この秋、2年半かけて作成していた
「里山生活ガイドブック」がよ〜〜やく完成しました。
このガイドブックは、
トヨタ財団・地域社会プログラムの助成を得て
印刷・製本することができました。
震災の影響で、活動休止期間ができたために
予定より大幅に遅れての発行になりました。
その遅れも配慮していただいたこの助成に改めて感謝しています。
おかげで、全54ページカラー写真入りで、
ぜいたくに納得いくものを作ることができました。
内容は、以下の4章12項目で構成されています。
も く じ
T・里山を作り、その恵みに出会う暮らし
1・雑木山の手入れをする
2・地域の材で住まいを作る
3・まきばを作る
4・野良で働く
U・命を育てていただく暮らし
5・作物を育てる
稲・豆・小麦・草・畑作・果樹
6・動物を飼う
羊・蜜蜂・鶏・豚
V・心豊かな知恵と手の技を身に着ける暮らし
7・保存食加工
8・工芸を作る
9・循環の技
W・心の糧を見つける暮らしウール、遠足、星、フェスタ
10・暮らしと風景
澄川義彦さんに聞く
戸田仕さんに聞く
11・生き物との共存
矢崎木綿子さんに聞く
佐藤あいさんに聞く
12・学びの場づくり
山本実紀さんに聞く
福田栄紀さんに聞く
里山生活学校活動記録
会員の方には無料配布しています。
一般の方には、1部1000円で販売していますので、
ご希望の方は、0197ー36ー3292
まで、お問い合わせください。
2012年10月24日
2012年04月29日
星空観察会・アルバム
おりさんのレポートに続き担当治彦さんのショットから当日の様子を振り返ります
まずは室内でパソコンを使っての説明。結構みんな真剣です。
荒井さんの操作で画面が次々代わり、時間を進めたり、東の空から西の空へ、はたまたこんな風に星空にギリシャ神話の星座を重ねたり。「はぁ〜最新の技術ってすごいもんだね〜」
そしていよいよ外での観察会!荒井さんが望遠鏡のレンズ内に星をとらえ「金星入りました〜」の声にわらわら集まり、覗いてはため息。
順番がきたと思って覗いたらもうすでに星は移動中。「金星逃げました〜」の叫びにその都度星を入れなおし「入りました〜」
たまにはこうして星空を眺めてみるのもいいですね。
大地の汚染に気を取られ下を向いてばかりだった私には、荒井さんの「観察会でもこんなに雲がなく星が見えることは珍しい!」の一言が「闇夜も貴重な資源」の言葉とともに心にしみわたりました。
内緒話をひとつ・・
今回の観察会は夜のため、モルタルを流し込んでベンチになりつつあるロケットストーブの活躍を大いに期待していました!
壁際にあるのが煙道を利用したベンチです。
こちらはロケット部分。上でお湯が常に沸いています。
なんで内緒話かというと・・
観察会の始まる二時間半前・・そう16時の小屋は・・
逆流してくる煙に巻かれおやじとかぁちゃんのバトルが繰り広げられていたのでした!
おやじ「けむっ!なんだ?!」
かぁ 「煙突!上向きにしてみてよ!」
おやじ「煙突から煙なんて出てねーぞっ!」
かぁ 「はぁ〜?そんなわけないでしょ!」
おやじ 〜掃除用の蓋部分を次々にあけてチェック〜
かぁ 〜まきの湿り具合を確認、細かく割ってはくべる〜
おやじ「モルタル入れたときなんか負荷かかったのかな〜?」
かぁ 「え〜?今更〜?これじゃただのコンクリベンチじゃん!」
おやじ「この強風のせいかな〜?」外は大風が吹き荒れている・・
かぁ 「なんかこっから木酢滴ってるよ・・」
おやじ「ほ〜木酢も取れるのか!」
かぁ 「感心するとこじゃないでしょ!」
おやじ「とにかく焚いて!」
かぁ 「えー無理だよ、煙い中でやるより換気しておこうよ!」
おやじ「いや、あきらめるな、ここがあったまれば吸い込みがよくなって必ずや快適な空間になるんだ、(小声で)たぶん・・きっと・・
かぁ 「じゃぁもう少しね!(小声で)窓あけながら焚いてるのって意味ないじゃん!」
時間は煙の立ち込める中でどんどん過ぎて・・おりさん登場!
おり 「いやぁ〜いぶされたいい香りがするね〜」
かぁ (おりさん、何をのんきにいい香りどころかやばいっしょ?」
おやじ「いやぁ〜まいったよ〜」
かぁ (参ったじゃなくて〜どうすんのよ〜)
荒井さんも機材を抱えて到着。準備に追われだす4人。次々参加者も現れて・・
「時間なので始めます!中へお集まりください!」のおやじの声にハッとして小屋を覗くと・・
ポカポカした心地よい温度に暖められた部屋の中でやかんがしゅんしゅん湯気をあげて参加者を迎えておりました。
さ、さっきまでのあの煙だらけの空間はどこに?おやじをみると(なっ!俺の言った通りここがあったまれば大丈夫なんだって!)
終わりよければすべてよし。あきらめなければ煙も引く・・・
by 里山かぁちゃん
まずは室内でパソコンを使っての説明。結構みんな真剣です。
荒井さんの操作で画面が次々代わり、時間を進めたり、東の空から西の空へ、はたまたこんな風に星空にギリシャ神話の星座を重ねたり。「はぁ〜最新の技術ってすごいもんだね〜」
そしていよいよ外での観察会!荒井さんが望遠鏡のレンズ内に星をとらえ「金星入りました〜」の声にわらわら集まり、覗いてはため息。
順番がきたと思って覗いたらもうすでに星は移動中。「金星逃げました〜」の叫びにその都度星を入れなおし「入りました〜」
たまにはこうして星空を眺めてみるのもいいですね。
大地の汚染に気を取られ下を向いてばかりだった私には、荒井さんの「観察会でもこんなに雲がなく星が見えることは珍しい!」の一言が「闇夜も貴重な資源」の言葉とともに心にしみわたりました。
内緒話をひとつ・・
今回の観察会は夜のため、モルタルを流し込んでベンチになりつつあるロケットストーブの活躍を大いに期待していました!
壁際にあるのが煙道を利用したベンチです。
こちらはロケット部分。上でお湯が常に沸いています。
なんで内緒話かというと・・
観察会の始まる二時間半前・・そう16時の小屋は・・
逆流してくる煙に巻かれおやじとかぁちゃんのバトルが繰り広げられていたのでした!
おやじ「けむっ!なんだ?!」
かぁ 「煙突!上向きにしてみてよ!」
おやじ「煙突から煙なんて出てねーぞっ!」
かぁ 「はぁ〜?そんなわけないでしょ!」
おやじ 〜掃除用の蓋部分を次々にあけてチェック〜
かぁ 〜まきの湿り具合を確認、細かく割ってはくべる〜
おやじ「モルタル入れたときなんか負荷かかったのかな〜?」
かぁ 「え〜?今更〜?これじゃただのコンクリベンチじゃん!」
おやじ「この強風のせいかな〜?」外は大風が吹き荒れている・・
かぁ 「なんかこっから木酢滴ってるよ・・」
おやじ「ほ〜木酢も取れるのか!」
かぁ 「感心するとこじゃないでしょ!」
おやじ「とにかく焚いて!」
かぁ 「えー無理だよ、煙い中でやるより換気しておこうよ!」
おやじ「いや、あきらめるな、ここがあったまれば吸い込みがよくなって必ずや快適な空間になるんだ、(小声で)たぶん・・きっと・・
かぁ 「じゃぁもう少しね!(小声で)窓あけながら焚いてるのって意味ないじゃん!」
時間は煙の立ち込める中でどんどん過ぎて・・おりさん登場!
おり 「いやぁ〜いぶされたいい香りがするね〜」
かぁ (おりさん、何をのんきにいい香りどころかやばいっしょ?」
おやじ「いやぁ〜まいったよ〜」
かぁ (参ったじゃなくて〜どうすんのよ〜)
荒井さんも機材を抱えて到着。準備に追われだす4人。次々参加者も現れて・・
「時間なので始めます!中へお集まりください!」のおやじの声にハッとして小屋を覗くと・・
ポカポカした心地よい温度に暖められた部屋の中でやかんがしゅんしゅん湯気をあげて参加者を迎えておりました。
さ、さっきまでのあの煙だらけの空間はどこに?おやじをみると(なっ!俺の言った通りここがあったまれば大丈夫なんだって!)
終わりよければすべてよし。あきらめなければ煙も引く・・・
by 里山かぁちゃん
2010年11月14日
里山生活学校アルバム 12
だいぶ時間がたってしまいましたが、10月の観察会から…
柿やアケビの種の周りのぬるぬるは、
食べた動物の腸内をスムーズに通過するのに役立っています。
渋ーいトチの実ですが、赤ネズミが運んでいます。
ニセアカシアの種は雪の上を滑って広がります。
真ん中の三つ葉ウツギのさやは、風で運ばれるプロペラタイプ。
唐コギ楓のさやも同じくプロペラタイプ。
2010年10月28日
里山生活学校アルバム 11
レポートにも記載の通り10月10日の開校日・自然観察会、今回のテーマは「木の実」。
雨の天気が予想されていたため屋根の下で学習会ができるよう、里山おやじさんはこのようにあらかじめ木の実を集めてくれていました。(翔展)
木の実には、フルーツタイプやナッツタイプの動物に食べてもらうものもあるし、プロペラタイプの風に飛ばしてもらうものもある。
サルナシは、美味しいフルーツタイプ。
たらの木も、その実はフルーツタイプ。野鳥は食べている。
クリや、どんぐり、エゴの実はナッツタイプ。有毒なエゴの実は、なぜかヤマガラの大好物。
雨の天気が予想されていたため屋根の下で学習会ができるよう、里山おやじさんはこのようにあらかじめ木の実を集めてくれていました。(翔展)
木の実には、フルーツタイプやナッツタイプの動物に食べてもらうものもあるし、プロペラタイプの風に飛ばしてもらうものもある。
サルナシは、美味しいフルーツタイプ。
たらの木も、その実はフルーツタイプ。野鳥は食べている。
クリや、どんぐり、エゴの実はナッツタイプ。有毒なエゴの実は、なぜかヤマガラの大好物。
2010年10月14日
里山生活学校アルバム 10
10月10日、今シーズン最後の開校日、雨が心配されましたが、看板がまぶしく見える程の快晴でした。しかも半袖で参加の人もいるくらい気温が高かったです。
里山生活学校始まって以来の最年少参加者、かな?
6ヶ月の女の子ふきちゃんです。
終始笑顔でした。居心地が良かったのでしょう。
「ふきちゃんと同級生です。歩けるようになったらここで一緒に遊ぼうね!」
Trick or Treat!
(トリック・オア・トリート! 米国で10月に行われる行事ハロウィーンで子供たちが「お菓子をくれないのなら、いたずらするよ!」と唱える決まり文句です。)
かぼちゃをこのようにくりぬいて飾ります。
皆で「Trick or Treat!」と言って(か、どうかはわかりませんが...)おもてなしをしていただいたお茶とクッキーです。ごっつぁんでした!
レシピについては里山かぁちゃん、解説お願いします。
(以上、写真の解説は写真班長の菊池でした。番長かもしれない...。)
かぁちやんです!
この日の里山恵みスィーツは
「えごまのフロランタン」・・自家製のえごま&エゴマ油、全粒粉、蜂蜜を使いました。ぽりぽりとまらな〜い(笑)
「えごま&コーヒーのざくざくクッキー」・・自家製のえごま、全粒粉にコーヒーの粉を混ぜ込んだ、ザクザクの食感!
2010年09月21日
里山生活学校アルバム 9
<8月の有用樹木観察会>
(上)これは花筏という樹木。
葉の上に丸っこい花がつくことがあるからこの名前。
それを涙に見立てた別名が「嫁の涙」。
(上)林床にたくさん見られる山椒。
手のひらでたたくといい香りが漂ってくる。
(上)三つ葉ウツギの枝はとても硬いので箸になる。
だから別名が「箸木」。
(上)これはミズキ。
春の低温でニセアカシアの花が遅れたため、
今年初めて蜜が採れました。
(上)これは花筏という樹木。
葉の上に丸っこい花がつくことがあるからこの名前。
それを涙に見立てた別名が「嫁の涙」。
(上)林床にたくさん見られる山椒。
手のひらでたたくといい香りが漂ってくる。
(上)三つ葉ウツギの枝はとても硬いので箸になる。
だから別名が「箸木」。
(上)これはミズキ。
春の低温でニセアカシアの花が遅れたため、
今年初めて蜜が採れました。
2010年09月04日
里山生活学校アルバム 8
これがヌルデの葉。醤油造りに使えるんですね。
こちらは、胡桃の葉。葉の裏からはタンニンを放出しているので、虫よけになります。
そしてこちらがマメガキの葉。ビタミンCたっぷりのお茶ができます。
こちらは、胡桃の葉。葉の裏からはタンニンを放出しているので、虫よけになります。
そしてこちらがマメガキの葉。ビタミンCたっぷりのお茶ができます。
2010年08月24日
里山生活学校アルバム 7
合いがも農法の田んぼ。27羽のうち20羽もハヤブサにやられてしまいました。でも今年の鴨たちは働き者で田んぼの草取りは見事にやってくれました。合掌。
田んぼの上に作っているのが、この「ビオトープ」。
バックホーというこの重機が頼りなのですが、もともとの中古で、ずいぶんくたびれてきました。
これが新しい池。そのうち子供たちが水遊びできるような場所にしたいものです。
田んぼの上に作っているのが、この「ビオトープ」。
バックホーというこの重機が頼りなのですが、もともとの中古で、ずいぶんくたびれてきました。
これが新しい池。そのうち子供たちが水遊びできるような場所にしたいものです。
2010年08月08日
里山生活学校アルバム 6
8月の開校日の写真その1です。
夏真っ盛りで緑が輝いています。
6月に白い花を満開に咲かせていたニセアカシア。今はその葉っぱで涼しい木陰を作ってくれています。
外来植物ですが、オオハンゴンソウはこの時期、花粉をたくさん出してくれる、ミツバチにとって貴重な花です。
これはトチの葉っぱ。これで1枚の葉なのです。
トチの実も沢山ついていました。
里山の腐葉土を集めて運んで、作りました「里山花壇」。花子さんの汗と涙の結晶です。
夏真っ盛りで緑が輝いています。
6月に白い花を満開に咲かせていたニセアカシア。今はその葉っぱで涼しい木陰を作ってくれています。
外来植物ですが、オオハンゴンソウはこの時期、花粉をたくさん出してくれる、ミツバチにとって貴重な花です。
これはトチの葉っぱ。これで1枚の葉なのです。
トチの実も沢山ついていました。
里山の腐葉土を集めて運んで、作りました「里山花壇」。花子さんの汗と涙の結晶です。
2010年07月01日
里山生活学校アルバム 5
お待たせしました。6月の開校日の写真その2です。
夏に入り里山の花たちが鮮やかに咲いていて私達を歓迎してくれているかのようでした。
今回は陽が照っていたこともあり、里山に咲いている花を集めて屋根の下で学習会の開始です。(翔展)
ニセアカシアは満開。(翔展)
コンフリの花。花弁の外側から蜜を吸われてしまうことも・・・<里山おやじ>
アカクローバーの花。これもニセアカシアと同じ花の構造をしていました。<里山おやじ>
アイガモたちは田の草取りに大活躍でした。(翔展)
夏に入り里山の花たちが鮮やかに咲いていて私達を歓迎してくれているかのようでした。
今回は陽が照っていたこともあり、里山に咲いている花を集めて屋根の下で学習会の開始です。(翔展)
ニセアカシアは満開。(翔展)
コンフリの花。花弁の外側から蜜を吸われてしまうことも・・・<里山おやじ>
アカクローバーの花。これもニセアカシアと同じ花の構造をしていました。<里山おやじ>
アイガモたちは田の草取りに大活躍でした。(翔展)