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緑をふやして被害をへらす −阪神・淡路大震災の教訓− No.19[2016年01月01日(Fri)]
日本生態系協会 会報「エコシステム」No.19
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  • 阪神・淡路大震災

  • 災害は避けられない

  • 街づくり 日欧の違い

  • 消えた復興計画

  • 自然と共生する国土計画を

  • 街の安全チェック


一瞬にして5,000人以上もの命を奪った阪神・淡路大震災から、早くも100日が過ぎました。
震度7という史上最大規模の直下型地震は、100万以上の人口を抱える近代的大都市を壊滅状態に陥れました。
大惨事の直後から、非常事態への即応体勢の欠如、高速道路や地下鉄などの「安全神話」の崩壊、ライフラインや情報網のもろさ、ボランティアの活躍とその重要性、耐震基準の強化などなどが指摘・議論されています。
大震災は大きな犠牲の上に、さまざまな教訓を私たちに残しました。
しかし、今、真剣に考えなければならないことは、とかく防災に目がいきがちですが自然の立地条件を無視して、無秩序に人口を集中させた近代都市そのものの造り方に、根本的な問題があったことではないでしょうか。


災害は避けられない

災害列島 日本

太平洋プレートと大陸プレートの接点にある日本は、地震列島といわれています。
複数の火山帯が走り、噴火や火山性の地震も頻発します。
今回の大震災で耳新しく注目された活断層は、全国に多数あり、その数さえ正確にはわかっていません。
記憶に新しい自然災害だけでも、奥尻島が大津波に襲われた北海道南西沖地震、液状化現象が初めて注目された宮城県沖地震、今も避難生活が続いている雲仙普賢岳の噴火、全島民が避難した伊豆大島の三原山噴火、三宅島の噴火もありました。
地震や火山だけでなく台風や長雨、日本海側の豪雪のように、天候による災害も毎年起こっています。
第二次大戦後、50年間の自然災害による死者・行方不明者の数は、今回の大震災の犠牲者を加えて44,800人以上にも達します。
1年間になんと900人近くの人々が、自然災害で命を奪われているのです。

災害をねじ伏せることは不可能

地震や火山の噴火を止めたり、台風のコースをねじ曲げることは、私たち人間に不可能なことはだれにも理解できます。
しかし、私たちは海や湿地を埋立て「砂上の都市」をつくり、水害を怖れながらも上流では木を伐り、山を崩し、下流の低湿地を開発してきました。
私たちにできることは、自然災害が頻発する国土で生活していることを自覚し、自然の立地条件にあった街づくり、国づくりを進めること以外にありません。
タグ:兵庫県南部
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