今回は皆で母屋の裏手に回ります。
予定では、やさし森でワラビとり体験をするはずだったのですが、
このところの気象のせいで収穫が叶わず。
代わりにフキをとることになりました。
ここからは里山かぁちゃんの出番。
まずはおもむろに茂みに入って行き、見本となるフキを取り上げます。
一見どれも同じに見えましたが、茎に違いがありました。
長い茎の部分に赤みがかかったもの、また濁った白色になったものは、
食べるとモソモソして美味しくないとのこと。
他の場所ではわかりませんが、
ここやさし森では選り好みできるくらいにたくさん生い茂っています。
皆で熱心に説明を聞き、それでは採取スタート!
こういう時に、その人々の性格が出てきます。
一本取っては、葉を落として袋に入れて行く人。
とにかく引っこ抜いて、あとで葉っぱをまとめて切る人。
木の幹に並べて、長さをきちんと整える人。
みなの熱意にそばにいた羊も大きな鳴き声で声援を送ります。
でも気をつけてくださいね。
山菜取りでありがちな、食べきれない量を採っても、
茹でたり皮むきをするのはご自分ですよ。
最初は興味なさそうに付いてきていた女の子も、
熱心になってくる様子がかわいげです。
一本抜いてはお母さんに「これでいいの?」と聞いていました。
ひとしきり採取活動に励みましたが、それでもまだまだ青々としています。
子供達が頭まで隠れてしまうほど。
顔だけのぞかせると、コロボックルがいるようです。
フキの妖精たちも三々五々家路に着きます。
今回の報告はこれでおしまいです。
秋には樹木の観察会がありますが、
まずは8月のフェスタで里山を体験してみてください。
by おり
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