「日米関係についての世論調査」
安倍総理の訪米を控え、日本財団の兄弟財団である笹川平和財団は、アメリカのピュー・リサーチセンターと共同で日米両国の1000人を対象に世論調査を行った。
その結果を「アメリカ人と日本人:第2次大戦終了後70周年 相互尊敬」と題して公表した。
1.第2 次大戦中の行為について。
十分謝罪した 日本人 48%
アメリカ人 37%
今や謝罪は不要 日本人 15%
アメリカ人 24%
謝罪不十分 日本人 28%
アメリカ人 29%
2.原爆投下は正当であったか。
正当 日本人 14%
アメリカ人 56%
正当ではない 日本人 79%
アメリカ人 34%
3.日本の貿易政策はフェアー(公正)であるか。
公正 2015 年55%
1997 年19%
1993 年14%
不公正 2015 年24%
1997 年64%
1993 年72%
4.日本人から見たアメリカ人のイメージ。
創意工夫 67%
攻撃的 50%
利己的 47%
正直 37%
勤勉 25%
アメリカ人から見た日本人のイメージ
創意工夫 75%
攻撃的 31%
不寛容 36%
正直 71%
勤勉 94%
*アメリカ人の日本人観よりも日本人のアメリカ人観の方が厳しい。
5.日米中韓の信頼度。
日本を信頼する アメリカ人 68%
アメリカを信頼する 日本人 75%
中国を信頼する アメリカ人 30%
日本人 7%
中国を全く信頼しない アメリカ人 30%
日本人 50%
韓国を信頼する アメリカ人 49%
日本人 21%
オーストラリアを信頼する アメリカ人 80%
日本人 78%
追加として3月に発表された(WIN-Gallup International)が64カ国で実施した「あなたの国が武力攻撃を受けたとき、あなたは戦う用意がありますか」との調査がある。
中国71%、ロシア59%、アメリカ44%、韓国42%、フランス29%、日本11%
日本は64カ国中最低の数字であった。
以上は、私の尊敬する茂田 茂・岡崎研究所副理事長の4月7日付「情報分析」の抜粋です。