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 世田谷ボランティアセンターのブログへようこそ!
このページではボランティアセンターで行われる講座・イベントの予定や、活動の様子などを紹介していきます。



セボネ2月号キラリ世田谷人「工藤 美紀さん」 [2017年02月01日(Wed)]

キラリ世田谷人は、世田谷を中心に活躍するキラリと光る素敵な方がたをご紹介します。

自然とともに暮らす
工藤 美紀 さん

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 ここは多摩川のはらっぱ。「ミミズがいたよ〜」と、ためらいなく手のひらにのせて子ども達に見せ、屈託のない笑顔で語りかける工藤美紀さん。1年前から、NPO法人せたがや水辺デザインネットワークのスタッフとして働いています。

 小さい頃から自然が大好きで、多摩川や自然がいっぱいの公園で日が暮れるまでずっと遊んでいました。「本当に外で遊ぶのが好きで、虫も好きだし、自然に関わる仕事をしたいと思うようになりました」と言います。高校卒業後は資格を取り、日本庭園の管理等の仕事をしていましたが、「管理するのではなく、もっとありのままの「自然」に近いことをしていきたい」と考えるようになり、現職にたどり着きました。

 そのきっかけは高校の授業の一環で、この現場でボランティア体験活動をしたことにありました。「授業で初めてここに来て、そのあとも時々手伝ってて。進路に悩んだときにスタッフに相談して、ここで働かせてもらうことになりました」

 この日は「きぬたま遊び村」の開園日。何組かの親子が遊びに来ていて、取材中もあちこちから「みきちゃーん!」と子どもたちから声がかかります。子どもの話を聞き、「じゃあこれでやってみる?」「みせてくれてありがとう」とひとつずつ丁寧に返します。

 1年を振り返って、「毎日が本当に楽しい!…けど、だんだん難しくなってきました」といいます。もともと自然が好きでこの仕事を始めましたが、子どもとかかわるのは初めて。「安全を第一にしつつ、子どもがやりたいことをやれるよう、どう接したらいいのか、考えることが増えてきました」

 大学に進学した同級生は来年卒業。「今年は私にとって重要な年」と言葉を強めます。「私もそれまでに好きなことを仕事にして、しっかりとカタチにしていきたい」キラキラした目はしっかり前を見据えています。「新しいことをやってみたい」と、3月から月1回「のっぱらの日」をスタートし、大人も子どもも自然体験できる場をつくろうとしています。

 一面はらっぱの真ん中で「ここは『きぬたま時間』がながれていてのんびり過ごせるんですよ。外は寒いけど、人があったかい」と笑う工藤さんは、"自然体"という言葉がぴったりな21才でした。
(取材/編集委員 鈴木朋子)

せたがや水辺デザインネットワーク http://setagaya-mizubedesign.org/
きぬたま遊び村は毎週月・水・土10時半から開園しています。
Posted by setabora at 11:44
セボネ2月号まちの市民力「わんの会(障がい者福祉に携わる  若者の会)」  [2017年02月01日(Wed)]

「まちの市民力」は、街の中で地域やそこで暮らす人たちと一緒に活動している団体を紹介します。

わんの会 (障がい者福祉に携わる若者の会)

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 障がい者の生活を支えるホームヘルパーや施設職員などが集まり、「ヨコのつながりをつくろう」と始めたのが、「わんの会」です。幹事をつとめる田坂知樹さんにお話をうかがいました。

 「このゆびとーまれ」と最初に手をあげたのがヘルパーの田坂さん。障がい福祉にかかわる人たちがアイデアや経験を出し合い、協力していけばよりよい介助ができるのではと考え、知り合いに声をかけて飲み会を開催したのがはじまりでした。そのときたまたま行ったお店の名前から「わんの会」と命名。

 その後も飲み会という形で交流を継続していくうちに、「飲み会もいいけど、ただ飲んで終わりではなく、勉強会みたいなことができないかな」と考えるようになりました。「ヘルパーの仕事はけっこう孤独なんです」と田坂さんはいいます。介助する人が話したり聴いたり、思いを吐き出せる場が必要だと感じていました。「認知症カフェ」はあるけど、障がい者に焦点をあてた場はなかなかないことから「それなら自分たちでやってみよう」と立ち上げたのは自然のながれ。

 田坂さんは介護者が集うカフェに行って、場づくりのためのファシリテーションを学び、昨年5月に三軒茶屋で、ワークショップ「わんカフェ」を開催。座学で講義を聞くのではなく、みんなが参加できる形でワークショップを行いました。

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 「わんカフェ」は飲み屋の雑談でなく、堅苦しい会議の雰囲気でもなく、「対話」の場。何か結論を求めて話をするのではなく、自分が思っていることを出して、相手を否定することなく、お互いが気兼ねなく話せる場です。これまで「障がいとは?」や「自立とは?」をテーマに、毎回20人くらい集まり、それぞれの想いを語り合ってきました。いろいろな人と出会えることも魅力。「今後は介助者のためのワークショップだけでなく、障がい福祉を地域にもっと広めていきたい」と考えています。

 次回、第8回のわんの会は、3月10日(金)19時〜「癒しと福祉」をテーマにしたワークショップを開催します。アロマハンドマッサージを体験して、福祉における癒しについて対話します。興味のある方はぜひご参加ください。
(取材/事務局)

わんの会 https://www.facebook.com/setagaya.one/
 問合せ ttomkingjp@gmail.com(田坂)

第8回わんの会「癒しと福祉」
3月10日(金)19時〜21時 世田谷ボランティアセンター
アロマハンドマッサージ体験あり
Posted by setabora at 11:19
セボネ2月号特集「子育てママだからできること〜子連れボランティアで広がる世界〜」 [2017年02月01日(Wed)]

子育てママだからできること
〜子連れボランティアで広がる世界〜


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(写真提供/サービスグラント)

 「プロボノ」は、ラテン語が語源で、Pro Bono (Publico) = "For Good (Public)"つまり、「公共善のために」市民が自分自身の可能性を最大限に活かして、社会参加をするプログラムです。世田谷ボランティア協会の「おたがいさま」の考え方にも通じます。
 子育て中のママたちの活躍の場を提供する「ママボノ」プログラムとせたがやチャイルドラインが出会い、つながりを育んだステキなお話をお伝えします。


◆「ママ」×「プロボノ」
 
 「プロボノ」をご存知でしょうか。「仕事で培ったスキルや専門知識・経験等をボランティアとして提供し、社会課題の解決に成果をもたらす」活動です。プロボノプロジェクトのコーディネートを通じてNPOなどの団体支援をしているのが、「認定NPO法人サービスグラント」です。2005年に活動を開始し、2016年時点で3,000人以上の方が「スキル登録」を通じて、参加を表明し、プロジェクトから成果物を生み出し、支援先に届けるという活動を行っています。

 昨年6月に昭和女子大学で開催された「三茶子育てファミリーフェスタ」でのサービスグラントとの出会いから、お付き合いが始まりました。世田谷ボランティア協会の主催事業のひとつ「せたがやチャイルドライン」が出店していたところに、サービスグラントからお誘いがありました。育休中のママたちの「持てる」ちからを咲かせる活動「ママボノ」を紹介されたのです。職場復帰を目指す子育てママの「子育ての他に社会活動によって新たな経験をし、復職に向けたウォーミングアップを図りたい」という希望に答えるのが「ママボノ」の活動です。

 子どもからの電話を受ける「チャイルドライン」は世田谷から始まり、全国各地に広まりました。世田谷で常設されてから16年。活動内容を知らせ、ボランティアや寄付金による支援をよびかける広報物を見栄えのするものにつくりかえたいと思っていた時でしたので、「ママボノ」にリーフレット制作を依頼してみよう、ということになりました。さっそくサービスグラントに申請書を提出したのが昨年夏。書類審査、電話取材、面接による2次審査を経て、支援団体として採択されることになりました。


◆プロのスキルを活かす

 チャイルドラインを含め、支援先は10団体のNPOなど。事前に提出した資料や面接内容などに基づき、ママたちが立候補した中からチームが組まれます。そして11月、いよいよ7人から成るママチームとの「キックオフ・ミーティング」で活動がスタート。打合せでは、「どんなリーフレットにしたいのか、対象はどんな人たちか?」などを話し合い、内容を具体化していくための何人かのキーパーソンへの取材の日程を決めます。

 まだしっかり首の座らないような赤ちゃんを抱き、時々おっぱいもふくませるママたちですが、仕事で培ったスキルをリーフレットのデザインやコンセプトに注ぎ込む意欲はさすがにプロ。取材のため何度も子連れでボランティアセンターに足を運び、それぞれの得意分野を活かして短期間で形にしてくれました。

 12月7日には10チーム合同で成果提案。支援を受けた団体は、せたがやチャイルドラインの他、「働く女性の全国センター」、「子育てネットワーク・ピッコロ」、「石巻復興支援ネットワーク」、「めじろ台町会連絡協議会」など、地域も支援内容も多岐にわたるものでした。

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リーフレット案を色違いで何種類も提案してくれた


 さて、チャイルドラインのリーフレットですが、訴える力が弱く、文字が多かったものが、印象に残るわかりやすい言葉と色の表紙、見やすいデザインと楽しげなイラストが散りばめられた中身に生まれ変わりました。さらに、リーフレットを補完するかわいい紙製のスタンドや、ポケットティッシュサイズの広報物、リーフレットの新規設置先の提案等、想像もしなかったようなアイデアもいただき、驚きとともに感動が!

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リーフレット入れのスタンドも手づくり。よくみると電話の形。


 ママたちのチームワークが抜群で、2ヶ月弱の間に、これまでずっと一緒に仕事をしていたかのように打ち解けた関係を築いていました。「このお仕事はとっても楽しかった」というママたち。「素敵なリーフレットができて、これで活動をPRしやすくなる」と喜ぶチャイルドライン。リーフレットがきっかけとなって生まれた関係は、さらに発展しそうな予感。もっとママたちの話が聞きたくなり、改めてインタビューしました。


◆「何かしたい」エネルギーを社会参加へ

 参加したきっかけを尋ねると「ネットで『ママ向けのインターン』と検索して、ママボノを知りました。子どもが生後2ヶ月の時、よく寝てくれる子だったからヒマで時間と力をもてあましていたんです」と語るのはIT企業勤務のOさん。

 「産後ケアのNPO『マドレボニータ』の教室に参加して、まず身体を整えて、社会に復帰するために何をしようかと思っていたところにママボノを知り、ふだん忙しいとできないようなことができそう、と思って」というKさんも別のIT企業で働くママです。

 「これまで時間がなくて仕事しかできなかったから、やりたいことを手当たり次第やりたいと思って。ボランティアにも興味がありました。いろんな業種の人たちとも交流したかったし」と語るのはテレビ局勤務のTさん。

 「子育てサロンで知り合った方がたまたまサービスグラントのスタッフで、誘われて登録しました。仕事が三度のご飯より好きなんです」と、学生時代からカンボジアに絵本を送る活動や通訳ボランティアもしてきた、商社勤務のMさん。みなさん「何かをしたい」エネルギーで満ち溢れています。

 チャイルドラインを支援しようと選んでくれたのは、「子どもを生んでから、子どもに関することにアンテナがピピッと反応して」とTさん。「思っていた以上に得るものがあった」とOさんは振り返ります。「こういう電話のしくみは大事だと思ったし、チャイルドラインへの取材を通して、今後子育てをする上でも覚えておきたいことを学びました。チームのメンバーからの刺激もあり、想像以上に学べました」

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赤ちゃんを抱っこしながら子連れでミーティング

 「チャイルドラインの活動は、単に深刻な悩みの相談ではなく、なんでも話していいんだよ、と子どもに呼びかけているものだ、と知ったのは嬉しいことでした。こういう活動を支援することで、自分も人を助けることができる、自分にできることがあるんだなあと思いました」(Tさん)
 
 「リーフレットづくりってもっとあっさり終わるのかと思っていたけど、こうしたつながりができて楽しかったです。チームで役割分担できて、仕事に復帰した時のイメージがつかめて参加してよかったと思います」(Kさん)

 成果を出す「仕事」として引き受けたプロジェクトは、仕事とは違う「学び」や発見があり、その活動自体への興味につながった、というのは嬉しいことです。「企業で働いているだけでは知らなかった福祉やNPOの世界をのぞくことができ」「自分の働き方や生き方を考えるうえでもいい時間だった」という経験は、これからのキャリアにとってもきっと役立つことでしょう。

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チラシラックに埋もれないようA4版もつくっていただいた


◆世田谷がもうひとつの実家に!

 「子連れママが一歩踏み出すのは確かに大変だし面倒くさいけれど、一歩出てみるといろいろ得るものがあります。子どもと2人だけでいるよりは精神的にずっと楽ですよ」と、Oさんは同じような若いママたちに伝えたいと思っています。

 「ママボノ」で出会った7人のママたちが、幼な子を持つ同じ境遇で共感しあい、チャイルドラインのスタッフとも関係が深まり、リーフレット作成というひとつの目的を中心に、いくつもの糸がつながりました。広域から集まってくれたママたちでしたが、「世田谷に来ると、実家に帰って来たようで…」という嬉しい言葉も。「新しい社会体験」、「仕事復帰へのウォーミングアップ」以上の「成果」だったかもしれません。

 「1月の世田谷ボロ市にチャイルドラインもお店を出すから、よかったら来てみない?」と誘うと、寒い日にもかかわらず赤ちゃんを抱っこしたママたちが訪ねてきてくれました。出来たてのリーフレットを配り、バザーの売り子も買って出てくれました。赤ちゃんはどこでも人気者。3ヶ月前、初めて会った時、首がすわらなかった赤ちゃんがしっかりおすわりをしていたり、9ヶ月になってつかまり立ちをしている子もいます。こんなふうに、子どもたちの成長を眺めていけるのは嬉しいことです。

 生まれたての素敵なリーフレットも、これからどう育ち、活用されていくのか。生み出したママたちはその成長を見守りたいと思っています。仕事に復帰しても、世田谷の「実家」を時々訪ね、チャイルドラインにいろんな形で関わってもらえたら、と心待ちにしています。
(寄稿/せたがやチャイルドライン運営委員長・本誌編集委員 星野弥生)

認定NPO法人サービスグラント
http://www.servicegrant.or.jp/
TEL:03-6419-4021  メール:info@servicegrant.or.jp

ママボノ2016報告会 2月25日(土)13:30〜16:30(予定)
場所:日本財団(港区赤坂1-2-2日本財団ビル)
参加無料  参加申込みはhttp://bit.ly/MB2016houkoku_entry から


Posted by setabora at 11:01
ボランティア情報誌「セボネ2月号」を発行しました [2017年02月01日(Wed)]

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★2月号表紙 武隈 善子さん

【今月の掲載記事】
★特集「子育てママだからできること〜子連れボランティアで広がる世界〜」
 子育て中のママたちの活躍の場を提供する「ママボノ」プログラムと、せたがやチャイルドラインが出会い、つながりを育んだ素敵なお話をお伝えします。

★まちの市民力「わんの会(障がい者福祉に携わる若者の会)」
 雑談でもなく、会議でもなく、「対話」の場をつくろうと、新たな試みが始まっています。

★キラリ世田谷人「工藤 美紀さん」
 ボランティアをきっかけに、NPOのスタッフとなり1年。自然が大好きな工藤さんにお話をうかがいました。


世田谷ボランティア協会の情報誌「セボネ」は、
区内の図書館や区民センター、出張所・まちづくりセンターなどでも配布しています。

なお、情報誌「セボネ」はボランティアの編集委員が企画・取材して制作しています。
ボランティア募集、イベント告知など、みなさまからの情報を集めていますので、
ホームページの投稿フォームから情報をお寄せください。
http://www.otagaisama.or.jp/usp_form/toukou
Posted by setabora at 10:47
セボネ1月号キラリ世田谷人「高橋 久一さん」 [2017年01月05日(Thu)]

キラリ世田谷人は、世田谷を中心に活躍するキラリと光る素敵な方がたをご紹介します。

地域の歴史の生き証人
高橋 久一さん

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 11月に船橋地区で開かれた講演会「船橋・千歳台のあゆみ」に登壇し、「八幡山から船橋にかけていつも街路樹の下草刈りをしている久一さん」と紹介された高橋さんは「いい街になってよかった」と感慨深げ。この地域に88年間暮らし、空襲、区画整理など、地域が変遷を遂げる重要な場に常に居合わせた久一さんは、さながら地域の歴史の「生き証人」です。
 例えばこんな話。「文豪、徳富蘆花の死後、旧宅が都に寄贈されて芦花公園ができた」とか、「千歳台を区画整理する時に、4千年前の縄文中期の遺跡が発掘された」とか。

 でも何よりも久一さんが伝えたいのは、10万人が亡くなった1945年の東京大空襲の時のこと。当時運送の仕事をしていた久一さんは、大空襲からおよそ10日後に、深川にある倉庫まで荷物を運んでほしいとの依頼を受け、荷馬車で甲州街道を都心に向かいました。焼土と化した隅田川周辺で目にしたのは、見渡す限りの蝋のように白くなった死体の山。敗けるわけはないと思っていた日本の敗戦を知った8月15日、「大空襲であんなに多くの人が犠牲になったのは何だったのか」と無念の思いでした。

 まもなく運送業をやめたのち、1964年までは精米所を経営。その後の挑戦はなんとマッシュルーム栽培。当時の日本ではマッシュルームは珍しく、久一さんは国会図書館で本を読みあさり、外国にも行って研究を重ね、オリンピック選手村、山王ホテルなどへの出荷は月3トンにものぼり、ナンバーワンだったそうです。皇居にある馬糞の堆肥の権利を譲り受けて、宮中にも出入りするようになりました。

 環八をつくる話が起こった時、久一さんは「外国にあるような広い歩道をつくろう」と提案しました。今、成城警察署や船橋小学校のあるあたりが緑地帯になっているのはそのためです。しみじみと、「いろいろ大変だったが、今は立派な道路になってよかったなあ」と、久一さんは振り返ります。

 地域の歴史を近隣の小中学校で語り伝える「証人」は言います。
「一番聞いてほしいのは、戦争のこと。私たちがどんなに苦労したか、悲惨な目にあったかということをどうしても伝えたい」
この言葉、しっかりと若い人たちに受け渡したいと思ったことでした。
(取材/編集委員 星野 弥生)
Posted by setabora at 16:03
せたがや災害ボランティアセンターレポート 10月〜12月の動き  [2017年01月05日(Thu)]

■世田谷区とボランティアマッチングセンター運営訓練を実施(11月)
 世田谷区役所中庭で行われた訓練にはおよそ100人のボランティアが参加。ボランティアを受け付けるボランティアマッチングセンターや、避難所や地域を支援する受付窓口(サテライト)におけるボランティアコーディネーターの動きや役割を確認しました。
今後もより円滑な運営を目指して、コーディネーターの研修や訓練などを実施していく予定です。

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■上馬地区、下馬・野沢地区の「防災塾」に協力(11月)
 防災知識の普及・啓発を目的とした「防災塾」にて、講師・進行役を担当しました。
地区の各町会や福祉施設、学校関係者などが参加し、『発災後72時間は地区の力で乗りきる』をテーマに、グループ討議を行いました。活発に討議が行われ、地域に根ざした具体的な意見が出されました。話し合われた結果は、各地区の防災計画の策定に反映される予定です。

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■九品仏小学校・東玉川小学校「避難所運営訓練」に参加(10月、12月)
 ブースを出展し、災害時のボランティア活動や、ボランティアマッチングセンターや災害ボランティアマッチングコーディネーターについての説明パネルや防災グッズの展示を行いました。災害時のボランティアの重要性などを初めて知り、興味深く質問する人の姿が多く見られました。

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Posted by setabora at 15:56
セボネ1月号特集「「ボランティア」がみつかってから 〜ボランティア相談の現場からA〜」 [2017年01月05日(Thu)]

「ボランティア」がみつかってから
〜ボランティア相談の現場からA〜


 前号の特集で、『「ボランティア募集」ができるまで』と題して、相談があってから募集するまでのことをお伝えました。相談を受ける中で、困っていることを捉え、「人」が関わって解決できる形にかみ砕いていくプロセスをお伝えしました。
 今回は、その「ボランティア募集」の記事をみて、興味を持った方が問い合わせをしてくださってからのことをお伝えしたいと思います。

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◆「ボランティア募集」ができるまで(前号のあらすじ)
 
 相談窓口であるボランティアセンターやボランティアビューローでは、「ボランティアを探しています」「○○してもらえないですか…」という相談を受けると、どういうふうに「人(ボランティア)」が関われば解決・実現できるか、と考え、ボランティア相談に取り組んでいます。
 まずはスタッフが相談者に会ってお話を聞いて、ボランティアを募集することが決まると、募集の呼びかけの文章を作成し、セボネやホームページなどで呼びかけ、協力者を募ります。

 寄せられた相談ごとを、「人」が関わって解決できる形に整えていくなかで心がけていることは、ボランティア活動をする人が関わりやすい形にすることです。例えば、時間を区切る、役割を分ける、複数人の募集にする、などです。「ボランティア活動をしたい」とか「それなら協力できるよ」と申し出てくださった方との、これまでの出会いの経験を踏まえて、「あ! これならできそう」という形にして募集をしています。


◆無理なくかかわるために

 そうして広報すると、興味をもってくださった方から「セボネの記事をみました」と電話やメールで問合せがあります。問合せをうけると「ありがとうございます! もしよかったら詳しく説明したいので一度お会いできませんか?」と、スタッフはまず応募者にお会いすることにしています。

 お会いしたら、募集記事に書ききれなかった内容を説明して、状況を理解してもらったり、その方がどんな動機や気持ちで応募されたのかをうかがっています。応募してくださった方が今回の内容について活動が可能かどうかを、相談者に紹介する前に確認する必要があると思っているからです。

 仕事や毎日の忙しい生活の中で時間をやりくりして協力を申し出てくださったり、応募される方にもさまざまな事情があります。話し相手や外出の付き添いなどの、個人の方へのボランティア活動の場合は、1回きりではなく、継続的で中長期になることが多いです。そのため、相談者の困っていることを継続的に解決して、応募者が無理なく、負担なく活動できそうかどうかを見極めていきます。

 協力したいと思っていても、アレルギーがあることで活動を断念された方や、イスではなく床に座る時間が長いことがわかり、断念された方もいます。応募者の仕事の都合で繁忙期には活動が難しくなることがわかり、ボランティアを追加募集をすることもありました。活動が始まってからだとなかなか言い出しにくかったり、無理をしてしまうこともあるので、こうした事前の確認は大事なプロセスとして位置付けています。

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◆信頼を築く関係づくり

 スタッフが応募者にお会いし、活動内容を説明をして「わかりました。やります」と言っていただけたら、次は相談者との面談の段取りをします。その際には、スタッフも同席をして、自宅など実際に活動が行われる場所で、三者で顔合わせをします。

 まず、スタッフが概要を紹介をし、次に相談者の方から状況や希望することを話していただきます。その後、ボランティア活動希望者(応募者)の方に応募動機を話していただき、あとはお互いに気になることなどを自由に話していただきます。面談は約1時間で、終える際に、話の整理をし、決まったことを確認します。

 そしてスタッフから「後日、お電話するので(基本的には翌日)、今日の感想をお聞かせください。お互いによければ、活動をスタートさせましょう。最初の日程はその時に相談いたします」と両者にお伝えします。その場で早急に意思確認をしないのは、その場では言いにくいことがあったり、会ったその時はお互い気持ちが高揚することもあり、相談者(依頼者)には「この人に任せられそうか」、活動希望者には「自分にできそうか」を一晩ゆっくり考えていただきたいことからそうしています。

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◆良好な関係の調整役として

 三者での面談後、連絡をして、お互いがよければ活動をスタートします。個人の方からの依頼の場合の多くは、連絡先を直接交換せずに、窓口をボランティアセンターにしています。「急な都合で活動ができなくなった」「状況が変わって依頼した活動が必要なくなった」などの連絡もボランティアセンターにしてもらうようにしています。

 連絡先を交換する例もありますが、直接連絡をとる形にしていると、「ちょっとお願いできませんか」など新たな頼みごとを言われた場合に断りにくくなることがあるからです。うまく連絡がつかないことが続いたりすると、関係が変わってきてしまうこともあります。予めお互いが決めた枠組みのなかで活動を行うことが、良好な関係を続けるためのポイントです。

 最初に約束していた活動内容を変えたい時には、またスタッフが間に入り、お互いが納得の上で、内容を変えるようにしています。それでも「人」と「人」の関係です。トラブルや気になることが出てくることもあります。そんなときは「いつでも間に入って調整します」という姿勢を心掛けています。

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◆「振り返り」を大切に

 活動が続いていくと、ときどき「振り返り」をする機会をつくることをお願いしています。長く活動をしていると、気がつかないうちに、はじめの時とは話が変わってくることがよくあります。「最初は1時間と約束していたのに、1時間半になっている」とか、「はじめはしていなかったが、今はこれも行っている」などの例です。知らず知らずに、そのことが潜在的なストレスになって、相手に負担を与えていたりすることがあります。それを見直したり、改めて最初の頃を思い出したりして、今のことを捉えると「自分のやりたいことができているな」とか「自分の充実感にもつながっているな」と気づき、気持ちを新たにする機会にもなります。そのために「振り返り」をお願いし、お会いすることにしています。

 一方で、私たちスタッフも「振り返り」をしています。相談から活動までのプロセスを複数のスタッフで振り返り、私たちの関わりが適切であったかを振り返ります。「振り返り」を通して改善点を見つけ、次回に活かすようにしています。
 同時に、「こういう事例は潜在的にどれくらいありそうか」を考え、地域に同じような困りごとを抱えた人がいそうであれば、個人の問題としてでなく、社会の課題として、どのようにその依頼を受けられるようにするか、また多く出てきそうな場合、より効率よく応えられるためにはどのようなしくみがあればよいかなどを考えます。

 例えばアンケートを実施したり、「身のまわりにこういう方はいませんか? いれば相談にのれます」というチラシをつくって配ったり、「傾聴ボランティア養成講座」「障がい児を見守るボランティア養成講座」のように事前にボランティアを募り、研修を企画し、さらなる依頼に応える準備をしていきます。
 また、課題のあるケースでボランティアの方の負担が大きい場合には、活動の悩みを話せたり、相談にのれるようにボランティアをサポートできる体制もつくっています。
 ボランティア募集の記事ができた後は、このように進めていっています。

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◆地域の困りごとは地域の手で

 一個人との出会いや、ふとした会話が、気づきになり、事例になり、同じ困りごとを抱えた方への助けになることがあります。世田谷ボランティア協会では、困りごとを抱えるご本人からの相談はもちろん、その方の周囲の人からの声も大切にしています。
 『地域の困りごとは、地域の手で』をモットーに、たくさんの情報が寄せられ、多くの気持ちが集まり、新たな動きが生まれていく、そんな期待を受けられる拠点になれるよう、ボランティアのコーディネートを行っています。

 私たちスタッフは、その仕事にやりがいや喜びを感じながら、ひとりでも多くの皆さんとお会いできることを希望し、その出会いを楽しみにしています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 
(担当/事務局 鈴木佑輔)
Posted by setabora at 15:42
ボランティア情報誌「セボネ1月号」を発行しました [2017年01月05日(Thu)]

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★1月号表紙 島津 和子さん

【今月の掲載記事】
★特集「「ボランティア」がみつかってから 〜ボランティア相談の現場からA〜」
 前号の特集「ボランティア募集ができるまで」の後編です。募集記事を見て、活動希望者が応募してくださってからのながれをご紹介します。

★「災害ボランティアセンターレポート 10月〜12月の動き」をまとめました。
※今月はまちの市民力はお休みです。

★キラリ世田谷人「高橋 久一さん」
千歳船橋に生まれ育って88年。地域の移り変わりをみてきた高橋さんにお話をうかがいました。


世田谷ボランティア協会の情報誌「セボネ」は、
区内の図書館や区民センター、出張所・まちづくりセンターなどでも配布しています。

なお、情報誌「セボネ」はボランティアの編集委員が企画・取材して制作しています。
ボランティア募集、イベント告知など、みなさまからの情報を集めていますので、
ホームページの投稿フォームから情報をお寄せください。
http://www.otagaisama.or.jp/usp_form/toukou
Posted by setabora at 15:35
セボネ12月号キラリ世田谷人「大原るみ子さん」 [2016年12月22日(Thu)]

キラリ世田谷人は、世田谷を中心に活躍するキラリと光る素敵な方がたをご紹介します。

「キレイ」のお手伝いが元気の源
大原 るみ子 さん

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 上祖師谷で美容室を経営して20年になる大原るみ子さんは、資格を活かして理美容のボランティアをしています。緩やかにウェーブした長い髪がエレガントな大原さんですが、気さくで、歯切れのいい言葉がポンポン飛び出します。

「お客さんの知り合いの縁で、最初は上町のデイサービスでヘアカットボランティアを始めたの。その後、狛江でもやるようになって、狛江はもう15年になるのかな」

 デイサービスへは2か月に1回、お店の定休日にカット道具一式を入れた大きなカバンを抱えてバスで出かけます。2時間半の間に10人くらいのカットをしますが、美容室用の椅子でなく、普通の椅子や車いすの高さで床に膝をついてカットするので、腰に負担がかかるとか。
でも、「美容の仕事が好きでやっているから、つらいと思ったことはない。楽しいですよ。どんなことでも自分の勉強になるし、喜んでいただけるのがうれしい」といいます。

 大原さんは宮城県出身。東日本大震災の時は、ご近所のご夫婦が集めた物資の置場を提供したのがきっかけで、支援活動をしました。店のお客様にも呼び掛けて品物を集め、宮城の友だちを通して石巻や閖上地区に約1年間送りました。

 送料をねん出するために、チャリティカットの日を設けたり、運送業者と交渉を重ねたり、大変な思いもしました。そんな様子を知ってお客様が送料をカンパしてくれたり、支援活動を通じて人のあたたかさにふれる一方で、現地とやりとりしながら、支援の難しさも感じました。
「大切なのは、被災者の方の心情を配慮しながら失礼になったり気力や意欲をそぐことのないようお手伝いさせていただくことだと思います」

 子育てしながら、39歳で美容師の資格をとったのも人の縁。「だから今もボランティアしているっていうより、これまでいろいろな人に助けられてきたから何かの形で恩返しがしたいなと思って。今できることを少しずつでも」と、話します。

 「まだまだやれることを見つけたい」という大原さんは、お客様にいつまでもおしゃれを楽しんでもらおうと、最近オーガニックシャンプーの勉強を始めました。「私は私の人生を心豊かに生きたい」という美容のプロとしての姿勢が伝わってきました。
(取材/編集委員 家井雪子)
Posted by setabora at 12:17
セボネ12月号まちの市民力「凸凹Kidsすぺいす」 [2016年12月22日(Thu)]

「まちの市民力」は、街の中で地域やそこで暮らす人たちと一緒に活動している団体を紹介します。


凸凹Kidsすぺいす
(でこぼこキッズすぺいす)

 凸凹Kidsすぺいすは、粕谷にある「放課後等デイサービス事業」(知的障害や発達障害のある児童を放課後や余暇の時間に療育する)をしている施設。今回、代表の渡部優子さんにお話をうかがいました。

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 渡部さんは以前から、芦花小学校の特別支援学級の支援員をしており、そこに通う子どもたちが放課後に過ごす場所がないことに課題を感じていました。そこで、こうした子どもたちの居場所をつくりたいと3年前に「凸凹Kidsすぺいす」を設立。

 最初は蘆花公園のログハウスや自宅などで活動していましたが、子どもたちが集まるには場所が狭く、人数も限られてしまうことに悩んでいました。そんな頃、たまたまこの事業に適した物件があり、世田谷区の「空き家等地域貢献活用プロジェクト」の話を聞いて応募したところ、助成が決定し、2015年4月に常設の居場所が開所しました。

 現在30名が登録。1日定員10名で、地域の子どもたちを中心に小学生から中学3年生までの子どもたちが通っています。デイサービスとしては、アートセラピー、音楽セラピー、ダンス、バランストレーニング、クッキング、書道などのプログラムが盛りだくさん。

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 支援員としての経験から、厳しさよりも楽しさを中心にしないと続かないこと、言葉で表現するのが苦手なのでアートで自分を表現してほしいというねらいがあります。他にも、商店街や地域団体と連携しての体験教室など、子どもたちが地域社会に関わる活動を積極的に進めています。

 渡部さんは、「1年半やってみてすごくよかった」と話します。障がいのある子どもたちが学校以外で遊んだり、ときにはケンカしたり、友達と関われるような場所が今までなかったので、保護者からも感謝されているそう。

 今後は、子どもたちの将来を見据えた活動をしていきたいと話します。子どもたちのいいところをわかってくると、その先のことも考えて、「将来は子どもたちが自分の好きなことができる作業所をつくりたい」と夢が広がります。これからもいろいろな団体とつながって、ぜひ地域に根ざした事業を展開していってほしいと応援したくなる活動でした。
(取材/編集委員 市川 徹)

一般社団法人 凸凹Kidsすぺいす 
http://decoboco-kids.jp/
世田谷区粕谷4-13-16
TEL:03-5314-9876 メール:space@decoboco-kids.jp
Posted by setabora at 12:10
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