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resize.png日本財団はハンセン病の差別撤廃を訴える応援メッセージサイト「THINK NOW ハンセン病」を開設。皆様からのメッセージを随時募集・配信しています。
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12月21日(金) [2012年12月21日(Fri)]

12月21日(金)

7:30 ジャーナリスト カビ・チョンキタボン氏

8:30 朝日新聞バンコク支局長 藤谷氏

9:30 ホテル発 モン州・モウラミャイン(Mawlamyaing)へ(車移動約7時間)

16:40 モウラミャインにあるミャンマーキリスト教ハンセン病病院と隣接するコロニー訪問

21日ハンセン病病院.JPG
ハンセン病病院

21日ハンセン病コロニーに住む ドゥ サン ティンさん.JPG
ハンセン病コロニーに住むドゥ・サン・ティンさん

21日ハンセン病コロニーに住むアウン シット夫妻.JPG
ハンセン病コロニーに住むアウン・シット夫妻

21日ハンセン病病院に入院している女性.JPG
ハンセン病病院に入院している女性



18:40 ホテル着

19:15 在ミャンマー日本国大使館 丸山市郎公使らと夕食

「ミャンマー辺境地域を行く」その2 ―カヤー州― [2012年12月21日(Fri)]

「ミャンマー辺境地域を行く」その2
―カヤー州―


カヤー州はタイと国境を接し、ミャンマーの観光地インレー湖に接する小さな州で、その約半分は少数民族武装勢力カレニー民族進歩党が支配する地域である。12月3日午前9時30分にヤンゴンの宿舎を出発し、シャン州のHe-Ho空港に12時30分に到着。そこから車で約6時間。カレニーの首都Loi Kaw(ロイコウ)の政府ゲストハウスに到着したのは、日が落ちて暗くなった午後6時30分であった。

4日 政府宿舎.JPG
ゲストハウス


少数民族武装勢力地域の訪問については、事前にミャンマー政府に旅程を通告することになっている。今回も提出したところ、宿舎の政府ゲストハウスとは何かとの問い合わせがあり、当方担当者を慌てさせた。それもそのはず、私は武装勢力カレニー民族進歩党の最高幹部の一人である幹事長との会談に訪れたにもかかわらず、州政府のゲストハウスを宿舎にしたからである。

はからずもミャンマー政府がこれらの現場の状況を把握していない実態の一部が明らかになってしまった。2012年6月の停戦以来、カレニー民族進歩党の最高幹部である副議長(議長は空席、副議長が事実上のナンバー1)を除いて、ミャンマー政府側の地域に比較的自由に往来しており、政府ゲストハウスも彼らの依頼に州政府が了解したのであった。

ちなみに、ナンバー1は今回の私たちの訪問に際しても暗殺を恐れて顔を見せなかった。まだまだ緊張関係は続いている。

ゲストハウスでの夕食を終えた後、「秘密警察もいるから、大切な話は場所を変えて我々の事務所で行いましょう」と、政府ゲストハウスから地続きで6〜70メートル先にある武装勢力側のリエゾンオフィス(連絡所)での会談となった。このリエゾンオフィスは少数民族武装勢力、一グループにつき3ヶ所、ヨーロッパの資金で建設された簡素な平屋の施設で、資金の乏しい武装勢力側が、政府との交渉のため2〜3日もかけて政府側地域に出てきた時の宿舎兼会議室に使用されていた。私を出迎えてくれたカレニー民族進歩党の最高幹部の一人も、タイ国境より2日間をかけてLoi Kaw(ロイコウ)に出向き、ここを宿舎としていた。
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