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resize.png日本財団はハンセン病の差別撤廃を訴える応援メッセージサイト「THINK NOW ハンセン病」を開設。皆様からのメッセージを随時募集・配信しています。
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1月19日(月) [2015年01月19日(Mon)]

1月19日(月)

7:40 財団着

8:30 グローバルアピール打合せ

11:30 羽生次郎 笹川平和財団会長

12:10 渡邉秀央 日本ミャンマー協会会長

18:00 松岡正剛 編集工学研究所所長

「ちょっといい話」その47―ダスキンのCSR活動 障害者支― [2015年01月19日(Mon)]

「ちょっといい話」その47
―ダスキンのCSR活動 障害者支援―


株式会社ダスキンは『ダスキン愛の輪基金』を通じ、1981年以来、二つの社会貢献活動をされている。

1つ目は、地域社会のリーダーとして活躍したい障害のある若者を海外に研修派遣する事業で、33年間で470名余が研修を修了し、現在では大学教授、県会議員、障害者スポーツのインストラクターなど、さまざまな分野で活躍されている。

2つ目は、1999年より実施しているアジア太平洋地域の障害のある若者が日本で障害者福祉を学ぶ事業で、15年間で109名の研修生が学び、母国でリーダーとして活躍されている。

日本財団でも障害者支援活動は内外で積極的に取り組んでいるテーマで、途上国の障害者がアメリカの大学に留学する制度、ベトナムの障害者福祉の法律制定への協力、今年、仙台で行われる国連防災会議に障害者を加える活動(驚くことに国連の防災に関する対策に障害者は入っていない)、手話を言語として法律に銘記する活動、聴覚障害者の電話利用のための電話リレーサービスのシステム化と法制化研究等々、多岐にわたる。

通常、特に途上国では、障害者は自宅に閉じ籠りがちである。日本財団の努力で、ベトナムでは聴覚障害者の中で初めて10数名の大学卒業生を輩出した。それまでは、中学校を卒業することさえ珍しかった。

ミャンマーでも例外なく障害者は自宅から出るのをためらっていた。大野修一は、ミャンマーで障害者団体の育成強化のため人材を探し求めた。その結果、とびきり優秀な三人の情熱あふれる青年に出会うことができた。大野は一目ぼれし、この三人を中心にMyanmar Independent Living Initiative 略して『MiLi』を設立させ、積極的な支援活動が開始された。

現在の中核メンバーの三人は
Nay Lin Soe(男性肢体障害者 33才)
Aung Ko Myint(男性視覚障害者 39才)
Yu Ya Thu(女性肢体障害者 39才)

三人とも素晴らしい日本語を話し、私を感動させてくれた。このうちの男性2人は『ダスキン愛の輪基金』で1年間、日本の障害者リーダー育成プログラムで勉強したという。

一昨年、ミャンマーではじめて開催された障害者芸術祭には4900名が来場者し、大成功であった。昨年のアジア芸術祭(安倍昭恵名誉総裁)も大成功をおさめた。すばらしい団結力、組織力で短期間に支部は19に拡大、さらに拡張を続けており、ミャンマー障害者基本法の制定にも大きな影響力を行使している。

内外を問わず、我々の活動は良き人に出会えれば活動は半ば成功したといえる。ダスキンの皆さんの地道なご努力がミャンマーで大きく花開いていることをご報告し、感謝申し上げたい。
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