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【活動報告】NPOの社会的価値『見える化』プログラム2016成果報告会 [2017年02月25日(Sat)]
 こんにちは。momo事務局の斉藤です。

 2月25日(土)に中京大学名古屋キャンパスにて、「NPOの社会的価値『見える化』プログラム2016成果報告会」を開催しました。一般参加者やプロボノも含めて、当日は24名のみなさまにご参加いただきました。

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 まずは、「NPO法人ふれ愛なごや」理事長の鈴木さんに団体紹介と参加動機をお話しいただきました。今年の4月に社会福祉法人となるふれ愛なごやさんは、今では資産額1億4千万円、利用者100名以上となり、同じ悩みを抱えた親たちが全国からたくさん視察に来られるなど、momoから融資を受けた立ち上げ時に比べて大きく成長した組織となりました。また、「一般社団法人全国重症児デイサービス・ネットワーク」を立ち上げ、加入団体は160以上にもなります。現在も多くの方が同様のデイサービス設立準備をしていますが、各地での立ち上げ支援も実施しています。社会福祉法人の立ち上げなどでスタッフも鈴木さんも忙しい中、本プログラムに参加およびご協力をいただき、ありがとうございます!

 続いて、「ふれ愛チーム」の荒川さんが、測定結果の発表を行いました。ふれ愛チームは「一般社団法人全国重症児デイサービス・ネットワーク」の、2014年11月設立から2016年9月までのSROIを測定しました。

 測定のプロセスだけではなく、アンケートや測定のために作成した資料なども用いた詳細な発表をいただきました。アンケートの分析なども含めた提案はとても説得力のある内容でした。

 次に「momoチーム」」の久野さんと志村さんが、測定結果の発表を行いました。momoチームは、ふれ愛さんがmomoからの融資を受けた、2010年11月〜2013年6月までのSROIを測定しました。
 
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 momoの融資の特徴でもあるお金以外の支援(非資金支援)、「momoレンジャー」の活動や「情報発信」も測定対象に取り入れた内容で、みなさんとても興味深く聞いていました。
 
 続いては、「ふれ愛チーム」の鵜飼さん、「momoチーム」の谷口さん、ふれ愛名古屋の鈴木さんに加え、元momoレンジャーの蒲池さん(とくしゅう)をパネリストに迎え、さらにSROI測定について迫る「パネルディスカッション」を行いました。コーディネーターには、本プログラムのアドバイザーでもある、株式会社ピー・エス・サポート代表取締役の村田さんにお願いしました。

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 測定の苦労話や融資当時のことなど、チーム発表とはまた違った側面からSROI測定を振り返ることができた時間となりました。参加者からの質疑応答もこの時間に受け付け、より議論が深まりました。

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参加者のみなさんからは、「SROI測定の現場感がよかった」「社会的インパクト評価のキモは、多様なメンバーで話し合いながら、だということを強く感じた」という感想をいただきました。

 ご参加いただいたみなさん、プロボノ、関係者のみなさん、共催いただきました中京大学 経済学研究科 総合政策学専攻のみなさま、ありがとうございました!

Posted by コミュニティ・ユース・バンクmomo at 10:14 | 活動報告 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)