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2017年03月05日

味噌づくり

3月上旬は、年に一度の味噌仕込み。
前年秋に収穫できた大豆の量に合わせて、まずは麹づくりから始まります。
今回は、大豆26キロと米30キロから、
約100キロの味噌を仕込む予定を立てました。

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地区内の素晴らしい味噌加工施設が閉鎖してしまったために、
かあちゃんは、今年は地区外の施設で麹を作ってきました。

初めての施設で、いろいろ勝手が違って戸惑ったそうですが、
さすが、きっちりといい出来具合に仕上げてきました。

家に持ち帰って広げると、上品な甘い香りが室内に広がり、
これをここで3日間寝かして、味噌仕込み当日を迎えます。

今回は若者サミットのリクエストにお応えして、
この仕込み作業日2日間のうちの1日をサミットにぶつけて、
「味噌づくりワークショップ」にしました。

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頑張って、一日で200キロ仕込んだ年もありましたが、
丁寧な仕事をするには1日100キロを2回に分けた方が賢明です。
さらにその100キロも2回に分けて作業します。
なので、かあちゃんは、朝から薪ストーブで、
大なべに入れた豆(前日から浸水)を
焦がさぬように気を付けて、灰汁をとりながら煮上げていきます。
大体4時間かかりました。

そして、いいタイミングで若者たちも到着です。

P1280393.JPG

到着後即ワークショップスタート。
まずは麹と塩を均一に混ぜておきます。
そのあと、煮あがった豆をミンサーでつぶします。
200ボルト三相のパワーなので、こちらもかなり均一につぶれます。

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そして、つぶれた豆と塩、麹を、これまた均一に混ぜていきます。
納得いくまでよーく混ぜ合わせたら、
空気が入らぬように注意しながら容器に詰めていきます。

おにぎりにして、樽に押し込んだり、
上司や配偶者の名前を叫んで、そのおにぎりを樽の中に叩き込んだり、
要は、空気が入らぬように容器に詰められればいいわけです。
但し、投げ込んでたたきつける場合は、
樽から外してしまうとそれがトラウマになり、
二度と力いっぱい味噌を投げられなくなる「味噌イップス」という病に
かかってしまうことがあるので要注意なのであります。

さて、この日はこの工程を2回繰り返して、約100キロの味噌を仕込み、
希望者は持参した容器に、1キロ500円で好きなだけ持って帰り、
一年間自宅で熟成させてみることにしました。
一年後、今日(の作業や、叫んだ人の名前)を思い出しながら、
樽を開ける日日を楽しみに。

そう、味噌づくりは何だか、
ちょっとしたタイムカプセルみたいなんですよね。

ちなみに今、優命園では毎日2010年産の味噌を食べておりまして、
「ああ、そうか、この豆は、あの震災を知らない豆なんだ」と思うと、
ちょっと感慨深くなったりするわけです。

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ところで、2回の作業工程の間、
薪割りなど外作業をしてからティータイムを迎えたのですが、
その時間を利用して、久々に参加した大学4年生のしんのすけ君に、
この場で卒論発表をしてもらいました。
テーマは、ふるさと青森の野菜や作物の在来固定種についてです。
彼が、盛岡の田村さん(在来種栽培を手掛けている)のところで
研修やアルバイトをしていたのは聞いていたのですが、
その彼から、
絶滅危機に瀕している在来種の現状や、
復活に向けた各地での取り組み事例など、
とても興味深い話を聞くことができました。

すぐに取り組むには農家には高いハードルがいくつもありますが、
種苗交換活動にまでたどり着けたらいいな・・・・、いつの日か。

ともかく、とても、サミットらしい時間になりました。
しんのすけ君、ありがと。

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ところで、ところで。
夕食後、今度は木こりの木コリンが、またまた発表をしてくれました。

それはかあちゃんに頼まれて(脅迫もされて)持ってきたスケッチブック。
細密画というジャンルに入るのでしょうか。
植物を中心に、小動物や建物から風景まで、
素敵な絵をたくさん見せてもらいました。

いいなあ、このきめ細やかなセンス。
そして、描いた人の描きたい気持ちがじわじわ押し寄せてくる
静かなパワーを感じました。
見ているうちに、
何だか久しぶりに無性に絵がかきたくなってきました。

と、いうわけで、
この日もおやじにとって、
何かと刺激にあふれた第6回里山若者サミットとなったのでありました。


   by (しかしそれにしても、風邪が治らん)里山おやじ
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