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荒廃する子供たちの心と体 No.6[2015年12月19日(Sat)]
日本生態系協会 会報「エコシステム」No.6
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  • 荒廃する子供たちの心と体

  • 蝕まれた子供 健全な子供

  • 自然を知らない日本の子供たち

  • 大人が自然から子供を遠ざける

  • 自然が子供を育てる

  • 都市に身近な自然を

  • 学校で自然保護教育を


自己評価が低く将来への希望がない。
法律を犯す刑法犯が増加し、子供の割合が全検挙人員の過半数を超した。
半数以上が成人病予備軍で、コレステロール値が、アメリカの若者の値を超えた。
これらはすべて日本の子供に関する報道なのです。
日本の子供たちの体と心が大きくゆがんでいます。
偏った食生活・外での遊びの不足・偏差値編重・あふれる物資と情報・経済偏重社会。
子供たちはかつてないストレスにさらされているのです。
そして、ヨーロッパでは「子供の最大の教師は自然だ」といわれていますが、子供の体と心の健全な発達になくてはならない、身近な自然を大人が奪ったことは、将来への大きな禍根を残すことになります。


蝕まれた子供 健全な子供

日本の子供は外で遊ばない!?

日本の子供たちは心身ともに危機的状態にありますが、諸外国ではどうなのでしょう。
政治的・経済的に安定している先進の国々では、日本のように子供たちが成人病や心身症にかかったり、多くの子供がその予備軍になっているといった事実はあまり見当たりません。
そこで、その理由を探ってみましょう。
前ページで紹介した成人病・視覚障害・ストレス病・体温異常の原因は、偏った食生活・自然体験の不足・学歴偏重の偏差値優先教育・過剰な物質と情報に囲まれた生活・経済偏重社会での家庭生活の破綻などが上げられています。
中でも、今の日本の子供たちが外で遊ばないことによるストレスと運動不足が、心身の正常な発達を阻害している共通の原因として上げられていることは注目すべきです。
そこで文化的に日本と近い韓国と先進国のドイツ・アメリカの子供の遊びを調べました。

世界 日本 遊びの比較

●ソウル

韓国は高度経済成長下で、高学歴社会へ移行中です。
遊び時間は日本よりも短いのですが、ゴムとび・石けり・陣とり・シールム(韓国相撲)などの伝承的遊びが残り、外で遊ぶ時間は日本より長い傾向にあります。

●ミュンヘン

小学校は4年制で授業は午前中のみ、帰宅後の午後は外で遊びます。
草地でのサッカーが代表的ですが、かつての西側のヨーロッパの子供に共通する遊びとして、公園や都市内の森でのかくれんぼ・木登り・宝探し・隠れ家作り・そり遊びなどと、身近な自然での遊びが多くみられます。

●ニューヨーク

アメリカの大都市は、治安の悪さという特異な条件があります。
それでも金網に囲まれた遊び場で、バスケットボールや鬼ごっこなどの外遊びに歓声を揚げる子供たちを街のそこかしこで見かけます。

●日本

1985年に深谷昌志氏(放送大学客員教授)らが全国の小学校高学年約8,000人を対象に子供の遊び実態を調査しています。
それによると「しょっちゅう」しているのはおしゃべりぐらいだったという結果がでています。
現在ですとこれに高い割合でファミコンが加わります。
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http://blog.canpan.info/seitaikeikyokai/archive/6
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