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地域に暮らす私たちが、地域資源の魅力に気づき、
楽しく活用するしくみづくり

2014年04月18日

丸椅子づくりのワークショップ その4

ツリーハウスの説明は別の記事に任せるとして、
こっそり丸椅子(完成品)をツリーハウスに持ち込みました。
椅子に腰かけ、壁にもたれて里山の風景を見ると、
なんともノンビリとした気分になれます。

まだ階段がなく登るには脚立を使い、ちょっとした恐怖との戦いですが、
完成したあかつきには良い空間となることでしょう。
17.JPG
そうそう、丸椅子はツリーハウスに置いてきちゃいました。

里小屋ではこんな使い方もあります。
今日のおやつは差し入れのクッキーと桑の実ジャムのパン。
18.JPG
もし当初の予定通り室内で作業をしていたら、
部屋中がドリルやサンダーの木屑だらけになって、
落ち着いて食べられたものではありませんでしたね。

その木屑は風にさらわれて、どこかへ飛んで行ってしまいました。
ご近所迷惑になることもなく、土に還ったことでしょう。
(これも里山の良さですね。後片付けが楽で。)

解散してからの風景です。
さっそく椅子を使っている方がいらっしゃいました。
はたしてどんな写真になったのでしょうか?
19.JPG

今回講師を引き受けてくださった高橋誠さんですが、
以下のようにオープンガーデンを公開されています。
5月17(月)〜7月31(金)までの金・土・日・月
 10時〜17時 駐車場 20台、トイレあり 0197-38-2546
奥州市のオープンガーデンガイドにも掲載されていますが、
ご興味のある方はいかがでしょうか。

そんな高橋さんから、里山かぁちゃんへの誕生日プレゼント。
新しい椅子が里小屋に仲間入りしました。
20.JPG
高橋さん、参加された皆さん、ありがとうございました。

by おり

2014年04月17日

丸椅子づくりのワークショップ その3

さてさて、脚となる杉の枝も年季が入っているので、硬くしっかりしています。
事前に皮を剥いてもらっているので、先ほどの肉とは違いきれいな白い棒を刺し込みます。

ところがドリルであけた穴よりも微妙に太く、このままでは枝が刺さりません。
08.JPG

ここからは生徒さんたちが自ら行う作業です。
鉈(なた)で枝の先端を細くして、1〜2cmくらいだけ刺さるように調整します。
ゴボウのように簡単には削れませんが、
まな板がわりの丸太や角材を敷いて、思い思いに削っていきます。
10.JPG

1〜2cmなんて言わずもっと深く刺さなくて良いの?と思いましたが、そこは大丈夫。
大事なのは浅く刺しておいて、あとから金槌(かなづち)で叩き入れるのです。
当然穴よりも太い枝が叩き込まれますから、
枝はしっかりと穴に食い込んで外れなくなります。
ボンドも使ってはいますが、昔はこうやって椅子を作ったのでしょうね。
12.JPG

円盤から脚が3本生えると、もう見た目は間違いなく椅子のできあがりですが、
ごらんの通り座面が斜めなので、とても座れたものではありません。
11.JPG

みなさんそれぞれ座面の高さを決めてもらい、
鋸(のこぎり)を使って脚の長さを揃えます。
中には里山に来る前から椅子の高さを決めていた人も。
13.JPG

ここまでくれば座っても大丈夫。
あとは仕上げにかかります。
14.JPG

よくよく見ると座面はザラザラしています。
木の切断面である木口(こぐち)は鉋(かんな)をかけることができないため、
円盤状の砥石を回転させるサンダーという道具を使い滑らかにします。
ごらんの通り。
16.JPG

この後はサンドペーパーで表面を仕上げ、まずは完成です。
室内で使うならこれで良し、
屋外にも置きたい人なら里山ではおなじみの柿渋を塗ります。
15.JPG

乾かしている間に噂のツリーハウスを見学したり、小屋で休憩したり。
これでワークショップは一段落です。

by おり

2014年04月16日

丸椅子づくりのワークショップ その2

里山生活学校を語る上で外せない言葉、「地域資源の利活用」。
もちろん今回のワークショップにも活かされています。
登場するのは杉の木です。
04.JPG
直径20〜30cm程度、樹齢で言うと50年ほどの木材を輪切りにして、
某アニメのマンモス肉のような円盤が座面に。
同じような年齢の木に生えていた枝が、脚の部分となります。
あとはボンドや必要に応じて割れを防ぐ「鎹(かすがい)」もありますが、
基本的に材料はこれだけ。
何とも単純なものです。

ところがこの材料、使えるようになるまでには長い時間がかかっています。
林から切り出されたばかりの生木では、
時間が経つにつれ曲がったりヒビが入ったりと大変なことに。
伐採してから1年、輪切りにしてから3年ほど寝かせます。
これはどの木にも言えるそうですが、
以前里小屋で体験した発酵食品のお肉のように、
じっくりと熟成させないと良い材木にはならないのですね。

このお肉もとい杉の輪切りに、ドリルで穴を掘ります。
最初はこの穴掘りも体験の一つだったのですが、
素人目に見ても難しそうなことと、先生がノリノリだったので、
全部穴を掘ってもらいました。
05.JPG
三角の型を使って印を付け、その跡をドリルで掘ります。
最初はまっすぐに、少し掘ってから「斜めにドリルを動かします」。
この言葉に違和感があれば、あなたは立派な日曜大工見習卒業です。
06.JPG
ドリルは普通まっすぐにしか進みません。
それを先生がドリルの刃に少々細工をし、斜めにも掘り進められるようにしてあります。
これにより脚が座面より広がるように伸び、より安定感が増すのです。
07.JPG
写真を見てもらえるとわかりますが、
穴をいくつもあけている場合があります。
これは決して先生が間違ったわけではなく、
また軽量化を図っているわけではありません。
09.JPG
しっかりと乾燥された材木ですが、それでもヒビは入ってしまうもの。
あらかじめ木の中心や、すでにヒビが始まっている辺りに穴をあけると、
ヒビがその穴で止まるのです。
それでもダメなら鎹を打ってヒビが広がらないようにしますが、
これら先人の知恵には頭が下がります。

さて、次は脚の取り付けです。

by おり

2014年04月15日

丸椅子づくりのワークショップ その1

とても強い風が吹き、里小屋から見えるニセアカシアの木からは、
タネの詰まったプロペラが、クルクル回りながら落ちてくる。
そんな春の一日、ワークショップが開催されました。

今回は丸椅子づくり。
ご案内の通り、里小屋ではよくお世話になっている木製の椅子です。
どっしりとした座面に比べて頼りなくも見える脚。
最初こそ心配しますが、座ってみればすぐわかる安定感。
02.JPG
今回このワークショップに参加された方の多くは、
この椅子の魅力を十分ご存知の方ばかりです。

講師は江刺区米里でオープンガーデンを公開されている、
牧場のロックガーデンの高橋誠さん。
トラックにたくさんの材料や道具を積んでの登場です。
01.JPG
以前から高橋さんご指導のもと、
里山スタッフも何人かは椅子作りを体験済み。
今回のワークショップでは15脚の椅子が新たに生まれましたが、
スタッフもサポートにまわりスムーズに進みました。

当初は小屋の中でのワークショップも考えていましたが、
急きょ屋外でやることになりました(これは大成功)。
椅子を作り、最近屋根がかかったばかりのツリーハウスを見学し、
恒例のおやつを食べる。
そんな一日をご紹介します。

by おり

2014年04月11日

ツリーハウス建設・8

腰が痛え・・・昨日のこの作業が原因だ。

P1150047.JPG

ツリーハウスの階段の基礎設置。
遣り方を出して、水平を取って、穴を掘って、砕石を敷いて、叩いて・・・
なんということのない作業なのだが
それ以前に、山の斜面に材料や道具諸々運ぶのに
すでに参っているのだ、腰が。



P1150067.JPG

モルタルに必要なたった20リットルの水さえ
ここまで運ぶとなると
これは大仕事なのである、腰に。

痛え腰で、モルタル練って、砕石の上に詰めて、高さを測って
束石設置。


P1150057.JPG

これがまた1尺5寸の束石で重い!
一体何キロあるのか、いや、知りたくない。
知らない方がいい重さというのが、世の中には多々ある。
そして、こやつを水糸から1センチ、2センチと微調整するのだが、
これが結構来るのである、腰に。

P1150080.JPG

多大なる腰痛という尊い犠牲の上に
やっとここまで来ました。
今日はここまで。



   by (明日のワークショップは棄権する)里山おやじ



2014年04月10日

森プロ日記・16

ツリーハウス建設中なのですが、
森プロチームの作業が中断しているわけではなく、
ツリーハウス建設作業日にも
ほとんど同時進行で山作業は進んでおります。

ツリーハウス建設の写真を撮るのに精いっぱいで
こちらの写真を撮るゆとりがないだけで…。


P1150034.JPG



この日はゆこりん長女の静香さんが初参加で、
久々にやさし森の階段づくり。
長いこと雪が解けなかった場所で、
長いこと手つかずでした。

今年は、ワラビとり体験などやさし森活用を
増やす予定でおります。

そしてこの日は、
次のツリーハウス作業日のための材料運搬も。

P1150036.JPG

高さ1尺5寸の束石。
重いのなんのって。
これは1人では無理。
休み休み、交代で、あーしんど。

午後からも砕石、水、セメントなど重量材料の運搬が続いて
へろへろ、がくがくでした。

   by  里山おやじ

2014年04月07日

砂利敷き

この里山の土質は基本的に重粘土でありまして、
例えば、田んぼの水持ちはいいが、
湿田の稲刈りは大変だ
とか
放射能被害で言えば、
セシウムの吸着力は強いから
作物への移行は少なそうだが、
土壌中のベクレル数は下がるのに時間がかかりそう
とか
いい面、悪い面いろいろです。

悪い面のもう一つは、
道に敷いた砂利が1年もたてば
車の往来で踏まれてるうちに
めり込んでしまうところが多々出てきて
道がすぐに凸凹になってしまうこと。

P1150028.JPG

隔年に1度くらいのペースで砂利は敷いているのですが、
この春、Wさんのお世話で、かなりの量の砂利を敷いてもらってます。
ホントありがたい。

せっかくなので、
この日は早く帰ってきた里山次男に
バックホーデビューを誘ってみたら
珍しく二つ返事でのってきた。

P1150017.JPG

危険の無いようにアクセルを落として
キャタピラと排土板の操作だけ教えると
見よう見まねでさっさと動かしだした。

P1150018.JPG

そのうちアームの動きも覚えだした。
頭の柔らかいうちは
何でも覚えが早い。

貧乏人からも税をむしり取る消費増税の日に
ラジエーターのウォーターポンプを破損して
持ち主を奈落の底へ突き落した
バックホー君でしたが
砂利敷きの日に修理が間に合ってとにかくよかった。

生活学校のイベントシーズンの始まる前に
砂利のおかげで、入口の道の凹凸がぐっと良くなったのでした。

   by 里山おやじ



2014年04月04日

ツリーハウス建設・7

午後、トタンの屋根張りです。

トタンは屋根にあげる最中に
強風にあおられると折れてしまうこともあり
特に慎重に中継して手渡ししていきます。

P1140938.JPG

「唐草」と呼ばれる材を屋根周辺に打ち付けてから、
いよいよトタン張り。
今度は、命綱もきちんと勾配に対して直角に張りました。
トタンは屋根の低い方から順に張っていきます。
戸田さんも普段はやらないであろう板金仕事。
ペーターは初の板金仕事。

P1140950.JPG

そして予想通り、幹が貫通するこの場で苦労しました。
「丈夫で長持ちするツリーハウス」が目標なので、
雨仕舞は、しっかりしたい。
しかし、屋根を貫く幹を生かしながら
雨が木材に当たらぬように・・・これは難しい。

P1140968.JPG

屋根の上と下から二人がかりで
四苦八苦しながら、ようやく「淀」や「唐草」を取り付けて
何とか雨仕舞できました。



P1140975.JPG

トタンの両サイドは、専用工具を使って
「唐草」を包むように折り曲げていくわけですが、これが固い。
かなりの握力が必要なのです。

それでも、腰痛を抱えながら「半日鈑金屋」を
大車輪でこなしてくれたペーターのおかげで、
いよいよ折り曲げ作業も片付き、
屋根も張り終わるか、
と思われたのですが・・・最後に落とし穴。


P1140981.JPG

最後の1枚で、屋根の端が、
ちょうど運悪くトタンの継ぎ目の折り返しに当たってしまったのです。
どこで計算が狂ったのか、これには参りました。

ほとんど日暮れまで悪戦苦闘したのですが、
どうにもトタンを折り曲げられない。

後日、建材屋さんに道具を借りることにして、この日は断念。

まあ,それでも
最後のトタンが収められなかったことを除けば、
何とか屋根までは出来上がった。
これでもう、雨が降っても大丈夫。

あとは、階段と手すりを残すのみ。


続く。

   by 里山おやじ

2014年04月03日

ツリーハウス建設・6

心配した3月30日の暴風雨にも耐え、
ツリーハウスの完成はカウントダウンに入ってきました。

今日は、屋根張りであります。
またもや、一番きつかったのが機械や材料運びです。

P1140787.JPG


第一、何も持っていなくても
この斜面の上り下りは辛いんだから。中年には。

さて大工作業は、まず垂木張り。
床からさらに高い場所での作業です。
これは釘留め。

P1140812.JPG

続いて「鼻隠し」「淀」と呼ばれる材を
垂木周りに取り付けます。
これはビス留め。

P1140850.JPG

続いて、屋根板張り。
材料はこうして、
下の人から、床面の人を中継して、屋根面の人へ。

P1140907.JPG

垂木も屋根板もトタンも、すべてこうして上げます。
下から見ると大した高さは感じませんが、
実際屋根の上は素人はちょっと緊張します。

P1140934.JPG

屋根板は、慎重に命綱してから張りました。
(写真手前のロープにカラビナをかけてあります。)
3・11の大地震を屋根の上で迎えた戸田さんの提案。

「あの時は何も掴まるものがなくてほんと焦ったんよ。」

なるほど。
この瞬間に、地震のことも考えるとはさすが、プロ!

おかげで、ペーターと2人、安心して屋根板を張りました。
こちらは地道な手作業の釘打ち。

P1140936.JPG

難関だったのがこの屋根にかかる幹。
2本のうち、1本は切り倒し、
1本はこうして屋根を抜きました。
午後のトタン張りは苦労しそう・・・。

でも、まあ、この屋根張りまで命綱のおかげで作業は順調に終了。

「さあ、降りて昼ごはんにしよう。」
「ありゃ、」
「どうした?戸田さん。」
「よく見たら、この命綱のロープかける方向が逆だったわ。」
「???」
「屋根の勾配に対して、直角にかけなきゃ意味なかったわ。」
「あ、なるほど・・・」って、おい、今ごろかい!
「一人滑ったら、みな巻き添えになるとこだった。はははは。」
「あぶな。あぶなかったやないか。
なのに、あんなに安心してやってしもたやないか、戸田さん!」
「よかったなー。気づかんで、安心できて。」
「あー、そうか。」って、俺たちだまされてないか?ペーター。

続く。


   里山おやじ


2014年04月02日

ツリーハウス建設・5

午後、柱、桁など構造材を立ち上げる。
前々日、ゆこりんや中学生コンビとともに
リボスや柿渋を塗った材だ。

P1140738.JPG

午前中に張り終えた床に
戸田さん、ペーター、そして戸田ジュニアが上がって
大工作業を進めていく。
材料は、下にいる人たちが戸田さんの指示で上にあげる。
だから常に4〜5人は必要だ。

さて、柱には溝がついていて、腰板をはめて立ち上げるので
一気に壁まで形を現してきた。
急斜面を見下ろす南側のちょっと足がすくむ高さも
この腰板で安心感がぐっと増した。

厚い腰板がはまることで
構造的にもがっちり固定された感じがわかる。
極力少ない(軽い)材で樹に負担をかけない配慮なのだ。



P1140742.JPG

さらに頬杖が入ると、ハウス自体の揺れが劇的に収まり
ますます安心感が増した。
「いや、ツリーハウスなんだから
もうちょっと揺れた方が面白いんじゃないか?」
「いやいや、揺れてるうちに建物が傷むって。」
なにしろ未知の建物なので意見は様々。

P1140752.JPG

こうしてとにかく、午後も作業は順調に進んで、
ハウスの骨組みが無事組み終わった。
連結金物も随所に取り付けて、ラチェットでがっちりと締め、
この日はここまで。

次回からは、屋根と階段だ。

P1140785.JPG

「明後日、防風雨来るらしいで。」
「朝、来てみてハウスがなかったらどうしよう。」
「それ見た瞬間、里山の時が止まりそうな気がする。」
「とりあえず、シートはかけとこう。」

そうそう、写真だけはせめて撮っておこう。
たとえ吹っ飛んでも、写真だけは残したいものね。

ところで、小学5年生の戸田ジュニアは丸1日、
厳しい父ちゃんの手伝いを黙々とこなし、
床板のビス止めをやってくれました。
明日は、東京のスカイツリーに行くそうです。

このツリーハウスからの眺めとどちらが良い風景か
よーく比べてきておくれ。

   
   by 里山おやじ