なのに里山は、昨夜から雪で、
冬に逆戻りの雪景色の中でのスタート。
晴れたかと思えば、一瞬で小雪が舞い始めたり、
強風が吹き下ろして来たり、荒れた天気の一日でしたが、
スタッフほかお手伝いに来てくれた9人の
「超豪華強力メンバー」の総力戦で、
決戦の火ぶたは切って下されました。
高いところは4メートル近いので、
2段に重ねた足場の上での危険伴う作業になり、
しかも材料が皆重たいという力仕事で、
ここは男性陣に大奮闘してもらいました。
一方、女性陣も材料を運んでもらい、
ロープを引っ張って柱を立ててもらったり、
その柱を抑えてもらったり、
と、こちらもフル回転してもらいました。
里小屋、ロケットストーブ、ツリーハウス、森トイレ
と、いろいろ作ってきましたが、
仲間で一つの目標に向かって夢中になる時間って
いつもいつもかけがえのない豊かな充実ややりがいを感じます。
最後には、こんな猛吹雪の悪条件に見舞われたのですが、
逆境にめげることなく一応なんとか、初日の予定ノルマまで達成。
これも、仲間の力を結集したらばこそです。
気が付けば、あっという間に夕方5時のサイレン。
満たされた達成感で、薪ストーブを囲んでの
ささやかなティータイムは、
かじかんだ手と、びしょ濡れに冷えた身体が芯から温まり、
これまたとても深い時間でした。
地域消滅なんて言葉を、最近耳にするけど、
いったい何が消滅するというのだろう。
人口の数か。
カネか。
でも、
豊かな資源にあふれて、
そこから付加価値を生み出す知恵と技が維持されて、
集うすばらしい仲間がいれば、
かけがえのない時間が無限に生み出されていく。
そんな地域は、
簡単に消滅はしないなと、しみじみ思った一日でありました。
by 里山おやじ
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