• もっと見る

2015年09月25日

森プロ日記・秋その1

フェスタが終わって一息・・・つく間もなく、
森プロチームは山作業再開。

P1220606.JPG


つまり、基本的に、スタッフはみな山作業が好きだからやっているのだ。
もちろん年1度のフェスタは大きなモチベーションになるけど、
フェスタに関係なく、
山作業によって心地よい空間を自らの手で生み出していくことが
ごく単純に、楽しい!

P1220341.JPG

この日から、本格的な枝打ち作業開始。
主役はペーター。クライミングギヤを装着すると、
するすると、平然と、まるでベテラン林業家のごとく、
10メートル以上の杉に登って、三本同時に次々と剪定。
バサリ、バサリ、と枝が切り落とされていく。
上方で絡まっていたフジ蔓もきれいに除去。
逆光の木漏れ日の中、何とも絵になる作業姿のペーター。かっこいい! 

そして、手入れされた杉の森の風景は、格段に気持ちいい。

P1220638.JPG

さて、今回のフェスタで、新たに出てきた課題のひとつに、
森ブースでの「ハードルの低い遊び」というのがある。

そこで、この杉の森での間伐材を利用して、早速作ってみたのがシーソー。
お試し会では子供に大うけ。

と、いう風に
早くも来年のフェスタに向けて歩き始めた森プロチームなのでした。

  by 里山おやじ

2015年09月23日

第5回・里山フェスタ・その6

今回はフェスタ終了後に、
出店者さんに少し残っていただき、
物々交換会及びスタッフとのミニ打ち上げ会の時間も持ちました。

その打ち上げでの感想で、何人かの出店者さんが
無意識に「来年は・・・」「次回は・・・」
と、話すのを聞いて、このイベントが続いていくことを確信できて、
ちょっと、感動。
こんな小さな団体が開催するイベントの持続可能性というのは、
「またこのイベントをやりたい」という気持ちこそが
唯一にして最大の支えだから。

P1210102.JPG

終わってみれば、あっという間の1日でしたが、
毎年、このイベントに向かって様々な準備をしていくことが、
私たちスタッフにとっても生活学校の活動を続ける
一つの大きなモチベーションになってきています。

P1210052.JPG

いろいろな課題、反省を背負いながらも、
第5回・里山フェスタで生まれた
素敵な時間、空間、手間、仲間の全てに感謝!



2015年09月22日

第5回・里山フェスタ・その5

胆江日日さんに続いて、岩手日日さんにも、
フェスタの様子を一面で大きく取り上げていただきました。
感謝です。

P1220595.JPG

その岩手日日さんも写真入りで紹介していただきましたワークショップ。
今回は、会場マイクが用意できず、
それぞれのスタート時刻の告知が不十分で、大いなる反省点ですが、
里小屋を中心に様々な地域素材を利活用した
ワークショップが開かれました。

里山の麦わらを使って
「ヒンメリ」作り。糸を結ぶのが難しく・・
DSC00344.JPG

「ストロースター」作り。こちらも糸かけに手こずりながら・・DSC00345.JPG

樹皮細工は木の型を使いながら樹皮を交互に、上・下・上・下。
DSC00402.JPG

里山の桑の葉パウダー入り「廃油石けん作り」は、子供さんたちも実験感覚で。
DSC00392.JPG

里山の木っ端は様々な形で、お気に入りを見つけて色つけてブローチに。
DSC00332.JPG

やさし森の展望コーナーでは「里山ヨガ」
大地にシートを敷いて転がります。視界いっぱい空が広がります。
先生は時間まで瞑想中。
DSC00398.JPG

ハーブの寄せ植えは誰も写真をとっていないという失態!!
ローズマリーさんごめんなさい・・・

昨年のアンケートでの、ワークショップを増やしてほしいという要望に応える形で
里小屋を一日、ワークショップ会場にしてみました。
が、反省点としては時間割で決めてしまったため、午後から来たお客様が
午前中で終わってしまったものに参加したかったのにできなかった、とか
観察会と時間がぶつかって参加できなかった‥などなど。
来年はより良いワークショップコーナーになるよう今からスタッフと検討しています。

里山体験クラフト版!来年もご参加くださいね!



2015年09月21日

第5回・里山フェスタ・その4

いのち森ブースでは、
恒例の樹木クライミングコーナーを
今回初めて生活学校スタッフだけで開催できました。
これは、大きな進歩!
樹上ツリーモックも張って、登れた子は、大満足の様子。
でも、そこにたどり着くまでの
樹上を目指して登っている最中の子供の顔が一番いいもんです。

P1220225.JPG

一方、スラックラインや、パチンコゲーム、ロープウェイでは、
中学生スタッフ3人+その友人らに大活躍してもらいました。
(スタッフ不足の裏事情を見事に埋めてもらってホント、感謝!)
ここは小さい子も多かったので、
次回はもう少し難易度の低いメニューも必要かな。

P1220228.JPG

逆にツリーハウスは、
前回のアンケート感想にお応えして
今回は大人の方も登れる時間帯を作ったので、これはよかった。
大人にとってもきっとワクワクする空間と風景だし。

P1220232.JPG

このいのち森内で、午前と午後で2回行った観察会ビンゴゲームは、
「秋の木の実と野鳥」というテーマで、
散策山道コースを1時間かけてゆっくり1周してきました。

クリ、どんぐり(コナラ)、サンショウ、ハシバミ、エゴなどのナッツ類、
ヤマボウシ、サルナシ、マタタビ、ガマズミ、ツリバナなどのフルーツ類を
観察しながら、それを好んで食べる野鳥を写真と音声で確認して歩きました。

P1220213.JPG

森プロチームの毎週の作業で完成させたコースを、
こうして参加者に案内できたことは、
私たち作業スタッフの今後の励みにもなります。

   by 里山おやじ

2015年09月19日

第5回・里山フェスタ・その3


今回初めて設置したあずまや周辺は
「森カフェ」ブースとして2軒の食べ物屋さんが出店。

P1220248.JPG

今回が2度目の盛岡・トコトコカタツムリさん。

P1220249.JPG

トコトコさんは、ランチ・染物布小物・手作り石鹸・ワークショップ、の
4つで参加予定でしたが、ワークショップ担当で石巻在住の先生が数日前からの豪雨による
鉄道の運行影響を受け参加を断念(幸いご自宅は無事だったのでホッとしました)
予約いただいていたお客様には申し訳なかったのですが直前の中止をお知らせしました。
ベジランチは彩もよく、白い器がさらに料理を引き立ててくれていて、お皿を受け取る
お客様はまず視覚的に満足している様子でした。
3人のお母さんたちはフルでお客様に対応。
その傍らでは旦那様たちが子供たちと気持ちよく過ごしているのでした。

P1220198.JPG

そして、毎回お越しいただいている地元・ミズサキノートさん。
今回は焼きたてクレープをメインに提供。
蜂蜜やリンゴ・桑の実ジャムとクリームがたっぷり入っていましたよ。
ゆったりカフェ営業予定だったミズサキさん‥予定は未定‥でしたね。

P1220250.JPG

そのお隣では旦那さんの健児さんが「JP-STYLE」として、
里山の小枝を使った木工ワークショップを開催。
色付けもして子供さんから大人まで個性豊かなブローチを作っていました。

「森カフェ」ブースはお天気だったこともあり
丸太ベンチは常に飲食しているお客様でにぎわっていました。
あずまやの銀杏テーブル&杉の丸椅子にもくつろいでいるお客様。
ゆったりとした時間の流れている空間でした〜♪


2015年09月15日

第5回・里山フェスタ・(その2.5)?

いきなり、1000を超えだしたアクセス数の理由はこれ。

P1220299.JPG

うは、デカ。
地元・胆江日日さんの一面記事。

参加者の表情をとった写真が素晴らしくて脱帽。
一日カメラを持ってはいたが、素人にはこんな表情は1枚も撮れなかった。
19日には、岩手日日さんも掲載してくれるそうで楽しみ。

   by 里山おやじ

2015年09月13日

第5回・里山フェスタ・その2


8時には出店者さんも次々と来てくださいまして、
出店準備の始まり。
岩手県内、北は葛巻から南は水沢まで12の出展者さんが来られました。


P1220177.JPG

水沢のローズマリーさん。
ハーブの寄せ植えワークショップ開催と
ハーブ苗や地植えできる植物苗をセンス良く配置。

P1220190.JPG

葛巻の安孫子自然塾と風蔵さん(師弟コンビ)
8月に生活学校で樹皮細工のワークショップを開催してもらいました。
今回は樹皮籠ワークショップと
里山の麦わらで丁寧に作られたヒンメリや樹皮細工かごなど、
自然素材ならではの素朴な美しさを
お客様に伝えられるものたちを携えてきてくれました。

P1220179.JPG

北上のゆびこびとさん&魔女の店
里山の麦わらを使ったストロースターワークショップの開催と
里山羊の羊毛を中心に使った羊毛小物など。
魔女チームはお手製の秋のイラストはがきや消しゴムハンコなど。

P1220184.JPG

花巻の里山ダリアさん。
色とりどりのダリアと野山に自生している植物をダイナミックな花束に。
今回は、秋の味覚・栗も持ってきてくれました。

P1220181.JPG

石鳥谷のやえはた自然農園さん。
農園の作物やそれらを上手に生かしたお菓子の数々は
素材自給率100%を目指しているとか。今回は何パーセントなんだろう。
布小物も並んでいました。

P1220187.JPG

北上のパスポート川辺さん。
自家製桑の葉パウダーを使った石鹸づくりのワークショップ開催、
そして桑パウダーやEМ関連商品の販売。

P1220192.JPG

盛岡のアシルさん。
里山をテーマにした本の物々交換という面白い企画。
本棚には、里山関係の本がずらり。
そして、木陰で本を読んでみませんか、
という、これもまた一つの地域資源利用。

P1220174.JPG

直前に出店していただくことになった地元の有機栽培農家・昆野さんは
収穫が始まった採れたての葡萄(ナイアガラ)と苗木を持ってきてくれました。

到着が遅れたわとな自然農園さん、写真撮れなくてすみません。
今回が2度目の出店。
昨年に引き続き、自然農の野菜とパンなどの加工品です。


こうして今年も素敵な地域資源や素材から生まれた
心のこもった品々が里山出展ブースに顔をそろえてくれました。



2015年09月12日

第5回・里山フェスタ・その1

祈る気持ちで迎えたフェスタ当日・・・晴れた、ことにまずは感謝。

森ブーススタッフは、朝5時半集合で、
クライミング、スラックライン、ロープウェイなどの準備。

P1220161.JPG

続いて、駐車場、受付スタッフも続々集合。
10時オープンに向けて、7時半には打ち合わせ開始。

晴れたとはいえ、昨日までの大雨で、あちらこちらの水は引ききらず、
駐車場は、4つのうちの1つを断念。
他の3つも、ぬかるみを入念にチェックして、
車種の振り分けや駐車の向きなど細かく検討。

P1220172.JPG

さらに受付も、今年は地域通貨の導入や受託販売も増えて、
大変な仕事量になり、こちらも入念な打ち合わせ。

第4回のフェスタから丸々1年、
フィールドが広がり、メニューが増えた分、
当然スタッフ一人一人の負担は大きくなってしまった第5回のフェスタ。

でも、この日一日、森ブースに駆けつけてくれた中学生を含む
スタッフの皆さんは、ホントにホントに大車輪の大活躍で、
フェスタのイベントを支えてくれました。

P1220193.JPG

イベントは、それを支えてくれる人々のおかげで成り立つものなのだ、
ということを改めて強く強く実感した第5回里山フェスタの模様を
次回から順次報告します。
(と、いうか、今スグ倒れて爆睡しますので、今日は報告できません。
ご協力いただいたすべての皆様、感謝・感謝・感謝!)

    by 里山おやじ

2015年09月10日

フェスタ・・・カウントダウン「ドン!」

いよいよ明日に迫ったフェスタを前に、
大変な大雨になってしまった。
まずは、各地で大きな被害にあわれた方に
心よりお見舞い申し上げます。

明日の里山フェスタでも、
11時から予定していたトコトコさんのアロマクリームワークショップの先生が
この大雨で交通手段が遮断されて来られなくなり、
やむを得ず中止させていただくことになりました。
すでに予約もいただいていた参加者の方、申し訳ありません。

P1220137.JPG

今日は朝から水浸しになった会場整備を続けて、
ようやく先ほど上がってきました。
これで雨の峠は越えたそうなので、
あとは水が引くことを祈るばかりです。

さて、この2週間、毎日てんてこ舞いではあったけれど、
これまでで一番の会場準備ができました。

連日、雨の中も、途切れることなく、
スタッフは入れ代わり立ち代わり、
わずかな時間でも駆けつけてフェスタに向けての作業をしてくれました。
あるいは、来られないスタッフは、
会場に必要な標識や矢印や看板を自宅で作ってくれたり…。
実は、フェスタに向けて力を合わせて、
スタッフ仲間と共同作業している時間こそ、
一番大切にしたい時間だったりもします。

P1220152.JPG

なにもかも、手作り、手作り、手作りの里山フェスタ。
明日は、駐車場、受付、森ブース、総勢23人のスタッフで、
出店者さんと、足を運んでくれるお客さんと共に、
「地域資源の利活用」を確かめ合える素敵な一日にしたいと思っています。
一年かけて、手を入れ続けてきた里山空間でお待ちしています。


   by 里山おやじ

2015年09月09日

フェスタ…カウントダウン「よーい」

フェスタを目前に、お天気が悪い。
駐車場が心配だ。
昨年は、前日に大雨が降って、4か所準備した駐車場のうち、
1か所は使えず、127台の来場車を何とか3か所の駐車場でやっと回した。

P1220066.JPG

毎年、フェスタ最大の課題となる駐車場。
今年も何度も草を刈り、
雨天に備えて、できるところは重機で踏み固め、
スタッフの配置に知恵を絞り、車の止め方のシュミレーションを繰り返す。

もちろん、車にひっかき傷などつけないように、
邪魔な枝は切り落とし、
笹などは丁寧に刈りはらう。

P1220097.JPG


今年はフェスタ会場へのアプローチを1本増やし
入口専用と出口専用のアプローチを作る予定で、
スタッフは連日奮闘している。

P1220116.JPG


今日は出口専用口の砂利敷き作業。
出入り口の分離がうまく機能してくれるかどうか。
当日は常時5人の駐車場スタッフで誘導予定。

いずれ、舗装駐車場のないこの里山に1日100台以上の車を止める
というのは、大変なこと。
ここが頭の使いどころ、なのである。

   by 里山おやじ