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2012年12月13日

マメ科牧区づくり

羊たちのいのち森への放牧から2年半が経過した。
羊たちにとって最も暮らしやすいまきばは、
森とまきばがつながっていて、
羊たちが自由に出入りできるまきばだ、と
確信が持てるようになってきた。

2010秋 093.JPG


まきばはいくつにも区切って「牧区」を分けて
季節に応じて「輪牧」している。

牧区に植えてある樹木にちなんで「梅牧区」「クルミ牧区」
「柿牧区」などがあるのだが、
来春からさらに「マメ科牧区」を作ることになった。

福田さんの研究の一つに
「ネムの木と牧草の共存関係」というのがあって、
ネムの木の下で牧草の生育がよくなることが突き止められている。
このネムの木に、同じマメ科のサイカチも加えて、牧区をつくり
羊を放してみたらどうなるか。
3者、4者の面白い共生関係が成立するのではないか。
という実験をしてみようということになったのだ。


こうして、マメ科牧区づくりは、
荒れた原野の草刈り作業から始まった。

毎日、少しずつ、コツコツ、コツコツと…。

ところが、11月の下旬にまさかの積雪。
雪の重さで倒された薮の草刈りは、大変な大仕事になってしまった。
(又三郎さんの援軍は助かった。)

P1110748.JPG

その2日後、今度は、福田さんとの苗木の植樹作業。
せっかく牧区を新設するので、
重機を使って表土をはぎ取る除染をしながらの作業だ。
せめて少しでも、羊たちの内部被ばくを減らしたい。

新しいまきばの牧草のセシウム濃度が少しでも下がるなら
と、言う思いでの作業なのだ。

P1110782.JPG

けれどもこれが時間がかかった。
長さ100メートル、幅4メートルの除染作業だから当たり前だ。

P1110785.JPG

結局1日では終わらず、
そして予定していた翌日からは、
またまた雪が降り出して作業できず。

何日も、何日も、作業は、延びて・・・・。

やっと、今日、最後のサイカチがこんな中で植え終わった。

P1110877.JPG

予定外に早い雪に泣かされたのは確かだが、
もう一つ言いたいのは、除染作業の手間と時間。

これも元をたどれば原発事故の被害なのだ。
本当にやり切れない。

(被害者には、16日の選挙の投票権を増やしてほしい!)

(これで、原発推進維持政党が勝つなら、農家の必死の除染作業は
 蔑にされていると思わずにはいられない!)

(だから日曜日は、被害者として、生産者として、親として、
 汚染地域に指定された奥州市民として、
 それから、投票権のない羊たちの分まで、
 いやいや、人間の都合で被ばくしてしまった
 里山のすべての生き物たちの分まで、熱い思いをもって投票所へ行く!)

ともあれ、サイカチ5本、ネム5本の植樹作業よ〜うやく完了。
「マメ科牧区」づくりの第一歩は、踏み出した。


by 里山おやじ









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