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2014年05月15日

ワラビ不検出

12日にやさし森にて2回目のワラビとり体験会を開催しました。

そのワラビ、今年も3回目の放射能検査を
北上のパスポート分析センターでしました。
過去2回とも不検出(下限値5ベクレル前後)だったので
安心はしていましたが、
今回も無事不検出でした。

一方、いのち森で栽培しているシイタケは、
今回もまた84ベクレルでした。
2012年春が150ベクレル。
2013年春が95ベクレル。
今回は、もっと下がっていると期待をしていたので
こちらはかなりがっかりです。

日本人と里山がどんどん分断されていく中にあって
貴重なパイプ役を担ってきたキノコと山菜。
この食文化の長引く汚染による被害は、
単なる金額数値では表しきれないものがある。

  by 里山おやじ

2013年12月14日

いのち森ガンマ線測定値

森プロチームによる
遊歩道をはじめとする森まきばづくりが進み、
来春以降は、様々な機会に人がこの森に入る頻度が
確実に高くなりそうだ。

そこで、まだまだ気になるセシウムの空間線量を
久々に測定(ガンマ線測定器・ラディ)してみた。

その結果、3か所の平均で、

・地表・・・・・・・0.060マイクロ
・地上1M・・・・・・0.045マイクロ

という結果。

いずれも原発事故直後と比べれば半分近い数値で、
これは、2種類のセシウムの半減期を合わせた減衰率
の試算よりも速い減衰だ。

「持続可能な暮らし方を求めて」いる私たちの活動に
「持続不能な巨大技術」から無責任にばらまかれた汚染物質セシウム。

おそらく、雨や雪や台風など絡み合った原因なのだろう。
とにかく、この汚染物質が減っている事実は、ありがたい。
(無責任な油断をあおってはならないが、
これならカリウムの多い西日本の事故前からの数値に近い。)

連日の作業による被ばくもかなり小さな値で済んでいるはずだ。

もちろん、自分のエリアの汚染さえ減衰すれば「ありがたい」と言って
今なお厳しい汚染に苦しむ多くの地域の方々への
配慮や支援の気持ちを決して忘れてはならない。

むしろ、この数値なら、
被ばくへの不安から
野外活動させられない地域の子供たちを呼んで、
この「いのち森」で、楽しい体験をしてもらうことも可能なのでは。

減衰した数値に、そんな希望を感じた測定結果だった。

  by 里山おやじ







2012年12月14日

11月のセシウム測定結果

以下、11月の測定結果(北上・パスポート分析センター)です。

単位はベクレル/s(セシウム134と137の合計)
   カッコ内は、下限値

@白米(奥州市)・・・・・不検出(5.17)
A米ぬか(奥州市)・・・・不検出(10.47)
B米ぬか(奥州市)・・・・不検出(10.39)
C白米(奥州市)・・・・・不検出(5.42)
D柿(奥州市)・・・・・・不検出(5.78)
E玄米(大船渡市)・・・・不検出(5.29)
F米ぬか(大船渡市)・・・19.78±8.70

EとFは、同一検体です。
つまり、米ぬかから逆算すると
玄米にも数ベクレル含まれているはずですが、
5.29ベクレル以下なので「不検出」になっている、という意味です。
(ぬかは白米の9倍程度という報告があります。)



川辺さんと何度も相談して、お願いして、高額な機械を導入してもらい、
「パスポート分析センター」を開設してもらってもうすぐ1年です。

おかげで、1年間、あらゆるものを測ることができました。
もちろん今後も活用し続けますが、
この1年、私としては、農場の土壌を何箇所も測定できたことが
なにより有益でした。

表土の剥ぎ取りやトラクター耕起による「除染」作業が
どのくらいの効果があるのかが確認できたからです。
4回の耕起は、1回の剥ぎ取りと同等の効果があり
8割以上のセシウム濃度低減になりました。
この「除染」ができたところは
表土5センチ1キログラムで
約300ベクレル汚染されていたこの付近も
約50ベクレルまで数値が下がりました。


しかし、21年前に原野の開拓から始まったこの農場は、
表土が石だらけで、畑昨を断念せざるを得ない面積も多く、
そこは、羊のまきばとして活用してきました。

その石だらけのまきばをすべて除染するとなると、
剥ぎ取りにしろ、耕起にしろ、大変なことです。
10年でも見通しがが持てないというのが正直なところです。

この事故以来、鶏も豚も放し飼いができなくなり、
羊は、肉の出荷ができなくなり、広いまきばの除染は困難を極めます。

P1110778.JPG





困難を極めているのは、福島原発自体も同じで、
収束どころか刻々と事態の悪化もあります。
例えば、三号機の建屋内部の線量のデータは、
昨年11月の3倍以上で実に4780「ミリ」シーベルト/h。
(マイクロの1000倍がミリ。)
これは、放射線による短時間被曝での5%致死線量2000ミリシーベルト
(被曝した人の20人に1人が死に至る線量)の倍以上!
もはや人は近づくことさえできない。

しかもこれは格納容器内ではなく、容器の外の建屋内での数値なので、
私たちの生活環境と遮蔽物なくつながっている状態です。

10年やそこらで遮蔽物が作れるとは到底思えないし、
作れるとしたら、それは膨大な数の作業員の大きな被曝と引き換えです。

そして、その間に、再び大地震や3.11の大きな余震があれば、
何が起きても不思議ではありません。

多くの人が事故の「収束」を感じてしまっているけど、
今、かろうじてコントロールできているのは「冷却」のみで、
「遮蔽」に関しては、何もできてはいないのです。

これが向き合わなければいけない現実であり、
もう2度と2度と決して起こしてはならないことなのです。

16日は、事故から最初の選挙。
マニュフェストを見る限り、原発の争点は確認できます。
汚染国土を作ってしまった悔恨を背負って
せめて子供たちには、
地震のたびに原発におびえることのない
希望ある社会を届けたい。
心から。

by 里山おやじ
















2012年10月31日

里山の放射能汚染

3度目の里山の土壌セシウム濃度測定をしました。
表土5センチの濃度です。

2011年秋・畑290ベクレル

2012年春・畑130ベクレル(2回ロータリー耕起後)

そして、

2012年秋・畑47ベクレル(4回ロータリー耕起後)

という結果です。

ちなみに、全く耕起していないいのち森内の表土は、

この秋の測定で、245ベクレルという数値でした。

細かい誤差はあるにせよ、
トラクター耕起による効果は確実と思われます。

昨年6月に表土はぎ取りをしたところでさえ
60ベクレルまでしか下がらなかったので、
作業も楽な耕起の効果が高いことは非常に助かります。

4回耕起した畑の作物に関する心配はぐっと減りました。

一方で、耕起できない雑木山土壌の濃度はなかなか減衰しないことも
確実で、これは、かなり長期にわたって覚悟が必要になりそうです。

キノコや山菜はきめ細かい測定が欠かせないことを再認識しました。

奥州市の67施設の学校・病院・公園の除染が決まりましたが
汚染状況は、本当に幅広く差が激しいのが現実です。

わたしたち大人は、油断することなく、
地域の子供たちが、口からセシウムを取り込まぬように、
細心の注意を払い続けましょう。


ところで、今年の米作りは、空前の大豊作でした。
苗づくりがうまくいったことと猛暑による晴天続きが
ぴったりと稲の成長にマッチしたのでしょう。
10アール換算で九俵というかつてない経験をしました。
有機無農薬ですから9俵は、上々の上出来なのです。
とにもかくにも、豊作はうれしいものです。

P1110501.JPG

さて、この新米のヌカをさっそく測定しました。
結果、下限値10ベクレルで不検出。
とりあえずホッとしました。

毎日欠かさず食べるものですから、米だけは
全く汚染されてないものを家族で食べたいですから。

もちろん、全く汚染されてないかどうかは不明ですが、
ヌカを測定することはお勧めです。

米の9倍近く濃縮されているというので、
ヌカが10ベクレルで不検出なら米は、
1ベクレル近くまで保証されますから。




2012年07月15日

5.6月の測定値

報告が遅れてしまいました(たらーっ(汗)

地域 試料名 測定時間 Cs134  Cs137  全Cs

奥州市 土壌 1500秒 137.58  205.73   343.31±16.31

奥州市 土壌 1000秒 92.84  141.30   234.14±16.47

奥州市 土壌 1000秒 29.88  49.52   79.40±10.57

奥州市 土壌 1000秒 17.00  29.18   46.18±9.53

金ヶ崎町 土壌 1000秒 200.23  307.15   507.38±24.73

奥州市 小松菜 1000秒 検出されず 検出されず 限界値5.23

大船渡市 クローバー1000秒 検出されず 検出されず 限界値5.18

奥州市 桑の実 1000秒 検出されず 検出されず 限界値5.57

となっています。

今月より測定したいものがある場合はまずお電話で連絡いただき、先着順で毎週水曜日に測定します。
急いで測りたい場合もあるのでこのような対応をさせていただきます。

遠方の会員さんが直接測定所に送るときや、持ち込みで測定するときもまずはご連絡ください。

よろしくお願いします。

2012年05月10日

4月の測定結果

4月の測定結果です。検出限界10ベクレル

・ジャガイモ23年度産(大船渡市)検出限界以下

・サツマイモ23年度産(大船渡市)検出限界以下

・イチジク 23年度産(大船渡市)3.77±4.88

・草地土壌(奥州市)123.31

・草地土壌(奥州市)81.81

・畑土壌 (奥州市)158.50±19.37

・田土壌 (奥州市)264.76±22.50

・畑土壌 (奥州市)312.75±18.34

・ドクダミエキス(奥州市)検出限界以下

・腐葉土 (遠野市)393.96±34.90

・排水溝土(遠野市)99.29±11.13

・畑土壌 (奥州市)704.25±25.62

・水道水 (陸前高田)検出限界以下

となりました。

2012年04月05日

3月放射能測定値

パスポート分析センターによる生活学校枠3月の測定値結果です。

@白米(花泉町)不検出(<5.14)
A土壌(宮古市)38.3±14.06
B土壌(宮古市)不検出(<11.15)
C雨水(奥州市)不検出(<5.19)
D小麦(奥州市)12.83±5.25
Eライ麦(大船渡市)不検出()
F土壌(奥州市)68.78±9.31
G土壌(雫石町)67.31±11.31
H大豆(盛岡市)不検出(<7.40)

3月は以上の9検体でした。

※放射能学習会のお知らせ

(内容)
・ヨウ素、セシウム、ストロンチウム、プルトニウムの特徴
・放射線の基礎
・岩手県内の子供たちの内部被ばく状況
・内部被ばく評価方法
などなど。


4月7日(土)

18時30分より

会場:一関市渋民集会センター

主催:大東町農民組合


4月9日(月)

一関文化センター小ホール

18時30分より

主催・一関水と命を守る会


※先月岩手県が行った子供たち132人の尿検査に対して、
症状の聞き取りと検査の継続を求める要望とともに、
県の見解を質す公開質問状を作成しました。
連名する個人・団体を募っています。
興味ある方ご連絡ください。
0197−36−3292

2012年03月07日

2月の放射能測定結果

遅くなりましたが、パスポート分析センターでの生活学校2月分の
「放射性セシウム測定結果」をお知らせします。

・りんごジュース(奥州市)不検出(<5.35bq/kg)
・バーク    (一関市)不検出(<8.52)
・牡蠣殻    (宮城) 32.25±6.98
・牡蠣殻    (京都) 不検出(<5.34)
・魚粕     (不明) 不検出(<6.61)
・鶏糞     (奥州市)不検出(<12.34)
・稲わら    (北上市)不検出(<22.46)
・干し草    (奥州市)627.74±143.92・・・参考数値
・大豆     (盛岡市)不検出(<7.40)
・土壌     (宮古市)不検出(<11.15)
・土壌     (宮古市)38.30±14.06
・塩漬ワラビ  (奥州市)不検出(<5.43)

この中で、干し草(奥州市)の数値が非常に高かったのですが、
検体の比重が極度に軽かったため、55グラムの測定でした。

この数値の正確性について、パスポートさんがメーカーに問い合わせたところ、「300グラムに満たない検体の1キロ換算数値は
メーカーとして保証できない」との回答でした。

で、今後は、「1リットルで300グラムに満たないものは、
検査対象にしません。」ということになりました。

ただし、数値に保証はできなくても「検出か不検出か」のみ知りたいという場合は、受け付けますので、ご了承ください。

今回の干し草は、「参考数値」ということで報告します。



さて、岩手県が実施した岩手県南の子供たち132人の尿検査結果が
公表されました。
これまでの市民有志の検査が40人足らずでしたから
採尿時間(48時間)の条件も統一されている点も含めて、
大変貴重なデータです。

残念ながら9割の子供の体内からセシウムが検出されるという結果でした。

1日当たりの尿からは、最大で4ベクレル、1リットル当たりの尿からは、
最大で6ベクレルを超えている子供もいます。

低線量内部被ばくの評価については、専門家間の見解が大きく分かれていて、結局現段階では、どうあがいても結論めいたことには到達できません。

幅広い視野で、複数の専門家や研究機関の評価を知ったうえで、
自己判断していくしかないのでしょう。

複数の評価の中から、一部だけを取り出して、残りを排除、隠ぺいするような姿勢は「科学的」とは言えないと思います。

地域の子供たちの将来の健康がかかっている問題ですから、行政の担当者と報道関係者には、充分に慎重な「科学的」姿勢をもって対応してもらいたいと切に思います。


2012年02月07日

ペクチン効果

うれしいニュースが届いた。

県南市民有志の子供たちの尿検査で、
9月に、1リットル当たり2ベクレル、3ベクレルを超える
数値が出ていた子供たちが、
4人再検査した結果、4人とも、
6〜8割も、劇的に数値が下がった。

1回目の検査から、再検査までの間に、家庭でとった対策は、
牛乳、キノコの除去と、アップルペクチンの摂取。

まだ4人とはいえ、4人とも下がったのだ。
どの対策がどの程度効果があったかどうかはわからないが、
ほとんどの子供が内部被ばくしているであろう県南で、
対策のひとつに効果が確認できた意味は大きい。

このご家庭の親御さんの努力と
成果の情報を発信してくださったことに
心から感謝したいと思う。
大粒で、小さな子には食べづらい錠剤を、
砕いてクッキーに混ぜるなど、いろいろな工夫もお聞きした。

生活学校でも、スタッフのリカゴンさん夫妻からの
「県南の子供たちの内部被ばく対策に使ってください」
と、手渡された寄付を、このアップルペクチン購入に充てて、
学習会などで配布してきたので、
その効果の報告は、ホッとしたし、希望が持てた。

一方で、自宅の庭の土壌が、
わずか18ベクレル(空間線量は、事故前と同じ)
しか汚染されていない盛岡の子供から、
尿1リットル当たり1ベクレルを超える報告が来た。

住んでいる場所の土壌汚染度よりも、
食べている食品の汚染度が、より重要になっているのだと思う。

2月7日現在、
県内35人の有志から届いた尿検査結果の平均は、1.16ベクレル。

うち、給食摂取者18人の平均は、1.44ベクレルで、
非摂取者の平均0.72のちょうど2倍となっている。

原子炉の中から絶対に外に出ることはない、と
約束されてきたはずの「死の灰」セシウムが、
150キロ以上も離れた地域の子供たちの体の中にさえ、
これだけ入ってしまっている。

この事実に、目を背けている大人が多すぎると思う。

        by 里山おやじ




2012年02月01日

市民測定所・検査結果2012・1月

生活学校スタッフの川辺さんが、
1月にオープンさせた北上の市民測定所、
「パスポート分析センター」。

持ち込まれた検体を、まず、このような容器に入れて



この容器を、測定器にセットします。
測定器は、環境放射能を遮断するために、
分厚い鉛で覆われている構造です。
測定時間は、通常1000秒。



今回、会員の希望者から持ち込まれた
生活学校の「1月分、10検体」の結果をお知らせします。

数値は、セシウム134と137の合計。単位はベクレル/kg。

@白米   (大船渡市) 検出されず <6・22

A白米   (奥州市)   検出されず <5.84

B玄米   (奥州市)   検出されず <5.96

C白米   (奥州市)   検出 されず <5.63

D白米   (北上市)   検出されず <5.75

E湧水   (盛岡市)   検出されず <5.89

F玄米   (北海道)   検出 されず <5.67

G牛乳   (M社)    検出されず <5.23

H一食分  (奥州市・私立保育園給食)   検出されず <4.92

I牛乳   (F社)   7.47±3.11

と、いう結果でした。
10検体中1検体の検出でした。

2月分の予約受付をします。