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2015年08月29日

林業研修

26日、蔦雄さんには、お泊りいただき、
翌日は、雨模様の中でしたが、
杉山に入ってプロの林業研修を開催してもらいました。
参加高校生の中には、
学校で、林業という選択科目を経験している子もいます。

P1210725.JPG

まずは大切な林業の作業道具の説明。
重たい材をてこなど使って動かす、トビ、チルホール。
(トビはトラクターの中古爪を利用した手作りで、
最後にプレゼントしていただきました。)
伐倒に使うクサビ、ハンマー。
かがり木を回転させるターニングフック。
(これも、蔦雄さんの手作りで、プレゼントしていただきました。)
チェンソーやチルホールと共に使う滑車などはかなりの重量です。


P1210749.JPG

この日の研修では、大小2本の杉を倒してもらいました。

1本目は予想通りのかがり木になり、
チルホールの使い方をレクチャーしてもらいながら、
実際にレバーを引いてかがり木を外す体験をしました。
かがり木に苦労しているスタッフにとっては、
大変勉強になりました。

これは滑車を使うことによって、方向を変えて力を倍増させる方法。
確か、中学校で習ったようなかすかな記憶がある・・・
が、実際に暮らしの中で使うことはほとんどないわけで、
林業作業の中には「物理」の授業があふれているなあ、と、実感しました。

P1210791.JPG

で、蔦雄さんの林業研修が格別に面白いのはここから。

切り倒した間伐材から、杉皮細工の材料の剥き方を教わりました。
この道具もまた、中古ヤスリからの手作り。
本来なら、5月から9月ころまでに伐採した木の樹皮は、
水を含んでいるため、大変剥きやすいはずなのですが、
この木はなぜか、きれいにつるりとは剥けず、大分苦労しました。
樹種は違いますが、この体験は昨日の樹皮細工とつながります。

P1210770.JPG

2本目はかなり大きな径の杉。
受け口を切り取った後、伐倒方向をこうして確かめます。

しかし、この後、大ハプニング。
追い口を入れて伐倒に入ると
予想方向と大きく90度もずれて木が倒れ始め
チェンソーのバーが挟まってしまいました。
「弘法も筆の誤り」というシーンでしたが、
かえってこのような危険もあるということを身をもって
目の前で見られてよかったと思いました。

その後、クサビとハンマーでチェンソーを引き抜き、
改めて追い口を切りなおして、伐倒。
ハラハラドキドキで写真撮る余裕なかったのですが、
それはそれはすごい迫力でした。

P1210789.JPG

そしてまた、蔦雄さんの研修が面白いのはここから。

わざと高めに切った切り株を地面から切手の椅子作り。
重たいチェンソーを起用に使いこなして、
背もたれや脚を残して、かたどっていきます。
山でここまで加工することで、
重量も3分の1ほどになり、運搬がぐっと楽になりました。

すぐにできる技ではありませんが、
いつか挑戦してみたいものです。

木の根元というのは、幹より太いので、
材木として製材すれば、捨てられる部分。
それを有効活用した椅子作りなのでした。

P1210804.JPG

雨も上がって、あずまやに戻り、蔦雄さんを囲んで、
愛農かまどピザで里山ランチ。

2日間、樹皮細工と林業研修の連続ワークショップ。
すぐには消化しきれないほど中身の濃いレクチャーをいただきました。

葛巻の森の達人・蔦雄さん、
ほんとに、ほんとに、ありがとうございました。

    by 里山おやじ
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