今回は2本立ての企画でしたので、
まずは、「いのち森」の調査観察会から。
講師は、すっかりお馴染みの放牧研究家の福田さん。
最初に里小屋内で、参加者にスライド学習です。
2011年から始まったこの調査の
「里山に放牧した羊たちの食性から広葉樹と草食動物の共生を探る」
という大きな目的の説明からはじまって、
調査、記録の信頼性に大切な「比較」と「反復」についてのお話や
実際にこの後調査する9種類の樹種についてのお話、
あるいは記録シートの座標に落とした100本以上の調査対照樹の探し方について、
そして実際の記録の仕方についてなど、
「いのち森」の地図を見ながら詳しく丁寧に解説してもらいました。
初めての参加者はもちろん、スタッフも2回目の調査とはいえ、
ちょうど1年ぶりなのでこの事前学習で
調査、記録作業を再確認しました。
さらに2011年と2012年のこれまでの2回の調査結果からわかった
9種類の樹種の成長速度の差や
樹種による生存率の差などの興味深い結果も
分かりやすいグラフにして見せてもらいました。
この先何年も継続していく地道な記録作業ですが
このように自分たちの観察記録作業から
新たな発見が生まれる可能性があると思うと、何だかワクワクします。
そんなワクワク感を持った事前学習会に続き、
いよいよ巻尺や長いモノサシを担いで、「いのち森」へ向かいます。
続く
by (海外出張・おりさんの代打)里山おやじ
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