とことん稲わらにご縁のある流れらしい。笑
今年は、地元熊野神社の世話人の役(10年に1回くらいかな。)
が久々に回ってきて、
年末の神社大鳥居にかける大きなしめ縄づくりに
初めて駆り出されて
貴重な体験をさせてもらってきた。
興味津々で一人カメラまで持参。
まず、3本の土台を藁で形作る。
中央が太く、両端が細く、なめらかな曲線になるように
バランスを調整しながらの作業だ。
続いてその土台にびっしりときつめに縄を巻き付ける。
神事はすべて左巻きが習わしということで、
間違わぬよう慎重に気を配る。
全長9メートルもあるので、
単調な繰り返しとはいえ、これが結構時間がかかる。
しかもそれが3本である。
(8時半から集まって午前中では終わらず、昼をまたいでの大仕事だ。)
ようやく縄が巻き付けられた3本は、
一年間の風雨に耐えられるように、全てサランラップを巻き付ける。
(これはちょっと近代風アレンジ?)
最後に数人がかりで力を込めてぐいぐいとよっていく。
まず2本。さらにもう1本を加えるのだが、
何せ太いので力仕事だ。特にもっとも太い中央部は力が必要。
そうして出来上がったしめ縄は、
皆で、脇に抱えて歩いて大鳥居まで運ぶ。
一年間吊るされていた古いしめ縄を大鳥居から下ろし、
出来立ての新しいものを吊り下げた。
新年を迎えるための大変な手間である。
これが、農村の伝統。
米がとれた後の稲わらを無駄にすることなく見事に利活用している日本人。
人と自然の調和を尊ぶ心がとてもよく表れている気がする。
これも大きな藁細工の一つの形だ。
来年は生活学校としてこの稲わらにみっちり関わっていきたいものだ。
そんなわけで、これが今年最後の記事になります。
みなさま、どうぞ、良いお年をお迎えください。
by 里山おやじ
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