すっかり姿を変えて戻ってきた豚。
ここからかぁちゃんは手塩にかけて育ててきた豚を、塩まみれにしながらハムへと姿を変えていく。
毎日毎日世話した豚を、肉になった後も一工程ずつ丁寧に手をかけていく。
塩をすり込んで
ソミュール液に付け込んで(塩.こしょうに自家製にんにく.友人のセロリのみ)
形を整え
タコ糸で固定
さらにさらしにくるんで
タコ糸で固定
ボイルは大鍋で70度以上にならないようストーブの上にあげたりおろしたり
風に当てて
スモーク(原発事故前の山桜のチップを使用)
風に当てつつ、吊るして熟成
食卓に上がるまで実に約9か月、
時間も大切な資源だし、時間をかけられる日常を持てることの幸せを感じるハムづくり。
いつでもお金を出せば手に入るハムは加工品のハム。
このハムは命そのものであると感じることのできるハムだと思う。
生きることは食べること。食べることはほかの命をいただくこと。
花子さんやゆこりん、ペーターと一緒にランチでこのハムを食べるとき、
みんなの脳裏には元気に生きていたころの豚の姿がうかぶ。
おいしいね、って笑顔になるとき感謝の気持ちが一緒になる。
食事のたびに合わせる手はそんな気持ちの表れかもしれない。
かぁちゃんの作る里山での食事はこの二つがいつもセットでありたい。
by 里山かぁちゃん
2012年12月27日
この記事へのコメント
いつか「命」をテーマにしたワークショップやりたいなぁ〜って思ってました。給食当番のかぁちゃんには「食」を通して伝えていきたいことがたっくさんあります(^^)v
Posted by 里山かぁちゃん at 2013年01月06日 16:08
命と隣り合わせの生活。身をもって感じているこの生活は、やはりすごい。実際形にみてない私たちはなにも言えないけど、伝えたいなあって思います。ハムができるまで・・。って形にしたいな。
Posted by rikagonn at 2013年01月06日 14:37
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