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2018年12月27日

神社しめ縄

どうやらこの冬は,
とことん稲わらにご縁のある流れらしい。笑
今年は、地元熊野神社の世話人の役(10年に1回くらいかな。)
が久々に回ってきて、
年末の神社大鳥居にかける大きなしめ縄づくりに
初めて駆り出されて
貴重な体験をさせてもらってきた。

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興味津々で一人カメラまで持参。

まず、3本の土台を藁で形作る。
中央が太く、両端が細く、なめらかな曲線になるように
バランスを調整しながらの作業だ。

続いてその土台にびっしりときつめに縄を巻き付ける。
神事はすべて左巻きが習わしということで、
間違わぬよう慎重に気を配る。
全長9メートルもあるので、
単調な繰り返しとはいえ、これが結構時間がかかる。
しかもそれが3本である。
(8時半から集まって午前中では終わらず、昼をまたいでの大仕事だ。)

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ようやく縄が巻き付けられた3本は、
一年間の風雨に耐えられるように、全てサランラップを巻き付ける。
(これはちょっと近代風アレンジ?)
最後に数人がかりで力を込めてぐいぐいとよっていく。
まず2本。さらにもう1本を加えるのだが、
何せ太いので力仕事だ。特にもっとも太い中央部は力が必要。

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そうして出来上がったしめ縄は、
皆で、脇に抱えて歩いて大鳥居まで運ぶ。

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一年間吊るされていた古いしめ縄を大鳥居から下ろし、
出来立ての新しいものを吊り下げた。

新年を迎えるための大変な手間である。
これが、農村の伝統。
米がとれた後の稲わらを無駄にすることなく見事に利活用している日本人。
人と自然の調和を尊ぶ心がとてもよく表れている気がする。

これも大きな藁細工の一つの形だ。
来年は生活学校としてこの稲わらにみっちり関わっていきたいものだ。

そんなわけで、これが今年最後の記事になります。

みなさま、どうぞ、良いお年をお迎えください。

   by 里山おやじ
posted by 里山生活学校 at 18:53| Comment(0) | 未分類

2018年12月20日

稲わら細工見学

まだまだ続く稲わら細工ネタ。

今日は、先週稲わら細工ワークショップでご指導を受けた
小野寺先生のご実家を訪ねて、色々見学させていただいた。

なんと、なんと、こんなに近くに稲わらの先生が!
車でほんの5分。いや、3分か。
しかも、毎週、優命園の卵を産直でで購入いただいてた、と。
なんと、なんと、びっくりの連続。

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さてさて、まず、見せていただいたのが、一番気になる藁の乾燥と保管。
収穫後、すぐにこうした日の当たらぬ場所に吊り下げる。
日焼けしたものは、表面の肌がよろしくない。
出来ればビニルハウスではなく、小屋などの中が良いとのこと。

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続いて、藁すぐりの実際作業も見せていただいた。
ポイントは、このお馴染みの畑道具。
これで、髪を櫛でとかすように藁元を梳く。
なるほど、これは早くて便利だ。

ちなみに優命園産の稲わらも梳いてもらってみたところ、
藁がかなり太いので、かご作りには難しく、
むしろ、草鞋作りに向くそうだ。

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そうして、藁すぐりしたものを、この藁打ち機にかける。
いいなあ、こういうノスタルジックな昭和!という機械。
宮崎アニメに出てきそうな雰囲気が実に良い!

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次に、現在制作中のパン籠の作業工程も
ていねいに説明しながら見せて下さった。
なるほど、なるほど。
この試作は、かなり青みが強く残る藁が使われていた。
これは意識的にそんな藁だけを選んでおられた。

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最後に見せていただいたのが、
イグサで作るミニチュア草鞋。
これはかわいい!
そしてよくできてる。

わずか1時間半で、次から次にいろいろなものを見学させていただき、
こちらの山のような質問に答えて下さり、
有り難い学びをたくさん持ち帰ってきた。

何度も言うが、こんなに近くに、こんな先生が・・・。

農山村の奥深さをまた一つ垣間見た気がする。

   by 里山おやじ
posted by 里山生活学校 at 22:25| Comment(2) | 研修

2018年12月15日

稲わら鍋敷き

先週に引き続いて、
稲わらワークショップの2回目。
今回は花子さんも参加。

各自宿題でなってきた縄を使っての鍋敷きづくりです。

P1330207.JPG

編み方自体は先週習ったのですが、
本物の稲わらでは、
先週練習したビニール縄の様にスムーズにいかんのです。

1時間以上、無言でみっちりひたすらに編み込んで、
よ~~やっと完成したのが、これ。

人生初の稲わら作品。
達成感はあり。
紫黒米の稲わら模様もそれなりの味わいはある。
家では使うよ。
使うけどさ・・・・

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まあ、なんというか、当たり前な事ではあるが、
小野寺先生の作品と比べると、とにかく武骨でワイルド。
繊細さのかけらもない。

手先の技巧の差はもちろんであるが、
それ以前に第1の原因は、宿題でなってきた縄の差である。

私を筆頭に、みな縄が太すぎるのである。

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そこで先生に頼んでもう一度、縄ないの手本を見せていただく。
百聞は一見に如かず。

ふむふむ、なるほど。
どうやら一番の違いは、なっていく際の材料の藁の選び方だ。
なるべく節のない部分を選んだり、
あったとしても、節は外して、ない込まないようにしている。

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素人はついつい節の方が丈夫に見えてしまうのだが、むしろ逆。

そうか、わかった。
ここを改善すれば、繊細な縄がなえそうだ。

「家でやってみてください。」と、
先生から提供していただいた紫黒米の稲わらを持ち帰り、
冬場の特訓を心に誓ったのでありました。

ワークショップとしてはこれで終わりかもしれませんが、
今後も希望者にはご自宅で指導して下さるということで、
農閑期にぜひお尋ねしてみようと思います。

2週にわたってご指導いただいた小野寺先生、
大変ありがとうございました。

    by 里山おやじ

   
posted by 里山生活学校 at 17:52| Comment(0) | 研修

2018年12月08日

稲わら細工

なにかと、稲わらのご縁が続きます。

今日は地元地区センター開催の
「稲わらワークショップ講座1回目」に参加してきました。

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最初ということで、まずは基礎的な縄ないから。
ま、これさえも初めてだったワタクシなんぞ、
写真撮る余裕全然なくて、あっという間に時間が過ぎました。

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生産者として興味深かったのは、
稲わら用の古代米栽培。(写真左の紫色の藁。)
ただし、刈り取り直後の陰干しというのは、
量が多いだけに簡単ではなさそう。

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講師先生の小野寺さんは地元出身の方で、
とても丁寧に細かいコツを次々と教えて下さりました。

おかげさまで、
ワタクシのような素人にも、なんとか縄と呼べるものがなえたのであります。

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このあと、ビニル縄で、鍋敷きづくりトレーニング。
こちらは縄ないよりもかなりてこずりました。涙

農閑期に、暖かい畳の部屋で車座になっての手作業というのは、
農村ならではの、とてもほっとする光景です。

来週までに、8メートルくらいの縄をなってくるという宿題をもらって、
本日はここまで。

次回はその縄を使って、鍋敷きづくりに挑戦です。

   by 里山おやじ
posted by 里山生活学校 at 17:46| Comment(0) | 研修

2018年12月06日

猫ちぐら

先日、藁すぐり作業にわざわざ葛巻から来てくれた
風蔵の地歩さんから、ニャンとも素敵なプレゼントが来たあ!

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作業中、甘え上手な特技をいかんなく発揮して、
地歩さん一家のハートをわしづかみにしたサラに、
最高級の稲わら猫ちぐら。

藁すぐりの大変さがよーくわかっただけに、
この手間暇を想像すると、感激。

大喜びのサラちゃん!
この一足早いクリスマスプレゼントを機に、
そろそろネズミの1匹でも捕ってほしいんだけどなあ・・・。

   by 里山おやじ
posted by 里山生活学校 at 21:06| Comment(0) | 未分類

2018年12月01日

サシバ田んぼプロジェクト(仮称)

藁細工工芸に利活用してもらう稲わらをとりに、
今日は遠路はるばる葛巻から風蔵さん一家がやってきた。

フェスタでも毎年のように、
素敵な樹皮細工や藁細工を作って出店し続けていただいてる地歩さん。

DSC_1427.JPG

今、優命園の稲わらで作っていただいているのがこの素敵な藁かご。
ぬくもりがあって、とても味わい深い籠だ。

今日はこの材料の藁を取りに来ていただいた、というわけ。

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稲わらの束から材料にできる良いものを選び取る作業をわら選りと言って、
「これが作業の半分以上」と聞いていたので、
一緒に体験させてもらうことにした。

わざわざ葛巻まで材料を運搬するにしても、
わら選りしてから運べば、ロスが大幅に減るし、
という軽い気持ちだったのだが・・・。

しかーし。
実際にやってみて、この手間に驚いた。

ランチを挟んで大人4人で3時間。

細いもの、折れたもの、変色したものなどをはじいて、
さらに必要な場合は袴という部分をはがして、
長さをそろえて切る、
という手仕事を、
冷たい北風吹く中、鼻水すすりながらがんばって、
やっとそろったのがわずかにこの量。

ざっと見て最初の5分の1くらいか。
これで作れるかごは、わずかに2つ程度だという。

P1330067.JPG

来春から生活学校では、
「サシバ田んぼプロジェクト」(仮称)なるものを始めていく予定。

これは、サシバ研究者の岩手大・東先生が、
サシバ保全活動に取り組む「自然保護協会」さんや「ラッシュジャパン」さんを
生活学校に連れてきてくださったのがご縁。

それで、風蔵さんの藁細工もぜひその輪の中に入ってほしくて、
乾燥から脱穀後まで、この稲わらは、
いつになく丁寧に扱ったつもりだったのだ。

が、今日初めてわら選りしてみて、よくわかった。
わら加工まで視野に入れた稲作にするには、
まだまだ工夫が必要だということ。

まずは初めてそれが分かっただけでも良しとしよう。
プロジェクトの第1歩、である。

   by 里山おやじ