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2018年11月17日

森プロ日記・秋3

ようやく秋の農繁期も終わり、
毎週連続で森プロ作業ができる季節になった。

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この秋は暖かくて、岩手の11月だというのに、
夢中で作業を続けていくと汗ばむこともしばしば。
これだけ暖かいと体も楽で、作業もはかどり、楽しい。

とはいえ、先日は、初霜、初氷。
厳しい冬はもうそこまで来ている。
気がつけば、美しかった紅葉もみな散り去っている。

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図鑑づくりで、すっかり美しいショットを探す癖がついてしまい、
この秋は、作業中によく手が止まる。

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花も実も葉も、
それぞれがみな独自の姿形や色をコトバとして、
静かに誰かにひたすらに伝え続けているんだろうな。

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生活学校が現在作っているのは、
樹木の利活用図鑑なので、例えばこうした美しさは、
「花材」としての利活用があって初めてカウントしている。

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けれども、里山には、利活用として数えられない美しさも、
あちこちにちりばめられているわけで、
それをすべて図鑑に拾い上げられないことがもどかしい。

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おっと、いかん、いかん、脱線した。
作業に戻らねば。



   by 里山おやじ

2018年10月18日

森プロ日記・秋2

21日の開校日の樹木観察会は、
久々にいのち森コースを周ろうと思う。

予定では、約30種の広葉樹を観察する。

でもって、ちょっと田んぼの方まで脱線したい。

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と、いうわけで、本日はいのち森から田んぼへ抜けるアプローチ作り。

里山の中で、
森と田んぼは水でつながっているし、
生き物の行き来でも結びついてもいる。

分断と競争ではなく、
繋がりと共生の、とても日本的な空間とも言える。

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秋晴れになれば、
収穫を迎えた里山田んぼの景観は文句なく素晴らしい。
ニッポンのふるさとここにあり、と思う。

せっかくこの時期の観察会なので、
田んぼまで含めたちょっと長めのコースを歩きましょう。

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脱線ついでに、ちょっと面白い昔の道具も再現製作中。
これも、ちょっとお披露目予定。

   by 里山おやじ

2018年10月03日

森プロ日記・秋

フェスタが終わると、
米作りをしている農家のスタッフは、稲刈り準備を迎える。

その稲刈までのわずかな期間に、森プロチームの山作業。

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フェスタ、フェスタで突っ走ってきた気持ちの一新に、
最大の難所であるいのち森・ペーターパークに隣接する藪に取り掛かった。
目標は「見通し30メートルの森」である。

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ここまでの藪を手掛けるのはおそらく数年ぶり。
木が極端に少ない場所は日当たりが良くてこうなる。

こんな藪払いだと、怖いのがハチの巣・・・
と、思っている傍から刈り払い機で蜂の巣を切ってしまい、
怒り出したハチが一斉に飛び出して来て危うく大惨事。

3人で必死に逃げて、事なきを得た。
(ふと、ガキの頃のクワガタ取りで、ハチから逃げたことを思い出す。)

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その後、てっちゃんや辻君のスペシャルコンビにも来てもらい、
この藪を徹底的に刈り払った。

が、こういう場所はなかなか数の少ない低木の樹木が自生しているので、
観察会用にも残したい樹が多く、
「これとこれは切らずに残して」とか
「おぉ、ここにもハナイカダあったあ!」とか
結構、楽しいのである。

そして、残暑厳しい一日だったけど、
思いっきり汗だくの山作業は久しぶりで心地よかった。

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すっかり山の達人となってきたてっちゃんには、
安全講習として、色々なアイテムも紹介してもらった。
(虫除けネット付きヘルメットは、ハチ対策にもすぐれものだ。)

そして、作業の最後に、またまた熱いフェスタ反省会。
(てっちゃんからとびっきり面白いアイデアいただきました。
 来年、こうご期待。)
気分一新のはずが…まだ冷めやらぬフェスタ熱・・・
の森プロ作業で、ありました。

   by 里山おやじ

2017年12月30日

森プロ日記・年末最後

あぁ、もう泣きたいくらいの雪、雪、雪の里山。
12月後半は、降るわ、吹くわ、積もるわ、凍るわ・・・
冬の楽しみなんぞ何一つやる余裕もなく、
雪かきと雪下ろしの日々。

年末最後の森プロ作業も、
あまりに雪が深ければ諦めようと思っていたが、
杉の森に(雪をかきかき)行ってみると、
杉の森の中は積雪がぐんと少ない。

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これなら間伐材の搬出ができそうだ。
それにしても、樹の北側半面だけ着雪しているさまが、
ここ数日の吹雪きのすさまじさをよく表している。

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最後の作業は、年末で忙しいスタッフに代わって、
年末で練習がオフの野球部員コンビ。
冬の筋トレに間伐材の搬出という素晴らしいマッチングだ。
(企画by里山おやじ)

が、やってみると、なんと雪の上を材がよく滑り、
するすると素晴らしいスピードでの搬出作業となって、
これじゃあ、筋トレとして物足りないか・・・
いやいや、結局20往復近く運んでもらったので、
やっぱり立派な筋トレになったでありましょう。
さすが、高校球児!
(演出by里山おやじ)

おかげで、年内の森プロ作業予定がきれいさっぱり片付きました。

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さてさて、このブログも2017年最後の記事。
今年は、ネットの不具合が度重なって、
なかなかブログ更新できない期間もありましたが、
アクセス数はかえって増えた不思議な年でもありました。
来年もまた無理のない範囲で、
記事を書くことを楽しみたいと思います。

みなさま、どうぞ、良いお年を。

 

2017年12月21日

里山若者サミット&冬の間伐材搬出

先日は久々の里山若者サミット。
年末で若者たちはみな忙しくて参加者はわずかでしたが、
(k君は日にち間違えるし…笑)
男手が集まってくれたので、
雪の前にやっておきたかった「杉の森」の杉丸太の間伐材搬出作業を
ここぞとばかりに手伝ってもらいました。
って、すでに里山はもう完全に雪の中。

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寒いし、重たいし、滑るし…の悪条件の中、
本当は6人以上でやりたかった作業を4人で頑張って搬出。
雪の水分を吸って見た目よりも相当に重くなった材の搬出を数往復、
こりゃ、まるで筋トレだ、という作業の繰り返しに
ヤングパワーは、大いに助かりました。

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この日は、ほかに
優命園のクリスマス用のスモークチキンの解体作業や、
豆蔵さんから頂いた自家採種60年のにおい豆の唐箕かけの作業など、
冬恒例のお仕事も一緒にやってもらいました。

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今年はフェスタ以降、
雨雨雨の悪天候続きで農作業が大幅に遅れて
さらに週末は地域行事も立て続いて
なかなかこのメンバーを里山にお誘いできず、
まあ、だからと言って無理をするつもりはなく、
良いタイミングを待ちましょう、と
思っているうちに年末になってしまいました。

この一年、
田植えの手伝いや、桑の実の収穫、
それからひまわりの種まきや、大豆の草取り、
そしてなんといってもフェスタのスタッフ、
サミットメンバーには、大いに助けられました。
来年もまた頼むよー!

   by 里山おやじ

2017年11月29日

森プロ日記・冬2

11月の初雪がいきなり積雪となって、
里山は一気に冬模様。

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ここ2年は暖冬だったから、実は積雪の山仕事は久々。
まだ大した量ではないけれど、
山作業日が雪にあたると斜面は滑るし、手は冷たいし、
やっぱり雪の中の作業は苦手だ。

つい1か月くらい前は、
まだ高温多湿気味でぶよに刺されたというのに、あっという間に真冬。
心地よい秋は長くないなあ。

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雪が深くなる前に、
もう少し枯れ木は伐採したいし、
間伐したスギ材は、運び出したい。

あずまや、里小屋は冬仕舞いをしたが、
今年は、秋の農作業が長引いて、
フェスタ後に山作業がなかなかできなかったので、
年内にあともうひと頑張りしたいところ。
  

   by 里山おやじ

2017年11月18日

森プロ日記・冬

生活学校で森林整備活動をしている3つの森の一つで、
7月に始めてモニタリング調査を行いました。

林野庁から配布されたガイドに従い、
「幹距表」というものを使って、
森林の平均樹高を知り、樹高に適切な樹木の密度を知る
まぁ、言ってみれば、森の健康診断のようなものですな。

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きっちりと100uの調査区を図り、
テープで囲ってから、その中の
平均樹高、3段階に分けた樹木本数、樹種をチェックしてみると、

平均樹高=14m
高木14本、中木13本、低木30本以上
樹種は、たったこれだけの面積の中にも10種類以上。

「幹距表」を見てみると、
樹高14mの場合の適正本数は9〜12本ということだったので、
その後、様子を見ながら、少しずつ間伐をしてみました。

そして、大体、目標数値の本数に近づけてみますと…
なるほど、いい感じの密度であります。

と、言いますか、
この里山の場合、枯れたり、朽ちかけたりしている樹木と、
背の低い灌木や幼木を
残らずみな切り倒していくと大体こんな密度になるのです。

ただ、確かに見た目はすごくいいのですが、
ちょっと疑問も残りました。
枯れ木や朽木はたいてい虫食いなので、
その虫を食べようとしているキツツキの穴などが良く見られます。
やはり、枯れ木にも朽木にも自然界の中の意味はあるわけで、
それをことごとくなくしていく森づくりは
多様性を失う恐れもありそうかな、と・・・。

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とは言え、里山というのは、けっして観賞用の自然ではなく、
人が暮らしていく中で、有用なものをとり続けてなお
永続的な循環が成り立っている場なので、
有用なものをとり続けるために
例えばそのアプローチの確保として
朽木や枯れ木を除去していくことはありです。

結局のところ、
どういう里山森林状態を維持すべきかについて
整備活動をしている団体が色々な選択に迷うということは、
人が生活に関わる有用なものを取り出していないから、
ということなのでしょう。

燃料としての薪や、肥料としての落ち葉などを
ふんだんにとり続けていた時代には、
おのずと選択肢は決まっていたはずですからね。

4年間取り組んできた森プロチームの活動も残りわずか。
整備活動をしながら色々な思いが、よぎる今日この頃…。

   by 里山おやじ

2017年11月01日

森プロ日記・秋

1週間以上かかって、泥沼の稲刈りがようやく終わり、
生活学校の森プロ山作業、再スタート。
気がつけば、あっという間にカレンダーは11月。
未だに稲の脱穀が終わっていないし、
農作業は何もかも遅れ気味だけど、
森プロ作業も、雪までにもうひと頑張りだ。

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この秋頑張って作業しているのは、
「やさし森」と「いのち森」をつなぐ新観察会コース周辺。

この観察会コースから、
いのち森のペーターパークの遊具たちが見えるくらいにするのが目標。

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この秋は2度の台風襲来や爆弾低気圧で、
山の中はあちこちで倒木だらけ。
チェンソーや鋸でで刻みながら、刈り払い機で下草刈りも。

谷沿いのこの場所は、
フジやクズなどの蔓植物も大繁茂。
間伐する端からほとんどかかり木になってしまう。
それを人力でぶら下がって下ろしていくのだが、まるで筋トレ。
(ラットプルダウンというウエートトレーニングにそっくりだ。)

雪が降るまで、週1回、この地道な作業が当分続く。

   by 里山おやじ


2017年07月12日

嵐の農繁期・・・の怒涛の週末(後)

で、翌日9日は、
朝から早朝ウォーキングなる悲しい地区行事で、
農繁期の農作業前に残り少ないアドレナリンを無駄に削り取られたあと、
午前中大急ぎで動物たちの世話をして、その午後・・・
この日は、森プロの里山林100uモニタリング調査。

里山の手入れの指標として割り出された「幹距比」を調べます。

調査区は杉山、雑木山の中2か所。

まずは、比較的下草などが少ない杉山から。
最初に平均的な高さの木を1本選んで、
中心樹として、そこから5.65mの半径で円を描きます。
といっても、
木が立ち並んでいるわけですから簡単ではありません。

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いちいち巻き尺を中心樹近くまで戻して、
4方角、8方角、16方角と、
半径5.65mを正確に測ってはそこに次々と杭を立てていきまして、

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最後にこの16本をマーキングテープで囲います。
これで100uの円の出来上がり。
中心木の樹高を目測で測ると約20m。
「幹距比」表で見ると、人工林の場合、
20mの樹高の木が望ましい本数は、7〜8本。
実際に数えてみると、9本。いい線です。
2年間自己流でやってきた整備は、なかなかだったわけです。

一応、低木や灌木類も数えてみると、
実に16種、35本。
人口の杉林内でも、雑木山が近いせいなのか
結構思った以上に多様性があるもんです。

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続いて、雑木山。
こちらは灌木が多くて、100uの円を描くのがはるかに大変。
比較的、平らで見通しの良いところを選んではみましたが、
鉈や鋸で、邪魔な木を伐りながらの作業。
気温はどんどん高くなるし、藪なので蚊もぶんぶん。

こんな中で、今日はスタッフに交じって、
ⅭちゃんとR君の小学生兄妹も立派に一人前に手伝ってくれたのでした。
たくましいなあ。

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雑木山の方は、100uの円内に
14本の高木、13本の中木、そして30本以上の低木。

中心木の栗の木の樹高が目測で14mだったので、「幹距比」表で見ると、
見晴らしの良い高木育成型の里山林の指標本数は
100uあたり9〜12本。
これからかなりの手入れが必要ということになります。

それにしても森林内だというのに、
岩手だというのに、
まだ7月頭だというのに、
本当にうだるような暑さの中で、はじめての「幹距比」調査。
2時間半で、みな汗まみれになって下山してきました。

この数値が絶対最適ということではないと思いますが、
一応の目安に沿って作業を進めるためには、とても有効な気がします。

猛暑の中、みんな、おつかれ〜。

   by (アドレナリン銀行を探す)里山おやじ

2017年07月11日

嵐の農繁期・・・の怒涛の週末(前)

嵐の農繁期に33度超える猛暑が続く中、
先週は怒涛の週末でありまして・・・。

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まずは、8日。
午前中は地元・玉里小学校の親子レク受け入れ。
(かなり気温を上昇させそうに賑やかな)1年生9人のクラスで、
先生、保護者含めて19名の参加。

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今回はかまどピザづくりがメイン。

あずまやは斜面の桑の木が作る木陰から冷たい空気が下りてくるので、
かなり涼しい空間になるんでありますが…

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久々の愛農かまどにて、
20枚のピザを次々に焼くこの人は汗だくだく。

かわいそうに、これでは、体重が減ってしまう。

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さて、この日の早朝、
鶏の世話の最中に、たまたま見つけたオオムラサキを、
これまた、たまたま素手でうまく捕まえてしまったので、
虫籠に入れて、子供たちに見せることにしまして、
この場で放して見せました。
偶然でしたが実にいいタイミングでありました。
日本の国蝶は、「里山のチョウチョ」でもあります。

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そして、午後。
里山樹木同定調査。
森林インストラクターで木こりの木こりんに来ていただいて、
猛暑の中、3時間余り、里山内を共に歩いてもらって、
リストを片手に、これまで同定できなかった樹種を次々に確認してもらいました。

ヤマガシュウ
ニシキギ
コマユミ
ツクバネウツギ
クマヤナギ
アオハダ
エビヅル
イワガラミ・・・・・・などなど、
新たに12種がリストに入りまして、
なんとキリが良いことにジャスト100種!

8月から始まる「里山樹木利活用図鑑」づくりに向けて、
何だかモチベーションが高まるいいスタートになりました。

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午前中に見たオオムラサキの幼虫の食樹・エゾエノキも数本確認。
「これだけあれば、立派なオオムラサキ天国」
と、木こりんが言うほど。

それにしても、幼木の同定も次々にできる木こりんはすごい。
「詳しく調べれば、あと5〜10種出てきそう」とも。

25年住んでいて、コツコツと樹木図鑑で約90種を確認していた
私の里山樹木リストに、わずか3時間で12種をプレゼントしてくれたのでした。

ありがたいことに、この猛暑の中、
木こりんはそのあと日暮れまで私が小麦の脱穀をしている最中に、
ガンガンとたんぼでの田車作業も手伝ってくれまして、
それもまたとても助かった1日になったのでした。



   by (アドレナリン通帳の残高がゼロになった)里山おやじ