CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
BLOG 笹川陽平プロフィール 笹川陽平バイオグラフィー

笹川陽平ブログ(日本財団会長)

« 2018年08月 | Main
leprosy.jp
resize.png日本財団はハンセン病の差別撤廃を訴える応援メッセージサイト「THINK NOW ハンセン病」を開設。皆様からのメッセージを随時募集・配信しています。
Google
<< 2018年09月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
プロフィール

笹川 陽平さんの画像
笹川 陽平
プロフィール
ブログ
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
リンク集
http://blog.canpan.info/sasakawa/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/sasakawa/index2_0.xml
【私の毎日】9月7日(金) [2018年09月07日(Fri)]
9月7日(金)

11:00 財団着

11:20 「ソーシャルイノベーションフォーラム」打合せ

14:00 齋藤法雄 在マーシャル大使

14:45 小泉進次郎 衆議院議員

16:00 坂東眞理子 昭和女子大学理事長
「たった一人の夏休み」―孤独の楽しみ― [2018年09月07日(Fri)]
「たった一人の夏休み」
―孤独の楽しみ―


今年の8月の夏休みは、星野秘書の配慮で富士山麓の山荘に例年より長く滞在した。と言っても、例の現・元総理の来客や日本財団と関連団体との懇親会もあり、「目配り、気配り、心配り」で準備に相当時間を取られてしまった。

それでも趣味の草取りには延べ60時間余りは没頭でき、たった一日ではあるが、老妻も不在でたった一人の孤独な生活も満喫した。

しかし生来無精な私は、一人では食事もままならない。老妻が用意した電子レンジを利用したカレー、赤飯、それにインスタントラーメンのみの食事であったが、何とか電子レンジの使用を覚え、三食にありついた。

趣味の草取りは、早朝5時には庭に出て格闘を開始。小さな草一本一本を丁寧に引き抜く。時には四つん這いになって、一本の草も見逃すまいとひたすら抜き取る。腰や膝に痛みが走るが、禅の修業と心得て頑張り通す。

どんな小さな草も見逃さないぞ!.jpeg
どんな小さな草も見逃さないぞ!

草取り後を再チェック.jpeg
草取り後を再チェック


9時にはインスタントカレーで朝食をとる。時間は30分。ストレッチ体操で体を調整し、熱中症に用心してボトルに水を入れ、又庭での作業。12時30分にはインスタントーメンで昼食。1時には再度草取りへ。西日が富士山を赤く染める6時頃、一日の作業終了。

汗と泥まみれの衣服を脱ぎ捨て、シャワーを浴びる。ペースメーカー使用で一級障害者の私は、風呂に入らずシャワーだけである。さっぱりした気分は労働の喜びであろうか。一日の労働を終えて山梨県産のワインを飲みながら読書を始めるころには鳥の鳴き声もなく、夜の静寂(しじま)となる。

「日本の近代」中央公論社、全16冊の最後の2冊を楽しみにしていたところ、ハンセン病チームの職員・伊藤京子さんが「会長、孔子の論語にハンセン病の記述があるの知っていますか」と、岩波新書の「論語」をわざわざ購入してプレゼントしてくれた。

一般的に「論語読みの論語知らず」という言葉があるが、私もその一人である。かつて読んだ記憶では、孔子が弟子の病気見舞いに窓から弟子に手をさし延べた場面は記憶にはあるが、弟子がハンセン病とは書いてなかったように思う。多分、私の記憶違いであろう。思いもかけず「論語」との格闘になってしまった。

雨が激しく振り出した。ショパンのピアノ協奏曲を聴く。ショパンと年上の作家、ジョルジュ・サンドが恋に落ち、地中海のマジョルカ島の僧院の一室で作曲したといわれる「雨だれ」は、いつ聞いても切ない思いになる。若かりし頃、妻とイタリアのベニスでショパンとジョルジュ・サンドが宿泊したホテルの同室に泊まったことを懐かしく思い出しながら、あれやこれや、時間の経つのを忘れて一人追憶に耽る。

夕食は電子レンジで「赤飯」をチンして終わり。

自転車操業のごとく、常に前だけを見て全力でペダルを踏んできた私の人生にとって、珍しく若き日への郷愁に浸ることが出来た。孤独の中に至福を頂いた夏休みでもあった。

現在、最も心を許せる息子の愛犬「ゴンタ」.jpeg
現在、最も心を許せる息子の愛犬「ゴンタ」です

| 次へ