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「中国の愛国教育は間違っていた」−ある中国人の告白− [2014年03月10日(Mon)]

「中国の愛国教育は間違っていた」
−ある中国人の告白−


先週は3回にわたり「現代日本を怪物化した対日外交は失敗した」と題した老兵東雷こと李東雷氏のブログを掲載したところ、大反響となった。2万5000字を超える長文を読む読者がいるか不安であったが、それは杞憂に終わった。熱心な読者によってリンクに貼られ、拡散した。

今日は中国の反日教育の成果?が如何に凄まじいものか、ある中国人の告白を伝える。

中国の徹底した反日教育は、日・中友好、子々孫々との友好が叫ばれた当時も静かに激しく、幼児の時から叩き込まれてきたのである。すがすがしい月曜日の朝からこのようなブログは読者に不快感を与えることは承知しているが、中国の現実を直視して頂くため、敢えてアップした。

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―ある中国人の告白―


2014年1月8日、中国のゆがんだ愛国主義者が純粋な子どもの心をねじ曲げてしまったことを如実に示すエピソードを、中国人ユーザーが軍事関連ネット掲示板・米尓社区に投稿した。

以下はその内容。

日本人男性と結婚した従姉が、夫と彼の親戚の男の子を連れて中国に里帰りした。男の子は俊夫という名の小学校1年生。見知らぬ国で言葉の通じない人々に囲まれとても緊張している様子だったが、一生懸命カタコトの中国語で私たちに挨拶し、深々とお辞儀をした。その姿がとても愛らしく、私たちはいっぺんで俊夫のことが大好きになった。

だが、その従姉の一番上の姉の子、小学3年生の鵬鵬(ポンポン)だけは違っていた。初対面から敵意むき出しの顔で俊夫をにらみつけ、こぶしを振り上げると「打倒小日本(ちっぽけな日本をやっつけろ)!」と叫んだのだ。

これには俊夫も周りの大人もビックリ。父親が鵬鵬を叱ると「だって、日本人は中国人の敵じゃないか!学校の先生がそう言ってたよ。パパたちは中国を愛していないんだ!」と言って泣き出した。「先生が言っているのは歴史の話だよ、今は日本と仲良くしなきゃ。それに俊夫は私たちの大切なお客さんなんだから」と言い聞かせると、「じゃあ、パパやママはなぜ毎日、日本製品をボイコットするなんて言ってるんだよ?学校で見せられた教育アニメでも、日本帝国主義を打倒しろって言ってたよ!」と反論した。

幸いなことに、中国語の分からない俊夫に鵬鵬と父親の会話の中身を知られることはなかった。俊夫は本当にいい子で、自分でできることは自分で全部する。礼儀正しく、大人を敬い、食事の際は全員が箸をとり、従姉が日本語で「いただきます」と言ってから自分の箸をとる。

それに比べて鵬鵬はどうだ。部屋は汚い。自分では何もしない。食事は当然のように自分が好きな料理を一人占めし、彼を溺愛する大人たちもわざわざ好物を取り分けてやる。私たちは「鵬鵬が俊夫みたいだったらいいのに」と心から思ったものだ。そんな鵬鵬もだんだん俊夫に打ち解け、2人で遊ぶことも多くなった。お互いに日本語や中国語を教え合っている姿を見て、「やっぱり、子供は子供同士だ」と安心した。

しかし最後の晩、従姉とその夫は買い物に出かけていて、私たちはみんなでテレビを見ていた。そこへ鵬鵬が得意げな顔で俊夫を連れてきて「俊夫がみんなに言いたいことがあるって」と言った。俊夫は顔を赤くしながら恥ずかしそうにほほ笑んで、たどたどしい中国語でこう言った。

「僕は死んで当然の日本人です。僕は中国人に謝ります。」

俊夫のこの言葉にその場の大人たちは全員凍りついた。鵬鵬の父親はすぐさま彼をトイレに引きずって行き、中から「パン!」と引っぱたく大きな音が聞こえた。鵬鵬は俊夫に「みんなが喜ぶ言葉がある」とだまして、あの言葉を覚えさせたのだ。

こんな小さな子供がここまで日本を憎むとは、あまりにもひどい。善良で純粋で友好的な日本の子供を前にして、中国の子供がどれほど恐ろしい敵意と憎しみを日本に抱いているかを私たちは思い知らされた。中国の愛国教育はもっと客観的で冷静であるべきではないか。

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中国人の大多数はこのような教育を受けて育ってきた。日本の商品とアニメ以外、反日教育だけが日本に対する彼らの知識なのである。

ほんの一握りの来日経験者や外国留学組の知識人においても、日本に対する知識は相当歪んでいるのが実体である。地政学的に離れ難い日・中両国である。日暮れて道遠し。それでも私は一人でも多くの、親日家でなくとも、知日派の養成に努力を継続していきたい。
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