さて、籾摺り器を手作りするにあたって、
大変お世話になったのが、鹿児島在住の自然風・小岩さん。
すでにご自身で改良を重ねた3号機まで自作なさっている。
コンタクトをとってから、
ご親切にもその設計図付きのテキストを送っていただいた。
とても詳しい設計図だったので、大いに参考にさせていただいた。
そして、もう一つ参考になったのが実物のこれ。
以前、ご近所の故Gさんにいただいた石臼。
(何度かこれで自家製そばなど挽いたことがあった。)
籾摺り器というのは、摺り臼の一種なので、
目の構造パターンなどは石臼と一緒。
だからこれもとても参考になった。
石臼といえば、
実は最近になって、ご近所のYさんの亡くなられたお父さんが、
以前、石職人さんだったことを知らされて、
その時に使われていたという道具をお借りしてきた。
中に、石臼の目立てをする「タタキ」という道具もある。
いつかぜひとも使えるようになりたいものだ。
米、小麦が貯蔵できる農家に
手動の籾摺り器と石臼がそろっていれば、
いざというときのブラックアウト(大規模停電時)も怖くない。
というか、本当に深刻なブラックアウトが広範囲で継続した場合、
政府や自治体は災害に弱い都市部の救済で手いっぱいになるはずなので
災害に強い農山村は、自立能力を準備しておく必要があると思うのだ。
(どうも、籾摺り器の話が、ブラックアウトへの備えの方に流れてしまうのは
ただいまワタクシ「ブラックアウト」という
ちょいと話題になった小説を読んでおる最中なのでありまして、
あしからずご了承くださいませ。)
さて、前ふりばかり長くなってしまいましたが、
石臼の実物を見ながら、
籾摺り器のテキストまでそろったおかげで、
実にスムーズに籾摺り器・第1号作成に取り掛かることができたのであります。
(つづく)
by 里山おやじ
2016年01月14日
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