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2017年03月26日

第7回・里山フェスタ出展者会議

昨日は、今秋9月10日(日)に第7回目を迎える
里山フェスタの出展者会議でありました。

生活学校スタッフと、当日ボランティアスタッフと、出展者さんの
3グループで作り上げていくイベントの顔合わせでもあります。

子供さん含めて29人のメンバーが集まってくれました。
嬉しいのは、早くも若い世代の当日ボランティアスタッフが、
高いモチベーションをもってこの場にいることです。
(若い世代がほとんどいなくて疲弊ばかりが目立つ地域集落の集まりと
なんと対照的なことか!)

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今年のテーマは、
「地域資源の利活用が日常へ続くイベント、未来へ続くイベント」です。
(何やら、中学校や高校の文化祭の標語みたいですが・・・。
まあ、ここも考えてみれば一応「学校」なので。)

特に、出展者さんの日常の生産活動の応援になる仕組みや、
このイベント自体が来年の開催に繋がっていく仕組みづくりに
知恵を絞って力を注いでいこうと思っております。

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嬉しい差し入れがいっぱいありました。

やまんば工房・食の匠の若生さんから五目おこわと漬物とクロモジ茶。
クロモジ茶は、昨年のワークショップで森林インストラクターの
川村さんを招いてアロマオイルを抽出した時のものです。
香り高く、独特な香ばしさがあり、食後などに毎日でも飲みたい味でした。
(フェスタでも飲みたいな。)

その川村さんは今、楓の樹液を採取しておりまして、
その中で、ウリハダカエデの樹液を届けていただきました。
ほんのりした上品な甘みが実においしかった。
コーヒーなどもこれで淹れたら最高でしょう。
(これから煮詰め作業もやって、メイプルシロップ作ってみます。
なんともたのしみだー!!!)

さらに、ナナツノツキノさんからは、甘酒。
この日、東京青山の(盛岡青山じゃないよ)
ファーマーズマーケット出店で忙しい中、
前日深夜に(車で東京に向かう途中に)届けていただきました。
(正確には、深夜未明爆睡中に届けてもらっていたことに、朝、気づきました。)
米作り、麹生産販売に燃える若手農家夫婦の甘酒は、
この日もあっという間に飲みつくされておりました。
これもフェスタでぜひとも飲みたい。
寒かったので、薪ストーブにかけてホットで飲みましたが、
実は冷たいのもめちゃおいしいのです。
フェスタでは森ブースで、汗かいたところでがいいかもしれない。

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そして、わとな自然農園からはコラボクリームパン。
優命園の卵と山地酪農牛乳で作ったクリームがはいった
県産小麦ユキチカラの天然酵母パン。
甘さ控えめのクリームも、しっかりしたパン生地も美味。
生産段階での物語もうれしい。

フェスタでは、このようなコラボが出展者さん同士の中で
たくさん生まれてほしいと願っています。
そしてそれが、日常の生産や販売に繋がっていくような、
そんなフェスタの在り方が理想的です。

それにしても、
差し入れだけで物語や学びがなんと豊かに詰まっていることか。
実は準備段階のこんなささいな一コマに
このイベントの底力を垣間見た気がします。
きっと、それを感じ取ってくれた参加者も多いはず。
この日、口に入ったものはすべて
生産者や調理者が生産・調理過程で夢中になって、
これが作りたいという熱いモチベーションから生まれたものですから。
(食べ物への感謝や敬意は
作り手のモチベーションがあって初めて生まれるもの。
効率最優先のオートメーション化された食料生産過程では、
そうしたモチベーションは生まれる隙間さえありません。
「子供たちに食育を」
という前に感謝や敬意を持てる食べ物が少なすぎると思うのです。)

そんなわけで、
今年もフェスタに向けて長い道のりがスタートです。
歩き始めると、様々なハードルが出てきますが、
このモチベーションあふれるメンバーの力を集めて、
そんなハードルを一つずつ
バリバリと音を立てて踏みつぶしていこう!
と、元気の出る一日になりました。

   by 里山おやじ

2017年03月19日

里山樹木観察会準備

よ〜〜やく雪解けの里山。
4月からの新年度に向けて各イベントの計画も
細かい企画検討を始めていく。

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春から、ぜひとも充実発展させていきたいのが、里山樹木観察会。
これまでの観察会よーく振り返り、
課題を整理して、
参加者がより深く里山樹木と出会える準備をする。

名前を覚えるだけでなく、
その姿、形、機能に潜んでいる生き方(生き残るための工夫や努力)
から何かを学べる観察会を作り出したい。

そのためのアシストとなるガイド資料や記録シートは絶対に必要で、
良い資料やシートを作れるようになるためには、
ガイド役のスタッフの地道な勉強も不可欠。

そして、何より、そんな勉強や資料作りが、
夢中になるほど面白い!
と、ガイド自身が思えなければ、
楽しい観察会は生み出せない。

さらに、この観察会で出会えた樹木を
ワークショップを通して利活用できるところまでつなげたい。

そんな思いを胸に、生活学校の8年目の観察会が始まる。

   by 里山おやじ

2017年03月05日

味噌づくり

3月上旬は、年に一度の味噌仕込み。
前年秋に収穫できた大豆の量に合わせて、まずは麹づくりから始まります。
今回は、大豆26キロと米30キロから、
約100キロの味噌を仕込む予定を立てました。

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地区内の素晴らしい味噌加工施設が閉鎖してしまったために、
かあちゃんは、今年は地区外の施設で麹を作ってきました。

初めての施設で、いろいろ勝手が違って戸惑ったそうですが、
さすが、きっちりといい出来具合に仕上げてきました。

家に持ち帰って広げると、上品な甘い香りが室内に広がり、
これをここで3日間寝かして、味噌仕込み当日を迎えます。

今回は若者サミットのリクエストにお応えして、
この仕込み作業日2日間のうちの1日をサミットにぶつけて、
「味噌づくりワークショップ」にしました。

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頑張って、一日で200キロ仕込んだ年もありましたが、
丁寧な仕事をするには1日100キロを2回に分けた方が賢明です。
さらにその100キロも2回に分けて作業します。
なので、かあちゃんは、朝から薪ストーブで、
大なべに入れた豆(前日から浸水)を
焦がさぬように気を付けて、灰汁をとりながら煮上げていきます。
大体4時間かかりました。

そして、いいタイミングで若者たちも到着です。

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到着後即ワークショップスタート。
まずは麹と塩を均一に混ぜておきます。
そのあと、煮あがった豆をミンサーでつぶします。
200ボルト三相のパワーなので、こちらもかなり均一につぶれます。

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そして、つぶれた豆と塩、麹を、これまた均一に混ぜていきます。
納得いくまでよーく混ぜ合わせたら、
空気が入らぬように注意しながら容器に詰めていきます。

おにぎりにして、樽に押し込んだり、
上司や配偶者の名前を叫んで、そのおにぎりを樽の中に叩き込んだり、
要は、空気が入らぬように容器に詰められればいいわけです。
但し、投げ込んでたたきつける場合は、
樽から外してしまうとそれがトラウマになり、
二度と力いっぱい味噌を投げられなくなる「味噌イップス」という病に
かかってしまうことがあるので要注意なのであります。

さて、この日はこの工程を2回繰り返して、約100キロの味噌を仕込み、
希望者は持参した容器に、1キロ500円で好きなだけ持って帰り、
一年間自宅で熟成させてみることにしました。
一年後、今日(の作業や、叫んだ人の名前)を思い出しながら、
樽を開ける日日を楽しみに。

そう、味噌づくりは何だか、
ちょっとしたタイムカプセルみたいなんですよね。

ちなみに今、優命園では毎日2010年産の味噌を食べておりまして、
「ああ、そうか、この豆は、あの震災を知らない豆なんだ」と思うと、
ちょっと感慨深くなったりするわけです。

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ところで、2回の作業工程の間、
薪割りなど外作業をしてからティータイムを迎えたのですが、
その時間を利用して、久々に参加した大学4年生のしんのすけ君に、
この場で卒論発表をしてもらいました。
テーマは、ふるさと青森の野菜や作物の在来固定種についてです。
彼が、盛岡の田村さん(在来種栽培を手掛けている)のところで
研修やアルバイトをしていたのは聞いていたのですが、
その彼から、
絶滅危機に瀕している在来種の現状や、
復活に向けた各地での取り組み事例など、
とても興味深い話を聞くことができました。

すぐに取り組むには農家には高いハードルがいくつもありますが、
種苗交換活動にまでたどり着けたらいいな・・・・、いつの日か。

ともかく、とても、サミットらしい時間になりました。
しんのすけ君、ありがと。

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ところで、ところで。
夕食後、今度は木こりの木コリンが、またまた発表をしてくれました。

それはかあちゃんに頼まれて(脅迫もされて)持ってきたスケッチブック。
細密画というジャンルに入るのでしょうか。
植物を中心に、小動物や建物から風景まで、
素敵な絵をたくさん見せてもらいました。

いいなあ、このきめ細やかなセンス。
そして、描いた人の描きたい気持ちがじわじわ押し寄せてくる
静かなパワーを感じました。
見ているうちに、
何だか久しぶりに無性に絵がかきたくなってきました。

と、いうわけで、
この日もおやじにとって、
何かと刺激にあふれた第6回里山若者サミットとなったのでありました。


   by (しかしそれにしても、風邪が治らん)里山おやじ