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地域に暮らす私たちが、地域資源の魅力に気づき、
楽しく活用するしくみづくり

2017年05月03日

チェンソー技術講習

人びとが大型連休に浮かれ、
ブログの閲覧数がめっきり落ちるこの時期・・・
森プロチームは、
昨秋から計画に上がっていたいのち森の新遊具づくり、である。
コツコツと設計図や模型や材料の準備を重ねてようやくいま着工なのだ。

それと、合わせて
ログビルダーの戸田さんを講師に招き、
杉丸太間伐材利活用のチェンソー技術講習会を兼ねる形で
2日間にわたって、ワークショップ形式で技術を学びながら、
この大型新遊具を立ち上げた。

計画当初より大掛かりなものになった訳は2つ。
一つはこれを生きた立木に組み合わせるようにしたこと。
これで工事の難易度は格段に難しく、そして面白くなってしまった。

もう一つは、この遊具に屋根をかけるようにしたこと。
これで遊具のサイズはずいぶん大きく、そして楽しくなってしまった。

そうなると、簡単な金具で止めただけでは危険。
しっかりと丸太を加工してボルトで固定するものにしよう、
ということで、チェンソーの達人・戸田さんに講師依頼。

丸々2日間、実際の遊具づくりの中で、
実にたくさんの丸太加工に関する技を見せてもらい、
チェンソーをはじめとする機械や道具の使い方を習った。
素人がすぐにできるものばかりではないが、
この先、間伐材の利活用のためにはぜひとも身につけたいものばかりだ。

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立ち木をチェンソーで水平に切るためには、
切れこみを入れた後、エンジンを止めて、
このように水準器をチェンソーバーの上において水平を確かめる。

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丸太同志の接合に欠かせないスカーフ。
を、刻むための墨付け。
これは難しい、がこの先なんとしても覚えねばならないな。

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そして、墨に合わせてチェンソーの刃を入れて、
こうしてスカーフを出していく。


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観ていると簡単にできそうな気がするのだが、
実際にこの作業をやらせてもらってみると・・・

墨付けのラインは2本同時に見ながら刃を入れなければならず、
材の大きさによっては、片方のラインしか見れないので実に難しい。
ましてや重たいチェンソーで、ミリ単位のコントロールが必要なのだ。

スカーフの刃の入れ始めの角度つけや、
逆に刃の出し始めの角度つけも、
一度狂いだすと修正が大変で、これも思うようにいかない。

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さすがに熟練の技は甘くはない。
時にはこうして、チョエンソーの刃を立ててカンナのように使うことも・・・。
これはとてもまねできない。
下手にまねしたら、スカーフがどんどん深くなっていってしまうだろう。

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そして、スカーフの仕上げには、
曲面カンナという特別なカンナを使うのだが、
この刃の研ぎ方に微妙な工夫が凝らされていて、
これまた勉強になった。

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ほぞ穴をあける特殊機械も使って見せてもらった。
チェンソーが合わさったような仕組みで、一瞬で穴をあけられる。
ただし、穴の中のコーナーは丸くなるので
その分、ほぞを短くしなければならないので要注意だ。

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最後に、スカーフをとった材を実際に結合させて通しボルトで止める。
そのための貫通穴はドリルだが、
これを垂直に開けるのもこれまた難しい。
しかも、ほとんどの場合、相手の材にドリルが近くて
ドリルスタンドが使えないので、「勘」に頼るしかない。
これも私たち素人が上達するには時間がかかりそう…。

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今回も、忙しいところ無理難題を引き受けてくれた戸田さんは、
多分、今岩手県で唯一のログビルダー。
高い技術による本当に素晴らしいモノづくりをする職人だ。
昨年からブログを立ち上げて、
これまでに県内に建ててきたいろいろな建造物を紹介しているので、
ぜひのぞいてみてください。
http://nofuzo1192.blog.fc2.com/

20年以上前に出会って以来、「同じ年生まれの移住者」ということもあって、
何かとウマが合い、
生活学校始まってからは、遠慮なく無理難題を頼みまくってきた、
ほんとに長い付き合いの戸田さんが、
実は学年が一つ上だったということがこの日判明。
次から敬語で無理難題を頼むことにします。

ところで、この遊具が何であるかは
完成までもうしばらくナイショでありまする。

   by 明日で戸田先輩と同い年になる里山おやじ
posted by 里山生活学校 at 10:40| Comment(0) | 研修

2017年04月21日

ありがたき砂利

この春もまた、
若生さんが丸一日かけて、
砂利を何台も運んできてくださいました。

もうほんとにほんとに感謝の言葉がありません。

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昨年のフェスタで、車が何台もスタックしてしまい、
人力部隊の出動を余儀なくされたわけですが、
その場所はきちんとチェックしたので、
このありがたい砂利を丁寧にそのスタック場所へ敷き詰めていきます。

9月10日開催の里山フェスタのために、
スタッフでもない地域の方から毎年こうした応援を受けることは、
生活学校の最大の財産です。

春の気温上昇とともに、
早くもフェスタモチベーション急上昇でありまする。

   by 里山おやじ
posted by 里山生活学校 at 11:11| Comment(0) | 未分類

2017年04月19日

第1回「森まなび・山あそび・モノづくり」・B

さて、ここからは希望者のみ参加のモノづくり。
今回は「タネ細工」というワークショップで、
講師はスタッフ・花子さん。

いまや花子さんは、「タネ細工」の小物を産直で
販売するまでになっているので、
その一部をサンプルとして展示。

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肌のきれいなエゴノキをスライスして作った台に、
秋から花子さんがせっせと集めた身近な植物のタネ十数種を
グルーガンで張り付けて様々な作品を作っていきます。

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トチ、フジ、ミズナラ、ツバキ、ポーポーなど樹木のタネから
ゴーヤ、カボチャなどの野菜のタネまで、
(何の種だかわからずに拾ってきたものもあり。)
お皿やかごに入れて
こうしてきれいにテーブルに並べてみると
なんだかちょっと豪華な感じに見えるもんです。

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親子参加がほとんどでしたが、
子供は子供なりの、大人は大人なりの作品を
みな夢中になって作りました。

花子さんのサンプルは、
豚やネズミなどかわいい動物の顔や花びら模様で、
何人かはそれを参考にした作品。
子供たちは、これが多かったかな。

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一方、こんな風に、
まるで生け花感覚のオブジェも出来上がりました。
これはちょっと斬新な感じ。

親子で同じテーブルについて
一緒になって真剣にモノづくりする時間っていいなあ。

もうちょっとこういう時間を作っておくべきだった・・・
(今にして思えば、小学生までが勝負だったよな。
中学生は部活がすべてになってしまうし・・・、
高校生?論外でしょ。ろくに会話さえねぇんだから。)
と、そろそろ子育てが終わる身としては、
ちょっとうらやましくほほえましくほろ苦い気分で、
このタネ細工ワークショップを見ていたのでありました。

そんなわけで、リニューアルした第1回の開校日は、
スタッフにとっては初の3本立てでしたが、
これなら続けていけそうだ、という手ごたえあり、で
また次回に臨みたいと思います。

   by 里山おやじ

2017年04月18日

第1回「森まなび・山あそび・モノづくり」・A

一方こちらは着々と整備されつつあるペーターパーク
みんなの到着を待ちわびている新竹の滑り台。
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山あそびコース参加者は2歳児から40代?まで22名の大所帯!
しかも、ペーターパークなのにペーターがお仕事で不在あせあせ(飛び散る汗)
日に日に参加申し込みが増え、10名を超えたあたりでこっそりペーターに
メールしていたかぁちゃん・・。
「だいじょぶだ〜 三角ブランコに気を配って シーソーの位置が変わってるからそこは注意して
あとは一緒に楽しんじゃえ!」と、ペーター。

ペーターの言葉をもう一人の山スタッフふみえちゃんにも伝えていざ!

何回か山あそびを体験している子供たちは一目散にお気に入りの遊具へ!
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三角ブランコはいつも一番人気。
大きい子供たちは立って漕いで→回して→回して→くらくらになって→休息・・。
小さい子供たちはそのすきを狙って座って→揺らして〜と叫んで→大きく揺れて大歓声
→揺らして〜→大歓声・・揺らし手のかぁちゃんが力尽きるまでエンドレス・・。

そして今回、これを目指して来ました!というご家族(特にお父さん!)
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最初は手をつないでバランス感覚を確認しつつ・・の小学生
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「親となんて手〜つないでられっか〜っ」てな勢いで
揺れても・・落ちても・・がむしゃらな中学生はあっという間にこの通り!
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お父さんはといえば・・
ちょっと離れたところで見学中。
子供たちがぶらんこや滑り台へ走っていくと
いつの間にかすっと寄ってきて・・足をかけるや・・
「難しいもんですね・・」
いや、まだ片足が地面ですお父さん・・
「最初は私に手をどうぞ!」
「いやいやそんな・・」
は、恥ずかしいんですかお父さん・・
「上がってしまえば離していいんですよ」
「そうですか・・では・・お〜!」
「はい、手を放してみますね」
ここで少し離れていたところから見守っていた奥様が
「産まれたての子やぎか仔馬みたい〜、腰から下がプルプルしてるー」
と大爆笑!!
「お〜俺だって予期せぬ揺れなんだぞ〜お〜」
それを聞きつけて子供たちもやんややんやと寄ってきて。
周りにいたみんなもほほえましく
必死にバランスをとっているお父さんを見守っているのでした。

スラックラインの最初はみんなおんなじプルプルを経験します。
そして家族や兄弟や友達と、手を取り合って体幹を意識しながら
最初のステップ片足5秒立ちができるようになります。

お父さんも帰る頃は10秒立ちが様になり、奥様からは
「産まれて一週間ぐらいになったわ!」
と褒められていました。

場所移動して改良されたシーソーは
親子で和やかに
「ぎ〜ったん」「うわぁ〜」「ば〜っこん」「ふふふ〜」
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だんだん人が増えてくると
「ぎったん!」「いてっ!」「ばこん!」「いてて」
と、何の競争かと思うほどスピードが上がってくる。
スピードとともに歓声も大きく響き渡る。
ペーターが一番端に寄せて設置したのは
この歓声がなだらかな斜面を駆け下りていくのを想定していたのかもしれない・・
(と心でつぶやくへとへとぎみのかぁちゃん)

ちびっ子たちはツリーハウスへの坂道を何度も行ったり来たり。
木の階段も行ったり来たり。
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手すりが弱くなっていたり、隙間も広いので、
見守りスタッフふみえちゃんはツリーハウス専属に。
肩から掛けていたかばんにはさすがの装備・・
途中とげの刺さった子供にさっとカバンからとげぬきを差し出していた!

楽しい時間はあっという間。
というか、子供たちがようやく水筒を手にする頃に予定の2時間が終わりました。
(次からはペーターに任せっきりにしないで私もスタッフ頑張るよ!
楽しかったけど、いっぱい笑ったけど、声かれたけど、腕上がんないけど・・)

ここからは帰宅組とモノづくりコースに分かれます。
先ずはみんなで山を下りようね!

小屋につく前里山おやじが籠をみんなの前に。
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東先生が手を入れ取り出したものは!
じゃじゃ〜ン!
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へび 毒のないシマヘビです。
開校日では危険な生き物や植物などについても学ぶため
こうして事前に見せるために捕まえておけるチャンスは逃しません!
前回は仙さんが捕まえてきたオオスズメバチの焼酎漬けでした!

「触れるよ!」の掛け声に子供たちは恐る恐る寄ってきます。
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一人の子が触ると次々に手を伸ばします。

「お次はこれ!」
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東先生大サービスです!またしても
「触ってごらん!」
ヘビの時と違ってみんなが一斉に手を伸ばします。
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そうです。
ここでの学びは五感をフルに使って!
「ヤマアカガエルの卵とトウホクサンショウウオの卵だよ」
「きれいなゼラチンね〜」「コラーゲン?」とはお母様方。
「おなかの中にこのキラキラを入れとくんですか?」
「いえいえ。水に触れるとこの状態になるんですよ!」
「へぇ〜!」

「トウホクサンショウウオはここのように、常に水がポタポタというか
湿り気がある場所で産卵します。
小川のような水が流れになっているところでは産卵できないのです」
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「うちの近くにもこんな場所作ったら来てくれますか?」
「もちろんです。こんな簡単なことでいいんですよ。」
「池とか小川は作れないけどこれならいけるかも・・」
大人の目も輝くこんな一コマ。

さてさて小屋ではみっちーがお待ちかね!
モノづくりコース、タネアートのお時間です。

by 里山かぁちゃん








2017年04月17日

第1回「森まなび・山あそび・モノづくり」・@

昨日は、「森まなび・山あそび・モノづくり」と名付けて、
今年度から新たなスタートを切った第1回目の開校日。

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春の日差し降り注ぐ最高のお天気のもと、
32人の参加者が里山に足を運んでくれました。

午後1時から「里山樹木利活用図鑑づくり観察会」(名称なげえ!)
の森まなびコースと
「いのち森・ペーターパーク」(なのにペーターがいねえ!)
の山あそびコースに分かれて
初の2コース同時進行という試みです。

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観察会は、主に小学生以上大人向けという設定でしたが、
最年少は、地元小学校6年生のR君。
北上から参加の中学生Hちゃんも。
この二人の、食い入るような真剣なまなざしで葉っぱを
見て記録する表情がとても印象に残りました。

そう、今回のテーマは、樹木の葉っぱです。

それも常緑樹。

里山の樹木たちのほとんどは
寒さと乾燥の厳しい冬というハードルを越えるために
秋に葉を落とします。

光合成はできなくなりますが、
葉からの蒸散を防ぐことを優先しているということです。
それほど冬の乾燥は樹木にとって過酷なのですね。

そんな中で、ごくわずかですが、
冬にも葉をつけたままの樹木たちがいました。

この日確認できたのは、
アオキ、ヒメアオキ、ハイイヌツゲ、エゾユズリハ、ササといった広葉樹と
スギ、アカマツの針葉樹です。

この常緑樹たちの特徴をじっくり観察して記録していきます。
高木なのか、低木なのか、つる性なのか。
単葉なのか、複葉なのか。
葉っぱの縁はなめらかなのか、ギザギザなのか。
枝からの出方は、交互なのか、対なのか。

樹木の名前を覚えることを目的にするのではなく、
樹木たちの生き方(環境への適応や他生物との共生)をまなぶ。
そんな観察会でありたいという強い思いを込めて、
8年目にしてようやく出来上がってきた観察会のスタイルでもあります。

さて、そうした視点で、常緑樹たちを見ていくと・・・
広葉樹の常緑樹はどれも背丈の「小さい」低木であること、
針葉樹の常緑樹はどれも葉の面積が「小さい」針葉であること、
が浮かび上がってきます。
背丈を小さくするのは、冬でも湿度のある地表に近づくため、
葉の面積を小さくするのは、蒸散を防ぐため。

そうなのです。
冬という大きなハードルを越えるために、
里山の樹木たちは、葉を落としたり、
背丈や葉の面積を小さくするという生き方を選択して
生き残ってきた樹種たちなのです。

大きなハードルにぶつかったときに
遮二無二光合成を続けるという成長志向ではなく、
成長をいったんあきらめて、
体を小さくすることで生き残ってきた里山の樹木たち。

今の時代、人として学ぶべき深いヒントを感じずにはいられません。

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樹木の専門家でもない私ですが、
里山に暮らして25年ですから、
生活者の視点から樹木に学ぶこと、感謝すること、利活用することは多々あります。

こんな観察会を続けて、3年後を目標にこの記録を図鑑にしたいという
小さなプロジェクトの始まりでもあります。

記念すべき第1回目は参加者に恵まれて、
とても心に残る観察会になりました。
課題は課題としていろいろ出てきたけれど…。

    by 里山おやじ

2017年04月08日

2017定期開校日@

いろいろな思いがありまして、
今年からまた、以前使っていた「開校日」という言葉を
復活して使うことにしました。

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それで、今年度第1回目の開校日のお知らせです。

4月16日(日)13時〜

・<森まなびコース>(主に小学生以上大人向け)13時〜15時

「里山樹木利活用図鑑づくり」観察会。
昨年スタートできなかった図鑑づくりですが、
いよいよ今年から始まります。
今回は里山の常緑樹の葉っぱを中心によーく観察して記録していきます。
落葉樹が芽吹く前の早春は、常緑樹がよく目立つ季節です。
今、里山にはどんな常緑樹があるのでしょう。
特徴を丁寧に記録して、参加者でオリジナルな名前や
キャッチコピーを付けていきましょう。

・<山あそびコース>(主に中学生以下子供向け)13時〜15時

「いのち森」ペーターパークで、
ツリーハウスや竹滑り台、丸太ブランコ、スラックラインあそびをします。
ペーター隊長はいま手作り遊具整備中です。
※大雨の場合は中止します。

・<オプションコース・モノづくりワークショップ>15時〜

今回は、身近な植物のタネを使ったタネ細工。

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動物の顔やネームプレートなどを作ります。

<参加費>
・650円/おひとり(小学生以下350円・3歳以下無料)
・ワークショップは、材料+講師代550円
※会員はそれぞれ50円引きです。

<要予約>
・参加希望される方、事前にご連絡ください。
・申し込み・お問い合わせ 0197−36−3292

   

2017年04月04日

森プロ日記・春1

里山のフクジュソウがきれいに咲いて、
ネコヤナギやハシバミ、ツバキ、オオイヌノフグリに
ミツバチたちがぶんぶんと元気に群がって、いよいよ春本番。

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ミツバチたちのお仕事に合わせるように、森プロチームも始動。

まずは、4月16日の春の開校日に向けて、
いのち森・ペーターパークの手作り遊具修理作業から。

ということで、
今日は午前中からペーター隊長と、花子さん、ミポリンのトリオで、
ご近所からモウソウダケをいただいてきて、いのち森に運搬。
そして、冬を越えて古くなった竹滑り台をリニューアルしました。

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試運転してみると、いい滑り!
やはり新しい青竹は違います。
山遊びに来る子供たちも喜ぶことでしょう。

さて、モノはついでというか、
突然思いついたというか、
午後、スタッフトリオが余ったモウソウダケで
夢中になって作り始めたのが、これ。
流しそうめん・・・

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では、なくて・・・「鹿威し」。

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もうすぐ始まる優命園の水稲育苗の
苗代から流れ落ちる水を利用して
あっという間に見事な鹿威し完成。

二ホンシカの深刻な増加に悩む岩手県内里山地域で、
果たして効果は期待できるのか、と問われれば、
図々しいシカどもに多分ほとんど効果はなさそうですが・・・
とりあえず、
「カコン、カコン」というきれいな乾いた音は、
とても風流で、いい感じなのであります。

   by 里山おやじ

2017年03月26日

第7回・里山フェスタ出展者会議

昨日は、今秋9月10日(日)に第7回目を迎える
里山フェスタの出展者会議でありました。

生活学校スタッフと、当日ボランティアスタッフと、出展者さんの
3グループで作り上げていくイベントの顔合わせでもあります。

子供さん含めて29人のメンバーが集まってくれました。
嬉しいのは、早くも若い世代の当日ボランティアスタッフが、
高いモチベーションをもってこの場にいることです。
(若い世代がほとんどいなくて疲弊ばかりが目立つ地域集落の集まりと
なんと対照的なことか!)

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今年のテーマは、
「地域資源の利活用が日常へ続くイベント、未来へ続くイベント」です。
(何やら、中学校や高校の文化祭の標語みたいですが・・・。
まあ、ここも考えてみれば一応「学校」なので。)

特に、出展者さんの日常の生産活動の応援になる仕組みや、
このイベント自体が来年の開催に繋がっていく仕組みづくりに
知恵を絞って力を注いでいこうと思っております。

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嬉しい差し入れがいっぱいありました。

やまんば工房・食の匠の若生さんから五目おこわと漬物とクロモジ茶。
クロモジ茶は、昨年のワークショップで森林インストラクターの
川村さんを招いてアロマオイルを抽出した時のものです。
香り高く、独特な香ばしさがあり、食後などに毎日でも飲みたい味でした。
(フェスタでも飲みたいな。)

その川村さんは今、楓の樹液を採取しておりまして、
その中で、ウリハダカエデの樹液を届けていただきました。
ほんのりした上品な甘みが実においしかった。
コーヒーなどもこれで淹れたら最高でしょう。
(これから煮詰め作業もやって、メイプルシロップ作ってみます。
なんともたのしみだー!!!)

さらに、ナナツノツキノさんからは、甘酒。
この日、東京青山の(盛岡青山じゃないよ)
ファーマーズマーケット出店で忙しい中、
前日深夜に(車で東京に向かう途中に)届けていただきました。
(正確には、深夜未明爆睡中に届けてもらっていたことに、朝、気づきました。)
米作り、麹生産販売に燃える若手農家夫婦の甘酒は、
この日もあっという間に飲みつくされておりました。
これもフェスタでぜひとも飲みたい。
寒かったので、薪ストーブにかけてホットで飲みましたが、
実は冷たいのもめちゃおいしいのです。
フェスタでは森ブースで、汗かいたところでがいいかもしれない。

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そして、わとな自然農園からはコラボクリームパン。
優命園の卵と山地酪農牛乳で作ったクリームがはいった
県産小麦ユキチカラの天然酵母パン。
甘さ控えめのクリームも、しっかりしたパン生地も美味。
生産段階での物語もうれしい。

フェスタでは、このようなコラボが出展者さん同士の中で
たくさん生まれてほしいと願っています。
そしてそれが、日常の生産や販売に繋がっていくような、
そんなフェスタの在り方が理想的です。

それにしても、
差し入れだけで物語や学びがなんと豊かに詰まっていることか。
実は準備段階のこんなささいな一コマに
このイベントの底力を垣間見た気がします。
きっと、それを感じ取ってくれた参加者も多いはず。
この日、口に入ったものはすべて
生産者や調理者が生産・調理過程で夢中になって、
これが作りたいという熱いモチベーションから生まれたものですから。
(食べ物への感謝や敬意は
作り手のモチベーションがあって初めて生まれるもの。
効率最優先のオートメーション化された食料生産過程では、
そうしたモチベーションは生まれる隙間さえありません。
「子供たちに食育を」
という前に感謝や敬意を持てる食べ物が少なすぎると思うのです。)

そんなわけで、
今年もフェスタに向けて長い道のりがスタートです。
歩き始めると、様々なハードルが出てきますが、
このモチベーションあふれるメンバーの力を集めて、
そんなハードルを一つずつ
バリバリと音を立てて踏みつぶしていこう!
と、元気の出る一日になりました。

   by 里山おやじ

2017年03月19日

里山樹木観察会準備

よ〜〜やく雪解けの里山。
4月からの新年度に向けて各イベントの計画も
細かい企画検討を始めていく。

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春から、ぜひとも充実発展させていきたいのが、里山樹木観察会。
これまでの観察会よーく振り返り、
課題を整理して、
参加者がより深く里山樹木と出会える準備をする。

名前を覚えるだけでなく、
その姿、形、機能に潜んでいる生き方(生き残るための工夫や努力)
から何かを学べる観察会を作り出したい。

そのためのアシストとなるガイド資料や記録シートは絶対に必要で、
良い資料やシートを作れるようになるためには、
ガイド役のスタッフの地道な勉強も不可欠。

そして、何より、そんな勉強や資料作りが、
夢中になるほど面白い!
と、ガイド自身が思えなければ、
楽しい観察会は生み出せない。

さらに、この観察会で出会えた樹木を
ワークショップを通して利活用できるところまでつなげたい。

そんな思いを胸に、生活学校の8年目の観察会が始まる。

   by 里山おやじ

2017年03月05日

味噌づくり

3月上旬は、年に一度の味噌仕込み。
前年秋に収穫できた大豆の量に合わせて、まずは麹づくりから始まります。
今回は、大豆26キロと米30キロから、
約100キロの味噌を仕込む予定を立てました。

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地区内の素晴らしい味噌加工施設が閉鎖してしまったために、
かあちゃんは、今年は地区外の施設で麹を作ってきました。

初めての施設で、いろいろ勝手が違って戸惑ったそうですが、
さすが、きっちりといい出来具合に仕上げてきました。

家に持ち帰って広げると、上品な甘い香りが室内に広がり、
これをここで3日間寝かして、味噌仕込み当日を迎えます。

今回は若者サミットのリクエストにお応えして、
この仕込み作業日2日間のうちの1日をサミットにぶつけて、
「味噌づくりワークショップ」にしました。

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頑張って、一日で200キロ仕込んだ年もありましたが、
丁寧な仕事をするには1日100キロを2回に分けた方が賢明です。
さらにその100キロも2回に分けて作業します。
なので、かあちゃんは、朝から薪ストーブで、
大なべに入れた豆(前日から浸水)を
焦がさぬように気を付けて、灰汁をとりながら煮上げていきます。
大体4時間かかりました。

そして、いいタイミングで若者たちも到着です。

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到着後即ワークショップスタート。
まずは麹と塩を均一に混ぜておきます。
そのあと、煮あがった豆をミンサーでつぶします。
200ボルト三相のパワーなので、こちらもかなり均一につぶれます。

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そして、つぶれた豆と塩、麹を、これまた均一に混ぜていきます。
納得いくまでよーく混ぜ合わせたら、
空気が入らぬように注意しながら容器に詰めていきます。

おにぎりにして、樽に押し込んだり、
上司や配偶者の名前を叫んで、そのおにぎりを樽の中に叩き込んだり、
要は、空気が入らぬように容器に詰められればいいわけです。
但し、投げ込んでたたきつける場合は、
樽から外してしまうとそれがトラウマになり、
二度と力いっぱい味噌を投げられなくなる「味噌イップス」という病に
かかってしまうことがあるので要注意なのであります。

さて、この日はこの工程を2回繰り返して、約100キロの味噌を仕込み、
希望者は持参した容器に、1キロ500円で好きなだけ持って帰り、
一年間自宅で熟成させてみることにしました。
一年後、今日(の作業や、叫んだ人の名前)を思い出しながら、
樽を開ける日日を楽しみに。

そう、味噌づくりは何だか、
ちょっとしたタイムカプセルみたいなんですよね。

ちなみに今、優命園では毎日2010年産の味噌を食べておりまして、
「ああ、そうか、この豆は、あの震災を知らない豆なんだ」と思うと、
ちょっと感慨深くなったりするわけです。

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ところで、2回の作業工程の間、
薪割りなど外作業をしてからティータイムを迎えたのですが、
その時間を利用して、久々に参加した大学4年生のしんのすけ君に、
この場で卒論発表をしてもらいました。
テーマは、ふるさと青森の野菜や作物の在来固定種についてです。
彼が、盛岡の田村さん(在来種栽培を手掛けている)のところで
研修やアルバイトをしていたのは聞いていたのですが、
その彼から、
絶滅危機に瀕している在来種の現状や、
復活に向けた各地での取り組み事例など、
とても興味深い話を聞くことができました。

すぐに取り組むには農家には高いハードルがいくつもありますが、
種苗交換活動にまでたどり着けたらいいな・・・・、いつの日か。

ともかく、とても、サミットらしい時間になりました。
しんのすけ君、ありがと。

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ところで、ところで。
夕食後、今度は木こりの木コリンが、またまた発表をしてくれました。

それはかあちゃんに頼まれて(脅迫もされて)持ってきたスケッチブック。
細密画というジャンルに入るのでしょうか。
植物を中心に、小動物や建物から風景まで、
素敵な絵をたくさん見せてもらいました。

いいなあ、このきめ細やかなセンス。
そして、描いた人の描きたい気持ちがじわじわ押し寄せてくる
静かなパワーを感じました。
見ているうちに、
何だか久しぶりに無性に絵がかきたくなってきました。

と、いうわけで、
この日もおやじにとって、
何かと刺激にあふれた第6回里山若者サミットとなったのでありました。


   by (しかしそれにしても、風邪が治らん)里山おやじ