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剣道道場連盟 [2006年09月29日(Fri)]

10:00 海洋政策研究財団 寺島常務理事

10:30 (財)全日本剣道道場連盟 宮沢事務局長

17:00 石原東京都知事

18:00 山崎製パン(株) 山田副社長

観光資源の視察 [2006年09月29日(Fri)]

「観光資源の視察」



杭州一の見所で中国十大風景名勝の一つの西湖


私の海外での活動には、原則、観光はない。勿論、ゴルフもない。ただ、時間や日程の都合上、先方が名所旧跡の観光案内をしてくれる場合は、喜んでお受けすることにしている。

かつて、亡父に「人間生きているうちは懸命に働け。あの世に行けば毎日が日曜日だ」と、冗談ともつかぬ指導を受け、観光は物見遊山だから駄目と、長い間自主規制してきた。

亡父健在なりし頃、アフリカのザンビアでカウンダ大統領より、是非、ビクトリアの滝を見学するようにとの配慮があったが、本人、物見遊山はいかんと受け付けなかった。

大統領との間に入って困ったのが、通訳の塩見女史(現・日本音楽財団理事長)である。彼女は「笹川会長、発展途上国にとって、観光資源は外貨獲得の有効な方法です。物見遊山ではなく、ザンビアの観光資源の可能性について視察願いたいのです」。実にうまいことを言ったと思う。さすがの亡父も「よし、わかった」と腰を上げたという。

以来我々は観光はしない、観光資源の視察は行う、ということにしている。

9月24日25日の両日、先方の要請で杭州の観光資源の視察をした。ご存知の読者も多いと思うが、杭州は西湖を中心に緑が多く、まるで庭園都市のようだ。

街路樹はプラタナスの並木が続き、浙江省の省木である樟(クスノキ)の大木も多く、いたるところに杭州市の木である木犀(モクセイ)が植えられ、高貴な香りを漂わせていた。

聞くところによると、木犀はキンモクセイ、ギンモクセイ、ウスギモクセイの三種類があるそうだ。中国式の乾杯の宴会が終わり、ほろ酔い気分で庭に出ると、日はとっぷりと暮れ、秋虫の激しい泣き声と木犀の香りは、ここは日本ではと錯覚するほどであった。

ともあれ、観光資源の視察も大切な仕事の一つである。

退職職員送別会 [2006年09月28日(Thu)]


職員の送別会(写真は退職職員の挨拶)


09:00 チェコ国際会議 スピーチ勉強会

13:00 モザンビーク タニエル・アントニオ大使

14:00 月刊誌「リベラルタイム」取材

15:00 日本海事新聞 取材

16:00 細川隆一郎氏

17:00 退職職員 送別会

言論統制強化の中国 [2006年09月28日(Thu)]

「言論統制強化の中国」




中国 胡 錦涛政権は、来年の共産党大会に向けて主導権確立を目指し、10月に開催されるその準備会議ともなる党中央委員会総会を前に、言論統制を強化している。

インターネットでは特別取り締まりが行われており、多くのサイトが強制閉鎖された。外国通信社に対する締め付けも強化している。手綱を緩めれば体制がぐらつく、との危機感からである。

ところで今年の1月、一つの言論弾圧事件があった。人気週刊誌「氷点週刊」に掲載された中山大学 袁偉時教授の論文、「現代化と歴史教科書」をめぐって、当局より突然発行禁止となり、編集主幹の李大同氏が配置替えとなった。

この事件は世界中のメディアで報道され、日本でも話題になった。珍しく中国では多くの知識人や元高官が当局の違法性と言論弾圧を非難し、「氷点」の復刊を要求した。

当局は国内外の世論に圧倒され、「氷点」の復刊を認めた。この当事者である、李大同氏が発行禁止の経過を赤裸に語った本が日本で出版された。『氷点停刊の舞台裏』、李大同著、日本僑報社である。

共産党は歴史、とりわけ近代史、現代史、共産党史の編集権と解釈権を握っている。歴史上の事件、人物に対し、どのような資料を選び、どのような評価を下すかは、直接あるいは間接的に共産党の統治の合法性に関わるからである。

袁教授は中国歴史教科書の中で、円明園焼討事件と義和団事件について、歴史教科書に書かれていない点を豊富な資料を基に指摘した。

しかし、教授の主張を認めることは、共産党が教科書で提供している資料の解釈を覆すことになる。

一度風穴が開けられ、民衆に何が真実で何が嘘であるか知られてしまったら、ベルリンの壁が一夜にして崩壊したように、もろくも崩れ去ってしまう可能性がある。

次には中華民国史、抗日戦争史、中国共産党党史、中華人民共和国史を解釈し直すことも許されてしまうだろう。これは、中国共産党の独裁崩壊への道となってしまう。

ここに、現代中国における言論のあり方について、中国共産党の苦悩がある。

日本ゲートボール連合 [2006年09月27日(Wed)]

10:00 社会貢献支援財団 横山専務理事

10:30 (福)日本国際社会事業団 衛藤征士郎会長

13:30 (財)日本消防協会 片山虎之助会長

14:00 (財)日本ゲートボール連合 遠藤専務理事

18:30 日本国際問題研究所 佐藤行雄理事長

寧波大学でスピーチ [2006年09月27日(Wed)]

9月21日から25日まで「日本知識クイズ大会」出席のため、中国にある寧波大学を訪問いたしました。クイズ大会開催にあたりスピーチをいたしましたので、掲載いたします。

◇    ◇    ◇    ◇    ◇




日本財団 笹川陽平 スピーチ内容

9月23日 於:寧波大学


皆さん、おはようございます。寧波大学20周年の記念の日に、このクイズ大会を開催することができ、開催にご尽力いただきました関係者、来賓、そして何よりも学生の皆様にお礼を申し上げたいと思います。

世の中は広いようで狭いですね。この大学は、香港の実業家、Y.K.パオさんがつくったと聞いています。パオさんを実業家として育てたのは、菅谷さんという日本の銀行家でした。その人と私は親しい間柄でした。

菅谷さんは、Y.K.パオさんの実業家としての才能を発見して協力しました。そのパオさんが、次世代を背負う若い人の可能性を信じてこの大学を設立されたとは、素晴らしい成功物語ですね。

私も、自分が今日あるのは、多くの人々の協力のおかげであると考えますから、未来を背負うあなた方のような若者に多くのチャンスを与えたいと、人材育成の仕事をして参りました。

ここで皆さんに協力して頂きたいんです。私が勉強したいと思うことがあります。どうか質問に答えてください。

皆さん(中国)にとって一番大切な国はアメリカだと思う人、手を挙げて下さい。(数人)
随分少ないですね。中国とアメリカの関係がうまくいっていると思う人、手を挙げて下さい。(数人)


「中国と日本の関係がうまくいていないと思う人」の問いに、
大勢が手を挙げた


では、最も大切な国は日本だと思う人手を挙げて下さい。(数人) 
いませんねえ。
では、中国と日本の関係がうまくいってないと思う人、手を挙げて下さい。(多数、会場笑)これは多いですね。

皆さんにとって一番大切な外国はどこなのでしょうか?
ロシアですか?・・・こまりましたねえ。
皆さんにとって大切な外国は存在しないのでしょうか?(会場がガヤガヤ)
誰か大きな声で代表してください。怖い先生がいるから答えられないかな?(笑)

冗談はさておいて、私は、皆さんが日本語を勉強しているということを尊敬しています。 皆さんは、誤りがなく、先見性を持っていたと思います。(拍手)

先ほど、中国と日本の関係が上手くいってないと思っている人、沢山いましたね。(笑) でも実際は上手くいっているのです。政治レベルでは上手くいっていなくても、国民レベルは上手くいっています。

現在、日本には、食品や多くの生活用品が中国から来ています。現在の日本人の生活は、中国なしには考えられません。また、中国にも、日本企業が進出していますが、何らかの形でその日本企業と関わりのある中国人は3,000万人を超えています。

皆さんは、改革解放経済がどのように始まったのか、知っていますか?それは、西側の多くの国が天安門事件をきっかけに、中国に対して経済制裁を行ったとき、日本は中国との関係に重きをおくために、他国を説得して、経済制裁をやめさせたのです。それがなければ、今日の改革解放経済はありませんでした。

私が何を言いたいかというと、中国と日本は、二千年という長い歴史にわたって、ほぼおだやかな二国間関係を結んできました。世界の歴史を見てください。世界中どこでも、隣の国とは仲が悪いのですが、二千年にもわたってほぼ良好な二国間関係を続けているのは中国と日本以外にありません。

皆さんは、まだ、独身者だから分からないと思いますが、私みたいに三十年も妻と一緒にいても、うまくいかないことが時々あります。(笑) ましてや国と国の関係が、いつもうまくいくということはありません。そこは冷静に見る必要があると思います。

皆さんはご承知かも知れませんが、私たち日本人は、武器輸出を禁止しています。一切輸出していないのです。日本は、平和維持のためイラク、カンボジアなどに自衛隊を送っていますが、派兵した国の中で一発の弾も撃っていない国は日本しかありません。

広島の原爆のことはご存知だと思いますが、一日に二十万人以上の人が死んでしまいました。ですから、我々日本人は、この六十年間、平和を求めて、平和を築き、守っていくために、血の出るような努力をしてきました。

どうかこのことだけは、知っていてください。時々、新聞やテレビなどのメディアで、少し過激ではないか、と思うような報道がありますが、今申し上げたことを覚えていて下されば、違った見方ができると思います。

地図を広げれば分かりますが、中国と日本は地政学的にも、離れられない関係です。私はそういう意味でも、中国にとって最も重要な国は、これからもずっと日本であろうと思います。


クイズ大会の会場は満席状態だった


今、中国は歴史的に見ても素晴らしい発展をしています。それは、ものすごく評価できることだと思います。

しかし、経済学を少し勉強した皆さんならわかると思いますが、いつまでも経済発展は続くものではありません。残念ながら、発展すればするほど、その反動としての大きな不景気がやって来ます。

その時、中国に協力して、一緒に汗を流して働く国がどこにありますか?
アメリカだと思いますか?イギリス?フランス?ロシア? 
過去、一兆元を超える協力をしてきたのは日本なのです。

私は、距離的にも近く、お互いの感情もよく分かっている中国と日本が、緊密な関係をつくって行く必要があると思います。アジアの平和、世界の平和を考えるとき、この二国間の関係が基本になると考えます。
 
そのような中国と重要な関係にある日本について、皆さんが勉強して、親日家になってほしいとは言いません。日本のことを良い点、悪い点も含めて客観的に判断できる人になって欲しいと思います。

私は、皆さんが日本語を選択し、興味をもって頂いたということが、中国と日本にとっていかに重要なことか、今日、あらためて認識されたのではないかと思います。

私はいつも中国の指導者にお目にかかるとき、二つのことを申し上げます。一つは“歴史を鑑(かがみ)として未来に進もう”という言葉の前に、“二千年の”を加えて、“二千年の歴史を鑑として未来に進もう”ということ、また国家と国家の関係では、必ずしも意見が一致しないことが沢山ありますが、お互いの歴史、文化を尊重し、お互いの違う点を認めあいましょう、ということです。

皆さんには、未来の日中関係を築いてゆく、使命と責任があります。中国と日本のより良い関係が発展するように、ぜひ責任を自覚して欲しいと思います。

私は可能性のある皆さん、そして若い人たちを、これからも支援できることを楽しみにしていますし、それが私の責任だと思っております。

今日、素晴らしい大会を開いて下さった大学の皆さんやその他関係者の方々に感謝の意を表したいと思います。また、同時に、皆さんが一年間勉強した成果をクイズで見せていただきます。これを機会に日本への知識を深め、未来に向って素晴らしい中日関係を築いていただくことを願っております。

以上

ボートピア習志野 オープン [2006年09月26日(Tue)]


オープンしたボートピア習志野


10:00〜13:00 「ボートピア習志野」神事及び式典 挨拶

14:15 海洋政策研究財団 今 理事長

15:30 笹川アフリカ協会 20周年国際会議 打ち合せ

16:00〜18:00 「語り場」日本財団職員との対話

18:30 (社)全国モーターボート競走会連合会 蔭山会長

雷峰塔視察 [2006年09月25日(Mon)]


西湖の南岸にそびえたつ雷峰塔


09:00 ホテル発 帰国へ

09:30〜11:30 途中、雷峰塔 視察

13:30 杭州発

19:20 自宅着

NHKの国際放送 [2006年09月25日(Mon)]

「NHKの国際放送」


海外に出る機会の多い私にとって、現地のホテルでNHKの国際放送があるかないか、その内容も気になるところである。

私の活動する発展途上国では放映されていないケースが多く、例え放映されていても、NHKの国際放送は全くつまらない。

中国韓国に比べても貧弱であるし、CNNやBBCとは比較にならない。海外在住の日本人が楽しみにしていることもわかるが、料理やガーデニングの番組など如何なものだろう。

国際社会の中で年々低下する日本の存在を考えると、せめて日本に関心のある多くの外国人に、最新の日本の情報を英語で提供することは重要であり、英語放送の充実は喫緊のテーマである。

私は昨年来、政治家の皆さんに国際放送の充実をお願いしてきた。私の意見が参考になったとは思わないが、最近、NHKの国際放送の充実とそのあり方が話題になってきたのは好ましい傾向である。

外務省も重要性を認識して国際放送への参画を模索しているが、ことは編集権を犯されることを恐れるNHKと、どの辺で折り合いをつけるかが問題らしい。国益最優先で、1日も早い充実した英語による国際放送の実現を望む。

如何に日本の国際放送が貧弱であるか、下記のデーターをじっくり見ていただきたい。

<チャンネル毎の視聴可能国数>
CNN:113カ国
BBC:111カ国
CCTV(中国):78カ国
●アリランTV(韓国):63カ国
アルジャージーラ:54カ国
●NHK:12カ国

<国別国際放送予算>
●NHK:29億円
●韓国:45億円
フランス:87億円
英国:95億円
ドイツ(ラジオ及びドイツ語専門を含む):352億円

医学奨学生と再会 [2006年09月24日(Sun)]


中国の医学界で活躍する笹川医学奨学生OBと懇談


08:30 ホテル発 浙江省 杭州へ

13:00 中国国際友好連絡会 李 副会長主催 昼食会

14:30〜17:00 浙江博物館 西冷印社 視察

17:30〜20:00 浙江省政治協商会議 徐 鴻道 副主席主催 夕食会

20:00〜21:30 笹川医学奨学生OBと懇談
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