「社会貢献支援財団」―表彰式― [2017年08月16日(Wed)]
「社会貢献支援財団」 ―表彰式― 草の根で毎日、黙々と社会のために何の栄誉も期待せず活動されている方々が多くいらっしゃいます。世界の中で、日本社会が卓越した安心・安全を誇れるのは、それぞれの地域で無償の奉仕をされている皆さん方に支えられているといっても過言ではありません。特に自分自身の身の安全も返り見ず、人命救助のために身を捧げる方々のなんと多いことでしょう。 私自身がそのような場に遭遇した場合、身を挺することが出来るか否か。正直若干の不安があります。笹川良一は、このような方々に光を当てることによってより良い社会作りの模範になってもらいたいと、今から46年前(当時の名称は「日本顕彰会」)に設立されたのが表記の社会貢献支援財団です。 私の挨拶にありますように、安倍昭恵女史が先頭に立って年二度の表彰式典を行っています。下記は私の祝賀会での挨拶です。 ***************** ―来賓祝辞― 2017年7月21日 於:帝国ホテル 受賞された皆様方には心からのお祝いと、感謝の誠を捧げたいと思います。 ただ今ご紹介頂きましたように、日本財団は社会貢献支援財団の意義を高く評価して全面的に支援させて頂いており、この財団の積極的な活動は誇りの一つでございます。 特に、公私ともにご多忙な安倍昭恵令夫人がこの財団の意義を深く理解してくださって会長へのご就任を賜り、ご自分の目で見てみたいという所には自ら足を運んでお調べも頂き、お話を伺って意思決定の中にも参画されていらっしゃいます。また、内館牧子選考委員長はじめとする選考委員の皆様方は大変厳密な審査を行っていただき、今日の表彰へという過程をたどっております。 全国には無償の行為と申しましょうか、自分を無にして人のため世のために尽くされている方が大変多くいらっしゃいます。今日表彰された方は、そのなかの極々一部の代表の方たちでございまして、皆様方の行為、そして活動については、深く感謝いたしております。 今回選に漏れた多くの方々も、それぞれの地域で、溢れるような情熱、どんな困難があっても続けていくのだという忍耐力、そして継続性をもってお仕事に当たって頂いております。このことが日本は最も安心・安全の社会であるという意識が世界に定着した原因ではなかろうかと思っています。 そういう無償の行為というのは、日本人が古くから培ってきた伝統だと思います。この素晴らしいDNAを、今後も将来を背負う日本の若い人たちに継承していただき、単に日本だけではなく、今回は世界で活躍しているかたも表彰されましたが、この伝統をさらに広げて頂き、政府では安倍総理をはじめ、積極的な平和外交というものを日本の外交の基本において、世界の隅々まで活動を広げて頂いておりますが、それに呼応するように、我々国民一人ひとりもそういう気持ちを持って、世界のそれぞれの国の片隅というと語弊があるかもしれませんが、ご活躍いただき、今日受賞された皆様方には先導者としてこれからの日本の若者たちに伝統を引き継いでいただきく役割を担っていただきたいと思います。 厳粛な儀式の中で紹介された一人ひとりのご活動に、本当に感動をいたしました。これからもどうぞお元気で、皆様方の活動をお続けいただきたいのと同時に、重ねて申し上げますが、若い人たちに是非引き継いて頂けるようご協力をお願いし、世界から尊敬される安心・安全で未来豊かな日本国になって頂く。その礎の一つとして社会貢献財団が存在し、発展し続けることを心から願っております。 あまり話が長くなりますと、皆様お疲れでございましょう。ますは一杯やりましょう。 今日は私たちに本当に素晴らしい感動と勇気を与えていただきました。今日ご出席いただいた来賓の皆様も、表彰された方々の行為を真似するというと語弊がありますが、後から付いていこうではありませんか。私も一番後ろから付いて参ります。 おめでとうございました! |