるきんぐクラブ」に通っていたことから、自然に関心をもち、大学時代は川場村や高崎にある農業法人で農業の勉強をしてきました。前出の「農とみどり」のメンバーでもあります。そうして、「世田谷でも『生業』としての農業をやりたい」と思い、大学の後輩と2016年2月に会社を立ち上げました。

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オーナーの平野さん

 ただ、現状の都市農業のしくみでは参入が難しいので、今は小売りを中心に行っています。去年の6月ごろから、地域に開いた民家の軒先を借りて世田谷産の野菜を販売する「街かどマルシェ」を始めました。世田谷産の野菜は、喜多見や烏山を中心に10軒ぐらいの農家から直接仕入れています。毎日農家に通って、信頼関係をつくってきました。

 しかし「街かどマルシェ」を増やしていく中で、屋外の販売は寒いので、やはり場所があった方がよいと考えるようになりました。固定した場所があれば商品の管理や加工もしやすく、お客さんにとってもより多くの商品から選べるというメリットもあり、今年3月に思い立って店舗を借りることにしました。それが「旬世」です。

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世田谷産の野菜を売る「旬世」。収穫されたばかりの新鮮野菜が並ぶ。


◆世田谷野菜の可能性

 平野さんは、「世田谷の農業に生産から販売までトータルに関わりたい」と言います。「農業は「業」なので、農家の方は必死に生活をかけて野菜をつくっていて、わいわいと楽しみ半分でやっているものではありません。ちゃんと『商い』としてできる農家がいないと世田谷の農業は成り立たない」と話します。

 平野さんたちがこれからやりたいことは「世田谷野菜の取扱量を増やすこと」。消費者のニーズを聞き取って、それをもとに農家で適切な野菜を育ててもらうようにしたいそうです。農家には消費者のニーズが直接わからないので、それを伝えるのが小売りの役割。ニーズと合えば、もっと多くの人たちに買ってもらえると考えています。

 実際、昔から住んでいる人たちは世田谷産の野菜を買っていく人が多い一方で、地域によっては新住民が多く、「世田谷産の野菜の良さを知らない人がまだ多いので、その価値を伝える余地がある」と言います。また、飲食店からも世田谷産の野菜の引き合いがどんどん増えているそうです。

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「街かどマルシェ」への出張販売。地域の人に喜ばれている。



◆「生業」としての農業

 平野さんは毎朝4時半に市場に行ったり、農家を回って野菜を仕入れ、7時すぎに「まちかどマルシェ」を、10時には店を開けます。「農業はサービス業ではなく、野菜をつくって売るのが仕事」と話し、「生業」として必死に取り組むものという想いを強く感じました。

 次世代に農地を残していくためにも、都市農業の「生産者と消費者をつなぐ」という意味でも、お二人のお話は新たな農業の形を探っている取り組みです。池田さんは「真摯に取り組む農業者が報われる社会であることを望みます」と話し、「生業」としての農業ができる環境づくりが必要だということがわかりました。
(取材/編集委員 市川 徹)

せたがや喜多見農とみどり
 https://www.facebook.com/noutomidori/ 

世田谷街かどマルシェ 
 https://www.facebook.com/KAUMEIFARM/
 烏山は現在終了。上北沢店「岡さんのいえTOMO」…金曜のみ、
 松原店「seema seema」…定期的、山下店「たまでんカフェ」…水曜・木曜

「八百屋-旬世(しゅんせ)-」 世田谷区上馬5-38-10 
 定休日:月曜日 営業時間:10:00〜19:00


Posted by setabora at 12:25
ボランティア情報誌「セボネ6月号」を発行しました [2017年06月01日(Thu)]

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★6月号表紙 絵/篠崎 香織さん、デザイン/近藤浩紀さん(カメラマン)
今月の表紙は、篠崎さんが描いた絵(表紙右下)を、近藤さんが写真におさめてデザインしてくださったコラボ作品です。

【今月の掲載記事】
★特集「生産者と消費者をつなぐ「農」の形」
 都市農業の未来にむけて、新しい取り組みがはじまっています。喜多見農業公園の運営に協力しているNPO法人「せたがや喜多見農とみどり」の池田さんと、世田谷産の新鮮野菜を販売している「街かどマルシェ」「旬世」の平野さんにお話をうかがいました。

★まちの市民力「HALU 〜Unique&Universal〜」
だれもが安心して自分らしく暮らせるように、そんな願いをこめて、昨年三軒茶屋にオープンした医療と福祉のセレクトショップです。


★キラリ世田谷人「千葉 範子さん」
烏山地域で長いこと、あらゆる活動にかかわっている千葉さん。子どもを中心にまちづくりを実践し、「からすやま新年こどもまつり」は町をあげての一大イベントになりました。


世田谷ボランティア協会の情報誌「セボネ」は、
区内の図書館や区民センター、出張所・まちづくりセンターなどでも配布しています。

なお、情報誌「セボネ」はボランティアの編集委員が企画・取材して制作しています。
ボランティア募集、イベント告知など、みなさまからの情報を集めていますので、
ホームページの投稿フォームから情報をお寄せください。
http://www.otagaisama.or.jp/usp_form/toukou
Posted by setabora at 11:54
セボネ5月号キラリ世田谷人「新井 優和さん」 [2017年05月02日(Tue)]

キラリ世田谷人は、世田谷を中心に活躍するキラリと光る素敵な方がたをご紹介します。

ボランティアの魅力を伝えたい
新井 優和さん

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 この春、駒澤大学を卒業した、新井優和さん。学生の核となってボランティアセンターのさまざまな事業で活躍し、支えてくれました。この4年間を振り返りながら改めてお話をうかがいました。

「母が介護施設の職員だったので、小中学生の頃から学校の周りを掃除したり老人ホームに行ったり、あまり意識せずに身のまわりにありました」と、ボランティアとの出会いはごく自然。大学ではボランティアサークルや手話サークルに入り、活動の幅を広げてきました。

 活動のなかでたまたま知った、他大学のボランティアセンターのスタッフとの出会いがひとつの転機になりました。ボランティアについてとても楽しそうに話しているのを見て、ボランティアのおもしろさや楽しさを伝えることで、関心の低い学生も巻き込み、ボランティアの裾野を広げていく姿がカッコよく映り、「自分のこれまでの経験を生かして、もっと人にボランティアの楽しさを伝えていきたい」と思うようになりました。

 埼玉で行われていた学生ネットワーク会議にも参加し、大学の枠をこえて学生が集まるのを目の当たりにして、とても刺激を受けたといいます。「こんなつながりを世田谷でもつくりたい!」と、大学2年生の頃、他大学の学生とともに、学生ネットワークをつくりました。

「自分もいろんなボランティアを知りたいと思ったし、もっといろんな人に知ってほしいと思って」と、区内の大学で『ボランティア学生交流会』を開催し、多様な活動を伝え合う機会をつくりました。ボランティアに興味のある学生が口コミで集まって情報交換したり、交流を深め、「お祭りとか地域の人に直接出会える活動もたくさんあって、ボランティアの幅が広がった」といいます。

 そして、その熱意は、さらに全国へ。毎年3月に行われる「全国学生ボランティアフォーラム」の実行委員にもなり、ここに書ききれないくらいの活動実績が高く評価され、卒業式では大学から「学長奨励賞」が授与されました。

 社会人として新たな一歩を歩み始めた新井さんは、後輩たちにむけて「いろんな人に出会ってほしい。自分も人との出会いで大きく変わったから。まずは会ってみる、そこからきっと世界が広がっていくはず」とメッセージを送ります。
(取材/事務局)

Posted by setabora at 16:04
セボネ5月号まちの市民力「もみじの家」 [2017年05月02日(Tue)]

「まちの市民力」は、街の中で地域やそこで暮らす人たちと一緒に活動している団体を紹介します。

重い病気を持つ子どもと家族を支える
もみじの家

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 大蔵の国立成育医療研究センターの敷地内にある「もみじの家」は重い病気をもつ子どもと家族のための短期入所施設です。昨年4月の開設から早1年、もみじの家を訪ねてお話をうかがいました。

 医療の進歩により、救えるようになった命が増えると同時に、医療的ケアが必要な子どもが増えているのをご存知でしょうか。退院後は家族、特にお母さんが在宅で24時間ケアすることになり、ゆっくり休む間もなく厳しい毎日に直面しています。もみじの家では、そんな親子をサポートするため、経管栄養や人工呼吸器など医療的ケアはスタッフが代わりに行い、ここに滞在する数日間はお子さんもご家族も安心して、ホッとくつろぐことができます。ケアスタッフは看護師の他、保育士や介護福祉士が手厚くサポートし、今では1日平均5〜6名が利用しています。

 「もみじの家にとって、ボランティアは大事なパートナー。日々の活動をさりげなく支えてくれています」とハウスマネージャーの内多勝康さんはいいます。ボランティアの登録は現在93名。1階の受付を訪ねるとエプロンをした2人のボランティアがにこやかにお出迎え。家庭的な雰囲気で、訪れる人を和ませてくれます。2階の広々としたプレイルームでは、子どもが自由に遊ぶことができ、ボランティアが読み聞かせをしたり、お子さんやきょうだいの遊びのサポートなどを行っています。

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 医療的ケアが必要な子どもと家族は外出もままならず、地域から孤立しやすいため、ボランティアとのつながりはいわば社会との接点です。子どもと直接かかわっているボランティアは「お子さんが私に慣れてきて、ニコッと笑ってくれると受け入れてもらえた、とうれしくなります」と話します。医療関係者だけでなく、なるべく多くの人と触れあうことで子どもは社会性を身につけるのです。地域や社会とのパイプ役となって、外部の空気を施設に運んできたり、施設の中のことを社会に伝えてくれる役割がボランティアにはあります。

 5月13日にはボランティア説明会が開催されます。利用者が増え、ボランティアの力も今以上に必要となり、新たにナイトボランティア(有資格者などの条件あり)も募集することになりました。資格不要の活動もありますので、まずは説明会に参加されてみてはいかがでしょうか。
(取材/事務局)

もみじの家 http://home-from-home.jp

ボランティア募集説明会 5月13日(土)14時~(要申込み)
http://www.otagaisama.or.jp/1-wanted/20170407/4884.html
Posted by setabora at 15:52
セボネ5月号特集「地域で子どもを育てる『新寺子屋』」 [2017年05月02日(Tue)]

地域で子どもを育てる「新寺子屋」

 ちょうど1年ほど前、「地域の生活文化のDNAを伝える人」として、駒井澄子さんに「キラリ世田谷人」で登場していただきました。長年「フレール西経堂」で自治会長、希望丘小学校の青少年委員を務め、団地の建て替え運動がきっかけで「老人給食」を始めるなど、地域の「歴史」のような存在の駒井さんでしたが、4月2日に84歳の生涯を閉じられました。

 折しもこの特集で、地域での学習支援を取り上げようと「新寺子屋」の取材の日程を決めた時に、駒井さんの突然の訃報を聞くことになったのです。謹んでお悔やみ申し上げます。
 駒井さんが尽力されてきた希望丘小学校の「新寺子屋」の実践をご紹介します。

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◆土曜日は「新寺子屋」へ

 取材した4月8日は新1年生の保護者に向けた「新寺子屋」の説明会の日。希望丘小学校(以下希望丘小)のランチルームには、ピッカピカの1年生の父母たちが続々と集まってきました。新任の校長先生が「この学校の特色のひとつが新寺子屋というのは素晴らしいことです」と挨拶されたのち、新寺子屋の運営に携わる先生、スタッフが自己紹介。

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 かつて希望丘小で昭和55年から8年間教え、その後は区内小学校で校長先生を務められた、代表の矢後浩先生は、退職後の平成17年に「寺子屋」が創設されて以来、13年にわたって関わっておられます。矢後先生の右腕のような田中映子先生は、元希望丘小の校長先生。スタッフの方がたも、それぞれ子どもが希望丘小の寺子屋育ちだったり、現役のPTAで校外委員だったり、またここで育った大学生もいます。12名全員がボランティアです。

 「新寺子屋」が開かれるのは、授業日の第2土曜日を除く、学期中の毎週土曜日、10時から12時。年間で25回になります。矢後先生は保護者の方がたにむけて、「新寺子屋」のめざすものは何かを語られました。

「ひとつ目は『学力の向上』です。月に3回の学習ですが、子どもたちには基礎的・基本的な学力をつけたい。2番目は、『勉強の仕方』をわかってもらうこと。自分で勉強ができるようになってほしい。親御さんは『勉強しろ!』と言わないでいいですよ。3番目は『学習の習慣をつける』。土曜日は寺子屋へ、を合言葉にしてほしいですね」


◆地域ぐるみの「学習支援」

 遡ること13年前、そもそもなぜ寺子屋のアイディアが出てきたのでしょうか。そこにはやはり駒井澄子さんが大きくかかわっていました。希望丘小で初代の青少年委員となり、遊び場開放に取り組むなど、学校や地域、子どもたちに常日頃から接してきた駒井さんから、当時、平均を下回っていた希望丘小の学力のレベルを上げるような補習をしてもらえないだろうかと相談があり、矢後先生はじめ、かつて希望丘小で教えていらした3人の先生たちが始めたのが「寺子屋」でした。

「寺子屋」の名称も駒井さんがつけたとのこと。最初は6年生まで、人数も10人くらい、と、まるで個人教授のようだったそうです。「1年から6年まで続けて来ていた子が今年、大学生になりました」と先生は感慨深げに振り返ります。

 その後、希望丘小の「特色ある教育活動」と位置づけられ、「新寺子屋」と呼ばれるようになりました。この時から年会費1,000円を活動維持費としていただいています。
「まったく無料というのもよくないですね。なんの強制もなく「来たい」子どもが来るところですから。ひとりでも来れば、先生は来なくてはなりません。ボランティアにも責任が生じ、いい加減な運営はできませんよ」と矢後先生。


◆自分で学習する意欲を育てる

 学校の授業と寺子屋のちがいのひとつは「学習方法」。こういう問題ならこうやれば解けるとわからせ、自分で学習できる力を養います。「こうやったらできる!」とわかると、「それまで何もやらなかった子が突然やり始めるんです。嬉しいですねえ」。学習への意欲につながるのでしょう。

 「これは大切にしていることですが…」と矢後先生は続けます。
「挨拶をしよう。整理整頓をしよう。正しい姿勢で話をする人の方を向いて聞こう、と子どもたちに言います。みんなが来たくて来ている場所なので、勝手にわあわあ騒ぐのなら来なくていいよ、と言っています」学習だけでなく、生活習慣の支援もする場となっています。

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◆自然と生まれる助け合い

 スタッフの中には、寺子屋育ちの大学生もいるし、お手伝いをしてくれる小学校高学年の子もいます。「寺子屋を卒業した子にとっては、手伝いをすることで勉強になります。『答え合わせをしてくれるかい?』と頼むと、自分で復習するチャンスにもなりますね」と先生。子どもスタッフを募集するようになって4年。10人前後の「助手」たちが当番制で関わります。「段取りがわかっているので、すごく助かります」とスタッフ。

 4月15日は、小学2〜3年の寺子屋スタートの日。今年の2年生は29人。3年生は7人とちょっと少なめ。高学年の子どもたちの姿もあり、8人のお手伝いです。寺子屋に通い、そのまま「小さい先生」になる子が多いようです。算数の計算や、漢字の学習などで、困っている子どもたちにそっと手を差し伸べています。「誰かのためになにかをする」というボランティアが自然と育っていきます。

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お兄さん・お姉さんスタッフも活躍


 参加希望者が増えてきたため、「区のおしらせ」で、経験者を募集したところ、4人が応募されました。2月からスタッフとして関わる萩原さんは「とても新鮮な経験ですよ。音読で、最初は口を開けなかった子が開けるようになるんです。算数に高学年の子どもが入ると、わかりやすく教えてくれるんですね」。

もうひとりの新人スタッフの豊島さんは「今は親が叱りませんが、愛情を持って言えば大丈夫ですよ、と伝えたいです」といいます。保護者には当番として通年お手伝いを呼びかけています。親たちにとっては、地域の人たちとつながるいい機会ともなります。

 子どもを中心に、学校や地域の人たちが関われるこのような「寺子屋」が区内や都内にもっと増えたらと思いますが、実際にはなかなか難しいようです。ボランティアとしてここまで関わるのはかなりの覚悟が必要です。自分の子どものために熱心な親は多いですが、地域の他の子どもたちに同じようにできる大人たちがどれくらいいるか。やはり問われるのは「地域の中で育て、育つ」という「地域力」なのでしょう。どの学年も単学級で、サッカーチームもつくれなかった時期に、希望丘小に入ってきてほしい、と駒井さんをはじめ地域の人たちが願い、動き出した意味は大きかったと思います。


◆何気なく見守る力
 

 「新寺子屋」の事務局スタッフで、他にも「遊び場開放委員」や「船橋小径の会」など地域に幅広く関わる和久井直美さん。「子どもの6人に1人が貧困家庭と言われる時代。学習支援というと、塾に行かせられない生活困窮家庭が主な対象になる印象がありますけれど?」と和久井さんに訊ねてみました。

 「寺子屋はあくまでも学校の勉強の補習なので、募集は全児童が対象です。でも、家族環境が複雑な子もいたりして、ひょっとしたら大変なんだろうなあ、と思わされることはあります。寺子屋に入る時には何の条件もありませんが、子どもと接している過程で、親のネグレクト(育児放棄)が心配されるケースが見えたりもします。周りがなんとなく気にかけながら、その子のことや家庭を見守り、少しでも状況が改善できたらということでしょうか」

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新寺子屋を支える運営委員のメンバー

 子どもや家庭が孤立することを放っておかず、かといって干渉せずに、なにげなく見守り、必要な時にはスッと手を差し伸べるという、希望丘小を巡る「地域力」には駒井さんのDNAが受け継がれています。和久井さんのように、駒井さんとともに活動をする中から、PTAでの役割や青少年地区委員などを務め、その親の背中を見て育った子どもたちが次世代を担う、という人材がこの地域には何人もいます。和久井さんの次女で大学生の聡美さんは「新寺子屋」のスタッフ。「母親があんまりアタフタと走り回っているので、見かねて」手伝うようになったとか。


◆駒井さんの蒔いた種が大きく育つ

 だんだんと桜がほころび始めた4月初め、駒井さんは、桜とともに、地域で活動を共にしてきた次の世代のたくさんの人たちに見送られました。晩年は目が不自由で、さまざまところで請われて話に赴く駒井さんには、いつも「後継者」たちが手足となって付き添いました。祭壇に飾られた遺影は少し若い時の意志の強そうなキリッとしたお顔でした。駒井さんを乗せた車とお別れする時に、参列者の間から起こった「駒井さん、ありがとう!」の声は、「後は任せておいてくださいね!」の決意のように聞こえました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
(取材/編集委員 星野弥生)




Posted by setabora at 15:36
ボランティア情報誌「セボネ5月号」を発行しました   [2017年05月02日(Tue)]

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★5月号表紙 横山 恵さん

【今月の掲載記事】
★特集「地域で子どもを育てる『新寺子屋』」
 希望丘小学校で長年実施されている「新寺子屋」。地域ぐるみの学習支援の活動についてご紹介します。

★まちの市民力「もみじの家」
重い病気を持つ子どもとその家族を支える「もみじの家」。スタッフとともに日々の活動をささえているのは、多くのボランティアです。5月13日にはボランティア募集説明会が開催されます。

★キラリ世田谷人「新井 優和さん」
 この春、大学を卒業した新井さん。「ボランティアの魅力を伝えたい!」という思いで、学生の核となって、さまざまな企画に携わってきました。


世田谷ボランティア協会の情報誌「セボネ」は、
区内の図書館や区民センター、出張所・まちづくりセンターなどでも配布しています。

なお、情報誌「セボネ」はボランティアの編集委員が企画・取材して制作しています。
ボランティア募集、イベント告知など、みなさまからの情報を集めていますので、
ホームページの投稿フォームから情報をお寄せください。
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Posted by setabora at 15:24
セボネ4月号キラリ世田谷人「堀毛 成美さん」 [2017年04月06日(Thu)]

キラリ世田谷人は、世田谷を中心に活躍するキラリと光る素敵な方がたをご紹介します。

手づくりしてみようよ
堀毛 成美さん

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 千歳烏山駅前にある「箱店×小仕事カフェFavori」。ここで堀毛成美さんは「手づくりカフェ ぬいぬい」のスタッフとして働いています。カフェ運営のほか手作り市など活発に活動していますが、そのきっかけをうかがいました。

 堀毛さんは2003年に世田谷区に引っ越し、子育ての悩みを共有しようと2006年に子育てサロンを立ち上げました。が、初対面同士、いきなり子育ての悩みを話すのはなかなか難しい。そこで、みんなで手作りをする会にしたところ、手を動かしながらいろいろな話をするきっかけができて自然と仲良くなることができました。堀毛さん自身もがま口をつくり近隣の手作り市に出店しているうちに、つくったものを大事にしてもらう楽しさを知り、「烏山で手作り市がないなら自分でつくろう」と思い立ちました。

 「カラスヤマ手作り市」は2014年に第1回を開催、今では年2回開催しています。手作り市のテーマは「女性が子育てしながら社会に出て行けること」。最初は知り合いのママ友ネットワークで呼びかけましたが、今では地元の方からも出店希望があります。アクセサリー・雑貨・子ども服・布小物など、空き時間につくれるぐらいのものですが、自分の力で仕事ができるということが出店者の自信になっています。

 ちょうどこの頃、手作り雑貨のお店「Favori」がオープン。行ってみると、手作りに対して想いのあるオーナーで、「いっしょに何かできたらいいね」という話をしていました。この場所を借りながら活動をしていた頃、オーナーから「日中不在にするのでカフェをやらないか」と誘われたのです。子育てサロン時代からいっしょにやっていたママ友に相談すると、みんな面白がってくれ、「いいね、やろうよ」と話が進みました。

 実はカフェ運営は堀毛さんの夢で、ずっと言い続けていて、それをオーナーが覚えていてくれたのです。やりたいことを口にしたらそれを誰かが応援してくれる、そんな縁を体感しました。「自然に人と出会ったら広がって…という感じ。できることはやってみよう。みんなに想いを拾ってもらって今がある。次は誰かがやってみたい気持ちをキャッチしたい」と堀毛さんは言います。ひとりひとりがいきいきと活躍できる社会になればと考えて日々活動しています。
(取材/編集委員 市川 徹)

第6回カラスヤマ手作り市開催!
4/15(土)、16(日)10時〜16時(雨天中止)
https://karasuyama-tedukuriichi.jimdo.com/


Posted by setabora at 22:03
せたがや災害ボランティアセンターレポート 1月〜3月の動き   [2017年04月06日(Thu)]

■「せたがや災害ボランティアセンター活動の手引き」を発行しました
 世田谷区が被災した場合の災害ボランティアの受け入れとマッチング(活動調整)について、これまでに検討してきた内容を紹介しています。この冊子は今後、地域の関係の方がたに配布する予定です。
 今年度は支所ごとに「ボランティアマッチングコーディネーター養成講座」を開催する予定です。詳細が決まりましたらお知らせします。

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■瀬田小・中学校合同避難所運営訓練(2月)
 瀬田小・中学校と近隣住民の方が連携して行っている訓練に参加しました。世田谷区で想定されている被害や災害時に立ち上げられる災害ボランティアマッチングセンターの説明をしました。また、災害ボランティア活動で使われるグッズなどを展示し、中学生が安全長靴のつま先部分の硬さに驚いていました。

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■玉川区民企画講座(2月)
 「つながる」をテーマに、「社会や生活文化、地域社会の課題について理解と関心を深めるための講座」に講師として出席しました。世田谷区で想定されている被害や災害時に立ち上げられる災害ボランティアマッチングセンターの話、実際に災害ボランティアとして被災地へ行った話をしました。今後も様々な地域でお話させていただきたいと考えています。

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Posted by setabora at 21:58
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