この日の参加者は13人。
その参加者集合の9時前から、
野呂さんは、フラットバーのアールを曲げだしてくれたり、
200リットルの中古ドラム缶から鉄板を切り出してくれたり、
ところどころでレンガの支えとなる鉄材の加工をしてくれました。
厚さ3.2ミリのフラットバーは、昨日できたレンガの6段目に
このようにセットします。
レンガに切れ込みを入れて、
ぴったりとフィットしています。
その上にドラム缶のアールのついた鉄板を載せます。
そう、ここがオーブンの天井になります。
つまり「愛農かまど」は、かまどの熱を利用して
パンやピザも焼ける優れものなのです。
この機能が何より魅力的かもしれません。
その分、鉄板のアールに対応して、
レンガをアールに切り出していくことになり、
2日目の工程は、レンガ切り出しにとても手がかかります。
午前中はセットしたフラットバーの上にもレンガを積んで
オーブン入口、追い焚口が出来上がりました。
2段積んで、昨日から計8段。
1段ずつていねいに描かれた設計図があるので
落ち着いて確認しながら作業を進めれば
大きな失敗はありません。
ここまで、順調です。
ちょっと余裕を感じて、
里小屋での楽しいランチタイムの後に、
野呂さんから、この「愛農かまど」を生み出した
全国愛農会と、愛農高校についてお話ししてもらいました。
愛農会が設立した三重県の愛農高校は、
全寮制の小規模学校で、日本で唯一の私立の農業高校。
現在は、有機農業の実践を学べる貴重な学校です。
この里小屋建設やツリーハウスでお世話になった
あの戸田さんの母校でもあります。
有機農業関係者の中では、
実は、知る人ぞ知る有名な高校ですが、
まだ一般の知名度は低いのかもしれません。
最近は募集人員の定員割れもあるそうです。
興味ある方、ぜひ、問い合わせてみてはいかがでしょう。
そして、毎月発行される「愛農誌」には、
野呂さんのかまど作りが何度も紹介されていました。
(やっと半分、いや3分の1、まだまだ続く) by 里山おやじ
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だったんですね。