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2012年05月03日

いのち森の椎茸とやさし森のワラビ

足踏み状態だった春が、今度は駆け足で里山を通り過ぎようとしています。
梅が咲いたかな〜と眺めているうちに、桜が咲いてもう散りだして・・
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そして遅れるだろうと予測していたワラビが例年通り、ゴールデンウィーク中に収穫を迎えました。
うれしいはずの収穫期ですが、今年は放射能汚染の心配がありまずは測定です。

みんなで植菌した椎茸も大豊作ですが、こちらも測定。
キノコ類はセシウムを吸収しやすいことはデータとしてしっかり残されていますし、数値にばらつきはありますが川辺さんの市民測定所でも椎茸の検出率は高いのです。

結果はワラビが不検出。
椎茸はセシウム(Cs-134・137)合計152ベクレル。

椎茸はあきらめるしかありません。不検出のワラビにしても灰汁抜きの灰が使えなくて、重曹利用になります。

椎茸を検査に持ち込む前の日、バケツ一杯のその姿は立派で美しく山が育てた紛れもない里山の恵みでした。
榾木をみんなで運び込んだ日、種菌を打ち込んだ日、様々な光景が頭をよぎり、祈るように細かく刻んでの持ち込みでした。

検出の覚悟をしていたとはいえ、数値を聞いた時は泣けました。
バケツに残された椎茸も、山で収穫を待っている椎茸もその姿はきれいなままです。
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岩手県の検査で基準値を超えてしまい自粛をさせられている自治体があり、シイタケ農家は今の私の何十倍、何百倍の悲しみと無念と憤りを持っていることでしょう。
この思いをくんでくれるところが今はどこにもないのではないでしょうか。

生産者としての苦しみと、消費者としての苦しみが同じ方向に向かって初めてこの問題に対する道筋ができると思います。
そしてこの苦しみは共有すべきものでもあるはずです。

里山生活学校の椎茸が152ベクレル検出。
この汚染から発信すべきメッセージはたくさんあると思います。

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by里山かぁちゃん