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resize.png日本財団はハンセン病の差別撤廃を訴える応援メッセージサイト「THINK NOW ハンセン病」を開設。皆様からのメッセージを随時募集・配信しています。
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笹川 陽平
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スリランカへ [2007年01月31日(Wed)]

00:10 スリランカ ホテル着

07:30 ホテル発

09:30 日本財団支援事業 「義手義足装具士養成学校」引渡式

12:00 アベワルディー情報文化大臣 昼食

14:00 荒木喜代志スリランカ大使

15:00 スリランカ難民への食糧支援引渡式

15:30 記者会見

17:30 マヒンダ・ラージャパクサ スリランカ大統領

18:20 世界海事大学卒業生 面談

19:20 日本財団支援事業 シニアボランティア 夕食会

20:00〜21:30 ラージャパクサ大統領上級顧問

21:45 ホテル発 空港へ

クリオン島 [2007年01月30日(Tue)]

07:00 クリオン島 クナナン博士 朝食

11:30 ホテル発 シンガポール経由スリランカへ

グローバル・アピール [2007年01月29日(Mon)]

フィリピンハンセン病回復者会議

09:00〜11:40 挨拶及びグローバル・アピール発表(笹川陽平)

11:45 記者会見

13:30 ホテル発 タラにある国立ロドリゲス病院

18:30 ホテル着

19:30 ヴィニータ・シャンカー女史 夕食

ヤングリーダー奨学基金制度20周年 [2007年01月29日(Mon)]

1月16日、コペンハーゲン大学で開催された「ヤングリーダー奨学基金制度20周年記念式典」でのスピーチ文(原文英語)の要旨を参考までに掲載する。

◆       ◆       ◆       ◆



20周年記念式典が開催されたコペンハーゲン大学


1987年にタフツ大学フレッチャー法律外交大学院に最初の基金が設置されて以来、SYLFF(ヤングリーダー奨学基金制度)のネットワークは世界の69主要大学に拡がりました。過去20年間にわたる皆様のご尽力に心より感謝申しあげます。

この間に、世界は大きく変化しました。冷戦構造は崩壊し、多様な価値観からなるグローバル社会が生まれました。そして今、私たちは、異なった政治的、民族的、文化的、宗教的立場からなるモザイクのように入り組んだ複雑な世界の中で、民族・宗教紛争から格差の拡大にいたるまで、さまざまな問題に直面しています。

今、私たちは、これらの問題を解決に導き、より良い社会を築くための人材、すなわち異なる意見を受け入れ、問題の本質をとらえることが出来る、広い視野をもった人材を必要としています。そして、このような人材を育成する場として、高等教育機関は大変重要な役割を担っております。

高等教育機関は、専門的な知識や技能を提供する場であると同時に、社会に対する責任感や使命感を育む場でもあります。そして、各国を代表する高等教育機関であるSYLFF校では、その役割を最大限に果たしておられると聞いております。そのような皆様をメンバーとして持つSYLFFというプログラムに改めて誇りを感じております。


多くのSYLFF関係者、大学関係者が出席


しかし、専門的知識や技能を授与するという点について申し上げれば、高等教育機関において専門分野の細分化が進んでいます。これは特定の専門分野において知識を向上させる上で非常に重要であり、高等教育機関の実に優れた特徴でもあります。

しかし、このような教育は特定のテーマについて深く掘り下げる上では極めて重要ではあるものの、人間の視野を狭め、断片的なものにしてしまう可能性もあります。したがって、異なる意見に対して寛容な、幅広い視野を持つ人間の育成という点においては限界があります。

もちろん、皆さんはすでにこのことに気づき、適切な対策を進めておられます。私の進めているSYLFFは、皆さんのその取り組みを更に拡大し、具体化する一つのツールであると信じております。

SYLFFはその発足当初から、社会に対する強い責任感と使命感によって突き動かされてきました。そして自らの能力を活用してより良い世界の構築を目指す人々の育成を目指してきました。

世界45カ国69校からなるSYLFFネットワークは多彩なバックグラウンドと優れた専門性を持つフェローにより構成されており、彼らのひとりひとりが必要な社会的責任感と使命感を有しています。SYLFFネットワークはフェロー達がこれら能力を共有し、協力し合う場を提供しています。

具体的には、SYLFFネットワークはフェロー達にさまざまな国に住みながら、同じ問題意識を共有するフェローと議論し、同じ分野に携わる人達の経験を参考にする機会を提供しています。こうすることにより、彼らはこれまで見えなかった問題点に気付いたり、問題を提起したり、新たな見解を得たりすることが出来ます。このような経験は国境や専門を超越し、グローバルな視野および包括的・多角的アプローチを身につける機会となります。

私達はSYLFFネットワークの存在を当然誇りに感じるべきです。もちろん、フェローや同窓生間のネットワークそのものは、特にめずらしい存在ではありません。世界にはこうしたネットワークが無数にあり、人脈作り、情報共有、ビジネスチャンスに活用されています。



しかし、SYLFFネットワークは社会に対する責任感と強い使命感を共有するメンバーにより構成されています。さらに、SYLFF基金をそれぞれ運営する基金設置校もまたこの行動的ネットワークの育成・発展に積極的に努めています。このようなネットワークは、大変珍しい存在といえましょう。

フェローシップ期間の終了後、このネットワークを通じてさまざまなフォローアップ・プログラムが提供されています。既卒生達はそれぞれの多様な経歴、専門を活用したさまざまな共同プロジェクトに参加しています。

このような協働プロジェクトやフォローアップ・プログラムを通じて、このネットワークがcollective forceとして一丸となり、個人や少人数では解決できない難しい問題や人類全体が直面するより大きな問題に取り組むことができる共同体に成長することを期待しております。

お手元にはSYLFFの20周年記念誌が配れているかと思います。今回の20周年を記念し、つなぎ合った20の手を表現したロゴを新たにつくりました。これは、過去20年間の取り組みを記念すると同時に、「ともに手を携えていこう」というSYLFFが目指すcollective forceの象徴でもあります。

フェローの皆さんはそれぞれが優秀な人たちです。しかし、彼らの能力を最大限に引き出すには、基金運営者である私達はこれまで以上に努力する必要があります。世界をつなぐSYLFFネットワークは、各々の分野でパブリック・インテレクチュアルとしての能力を発揮させることで、フェロー達を極めて強い影響力をもつ人材に育てることができる可能性をもっています。SYLFFの将来は私達の手にかかっています。みなさん、ともに手を携えて、SYLFFネットワークを育てていきましょう。

ハンセン病回復者フィリピン会議 [2007年01月28日(Sun)]

ハンセン病回復者フィリピン会議

08:30〜17:00 基調講演(笹川陽平)

17:00 フィリピン宣言

19:30〜21:00 ハンセン病回復者と夕食会

フィリピンへ [2007年01月27日(Sat)]

07:00 自宅発 成田へ

15:00 マニラ(フィリピン) ホテル着

16:20〜18:00 世界海事大学卒業生 懇談会

19:30〜21:00 グローバル・アピール 参加ハンセン病回復者(海外)との夕食会

明日から出張 [2007年01月26日(Fri)]

休 暇

明日、27日から2月1日まで、フィリピン・マニラでのハンセン病のスティグマと差別問題について、「グローバル・アピール」の発表及びスリランカにおける義手、義足のための義肢装具士養成学校完成式典、難民への食糧引渡し式に出席のため出張いたします。

牢獄のある大学 [2007年01月26日(Fri)]

「牢獄のある大学」



牢獄のあるコペンハーゲン大学(デンマーク)


1月16日SYLFF(ヤングリーダー奨学基金制度)設立20周年記念式典が、45カ国、69大学の出席のもと、デンマークコペンハーゲン大学で開催された。

コペンハーゲン大学は1479年の創設、第258代・ラルフ・ヘミングセン学長(精神科医)を中心に37,000人の学生が在籍している。

大学はコペンハーゲン市の中心部にあり、現在の建物は1809年着工で、完成は36年後の1845年の歴史ある建物である。当時は大学に独立した自治権があり、警察権のようなものもあったらしい。

大学の地下には当時使われた牢獄がある。6uぐらいの広さで、酔っ払いや素行不良の学生が収容されたようだ。壁の赤レンガには、多くの収容された学生の名前が、思い思いの方法で刻まれていた。

どういうわけか収容者の多くは、卒業後、神父になった人が多く、なかには歴史上有名な神父もいたという。


ここで青春の1ページを刻んだ学生も多数いる


私の知る限り、この大学は牢獄を持つ世界唯一の大学である。

と書いたところで、秘書の木下園子さんより「他にも牢獄のある大学がありますよ」との指摘を受けた。

ドイツのハイデルベルグ大学である。1712年から1914年までの200年間、学生牢は機能していたという。

牢獄の期間は3日〜30日である。最初の3日間はパンと水のみ、4日目からは差し入れも許された。入牢中も授業に出ることは奨励されていたので、授業が終わると管理人が牢に連れ戻した。

学生は「男の勲章」として入牢を誇りにしていた向きもあったという。

日本においても大学自治を声高に主張する向きがある。それならいっそのこと大学に牢獄を設置したらどうだろう。

残念ながら、素行不良の学生より先に、論文の捏造や研究費の不正流用の先生で一杯になってしまうだろう。

名案は冥暗になってしまった。

ヨルダン大学 [2007年01月25日(Thu)]

午前中、風邪のため休暇

13:00 ヨルダン大学 フネイテイ学長

14:00 国際義肢装具協会 ダン・ブロッカ会長

15:00 ペルー 石田大使

16:00 松本健一先生

18:30 フェルナンデス 元インド国防大臣

トイレ考 [2007年01月25日(Thu)]

「トイレ考」



(INAX HPより)


昨日のブログで「良品廉価」の山崎製パンを取り上げたが、一時期、社外役員を勤めていた関係で横浜工場を見学に行ったことがある。

その折、工場のトイレの清潔さに驚いた。工場のトイレであるから金がかかっているわけではないが、便器だけでなく、隅々まで行き届いた清掃をしている。トイレであるのにすがすがしさすら感じた。食品会社のトイレとはこういうものかと認識を新たにしたのを憶えている。

私は子供の時からトイレを素手で掃除させられた経験があるせいか、トイレには若干の関心がある。トイレを立派とか格式とかいうのはおかしいかもしれないが、宮中のトイレはやはり印象深い。

銀座の資生堂のトイレは大理石で豪華であった。銀座の通(つう)と言われた人は資生堂のトイレを拝借するのを常としたという。最近どのようになっているかはご無沙汰しているのでわからない。

先週帰国したばかりのデンマークスウェーデンのトイレは、私の身長にあわない。爪先立ちしても放物線は到達しない。したがって最近は大の所で小を致すことにしている。

発展途上国には便座のないトイレも多く、中腰で処理するのは難儀である。まして、イスラム圏では紙の変わりに水と手で拭く。したがって、トイレの床は水浸しで、ズボンの裾が濡れないように用心しなければならない。

アメリカのYMCAのトイレは最悪であった。20ほどの便器は囲いのないオープンで、向かい合って用を足すようになっている。気の弱い私は、どうにもならず困惑したことがある。

かつてのソ連もひどかった。紙はメモ用紙のように厚手で固く、揉むとばらばらになってしまう。ロシア人はどのようにこの紙を使っていたのか不思議である。紙は便器に流せない。一杯になった紙くず入れからの臭気は甚だしいものがあった。

銀座に「ハリウッド」というキャバレーがあった。小便器はマリリン・モンローの顔になっており、その口の部分に放射するようになっていた。トイレには他の便器もあるのだが、客は一台しかないマリリン・モンローに列を作った。

日本のウォシュレットは世界的な大発明である。しかし、アメリカ、ヨーロッパのホテルでまだウォシュレットを設置しているところはない。中国のホテルでは既に設置しているところがあった。

昨年、日本に招待した中国人民解放軍の若きエリート達は、なんと、みやげにウォシュレットを購入し、小脇に抱えて帰って行った。

中国人民解放軍精鋭の将校とウォシュレット。
なんとも微笑ましい。
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