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地域に暮らす私たちが、地域資源の魅力に気づき、
楽しく活用するしくみづくり

2014年10月24日

秋の調査観察会&ワークショップ その2

まずはお馴染み東北農業センター福田さんの観察会。
過去の模様はこちらをご覧ください。
 2014年 4月
 2013年10月
 2013年 6月
 2012年10月
 2012年 6月
 2011年10月
 2011年 6月
春の草木観察に続くは、秋の樹木観察です。

繰り返しになりますが、大きなテーマは里山と羊との共生。
2011年に調査を開始し、羊たちが里山にどのような影響を与えているのか。
長期的に観察することで、色々解明していこうという取り組みです。

例えば小さな島。
そこに何も手を加えず草食動物などを放すとどうなるでしょうか。
無垢な彼らは片っ端から草を食べつくしてしまい、荒れた地面から土砂が流れだし、
それらが海に流れて海洋汚染を起こしてしまう。
自然がイチバン!とは言っても、ある程度はコントロールが必要なこともあるのでしょう。

たくさん見せて頂いたスライドの中で、福田さんの職場の写真がありました。
07 東北農業センターの林.jpg
お母さん牛を休ませるために林へ放牧しています。
ある程度切り開かれた土地に牛を放し、草を食べてもらう。
のどかで心地よい風の吹きそうな林は、小屋の中で暮らす牛が栄養過多にならないよう、
草の育成(食べられ)具合を見ながら放牧地を変え、コントロールしています。
この写真だと見づらいかもしれませんが、いのち森の風景に似ていませんか?

今までは羊なんていなかったこの江刺の土地に、8頭の羊を放ちその変化を確認します。
普通は植物の成長は光合成を奪い合うために上へ横へと広がる闘争劇。
それが羊の存在でどう移ろいでいくのか。
次回はその観察内容をご紹介します。

by おり

2014年10月23日

秋の調査観察会&ワークショップ その1

目が覚めると街は白い霧の中。
今日の観察会は大丈夫かしら?という心配も、開始時刻には日本晴れ。
前日の強い強い風が空の全てを吹き飛ばし、
とても良い天気に恵まれた10月19日。
里山が少しだけにぎやかになりました。

今回は春・秋に行っている自然観察会に加え、
夏の里山フェスタでも好評だったスクラップブッキングのワークショップ開催です。

次回からはきちんとご報告いたしますが、
まずは秋の里山の様子をお届けしてからにしましょう。

01 アイガモ.JPG
すっかり大きくなった、アイガモたち。

02 トンボ.JPG
木の上のトンボ。

03 風格の出てきたフクロウ.JPG
風格の出てきたフクロウ。頭が羽毛のように毛羽立ってきた。

04 製材を待つ木材.jpg
製材される順番を待つ木材たち。

05 鹿ドレス.jpg
冬支度の鹿のドレス。

by
06 byおり.jpg
(花子さんお手製のネームプレートです)

2014年10月21日

里山遠足

20日、水沢もみじ保育園学童の子供達16人がやってきて里山遠足。
実は昨年に続いてのほぼ同じ時期の遠足で、
ちょうど1年ぶりのご対面という
すっかり顔なじみになった子もおりました。

P1170833.JPG


午前中は里山素材クラフトの時間ということで、
栃の実をくりぬいての栃笛作り。

釘やステンレス耳かきを使っての手作業は
子供達にはなかなか難しかったようで、
穴を貫通させてしまう子や、
根気が続かずに飽きちゃう子が続出。

最後まで完成できた子は5人くらい。

そこからさらに作った笛の音を出すにも工夫や練習が必要で、
きれいな音を出せたのは3人くらいかな。

現代っ子たちよ、
もっと普段から手作業、工作やるべし。
その貴重な手は、ゲームのキーボードを押すためだけに
あるわけじゃねえぞい。
(うわ、おやじくせえ)

P1170851.JPG

クラフトは同時進行で、
木のプレートに木の実や小枝で文字を作る表札作りと
モリーさんのスクラップブッキングもあわせてやりました。

木のプレートは、
先日講習を受けたスライド丸鋸をフル活用して
エゴノキの枝から切り出しまして、
小さいものは、モリーさんにも
スクラップブッキングの材料に使ってもらいました。
今後、こうした工作にじゃんじゃん使っていけそうです。

本来モリーさんのスクラップブッキングは、
写真のデコレーションがベースなので
紙などは「リグ人フリー素材」を厳選して使用しているのですが
「地域素材の活用」という生活学校のテーマに合わせて
今回は里山素材を存分に使ってもらいました。
とても良かった!

P1170860.JPG

お昼は、持ってきたおにぎりと里山地鶏汁で
たっぷり腹ごしらえをして
(それにしてもみんな地鶏汁よく食べました)・・・

P1170863.JPG


さて、午前中、
女の子たちは、
かなり夢中になって作品作りに取り組んでいましたが、
男の子たちは、
「山でのパチンコ」を楽しみに来た子など痺れを切らした子もいて、
午後はお待ちかねの「いのち森」体験になりました。

森エコトイレの使い方を学んでから、いざ、いのち森へ。

P1170888.JPG

ツリーハウスからのパチンコ的当てゲームは、
低学年用に、ハウスの壁に押し当ててゴムを引ける
ニューバージョンパチンコも初登場。
これで小さい子も、できるようになりました。

栃の実を弾に、みな夢中だったようです。
ときどき、「ばちーん」と的に当たる衝撃音が
森の中に鳴り響いて歓声が上がっておりました。

ただ今回、パチンコはスタッフが作っておいたのですが
パチンコ自体を作りたいと思っていた子も何人かいて、ちょっと反省。
確かに自分で作るところからがいいね。

(1人、昨年作った自作パチンコを持参した子までおりました。)

P1170926.JPG

いつも通り、スラックラインも2本張りまして、
子供たちは次々にトライしておりました。

そして今回は、
本格的ターザンロープを3本吊るしてみました。
これは初めてにして大成功。
足で立ってもよし、お尻で座ってもよし。
ブランコが描く弧をかなり大きく揺らすことができて
冒険スリル好きタイプの子供には大うけで大はしゃぎありました。

P1170933.JPG

森の時間はもっともっと欲しかった子供達でしたが、
バスのお迎えの時間が来まして、
最後は、デクワシタの大きな桑の木の周りで記念撮影。

「またね。」「元気で。」握手、ハイタッチ、でバイバイ。
心配していたお天気も何とか持ってくれて
楽しい里山遠足無事終了。

スタッフも5年目に入って、
遠足の受け入れにずいぶん慣れてきました。

思い起こせば、5年前は、足のふみ入れ場もなかった藪だった場所。
子供たちがこれだけ遊べる場になったことは
とても感慨深いものです。


   by 里山おやじ

2014年10月17日

台風19号

書き忘れていたけど、
農場のクルミを1本なぎ倒した大型台風19号でも、
ツリーハウスは無事でした。

P1170603.JPG

あー、よかった。

明後日は、調査観察会。
ツリーハウスにも上がってみましょう。

  by 里山おやじ

2014年10月15日

電動工具講習会

今日は、今年度購入したバンドソーとスライド丸鋸の
安全操作と使い方の講習会を行いました。

どちらも生活学校としては初の木工本格電動工具。
地域材の利活用のために購入した物ですが、
機械が大きいということは、
怪我や事故も大きくなる危険があるわけで、
しっかり安全講習をしたいところでした。

そこで、2つの機械の購入の際にも相談にのっていただき
いつもお世話になっている地元・JPスタイルの
若手木工家・健児さんにお願いして、
この2つの機械の使い方をじっくり学びました。

P1170664.JPG

前日、台風の中、組み立てるのにほぼ1日かかって苦労した
バンドソーは、テーブルやブレードなど微調整がこまごまとあって
まずはそこからのレクチャー。
建児さんの丁寧な説明と説明書をにらめっこしながら
1時間以上かけてその微調整方法を学びました。

続いて、実際に健児さんにクルミ材から
スプーンの原型を切り出す工程を実演して見せていただきました。
健児さんには、8月のフェスタワークショップで
このスプーン作りをやってもらったのですが、
その時はこの原型からのスタートでした。

P1170648.JPG

ですから今回は、その前の工程が見れて
スプーン作りの全工程がつながりました。
そして、バンドソー自体の使い方や、
怪我しないような立ち位置や手の位置なども説明しながらの
実演を見せていただきました。

やはり経験豊富なプロの技を身近に見ることは
何よりの学びでありました。

ブレードの幅によって、切り出せるRがかわることや
ブレードもベクトルが常に下向きにかかること、

材の安定を考えてのクランプの使い方と
切り出す面の手順を決めていくことなど

なるほどなるほどとうなずくことばかり。

P1170662.JPG

無駄のない動きで、
見る見るうちにスムーズに1本のスプーン原型を切り出す
プロの手作業を見ていると
バンドソーという機械がいかに優れモノであるかと感じますが、
あくまで「上手に使いこなせるようになれば、」の話です。

P1170688.JPG

さてさて、もう一つのスライド丸鋸も、実演を見せていただき、
スタッフも体験の直接指導をしていただきました。

こちらは作りたいものが「木の枝を楕円にスライスしたプレート」
という風に、かなりはっきり決まっていたので
実際にいろいろな厚さのプレートをスライスしてみました。

微調整などは大して難しくありませんが、
手、指の怪我はもちろんのこと、
キックバックもありうるということを聞いて、
更なる注意が必要な機械だと感じました。

20日予定の里山遠足に向けて、
これからさっそくプレートを作ってみます。

P1170710.JPG

お忙しい中、時間を割いて来ていただいた建児さんには
本当に感謝です。
3時間たっぷりの丁寧なレクチャーと実演、ご指導、
とても中身の濃い学びになりました。

この冬からスタッフは
少しずつ地域材木工に取り掛かっていく予定ですが
本日はその第一歩になりました。

これからも何かと勉強させて頂くことになりそうな建児さん。
心強い貴重な地元の若手木工家です。
こういう人の存在自体が地域資源”なんですよね。
(人に「資源」は失礼かもしれないけど。)

実はこの日ちょっと体調も悪かったという建児さん。
そんな中で来ていただき、
ホントーーーにありがとうございました!

   by 里山おやじ
posted by 里山生活学校 at 18:10| Comment(0) | 研修

2014年10月10日

森プロ日記・21

毎週水曜日の森プロ作業。
この日は、20日の里山遠足の準備作業。
で、どんぐり拾い。

P1170529.JPG

その真っ最中に、
いのち森北斜面でびっくりするものを発見!
なんともちいさな真っ黒い蛇。

P1170544.JPG

えーっ!
こんなのいるの?
まさか新種!

んなわけないので、
どなたか知っていたら教えて。
全身真っ黒だけど、エラの下に白っぽい斑点あり。

と、最初は人に頼ろうと思っていたが、
やっぱり気になって、自分で調べてみたら・・・・・・
「高千穂ヘビ」という種でした。
日本全国、数はけっこういるらしいのですが、
「地中性」で「夜行性」のためあまり見られていないそうな。
生息地「森林内」で、主食はミミズ。
なるほど、
23年間、雨や夜に森の中にはまず行っとらんわ。

P1170546.JPG

入植以来23年。
初めて見た。Nice to meet you!
こんなことがあるから里山は面白い。
これ、しばらく飼ってみます。

   by 里山おやじ

2014年10月08日

奥州めぐみネット視察見学会

昨日は、奥州めぐみネットさんによる視察見学会でした。・
で、最近すっかり定番化しつつある
「いのち森コース」の見学をしてもらいました。

P1170474.JPG

まずは、いのち森観察調査区での年2回の調査記録の説明。
牧草研究家・福田さんによる秋の調査会は今月19日です。
と、ちょっと宣伝。

P1170482.JPG

続いて、森あそび区。
クライミング、スラックライン、ツリーハウスゲーム
が、子供たちの里山体験として定着しています。
ってなお話。

P1170491.JPG

そのツリーハウスにも実際に登ってみてもらいました。
ツリーハウスにはみなさん関心が高く、
建て方は、費用は、耐用年数は?
なーんて質問がいろいろ出ました。

P1170508.JPG

そして最後は、できたばかりの森エコトイレ。
こちらもチェンソー製材やドライコンポスト方式、地下浸透方式など
の説明を熱心に聞いてもらい、
やはり関心が高いことがひしひしと伝わってきました。

みなさんめぐみネットの会員さん方なので、
日頃からエコロジーに関する意識の高い方々なのだと思います。
短い時間ではありましたが、
とても共感し合える時間を持つことができました。

私達生活学校は、
「持続可能な地域資源の利活用」というテーマのもとに
様々な活動をしていますが、
それは、多くの環境問題や地域の課題に対する
ちいさな一つの切り口にすぎません。
エコロジー問題に関する視野を広げるためにも
このような意識の高い方々との交流は
とても大切にしていきたいと思います。


by 里山おやじ

2014年10月06日

秋の調査観察会&ワークショップのお知らせ

本日台風18号、岩手を通過していきました。
雨風はすごかったですが農場に被害は出なくてホッとしていますが
皆さんのお住まいの地域はどうでしたか?

〜開校日のお知らせです〜

10月19日(日)13時〜

「いのち森調査観察会&クラフトワークショップ」

・調査講師・福田栄紀さん
  恒例の広葉樹成長調査記録会です。

・クラフト講師・モリーさん
  押し花を使ってのスクラップブッキング。
  8月のフェスタでもワークショップをしてもらいました。
  お気に入りの写真をお持ちいただき、春先に作りためた押し花・葉
  木の実などでコラージュします。
  作品の一例
モリー.jpg
モリー2.jpg

・里山カフェ
 里山小麦のメロンパン
 粉ひき屋さんを紹介していただいたおかげで
 里山小麦100%でお菓子やパンを作れるようになりました。
 メロンパンのクッキー生地部分は里山おやじによる石臼挽きの全粒粉使用。

・参加費・・・会員1000円 会員外1500円
(ご家族2人目から500円引き)

・予約・お問い合わせ
  里山生活学校  0197−36−3292


紅葉の始まった里山で、みなさんの参加をお待ちしています。

2014年10月02日

森プロ日記・20

森プロチームの山作業。
この秋は、やさし森を重点的に手入れしております。

稲刈りで少し休止しましたが、この日からまた再開。
この日は、新しいメンバーや海外からのお客さんも加わって、
久々に大人数でにぎやかに働きました。

P1170391.JPG

ワラビ群生地のイバラとり作業。
地上部は鋸で。
地下の根っこは、スコップと鍬で。
来春のワラビ採り体験に備えての整備です。
手ごわい幹や根っこもかなりありましたが、
この人数、人海戦術は偉大であっという間にきれいになりました。

P1170438.JPG

さらに、やさし森の上に登って階段作り。
(英語に訳せないギャグを連発しておやじを苦しめた)
階段隊長・花子リーダーのもと、
女子パワーで、見事な分業。
隊長の「任せなさい」の言葉通り、
ぐんぐん作業はかどりまして
こちらも間もなく完成。


P1170414.JPG

憩いの場所へのアプローチは、ぐっと良くなりました。
とにかく眺めのいい場所なので
フェスタはじめ、他のイベントでも利活用したいところなのです。

スウェーデンから「優命園」の農的暮らし体験にきて、
ウーファーさんとして1週間滞在したルイスも
「パーフェクトロケイション!」
を連発していました。

木陰とか、風景とか、足元にあって
その価値を見失ってしまった地域資源
もう一度取り戻したいものですね。
(外の人から見れば
「パーフェクトロケイション」だったりするわけですから。)

P1170359.JPG

ところで、その「外の人」ルイスは、滞在中に優命園での稲刈りを体験。
雨でぬかるんだ1枚の田はバインダーが入らずに
手刈り体験になってしまいましたが、
「マシンのない昔のJapanにタイムトラベルできた。」
と言って、黙々とパワフルに手伝ってくれました。
ルイスのブロンズヘアーと実った稲穂のカラーが一緒で、
とても「絵」になっていました。


P1170438.JPG

この日は、総勢7人。
瞬く間にきれいになったやさし森で、
この日が岩手最後のルイスと、
「パーフェクトロケイション」をバックに記念撮影。
ルイスは、九州へと旅立っていきました。
(※あっ、手前の男性は名前はペーターですが、純日本人です。)

Louise , see you .
We hope someday you will be back again to this satoyama.
Have a nice wwoofing trip in Japan !

   by (脳みそが英語のミソ漬け状態の)satoyama-oyaji

2014年09月20日

フェスタ・スタッフ打ち上げ

だいぶ時間がたってしまいましたが、
14日、水沢のナチュラルハウスさんにて
フェスタのスタッフ打ち上げを開催しました。

DCIM1526.JPG


打ち上げといっても、
前半は大真面目なフェスタの反省会であります。
8月のフェスタで、参加者から頂いたアンケートの集計。
全スタッフからの感想の集約。
出店者さんからの感想、要望のとりまとめ。
来年のフェスタへ向けての改善の第一歩です。
毎年、すっかり恒例になりましたが、
今回は石窯ピザを出店していただいたナチュラルハウスさんで
その絶品・石窯ピザをいただきながらの打ち上げでした。


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当日、忙しすぎてピザを食べられなかったスタッフもいたので
このおいしいピザを注文して舌鼓を打ちながら
の、打ち上げです。
(ピザにのっているベーコンも自家製本物燻製!)

DCIM1541.JPG

後半は、
写真家の高橋さんに撮ってもらったフェスタ当日の写真や
映画監督の澄川さんに撮ってもらったビデオを見ながら、
第4回・里山フェスタを振り返りました。

いのち森から動けなかった
クライミングスタッフをはじめ
丸1日駐車場に張り付いてくれたおりさんなど
スタッフは、自分の見られなかったフェスタの様々な個所を
改めて目にすることができて、
画像や映像での確認は
とても意味のあるものになりました。

4回目を終えたフェスタ。
毎年、着実な進歩もあって、
充分に満足できた部分があるいっぽうで
さらに課題が見えてきた部分もやっぱりあります。
でも、
こうして仲間と共に
何かを時間かけて作り上げていく工程というのは、
本当に楽しいものです。

   by里山おやじ