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2017年05月03日

チェンソー技術講習

人びとが大型連休に浮かれ、
ブログの閲覧数がめっきり落ちるこの時期・・・
森プロチームは、
昨秋から計画に上がっていたいのち森の新遊具づくり、である。
コツコツと設計図や模型や材料の準備を重ねてようやくいま着工なのだ。

それと、合わせて
ログビルダーの戸田さんを講師に招き、
杉丸太間伐材利活用のチェンソー技術講習会を兼ねる形で
2日間にわたって、ワークショップ形式で技術を学びながら、
この大型新遊具を立ち上げた。

計画当初より大掛かりなものになった訳は2つ。
一つはこれを生きた立木に組み合わせるようにしたこと。
これで工事の難易度は格段に難しく、そして面白くなってしまった。

もう一つは、この遊具に屋根をかけるようにしたこと。
これで遊具のサイズはずいぶん大きく、そして楽しくなってしまった。

そうなると、簡単な金具で止めただけでは危険。
しっかりと丸太を加工してボルトで固定するものにしよう、
ということで、チェンソーの達人・戸田さんに講師依頼。

丸々2日間、実際の遊具づくりの中で、
実にたくさんの丸太加工に関する技を見せてもらい、
チェンソーをはじめとする機械や道具の使い方を習った。
素人がすぐにできるものばかりではないが、
この先、間伐材の利活用のためにはぜひとも身につけたいものばかりだ。

P1280759.JPG

立ち木をチェンソーで水平に切るためには、
切れこみを入れた後、エンジンを止めて、
このように水準器をチェンソーバーの上において水平を確かめる。

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丸太同志の接合に欠かせないスカーフ。
を、刻むための墨付け。
これは難しい、がこの先なんとしても覚えねばならないな。

P1280801.JPG

そして、墨に合わせてチェンソーの刃を入れて、
こうしてスカーフを出していく。


P1280823.JPG

観ていると簡単にできそうな気がするのだが、
実際にこの作業をやらせてもらってみると・・・

墨付けのラインは2本同時に見ながら刃を入れなければならず、
材の大きさによっては、片方のラインしか見れないので実に難しい。
ましてや重たいチェンソーで、ミリ単位のコントロールが必要なのだ。

スカーフの刃の入れ始めの角度つけや、
逆に刃の出し始めの角度つけも、
一度狂いだすと修正が大変で、これも思うようにいかない。

P1280783.JPG

さすがに熟練の技は甘くはない。
時にはこうして、チョエンソーの刃を立ててカンナのように使うことも・・・。
これはとてもまねできない。
下手にまねしたら、スカーフがどんどん深くなっていってしまうだろう。

P1280804.JPG

そして、スカーフの仕上げには、
曲面カンナという特別なカンナを使うのだが、
この刃の研ぎ方に微妙な工夫が凝らされていて、
これまた勉強になった。

P1280834.JPG

ほぞ穴をあける特殊機械も使って見せてもらった。
チェンソーが合わさったような仕組みで、一瞬で穴をあけられる。
ただし、穴の中のコーナーは丸くなるので
その分、ほぞを短くしなければならないので要注意だ。

P1280928.JPG

最後に、スカーフをとった材を実際に結合させて通しボルトで止める。
そのための貫通穴はドリルだが、
これを垂直に開けるのもこれまた難しい。
しかも、ほとんどの場合、相手の材にドリルが近くて
ドリルスタンドが使えないので、「勘」に頼るしかない。
これも私たち素人が上達するには時間がかかりそう…。

P1280838.JPG

今回も、忙しいところ無理難題を引き受けてくれた戸田さんは、
多分、今岩手県で唯一のログビルダー。
高い技術による本当に素晴らしいモノづくりをする職人だ。
昨年からブログを立ち上げて、
これまでに県内に建ててきたいろいろな建造物を紹介しているので、
ぜひのぞいてみてください。
http://nofuzo1192.blog.fc2.com/

20年以上前に出会って以来、「同じ年生まれの移住者」ということもあって、
何かとウマが合い、
生活学校始まってからは、遠慮なく無理難題を頼みまくってきた、
ほんとに長い付き合いの戸田さんが、
実は学年が一つ上だったということがこの日判明。
次から敬語で無理難題を頼むことにします。

ところで、この遊具が何であるかは
完成までもうしばらくナイショでありまする。

   by 明日で戸田先輩と同い年になる里山おやじ
posted by 里山生活学校 at 10:40| Comment(0) | 研修

2017年02月11日

SJS???

本日はスタッフ同士の研修会。
と、いうことで、久々に集結しました生活学校スタッフ。

昨年6月にスタッフでクルミとヤナギの樹皮を採取して以来、
樹皮のストラップづくりワークショップができるようにと、
試行錯誤してきた花子さんを講師に、

P1280305.JPG

集まったのは全員女子スタッフ。
で、「里山女子会サミット」と、なりました。
「SJS」だね、こりゃ。

花子さんが水で戻して準備してきてくれたクルミは、
品質も状態もとてもよくて、これならワークショップはばっちりです。

樹皮ストラップはかわいくて高級感もあるので、
人気のワークショップですが、
ストラップの編み方は複雑なので、
実際にワークショップをやってみると、
途中で混乱する参加者が結構出ます。

なので、講師一人では、指導できる参加者数に限界があり、
それが大きな課題でした。
そこで、ワークショップでアシスタントできるスタッフが育つように、
本日が1回目の研修会なのであります。

P1280314.JPG

今日のストラップは1本の中に、クルミの編み込みパーツは4枚。
編み込みを4回繰り返すと、だいぶ鍛えられます。

それでも、またすぐに忘れそうな不安が残るということで、
家に帰ってからもトレーニングしようということになり、
花子さんの作る手順を各自スマホで動画撮影。

P1280326.JPG

自分の作ったストラップと、この動画を持ち帰って、
家で特訓、ということになりました。

何ごとも、自分のものになるまで繰り返しは大切です。

さてさて、
今日は、花子さんがもう一つのワークショップネタを
持ってきてくれました。

P1280317.JPG

おお、かわいいな…ってよく見ると、
材料はほとんどすべてタネなんですね!

どんぐり、カボチャ、ぽぽー、ハンの実、風船カズラなどなど。
これは名付けるなら「種細工」でしょうか。

ふむふむ、これは見事な地域素材アート。
大人向けの樹皮細工に対して、
子供向けのワークショップにぴったりですね。
来年度のちびっ子ワークショップまでに、
材料のレパートリーを増やしておきましょう。

   by 里山おやじ



posted by 里山生活学校 at 18:20| Comment(4) | 研修

2017年01月23日

森のゼミナール

1月14日、盛岡市アイーナで開催された「森のゼミナール」で、
生活学校の活動報告をしてきました。

P1280215.JPG

パソコン入院中だったこともあって
久々に紙資料での発表になりましたが、
たまにはこんなスタイルも悪くないな、と思いました。
どうも、パワポプレゼンは実態より立派に見えすぎる傾向がありそうで…。

仲間とともにこつこつと積み上げて育ててきた小さな活動ですが、
こういう場での報告を依頼されるようになったということは、
7年目になる生活学校も、
ようやく年数通り「中学生」くらいにはなってきたのかもしれません。
その7年間の実践を約1時間で報告してきました。

さてさて、ゼミナール終了後の余興で、
司会の川村さんが持ってきてくれた樹木トランプの神経衰弱を
参加者で輪になっやったのですが、
これが面白かった!

P1280218.JPG

本物の30種の樹木で作られた集めのカードがワンペアずつ60枚。
裏にして木肌だけを見てペアを見つけるという遊びで、
参加者全員が本気で集中してのガチンコ勝負。
大いに盛り上がりました。

これがこの日一番の収穫!
今度、川村さんにお借りしよう。

   by 里山おやじ
posted by 里山生活学校 at 22:37| Comment(2) | 研修

2015年02月03日

奥州めぐみネット研修会

今日は、花子さんと2人で、
水沢区・メイプルにて
「奥州めぐみネット」の研修会に参加して来ました。

基調講演は、三陸ひとつなぎ自然学校の若き黍原君。
「今年こそ、団体を活性化させる」
というタイトルでお話を聞きました。

そのあと、生活学校も10分間の活動報告。

P1180761.JPG

奥州市内の4つの団体の報告も聞くことができました。
いわば、シーズンオフのこの時期、
他の団体の活動を聞くことは、
来シーズンに向けての良いヒント探しになりました。

   by 里山おやじ
posted by 里山生活学校 at 17:54| Comment(0) | 研修

2014年10月15日

電動工具講習会

今日は、今年度購入したバンドソーとスライド丸鋸の
安全操作と使い方の講習会を行いました。

どちらも生活学校としては初の木工本格電動工具。
地域材の利活用のために購入した物ですが、
機械が大きいということは、
怪我や事故も大きくなる危険があるわけで、
しっかり安全講習をしたいところでした。

そこで、2つの機械の購入の際にも相談にのっていただき
いつもお世話になっている地元・JPスタイルの
若手木工家・健児さんにお願いして、
この2つの機械の使い方をじっくり学びました。

P1170664.JPG

前日、台風の中、組み立てるのにほぼ1日かかって苦労した
バンドソーは、テーブルやブレードなど微調整がこまごまとあって
まずはそこからのレクチャー。
建児さんの丁寧な説明と説明書をにらめっこしながら
1時間以上かけてその微調整方法を学びました。

続いて、実際に健児さんにクルミ材から
スプーンの原型を切り出す工程を実演して見せていただきました。
健児さんには、8月のフェスタワークショップで
このスプーン作りをやってもらったのですが、
その時はこの原型からのスタートでした。

P1170648.JPG

ですから今回は、その前の工程が見れて
スプーン作りの全工程がつながりました。
そして、バンドソー自体の使い方や、
怪我しないような立ち位置や手の位置なども説明しながらの
実演を見せていただきました。

やはり経験豊富なプロの技を身近に見ることは
何よりの学びでありました。

ブレードの幅によって、切り出せるRがかわることや
ブレードもベクトルが常に下向きにかかること、

材の安定を考えてのクランプの使い方と
切り出す面の手順を決めていくことなど

なるほどなるほどとうなずくことばかり。

P1170662.JPG

無駄のない動きで、
見る見るうちにスムーズに1本のスプーン原型を切り出す
プロの手作業を見ていると
バンドソーという機械がいかに優れモノであるかと感じますが、
あくまで「上手に使いこなせるようになれば、」の話です。

P1170688.JPG

さてさて、もう一つのスライド丸鋸も、実演を見せていただき、
スタッフも体験の直接指導をしていただきました。

こちらは作りたいものが「木の枝を楕円にスライスしたプレート」
という風に、かなりはっきり決まっていたので
実際にいろいろな厚さのプレートをスライスしてみました。

微調整などは大して難しくありませんが、
手、指の怪我はもちろんのこと、
キックバックもありうるということを聞いて、
更なる注意が必要な機械だと感じました。

20日予定の里山遠足に向けて、
これからさっそくプレートを作ってみます。

P1170710.JPG

お忙しい中、時間を割いて来ていただいた建児さんには
本当に感謝です。
3時間たっぷりの丁寧なレクチャーと実演、ご指導、
とても中身の濃い学びになりました。

この冬からスタッフは
少しずつ地域材木工に取り掛かっていく予定ですが
本日はその第一歩になりました。

これからも何かと勉強させて頂くことになりそうな建児さん。
心強い貴重な地元の若手木工家です。
こういう人の存在自体が地域資源”なんですよね。
(人に「資源」は失礼かもしれないけど。)

実はこの日ちょっと体調も悪かったという建児さん。
そんな中で来ていただき、
ホントーーーにありがとうございました!

   by 里山おやじ
posted by 里山生活学校 at 18:10| Comment(0) | 研修

2013年03月28日

チェーンソー製材実演見学3

ここからが製材本番。

P1120410.JPG

2本のパイプをガイドにして、
左手でチェーンソーのアクセルをふかし、
右手はグリップを握って、
ゆっくり押しながら切り出していきます。

P1120415.JPG

右手のグリップは、
刃が浮かないように下方向にも押さえつけます。
この1段目に凹凸が生じてしまうと、
2段目、3段目と悪影響が出ますので、
慎重に、慎重に。

さらに、丸太の玉切りと違って
チェーンの多くの刃に同時に負荷がかかるので、
なおさら時間がかかります。

このくらいの材を挽くのには、
最低でもエンジンは50cc、バーの長さは50センチはほしい
とのことでした。

それでも、特にコナラは堅いので、
2メートル挽くのに10分近くかかったでしょうか。


P1120420.JPG

でも、この通り、切り口はかなりの精度です。

2段目以降は、この切り口がガイドになりますので、
パイプは不要です。
それだけに、1段目が重要なのです。

P1120425.JPG

2段目に入りました。
こんな風にアシスタントの補助も有効なようです。

今回は、厚さ2寸の板を挽いてもらいました。

P1120429.JPG

やはり10分くらいかかって
2寸の板がきれいに切り出せました。
テーブルやいすに十分使えそうです。

そして何より生活学校では、
地域資源にこだわりたいので、
目指している「森から木工」のヒントがいっぱいです。

雄二さん、ありがとうございました。
ぜひ、この技は身につけていきたいです。

by 里山おやじ
posted by 里山生活学校 at 12:12| Comment(0) | 研修

2013年03月27日

チェーンソー製材実演見学2

さて、実演開始。

の前に道具だ。

安全対策のヘルメット、ゴーグル、手袋、長靴はもちろんのこと
まず、なんといっても必要なのが
チェーンソーのバーに取り付けるこの治具。

P1120401.JPG

これがないことには始まらない。
市販もされている(4万円近い!)が、
雄二さんのは、溶接の得意な知人に
注文制作してもらったもの。
そして、すでにこれが「改良型第2号」とのこと。
で、作業に便利な位置に木製グリップも付いている。

P1120403.JPG

次にパイプを丸太に設置固定する治具。
これも自作。
これを丸太木口両サイドにビス止めする。
このとき、丸太が転がってしまわないように
丸太の接地面には、
何か三角形のものをかましておいた方がよい。

P1120407.JPG

この治具に2本のパイプを置いてみて、
丸太樹皮の凸部分がパイプに当たるようなら
これをあらかじめチェーンソーで削り取る。
何度も調整が必要だ。

P1120409.JPG

これでパイプの設置完了。
ある意味、一番重要なところだと思う。

もっと長い板をとりたい場合は、
長いパイプを準備すればいいのだが、
おそらく3メートル、4メートルになると、
パイプの重さで中心にたわみが出てしまうのではないか、
と、いうことで、今回は2メートル。

ここまでが準備段階となる。


by 里山おやじ



posted by 里山生活学校 at 08:28| Comment(0) | 研修

2013年03月26日

チェーンソー製材実演見学1

昨年末、一関で開催されたチェーンソー製材研修会で、
水沢の石釜ピザ・ナチュラルハウスの経営者
鈴木雄二さんと久々にばったり出くわした。

その後、雄二さんは、
この時学んだ治具をさっそく自作して、
さらに伐採した数種類の丸太を試行錯誤しながら製材して、
あっという間にこの技術を身に着けたのでした。

そこで、23日、その雄二さんを里山にお招きして
チェーンソー製材の実演見学会を開いた。

P1120396.JPG

チェーンソー製材とは、その名の通り、
チェーンソーを使って丸太から板材や角材を切り出す技術。
製材屋さんの大型機械のようなスピードはないが、
チェーンソーという持ち運び可能な小さな機械で、
かなりの精度の材を切り出せるので、
山でちょっとした伐採をしてから、
その場で製材できるという大きなメリットがある。


さて、この日実際に製材する木は、
2週間ほど前に伐採したコナラで、
前日に小屋前まで重機を使って運んだのだが・・・

P1120354.JPG


イヤー、重い、重い。
もともと比重が重たい上に
伐採直後の生木状態だから当然だ。
でも、こうした重たい樹種こそ、
チェーンソー製材に拠って山で分解できれば、
実際に運び出す時に非常に便利になる。

続く

by 里山おやじ



posted by 里山生活学校 at 06:42| Comment(0) | 研修

2012年11月19日

「チェーンソー製材」研修

この週末は、研修づいておりました。

金曜日から、スタッフのペーターこと泉山さんは、
秋田でのツリークライミングの講習会に1泊2日で参加してきました。

来年のフェスタに向けて、
いのち森でのクライミングが実現できれば最高です。

土曜日は、生活学校に戸田さんが一家で来てくれて、
ロケットストーブを囲みながら、オンドルやペチカについて
これまで手掛けてきた写真や資料を詳しく説明してくれました。
(アルコール付きで。)

ロケットストーブの蓄熱ベンチも「蓄熱暖房」という視点で見れば、
オンドルやペチカの仲間であることがよくわかりました。

それにしても、この人の経験は奥行きが深い。
話しているだけで夢が広がってきます。
オンドルの可能性が、ぐっと身近になりました。


そして、次の日、日曜日は一関・薪の会主催の講演会と
チェーンソー製材のデモンストレーションを見に行ってきました。

なかでも、興味深かったのがチェーンソー製材。

P1110672.JPG

このようにチェーンソーを横に使いながら、
丸太から板を製材していきます。
板厚の精度はかなり均一です。
固い樹種の広葉樹でどれだけできるかは、わかりませんが、
やわらかいホオなどは十分可能性ありです。
いのち森でも使えるかもしれません。

P1110681.JPG

何より素晴らしいと感心したのは、
こういった治具を手作りで自作していること。

そして、工夫の積み重ねが形になっていることです。

地域資源の利活用というのは、
想像力と工夫によって生み出していくのもなのだと
改めて実感した週末の研修三昧でした。

by 里山おやじ



posted by 里山生活学校 at 07:24| Comment(2) | 研修