日本財団公益コミュニティサイト CANPAN CANPANブログ:公益法人,NPO,CSR,社会貢献活動のための無料ブログ

SELP事務局NEWS

日本セルプセンター事務局の最新ニュースをテーマ別にお届けします。日々動いている活動内容を、リアルタイムでご紹介していきます。


2011年06月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
カテゴリアーカイブ
最新記事

周防学園の新事業 [2011年06月15日(水)]
6月2日(木)、福岡県の周防学園におじゃましました。ここは大規模な農業をおこなっていることで全国的にも有名な施設です。事実、施設の前にはフルーツランドと称する大規模な観光農園があって、一年中季節のフルーツを栽培しています。施設の周りには広大な畑もあって、太陽の下で汗水流して働く利用者たちの表情は活き活きと輝いていました。


しかし施設にうかがってじっくり話を聞いてみると、実はここ十五年で農業の比率をどんどん少なくし、新しい事業にチャレンジしているとのことでした。ひとつはプラスチック成形工場であり、もうひとつがうどん店の経営です。最近は施設でもうどん店を経営するのが流行になりつつありますが、周防学園の店は本当に本格的です。国道10号沿いにある好立地で、店内面積も259坪。開店前から毎日行列が出来ると言うほど繁盛しているらしく、土日には500人の来客があるとのこと。生麩を練り込んだという独特の麺はモチモチして、本当に美味しいうどんでありました。


このように実際に施設にお邪魔してゆっくりお話を聞いてみると、さまざまなことがわかってきます。これからもいろんな話をお聞かせください。それぞれの施設の取り組みや、きらりと光る点にスポットを当てて、取材を続けていきたいと思います。会員施設のみなさま、今後ともどうぞよろしくお願いします。
ピネルの地下に眠る不気味な物体 [2011年05月16日(月)]
4月15日(木)には、和佐福祉工場のすぐ近くにあるソーシャルファームピネルの取材でした。麦の郷が運営するこの施設は、1995年に設立された日本初の精神障害者福祉工場です。当時は精神障害者たちの在院日数の平均が529日と言われ、和歌山県に至っては935日という数字でした。つまり一度入院してしまうと、2年から3年、ひどい人になると一生病院から退院できないのが精神障害者に対する行政側の対応だったのです。そうした実態を知った麦の郷スタッフたちが「ほっとけやん(和歌山弁で、放っておけない)」の思いで始めた、福祉工場(現就労継続支援A型事業)。障害の特殊性ゆえに、一般的には「継続的に働くのが難しい」とされる彼らを見事にサポートして、クリーニング事業で成功している施設メンバーたちはみな活き活きと輝いていました。現在では精神障害者だけでなく、聴覚障害者なども一緒に働く職場になっています。


ところでこれは、施設の地下に保存してあるナゾの物体です。何のことやら、おわかりになりますか? 実は、これ、和歌山県内のある精神病院の窓枠に張り巡らされていた鉄格子。昔の精神病院というの鉄格子で囲まれた病棟・鍵がかけられた病室・ベッドに縛り付けられた患者という非人権的な空間だったそう。その頃の象徴ともいえる鉄格子を施設の地下に保存することによって、ピネルでは「二度とあのような時代に戻してはならない」ということを訴えているわけです。この施設で働く人たちが、少し前までは病院でそんな虐待にあっていたことが信じられませんね。
和佐福祉工場 [2011年05月09日(月)]
4月14日(木)に、和歌山県の和佐福祉工場の取材に行ってきました。ここは和歌山方式と呼ばれる行政・企業・施設が三つどもえで福祉工場(現在は、就労継続支援A型事業)を運営する方式に則った、先駆的な取り組みをしている事業所です。和佐福祉工場の運営パートナーは、花王株式会社和歌山工場。歯ブラシや歯磨き粉、シャンプー・リンス等の旅行用ミニセットをパッケージにセットするのを仕事としています。福祉工場の中でも全国的にもトップクラスとも言える高賃金を実現しており、働く人たちの素敵な笑顔と綺麗に整頓された事業所の雰囲気が印象的でした。

こちらが工場の様子です。普通、こういうセット作業はベルトコンベアによる流れ作業が一般的なのですが、ここの特色は一人ひとりが一つのセット作業を完結する「セル方式」を採用しているとのこと。これによって自分のリズムでセット作業をおこなえる利点があるだけでなく、「成果報酬」の根拠となる数値も明確にできるそうです。

こちらは工場で働く障害者職員の中瀬さん。笑顔がとてもチャーミングですが、この職場で働けるようになるまでは、障害ゆえに「やりたくてもできない」ことだらけだったとのこと。全国でも有数といわれる高賃金にも満足しているけれど、「戦力として期待されて働けていること自体が本当に嬉しい」とのことでした。働く喜びに溢れた人たちの表情は、本当に素敵だと思います。
「買い物難民」お助け事業 [2011年02月03日(木)]
経済産業省が「買い物難民」対策として総額3億5000万円の予算を組んで進めている補助事業の運営委託団体として、日本セルプセンターの会員でもある社会福祉法人牛三敬会・第二虹の家が選考されました。身近な商店が次々と閉店してしまい、残っていくのは郊外のショッピングセンターばかりというのが、全国的な流れです。とくに地方においてはそれが顕著であり、高齢者や障害者など、日々の買い物に困難を極めている人たちは後を絶ちません。これまでNPOやボランティア団体が彼らのためのサポートをしてきたわけですが、国としても本格的にこれらの活動の支援を考え出したというわけです。



社会福祉法人牛三敬会・第二虹の家では、これまでも地域住民のための様々な活動を行ってきました。その具体的な取り組みは、昨年度実施された第1回日本セルプセンター研究大会でも「地域につきささる」と題した報告がされたばかり。「私たちの仕事は、地域なしでは考えられない。だから、地域にしっかり根を張っていかねばならない。地域には人を支える素晴らしい地域力がある」と語った施設長の報告に、共感した方も多いと思われます。

今回の「買い物難民お助け事業」では、中山間地の高齢者向けに、生鮮食品などの移動販売を実施するというものです。地元農家や商工会の協力も得て食品を調達し、車で利用者と共に販売活動を展開していくとのこと。宅配事業・訪問販売は、過疎化が進むこれからの日本においてビッグビジネスチャンスになると、報告会でも語っておりました。日本セルプセンターとしてもこうした取り組みが各地で行われ、その商品供給に対してサポートできるように努力していきます。ぜひ、みなさんの地域での新しい取り組み情報を事務局までお寄せください。
火の国の山々 [2011年01月27日(木)]
鹿児島県のなごみ苑の取材のために、南九州に来ています。鹿児島と言えば、桜島。昨日は少し時間が開いたので、桜島見学に行ってきました。フェリーで海を渡ること15分あまり。昼間は15分感覚で船が出ていて、気軽に島にたどり着くことが出来ます。(とはいっても、その後の交通アクセスがほとんどなくて大変なんだけど…)晴れていたこともあり、船から眺める海の景色は素晴らしく美しかったです。



こちらが桜島。ただいまの噴火状況は平穏なりという感じ。少し白い煙が吹き上げていますが、機嫌が悪くなると黒煙が立ち上り、ものすごい轟音がするそう。こうなると風下の人たちは大変です。傘を差さないと外出できず、真夏でも部屋を閉め切る状態になるとのこと。


桜島は平穏なのですが、大変なことになっているのが霧島山系の・新燃岳ですよ。1923年以来の大噴火ということで、宮崎自動車道もJR日豊線も完全にストップしている状態です。鹿児島中央駅の改札で、面白い告知を見つけました。噴火により電車が止まっているという看板です。台風や地震によるストップならともかく、噴火による降灰の影響で運転見合わせ? さすが火の国というべきでしょう。



こいつは毎日新聞からの借り物写真でありますが、ホントに大変な噴火状況でありました。しかし鹿児島市内からも町中に黒煙が迫ってくる様子が見られて、ちょっとビックリ。しかし少し怖かったですよ。宮崎県とかには、もしかしたら噴火の影響を受けた施設の方もいるかもしれませんね。くれぐれもご無事をお祈りしたいと思います。



謹賀新年 [2011年01月05日(水)]
明けましておめでとうございます。みなさま、今年もどうぞよろしくお願いします。ところで今日から訪問ルポを公開した石川県能登半島の先端にある日本海倶楽部。とても素晴らしい環境にあり、美味しいビールと美味しい食事を提供している素敵な施設でした。能登半島は遠いところですが、能登空港の開港によって以前よりは格段に交通の便が良くなりました。能都地方に遊びに行った際には、日本海倶楽部の美味しい地ビールを飲んでみるといいですよ。



これは記事に載せきれなかったレストラン日本海倶楽部で提供している能登牛の炭火焼きです。新年なので、美味しそうな写真がいいのではないかと思って掲載させていただきました(笑)。そしてもう一つ。この取材のついでに能登半島の某ホテルに宿泊したのですが、そこで発見した会員施設の製品情報です。それが、下記の写真。これは鹿児島県の山川がんばろう館で製造している「がんばろう茶」なのですよ。どうして鹿児島県の、それも最南端に位置する施設の地味な(ごめんなさい。見た感じのイメージです)製品が、能登半島のホテルの売店に並んでいるのか? さっそく売店の女性に取材してみました。



「当館の社長が健康茶が好きで、全国のお茶を集めているのですが、がんばろう茶をたまたま飲む機会があって、本当に美味しい!と感激したそうです。そこで直接製造元であるがんばろう館さんに掛け合って、取り扱いをさせていただいています。売店に置いてあるだけでなく、客室の冷蔵庫に冷やしたお茶を無料で提供させていただいているので、飲まれたお客様が頻繁に購入されているのですよ」
とのこと。たしかに、がんばろう茶は泊まった客室の冷蔵庫に、こんな形で提供されていました。冷えていて、とってもおいしい。しかも、タダ。そして客室案内には、がんばろう茶の宣伝も記載してあります。これは売れないはずがありませんね。福祉施設の製品うんぬんという記載は一切ないのですが、がんばろう茶を愛する社長さんの意気込みが感じられて、とっても嬉しくなりました。



日本全国、思わぬところでセルプ製品との出会いがある。こんな発見がありましたら、みなさまからもどんどん情報をお寄せくださいね。
おからクッキー [2010年12月26日(日)]
大分県ウインド丹羽施設長からの追加情報です。こちらは「チャレンジ! おおいた福祉共同事業協議会」ではなくて、ウインド独自の企画商品「おからクッキー」の新情報。真心絶品にも認定された話題の商品が、なんと地元のトキハデパートで、「おからクッキー詰め合わせセット(定価3000円8袋詰め)がお歳暮商品アイテムに採用されたというのです。県内外の授産商品をトキハ(株)がこのように取り扱うことは、初めて!の試みとのこと。商品がデパートお歳暮商品としてのレベルに達していると、プロのバイヤーが認めたくれた結果でしょう。8F特設会場で他の商品と並んで陳列され、やっと「一般市場での販売」のスタートラインに着くことができました、とのこと。今後の売上結果にも注目したいですね。




いのちのクッキー [2010年12月26日(日)]
以前SELP訪問ルポでも紹介し、8月に開催された日本セルプセンター研究大会でも報告のあった大分県のウインド丹羽施設長から、素敵な知らせが届きました。県内八つの障害者就労施設でつくる「チャレンジ!おおいた福祉共同事業協議会」の新たな企画として、「いのちのクッキー」の販売をスタートしたというのです。

これは災害などの非常食品として長期間保存できるクッキーで、「災害弱者といわれる人たちが非常食品を提供する」ことに価値があり、話題性も十分です。長期保存を保障するために愛知県の富士特殊紙業の全面的な協力を取り付け、参加施設も機材や作業室の整備を半年かけておこないました。11月に販売スタートしたばかりの商品ですが、これまでに2800袋が販売されるなど、好調の出だしのようです。

とくに大分市中心部の中島校区社協が「独居老人を励ます会」に300袋採用してくださり、校区の小学生と民生委員の皆さんが、お年寄りのお宅を一軒一軒訪ねて配布したという事例は、「いのちのクッキー」ならではと言えるでしょう。読売新聞や大分日々新聞、OBS大分放送などのメディアも大きく取りあげるなど、今後もこの企画は県内を大いに盛り上げていくことでしょう。

「チャレンジ!おおいた福祉共同事業協議会」というのはもともと、2008年おおいた国体開催時にスポーツ文化事業実施団体として暫定的に結成された組織です。それが大会後も継続的に活動を続け、大分県庁舎内にオープンさせた「けんちようのパン屋さん」、そしてこの「いのちのクッキー」と次々に企画を打ち出しています。ぜひ他県のセルプセンターも注目し、参考にしてみる価値在りですよ。





きらっとONEプロジェクト [2010年12月20日(月)]
12月15日(水)に、SELP訪問ルポの取材として名古屋ライトハウスに行ってきました。ここの法人は歴史的にも実績的にも本当に有名な大社会福祉法人ですね。本格的な製缶工場や、最近では防災食品の缶入りパンを売り出したことで業界では知られています。当然それらのことが取材の中心になると思っていたのですが…。



ちょうど取材の1ヶ月前に、ライトハウスの1事業所である「明和寮」で、SELP自動販売機100台設置運動「きらっとONEプロジェクト」をスタートさせたばかりだというのです。建物の入り口には大壇幕が貼られ、施設中にはオリジナルポスターが貼ってあります。職員や利用者の胸には、「目標100台」のスローガンを掲げるバッジが…。なんかすごい盛り上がりようなので、このことについても取材していくと、とんでもない事実が判明しました。とんでもないというのは、いい意味ですよ。



詳しくは来年公開される記事をお読みいただきたいのですが、職員だけでなく、利用者や協力者、施設全体が一丸となって「やってやろうじゃないか」というムードに満ちあふれているのです。こういう雰囲気を、久々に見ました。全員を集めたキックオフミーティングの様子をDVDで見させていただきましたが、すごいです。「ぜったいやる」と言い切っていますし、間違いなく1年で目標を達成することでしょう。達成すると、試算では1300万円の収入が実利として施設に入ることになっていて、利用者工賃の大幅増が期待できることでしょう。ぜひ「明和寮」のこの動きについて、皆さんもチェックされるといいと思います。



第2回デザイン支援施設決定! [2010年12月06日(月)]
第2回デザイン活動支援事業がスタートしています。10月28日(木)に開催された総務広報委員会において、本年度の支援施設を下記の通りに選考させていただきました。ご報告遅くなってしまって申し訳ございません。選考基準としては、「日本セルプセンターの会員施設であること」「中期的な施設の運営方針に基づき、デザイン支援を求める自主製品の運営体制が作られていること」「単なるパッケージや包装紙のデザインではなく、施設全体のイメージ改革を意識した計画になっていること」でしたが、小規模で、自力ではパッケージや包装紙などの製作が難しい施設に対しては、必ずしも上記の選考基準に入らない場合でも、施設全体のイメージ作りを考えることを前提にして、デザイン導入プロセスの支援を行うようにしています。その結果、「小規模施設特別枠」として1施設を特別に追加させていただくことになりました。今年の結果も随時このコーナーで取りあげていく予定です。お楽しみに。

【第2回デザイン活動支援事業・支援施設】
・ 山口コロニーキャンパス(萩焼&縫製品のブランド化プロジェクト)
・ セルプ周陽(施設のトータルイメージ作り)
・ 第2春日園はる工房(春日園のイメージ&「はる工房」製品のブランド展開)
・ セルプみのり(施設シンボルマークの作成と、施設製品全体のイメージ統一活動)
・ 拓共同作業所(小規模施設特別枠:施設イメージマークの作成と、デザイン導入支援)
| 次へ