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resize.png日本財団はハンセン病の差別撤廃を訴える応援メッセージサイト「THINK NOW ハンセン病」を開設。皆様からのメッセージを随時募集・配信しています。
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「ちょっといい話」その113―平和大学奨学生― [2019年05月10日(Fri)]
「ちょっといい話」その113
―平和大学奨学生―


日本財団では、JICAの青年海外協力隊で活躍した青年たちに、英語力のアップと紛争解決などの平和学を学んでもらい、国連諸機関や国際的組織で活躍していただくために、フィリピンの有名大学であるアテネオ・デ・マニラ大学とコスタリカの平和大学で、二年間で二つの修士号が取得できるコースを設立。日本はもとより東南アジアの青年にも奨学金を提供し、学んでいただいている。

創設して14年。日本、フィリピン、マレーシア、インドネシア、ヴェトナム、カンボジア、タイ、ミャンマーからの卒業生は総計291名になり、各地で活躍されている。

ご高承の通り、日本財団ではさまざまな奨学金制度を実施している。例えば、世界43カ国、69大学の修士・博士の卒業生は約1万6000人、スウェーデンの世界海事大学の卒業生は611人、海洋関係の諸機関で学んだ奨学生は143カ国1290人、障がい者の奨学生は世界約40カ国約1600名がアメリカ、香港、東南アジア地域で学んでいる。1986年から始まった中国の医学生の受入れはのべ2300名を越え、今や中国の医学界の要職に就き活躍中である。

人材養成の楽しみは、世界各地を訪れた折、意外なところで活躍している我が奨学生との出会いである。

前置きが長くなったが、ミャンマー国民和解担当日本政府代表の立場から、紛争の続くミャンマーでの少数民族武装勢力とミャンマー国軍との停戦、そして、ミャンマー連邦共和国建設へ向けての側面からの協力に汗を流している。

先般、停戦への未署名グループに、ミャンマー国軍の一方的停戦の機会を捉えて避難民に人道支援を実施すべく接触を試み、有力市民グループ代表と会談する機会を得た。

すると突然、随行の若い女性が「笹川さん、私は貴方に会ったことがあります」と言われ「平和大学です」と続けた。彼女は戦闘が続く少数民族出身で、日本財団の平和大学奨学生の卒業生であった。話は順調に進み、3000万円相当の第一次難民支援は確定し、実施することになった。

地獄で仏とはまで言わないが、疑心暗鬼が常の彼らにとって、彼女の存在は日本財団を無条件で信頼してくれることになったのである。
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