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笹川陽平ブログ(日本財団会長)

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「外相専用機の実現を!」―これはおねだりか?― [2018年01月12日(Fri)]
「外相専用機の実現を!」
―これはおねだりか?―


河野太郎外相が昨年12月18日、2019年度予算で「外相専用機」を要求する考えを明らかにした。翌19日の記者会見も含め各紙が概ね発言内容をそのまま伝えているのに対し、朝日新聞は20日付朝刊で「国民に増税を求める中での導入検討には批判も出そうだ」と報じ、翌21日朝刊の天声人語でも「福祉予算は切り詰められ、新税や増税の案ばかり出てくる。外相専用機に納税者の理解を得るのは容易ではない」と書いた。

もちろん賛否両論、いろんな意見があっていい。ただし私は、外相専用機だけでなく財務大臣、経済産業大臣にも専用機は必要不可欠と考えている。

私は昨年、計23回139日、海外活動をしたが、乗り継ぎ便の3〜4時間待ちは普通で、アフリカ行きはパリやロンドンで7時間待ち、遅延もある。一方で、近年は日本でも多くの企業家が専用機を活用しており、「プライベート機種は何ですか」と聞かれることも稀ではない。かつて、フジモリ・ペルー元大統領が日本から帰国するとき、「日本財団の笹川さんのプライベートジェット機を使ったとの噂がありますが、本当ですか?」と、週刊新潮から二度にわたって問い合わせがあり、苦笑いしたことを思い出す。多忙な一国の大臣が民間機での移動では貴重な時間の浪費であり非効率だからだ。

河野外相は、中国の王毅外相の外国訪問回数が自身の3倍近くに上っている事実を引き合いに「この差をどう埋めるか真剣に考える時期だ」とも述べたと報じられている。グローバリゼーションのこの時代、「日本あっての世界」ではなく「世界あっての日本」であり当然の指摘だと思う。

現に安倍政権に対する諸外国の期待は大きく、昨年来日した国家元首をはじめ諸外国の要人との面談回数も歴代内閣の中で群を抜いている。衰えたりと言え、大英帝国が日本に同盟関係を求める時代である。

まして日本には国会対応がある。超過密スケジュールで帰国した翌日にも国会出席を余儀なくされ、一国の首相をこのように酷使する国は、私の知る限り他にない。安倍首相の国会への出席日数と答弁回数の多さは群を抜いている。政権の枢要な立場にある外務大臣も例外ではない。

専用機に関しては2013年7月8日のブログで天皇陛下、総理がご利用になる専用機のお粗末さを報告したことがある。世界各国からの日本への大きな期待に応えるためにも、河野外相が求める専用機の必要性は当然のことで、6〜7人乗りの小型機のリースでもよいので早急に手当すべきである。

関連して河野外相の導入検討を「おねだり」と報じた記事もあったという。国民の嫉妬心を煽り、政治家をポピュリズムに迎合させることになりかねず、河野外相が「極めて遺憾」と不快感を表明したのは当然と思う。

*今夜半からミャンマー少数民族の和解協議のため1泊4日でタイ、ミャンマーで活動して参ります。
 帰国は月曜日早朝です。
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