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地域に暮らす私たちが、地域資源の魅力に気づき、
楽しく活用するしくみづくり

2015年05月25日

かぁちゃんの愛農かまど奮闘記

みんなでワイワイ楽しかったかまど作りが終わり
ここからはかぁちゃんの孤軍奮闘の日々。

農繁期に突入してしまったけど
隙間時間を使ってかまど利用になれて
イベント時や森プロ作業日に活用できるものにすべく
がんばらねば!

というわけで。
イベントの時にピザ焼いたり、お湯を沸かしたり
羽釜でご飯を炊くことは割と早くものにできた。
しかし、かまどオーブンでのパン焼きとなるとちとてこずった。

発酵時間を計算に入れ、作業の段取りも考えつつ・・と
オーブンに入れる前段階から結構頭を使い
薪ストーブ調理歴24年で、無意識のうちに培われていた
小さないくつもの勘所を駆使しつつ、何とか満足のいくパンが焼けるようになった。

最初はロストルの下に熾きを置いて下火を意識して焼き始め。
10分くらいして一度様子見。パンの下部にしっかり色がつき、
上部にうっすら焼き色がついたら熾きを取り出し、
様子を見ながら追い炊きの炎調節。
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追い炊き(左側)がいい感じに温度を保ちつつ
煙突に抜けていく空気の流れに乗ってパン上部に焦げ目をつけてくれる。
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出来上がりメロディ
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余熱利用でスコーンも焼いてみた。
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ここでしかできない里山ランチレベルアップ!自画自賛!
森プロ作業日に登場させる日も近い!かな?(ほとんどの作業日がかぁちゃんの
配達と重なるので何とかスタッフに伝授する日を作らねば!!)

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温度や湿度、薪の種類によってこの先失敗することも出てくるだろう。
でも、そのたびに新たな知恵や工夫が生まれて
みんなでそれを共有することができる。
そんな時間を持てることがうれしくてかぁちゃんは今日もかまどに向かう。

by 孤軍奮闘中の里山かぁちゃん

2015年05月23日

森プロ日記・春その2

この春から杉山整備にも取り組んでいる森プロチーム。

この日は久々の山作業で、その杉山整備であります。


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長らく手の入っていなかった杉山なので、
間伐されていない細い杉も多々ありまして、
それらに印をつけながら順次伐倒していく予定。

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この日もさっそく数本切り倒していきました。
(あ、やべえ、ヘルメット忘れてた。いかん、いかん。)
細く見える木であっても、立木の重量は相当なもの。
事故のないように慎重に倒す方向を決めて、
受け口、追い口を入れていきます。

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もう一つの整備作業は、杉に絡みつくフジの弦を切っていくこと。
中にはかなり太い弦に絞殺されてしまった杉もあります。

杉山の中を歩いて1本1本そんなフジの弦を鋸で切っていきます。

(切ったフジの弦はかなりの高さからぶら下がっておりますので、
必ずこうしてターザンごっこをしたくなる人が現れるものです、はい。)

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枝打ちも何本かしてきました。
この枝は丸椅子作りの材料になるので持ち帰ります。
里山資源の利活用というわけです。

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ティータイムの後は、
6月6日の開校日の準備。

あずまやに設置する銀杏の5メートルテーブル
(一関・佐惣珈琲さんからのビッグプレゼントです!)
のサンダーがけと柿渋塗り。
当日はこのテーブルでかまど焼きたてピザを食べたい!

今日は「東北食べる通信」高橋博之編集長から
「スーパールーキー」と呼ばれているスタッフのⅯさんがゲスト
で、いらっしゃいまして、
予想通り、こき使われていきました。

と、まあ。こんな具合に、
さまざまな木と係る森プロ作業日なのであります。

   by 里山おやじ

2015年05月21日

6/6 まきば観察会&野鳥学習会 withかまど焼き 山菜ピザ

生活学校の次なる開校日は、
6月6日午後1時からです。
「まきば観察会&野鳥学習会 with 山菜ピザ」。
2本立てプラスアルファーってな感じでしょうか。

@まきば観察会

毎年恒例、東北農業センター・福田さんを講師に
まきばの羊たちがどんな草を食べ、
どんな草を残しているのかを調査して記録していきます。
同時に、野の草の見分け方なども学びます。
羊たちと共存していくことのできる草種が
浮かび上がってくる調査です。
例年より季節が2週間近く早い今年、
まきば植物の世界でも何か変化が現れるのでしょうか。

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A里山野鳥学習会

岩手大学・東淳樹先生を講師にお呼びして、
「里山の猛禽類サシバ〜なぜ里山生活学校で子育てするのか〜」
というタイトルで学習会を開催します。
スライド画像を見ながら、
毎年東南アジアから岩手の里山に渡ってきて子育てをする
この小さな鷹・サシバについて、
長年研究を重ねてこられた東先生から
じっくりとお話をお聞きします。

生活学校では2年前に
サシバが営巣、子育てをして、
2羽のひなが巣立っていく様子を観察することができました。
このサシバと里山の関係について深く学ぶ機会にしたいと思います。


2011・6.26小屋床仕上げなど 096.JPG

・里山カフェ

この春完成した「愛農かまど」のオーブンを使って山菜ピザを焼きます。
小麦、ジャガイモ、ワラビはみな里山産。
焼きたてを楽しみましょう。
熱効率に優れたこのかまどの素晴らしさも見学できます。

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・<場所>奥州市江刺区広瀬字松館89
・<定員>25名程度(要予約です)0197−36−3292まで
・<参加費>会員1000円(ご家族二人目から500円)
      一般1500円(ご家族二人目から1000円)

興味ある方の参加をお待ちしています。









2015年05月18日

かまどクッキング

これからのイベントシーズンに備えて・・・
愛農かまどを利活用しての、
さまざまな調理に挑戦中。

先日は、かまどにセットできる羽釜も購入。
本日は、その羽釜で初のごはん焚き。

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右が羽釜の御飯を炊飯中で、左は作ったカレーを保温中。
正面下方の炎は、オーブンを蓄熱。

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約15分で、ご飯はばっちり。

そしてさらに同時に、
オーブンを利用してのローストチキンに初トライ。
(はい、今日は午前中、優命園では10羽の鶏の解体だったのであります。)

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何しろ、これが全部同時進行
と、いうところが「愛農かまど」の素晴らしさ。

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約30分後、
ローストチキンは…
上部分がかなり焦げてしまった。
逆に下半分は、まだ火の通りが不十分。
これは、この先何度が試行錯誤が必要。

でも、うまく焼けた部分を切り裂いて食べてみると

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最高に美味!
煙に少しいぶされるために燻製風味もつくし
なによりオーブンは
調理中にうまみが一度も外に出ないから
味が凝縮されている。

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畑で採れ始めた野菜も添えて、
贅沢なランチを
新緑ど真ん中のあずまやロケーションで
「いただきまーす」
(最近「外食」が増えました。)

そして、
かあちゃんは今日
このランチに使った薪の量の少なさに感心。

「えっ、これだけ?」

愛農かまど、おそるべし。

今後、いくつかのイベントの主役になりそうな予感。


   by (調理自体は何一つしていない)里山おやじ

2015年05月05日

山菜体験会

本日は山菜採り体験会。
新緑の五月晴れに恵まれて、絶好の日和でありました。

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スタッフは山菜食事会の事前準備。
昨日は里山やさし森のフキを、
今日は、里山いのち森ふもとのノビルを大量に採ってきました。


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午後1時、参加者さんが次々に集まってきました。
メインのわらび採りに入る前に、
出来たての「愛農かまど」のお披露目。
かまどの構造を見た後、
3日間のワークショップの模様をさらっと説明して、
一同やさし森へ。
同時にかまどに火を入れます。

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今春のワラビは、
4月の記録的な高温に反応して生育が異常に早く、
例年と比べると10日近く早いピークを迎えてしまい、
今日もどのくらい取れるかかなり不安だったのです。

が、連日スタッフの花子さんが、
葉が開いてしまった株を刈り取る作業などをして、
新たなな芽が出てくるようにと手入れを続けてくれたおかげで、
参加者18人、それぞれ十分な収穫を楽しむことができました。

でも、わらびとり体験会って日程を決めるのが難しい!

まあ、それで、フキやノビルなど
保険としての事前準備も怠らなかったわけですが…。

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それにしても天気が良くて、
やさし森の中腹からは、遠くの山々まで見渡せました。
で、あちこちで記念撮影。

約1時間半の楽しい山菜取りタイムでした。

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あずまやに降りてくると、
ちょうど、愛農かまどで焼けたピザが焼きあがっていました。
山菜採り体験会にちなんで、トッピングにはワラビ。
初めてでしたが、まずまずチーズの味ともマッチしてました。
こうして少しずつ愛農かまどを
利活用できるようにしていきたいものです。


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そのほかにも、
花子さんが作ってきてくれたピリ辛ワラビや
フキの煮物、ノビルの酢味噌和えなど、
春の山菜を満喫した1日になりました。

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そして完成草々、
あずまやも愛農かまども
大活躍の1日でもありました。


   by 里山おやじ

2015年05月03日

初火入れ

5月5日の山菜取り体験会と合わせての
「愛農かまど」お披露目デビューを前に、
まずは予行練習ということで、
本日初火入れをしてみた。

その初火入れを前に
先日野呂さんからありがたいものが届いた。
それは、オーブンのロストル下に入れる灰だ。

残念ながらいまだに岩手県南の草木を燃やした灰は
高い放射性セシウムを含んでいる。
1000ベクレルを超えるのもざらだ。

その灰の上にロストル、鉄板をセットして、
パンやピザを焼くとなるとやはりためらってしまう。

オーブンの利用はもう少し先延ばしにしようと考えていた矢先に
何ともありがたいタイミングで
願っていた西日本産の灰を大量にいただいた。
野呂さん、またまたありがとうございます。

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それで本日の「愛農かまど」火入れデビューは
一気に欲張りましてオーブンまで使ってみることに。
まずは、かまどに寸胴鍋で湯を沸かして、昼食の麺をゆで上げ・・・

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と、思っていたところ、
いきなり、ショッキングなことに最上段レンガとタイルに
ひび割れ発生。
(でも、野呂さんに聞いたところ、焚口付近のひび割れは十分想定内!)
乾燥不十分が原因なのか、少し水分がにじみ出ている。
後日、モルタルを詰めなおさねば…。

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しかし調理に支障があるわけではなく、
気持ち良い五月晴れの中、
優命園の外国人ウーファーさん2人(台湾、アメリカからの女の子)と
Mちゃんを交えて
想定外のひび割れをしている日本の憲法9条について語りながら
(そりゃ、憲法記念日だもんね。)
「愛農かまど」のインターナショナルな?デビュー
の山菜月見そばに舌鼓を打ったのでした。

そしてその間、蓄えられた余熱を利用して、
パンをオーブンに入れてみた。

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が、これはまだまだ調整が難しい。
というか、
オーブンがどのくらいで十分な蓄熱状態になるのか
を予測してかあちゃんはパンを捏ねてみたのだったが、
思いのほか時間がかかり、
その間、パンの二次発酵が進みすぎてしまった。

このタイミングをつかむまでには、
何度か試行錯誤が必要だろう。

パンよりもピザのほうがやさしいかもしれない。

しかし、ともかく、五月晴れの空の下
あずまやでの外ランチはなんとも最高だ!

人生とは、こういう時間のためにあるのだ
っていうセリフが口癖になりつつある今日この頃なのだ。

    by  里山おやじ





2015年04月30日

かまどづくり・9

残る最後の作業は、煙突の取り付けです。
ワークショップの時は、
ただ横引きに突き出したままにしていたホーロー煙突。

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これをまず土台に固定。
そして立ち上げ場所を決めてからグラインダーで切断。
ホーローの粉が飛び散って顔が痛い。
もちろんゴーグルはしてるけど。

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さて、この煙突の立ち上げ方はちょっと難問でありました。
雪の季節を考えると、
屋根の軒下方向に煙突は出せないのです。
降り積った雪が落ちる際に、
煙突を簡単に破壊してしまうでしょうから。

かといって煙の流れを考えると
これ以上横引きの距離は長くしたくない・・・・

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なので、いろいろと考えてみた末にちょっとカッコ悪くなるけど、
斜め上方向にこうして出すことにしました。

桁に番線で煙突を固定。
これで良し、と。

はい、これで本当に本当に「愛農かまど」完成です。
風景的にも、あずまやととてもよくマッチしていると思います。

これからは、最初の「火入れ」までのカウントダウンの日々。
楽しみです。

   「かまどづくり」怒涛の連載9連発はこれにて終了

                      by 里山おやじ

2015年04月29日

かまどづくり・8

さて3日間のワークショップが終わり、
一応完成ということになっていた生活学校の「愛農かまど」ですが、
実はまだやることはいくつか残っていました。

まずは、レンガ最上段の上にタイルを張る作業です。
ここからは平日の森プロメンバーのしごとです。

調理の際の吹きこぼれなどの汚れが拭き取りやすいようにと、
タイルを張るタイプにしたのです。

タイル自体はネットで注文。
「素人でも簡単にはれる」というシートタイプです。

しかし、認識が甘かった!
このタイル張り、実際めちゃめちゃ苦労しました。
なにせ、野呂さんがいなかったし…。

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まずは、金輪を外してタイルシートを置いていきます。
かまどの円形に合わせてシートの円を描き、


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それをグラインダーで切り取っていきます。
ここまでは問題なくいったのですが・・・。

このかたどったタイルシートを張るために練ったモルタルを
レンガの上においてみると・・・
あっという間にモルタルの水分を吸い取ってしまい、
モルタルが一気に固くなってしまうのです。

これではシートを置いて上からプレスしても、
モルタルが目地まで上がってきません。

レンガは作業2時間前から何度も散水していたのですが
とても足りなかったわけです。

ワークショップから日を置きすぎたことも
原因でしょうか。

これが読めなかった。

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何度もやり直してモルタルに水を加えるのですが、
最後はもう、如雨露でドボドボと散水して、
すぐにモルタルを置いてみました。

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ところがそうしてみると、
水分は均一ではなく、
水分過多のところと不足のところにムラができてしまい、
置いたシートがうまく平らに収まらない。

硬すぎてプレスが効かなかったり、
柔らかすぎて水没気味になってしまったり。
その後はてんやわんや、4人でひたすら、修正、調整、形成。
何しろモルタルが固まるまでが勝負。
悠長にはやっていられない。

無言で必死に手を動かし続けた4人のがんばりで、
なんとかかんとか、どうにか、やっと
「許容範囲」というところまで来ました。
モルタルはどんどん固まっていくので、
やや不本意なれど、本日はここで、ゴング。

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翌日、駆けつけてくれた花子さんとゆこりんが、
目地からはみ出て固まったモルタルを
きれいに削り取ってくれて、
さらに見栄えがぐっと良くなり、
タイル張りの失敗は大いにカバーされました。

ところどころに歪みや凹凸は、
手作りの味わいということにしましょう。

残るは煙突です。

(もう一息)続く  by 里山おやじ




2015年04月28日

かまどづくり・7

3日目、午後。
ランチと野呂さんのお話を聞いている間に
モルタルも乾いたであろうという3時間後。

かまどづくりラストスパートにしてクライマックスである
木型の取り出し作業開始。

ところが、モルタルが結構付着して固まってしまい、
これがなかなか抜けない。

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かといって乱暴にたたいて壊しては、元も子もないので
恐る恐る木槌などで叩いてみる。
みな心配で覗き込む。
「お前、まさかここまで来て壊すなよ」
という無言であるがゆえにかえって怖い「22の瞳」のプレッシャーを受けて
ビビりながら慎重に慎重に叩き続けて、
ようやっとモルタルから木枠が外せた。


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「おおお」という歓声。
これが愛農かまどかあ!
感動だ。

いやいやまだ完成ではないよ。
ここから最後の仕上げ。

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木型を外したかまどの内側をモルタル仕上げ。
目地も丁寧に埋めていきます。
1週間後に、タイル張りの仕上げ予定ですが、
一応レンガの最上段なのでここはきれいに仕上げたい。


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午前中勾配を付けて設置した鉄扉も、
支えのレンガがだいぶ乾いていたので、
扉と壁面にできた三角形の隙間を粘土で埋めます。

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はい、これで前面出来上がりました。

左は、追い焚口扉。
風呂釜の灰取り出し口のふたを縦に付けました。

真ん中は、野呂さんがドラム缶から切り出してくれた
オーブンのフタ。
取っ手は花子さんプロデュースのエゴノキ枝。

そして右が苦労した焚口扉。
これも風呂釜焚口のフタ。

つまり見事にすべて中古品再利用。
最初から年季の入った味を醸し出している。

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さて、こちらレンガ最上段も仕上がりまして、
金輪を置いてみます。

「おおお」再び歓声。
そしてこれで「愛農かまど」の完成。
(あくまで3日間ワークショップ上の完成。)

できたあ!
という達成感がじわじわと湧いてきました。

最後に3日目にして、3回目の記念撮影。
完成の笑顔付。

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いやいや楽しい3日間でありました。
そしてほんとにいいものができました。
ていねいな素晴らしいご指導をいただいた野呂さんはもちろん、
参加してくれた皆さんに感謝、感謝であります。

こういう仲間で力を合わせた体験と
今後に膨らんでいく夢が
生活学校のなによりの、決して盗まれない大きな財産です。


この春、生活学校にまた一つ豊かな財産が生まれました。

3.11、福島原発事故から丸4年。
各地で自然エネルギーに関心が高まる中で、
生活学校としては
3年前に作ったロケットストーブに続く2つ目の
持続可能な手作りの「地域エネルギー」ということにもなります。




  (それでももうちょっと続く) by 里山おやじ

2015年04月27日

かまどづくり・6

3日間とも、腕によりをかけて作った母ちゃんの
里山ランチタイムは、最高に楽しい時間の連続でありました。

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仲間と集って、一つの目標に向かって作業する楽しさ。
その休息に、おいしい手料理を囲む囲む豊かさ。
人生はこういう時間のためにあるのだ、とつくづく思います。

そしてさらに、
この日は食後に、
野呂さんから「愛農かまど物語」をお話しいただきました。

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野呂さんが12年前に師匠から
かまど作りを受け継ぐことになったいきさつです。

とある雨の日に師匠宅で、
奥様手作りの美味しいシュークリームをごちそうになった野呂さん。
小麦、卵、はちみつ、ヤギ乳の原料すべてが自給されていて、
しかも、シュークリームを焼いたオーブン付きのかまどまでが
師匠手作りと聞いて大変感動したそうです。

後日、その様子を覚えていた師匠が、
自宅物置ですっかり埃をかぶったかまど木型を見つけた際に、
野呂さんに声をかけてくださったそうです。
「本気で覚えるならかまど作り教えるよ。」、と。

かつては三重県内だけで400基ものかまどを作った師匠も、
電気、ガスの普及後はすっかり注文がなく、
しばらく作っていなかったそうです。

しかし、野呂さんがお願いして、
野呂さん宅に久々の愛農かまどを作ることになると、
野呂さんを助手にたった2人で
設計図もなしに見事に再現されたそうです。
師匠の頭の中には、ずっと設計図が生きていたんでね。

師匠からその技と木型を譲り受けた野呂さんは、
その後頼まれて各地で19基ものかまど作りを指導してこられました。

今、生活学校で作られているのは、20基目ということです。

そして師匠は昨年他界されたそうです。

今、日本中いたるところで近代化の波の中で、
古くから伝わる手作りの技が消え失せています。

そんな中で、この「愛農かまど」の復活物語は、
とても貴重なケースだと思いました。

ギリギリのところでバトンは世代を超えて伝わったわけです。

いいお話を聞かせていただき、
見も知らぬ師匠と、野呂さんに改めて感謝でいっぱいになります。

そして、そんなかまどが生活学校に生まれる嬉しさが
また一段と強く湧いて、
午後、いよいよ最後の仕上げ作業に臨みます。

  (さらに続く)by 里山おやじ